LLPW-X
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | 日本 〒170-0013 東京都豊島区南大塚3-24-4 メゾン南大塚1階 |
設立 | 2002年8月28日 |
業種 | サービス業 |
事業内容 | プロレス興行 関連企画の運営 |
代表者 | 代表取締役社長 神取しのぶ |
関係する人物 | 風間ルミ(創業者) |
外部リンク | LLPW-X公式サイト |
特記事項: 2010年9月までの本社所在地は埼玉県川口市大字神戸162。 2011年11月までの本社所在地は東京都豊島区東池袋2-63-1 東池袋パレス506。 2011年11月15日、社名を株式会社エルエルピーダブルから株式会社エルエルピーダブルエックスに変更。 |
LLPW-X(エル・エル・ピー・ダブリュー-エックス)は、日本の女子プロレス団体。
目次
1 LLPW
1.1 風間ルミ体制
1.2 第1次神取忍体制
1.3 遠藤美月体制
1.4 第2次神取忍体制
2 LLPW-X
2.1 第2次神取忍体制
3 タイトル
4 所属選手
5 過去の所属選手
6 過去のスタッフ
7 LLPW-Xプロレスバンク
8 脚注
9 外部リンク
LLPW
風間ルミ体制
1992年1月、ジャパン女子プロレスの解散後に所属選手は同団体の子会社「JWPプロジェクト」を母体にJWP女子プロレスとしての再出発を予定していた。しかし選手会が分裂してハーレー斉藤、大沢ゆかり(現:ジェンヌゆかり)、斉藤緑(現:キャロル美鳥)、二上美紀子(現:GAMI)、遠藤美月はJWPに加わらないことになった。この5人と前年にジャパン女子を退団した半田美希、穂積詩子、北村真美(現:レオ北村)のグループ、解散直前にジャパン女子を離脱した風間ルミ、神取忍が合流してLLPWを設立。旗揚げに際しては全日本女子プロレスの立野記代、長嶋美智子とジャパン女子のイーグル沢井、安田留美(現:紅夜叉)がさらに加わっている。
設立当初の会社名は株式会社レディース・レジェンド・プロ・レスリング。代表に風間が就任。現役女子選手が女子プロレス団体の代表に就任するのは日本プロレス史上初のケースだった。これには選手経験のないいわゆる「背広組」フロントに対する不信感から「男子の新日本プロレスや全日本プロレスがそうであるように選手が団体を運営すべき」という半田グループの意向があったといわれる。旗揚げ当初は自前のリングも事務所もなく、1円起業も法制上不可能であり、当時日本の社会で女性が社長になること自体珍しかった(ましてや、プロレス界では尚のこと)ことから周囲からは「女に何ができるんだ」「3ヶ月でつぶれる」などと陰口を叩かれた[1]。
1992年8月29日、後楽園ホールでLLPW(エル・エル・ピー・ダブリュー)の旗揚げ戦を開催。
シュートボクシング出身の風間、柔道出身の神取、空手を学んでいたハーレー斉藤、修斗経験者の大沢らを擁していたことから格闘技志向が強く1995年には初の女子選手によるバーリトゥード大会「L-1」を開催している。
1992年9月、ブル中野&北斗晶(全日本女子)組対工藤めぐみ&コンバット豊田(FMW)組戦に始まる団体対抗戦時代においては神取対北斗の壮絶なシングル戦や風間対北斗の敗者髪切りマッチ、LLPWのユニット「平成GUREN隊(後のG-MAX)」とFMWのユニット「猛毒隊」が合体したユニット「平成猛毒GUREN隊(後のJDスター女子プロレスのユニット「裁恐軍」を加えてユニット「平成裁恐猛毒GUREN隊(後の裁恐猛毒G-MAX)となる)」の活動、WARへの選手派遣などで話題を呼んだ。また紅夜叉のレディースや穂積のジュリアナ東京の女性客などキャラクターレスラーの投入や風間の側近的立場から一転して「理不尽クイーン」としてヒール人気を呼んだ半田やキャロル、紅、二上の同世代選手で結成したユニット「決起軍」の活躍に加えてさらに1994年、常盤貴子の主演映画「SAEKO」に藤原喜明と共に全面協力して主力レスラーが総出演するなど対抗戦に依存しない話題づくりにも尽力。
ジャパン女子解散前後の経緯からJWPとの対抗戦は行なわれず対抗戦人気が終息に向かう1997年、ジャパン女子の1989年デビュー組である紅と福岡晶(JWP)が互いに一騎討ちを呼びかけたのとジャパン女子の旗揚げメンバーだったプラム麻里子(JWP)のリング禍による急逝という2つの要因によってようやく実現。
1997年秋、二上と大向美智子を全日本女子所属選手大量離脱によって出来た女子プロレス団体の1つであるアルシオンに引き抜かれて、また2000年以降は観客減や新人の定着難に悩まされた。リングでは代表という立場からそれまで脇役に徹していた風間が沢井やフリーとして参戦していた井上貴子(2005年2月に入団)らとヒールユニット「ブラック・ジョーカー」を結成して前面に出て神取が率いるユニット「チーム・フロンティア」との抗争を展開して人気の維持を図った。
第1次神取忍体制
2002年10月1日、神取が代表に就任。これに合わせて会社名を株式会社エルエルピーダブルに改称。代表を退任した風間は2003年8月3日に引退。
韓国人女子プロレスラーのイ・ヘイランとチェ・ソーラの獲得やゲイプロレスラーによるユニット「グラマーエンジェルス」の登場など芸能人の感覚も持つ神取ならではの戦略が垣間見えていた。また大手芸能プロダクションホリプロと業務提携を結んでいる。
2007年2月、女子プロレス界全体でも約8年ぶりとなる両国国技館で興行を開催。
遠藤美月体制
2007年8月、前年に参議院議員になった神取に代わり遠藤が代表に就任。
2009年5月、遠藤が選手活動に専念するため代表を辞任。以降、代表職は空席のままとなっていた。
この頃から他団体に比べ新人選手の定着率が非常に悪く、デビューしてもすぐ退団・引退するケースが多く、沖野やアイガー以降の若手選手の確保及び育成が重要な課題となった。
年数回の後楽園ホールを含め、首都圏を中心に興行を開催しているものの団体単独での興行機会が減少。旗揚げ当初からのメンバーだった立野記代が「会社として機能していない」という理由で退団し、引退興行を自主開催するなど深刻な問題となった。その後、伊藤道場や元所属選手GAMIが率いるプロレスリングWAVEとの合同興行などに活路を見出した。またJ SPORTSでの試合中継も年々縮小され、年1回の大型興行のみとなっていた。
第2次神取忍体制
2010年9月、参議院選挙再選に失敗した神取が代表に再就任。事務所を埼玉県川口市から東京都東池袋に移転。11月、神取が新プロジェクトでLLPW再スタートを宣言。12月25日、銀座ベノアで復活興行を開催[2]。5月8日の名古屋大会以来7ヶ月ぶりの自主興行で、単独での都内開催は2009年8月16日以来約1年4ヶ月ぶりだった。復活興行は入場料を「客の言い値で1円以上」として売り上げの一部を「いじめ撲滅運動団体」に寄付、ニコニコ動画とUSTREAMでのライブ配信、井上のプロデュースによるアイドルレスラーオーディション「Volume Ⅱ」など新機軸を取り入た。なお、銀座ベノアは180名収容のパーティーホールであり、同会場での女子プロレス興行は初となった(男子はDDTプロレスリングで開催歴あり)。今後、同会場で定期的に興行を打ち、通常興行を目指すとした。
LLPW-X
第2次神取忍体制
2011年11月15日、東京都豊島区南大塚に道場「LLPW-Xプロレスバンク」を設立。それに合わせて会社名を株式会社エルエルピーダブリューエックス、団体名を「LLPW-X(エル・エル・ピー・ダブリュー-エックス)」に改称。12月4日、LLPW-Xとして最初の興行をLLPW-Xプロレスバンクで開催。
2012年、Volume Ⅱ第1期生がデビューするとともに神取忍のプロデュースによる「神取嬢」と呼ばれるアスリート系レスラープロジェクトも開始。2月14日、LLPW-Xプロレスバンクより初のニコニコ生放送(ニコニコ動画)を放送。プレミアムイベント「バレンタイン・ハート・クロス・フェスティバル」は試合のほかトークショウ、ダンス、お笑いライブ、VoLume Ⅱの公開レッスンという内容だった。12月29日、赤坂BLITZで「Brand New Start〜新たなるチャレンジ〜」を開催。井上貴子のプロデュース「Volume Ⅱ」からブリバト♡(SAKI&MIZUKI)のデビュー戦とともにLLPWの旗揚げから活動してきたハーレー斉藤の引退試合が行われた[3]。なお同所でのプロレス興行は現施設となってからは初であり旧施設を含めると1997年の国際プロレスプロモーション以来、約15年ぶりである。
2013年3月29日、LLPW-Xプロレスバンクイベントより始動。11月15日、TDCホールで「井上貴子25周年記念イベント〜闘い続ける女たち〜 プロレスvsロック」を開催。
2014年1月12日、LLPW-Xプロレスバンクでブリバト♡とプロレスリング我闘雲舞によるコラボレーションイベント「ブリリアントリング1」を開催。10月11日、両国国技館で神取忍生誕50周年記念大会「SUPER LEGEND〜伝説から神話〜」を開催[4]。
2016年10月19日、TOKYO DOME CITY HALLにて、神取忍デビュー30周年記念大会試合「MR.女子プロレス神取忍デビュー30周年記念イベント~挑戦・殻を破れ~」を開催。
2016年11月28日、11月末をもって ブリバト♡のSAKIとMIZUKIが共にLLPW-Xを退団することが発表される。これで、所属選手は休業中の沖野を除き四名となり、所属選手のみでの興行は事実上不可能な状況となっており、新人選手育成プロジェクトである「Volume Ⅱ」や「神取嬢」も新たな選手が誕生する動きが無い状態が続いている。
タイトル
- LLPW認定シングル王座
- LLPW認定タッグ王座
- LLPW認定6人タッグ王座
所属選手
- 神取忍
- 井上貴子
- 遠藤美月
沖野小百合(休業中)- アイガー
過去の所属選手
- 引退
イーグル沢井(旧:沢井知子)
ジェンヌゆかり(旧:大沢ゆかり、沙羅ゆかり)- 半田美希
- 穂積詩子
レオ北村(旧:北村真実)
キャロル美鳥(旧:斉藤緑)
紅夜叉(旧:安田留美)- 長嶋美智子
- 風間ルミ
- 山下淳
- 多和田初美
- 和田部美穂
- 佐藤めぐみ
- 西菜津美
- 野口勇気
- 桑田真理
- 小河真子
- おばっち飯塚
フランソワーズ☆(現:フランソワーズ広田)
ハーレー斉藤(旧:ハレー斎藤)
- 退団
二上美紀子(現:GAMI)- 大向美智子
- 立野記代
- 八木淳子
小山亜矢(現:亜利弥’)
レヴン寛香(旧:柳沼寛香、現:HIROKA)
- 解雇
- 青野敬子
- ブリバト♡
SAKI(退団)
MIZUKI(退団)
- グラマーエンジェルス
葉千子(1期生)(引退)
麗香(1期生)(引退)
内菜(2期生)(引退)
SAWACO(3期生)
JUKKO(3期生)
トドエ(4期生)(解雇)
盛琳(5期生)
ミラ(5期生)
過去のスタッフ
Tommy(レフェリー)
オスカル智(レフェリー)
前田絵美(レフェリー)
内田和幸(リングアナウンサー)
風間ルミ(スーパーバイザー)
LLPW-Xプロレスバンク
2011年11月15日、東京都豊島区南大塚に設立した道場。道場名は建物がかつて銀行だったことが由来。通常は練習用の道場として使用されるが、2014年よりプロレスリング我闘雲舞との合同興行やイベントプロレスを開催していた。
脚注
^ 俺たちのプロレスVOL.6 63Pより
^ “神取忍が新プロジェクトでLLPWを復活”. 日刊スポーツ (2010年11月30日). 2010年12月4日閲覧。
^ “ハーレー斉藤12・29引退試合 神取PR”. デイリースポーツ. (2012年10月31日). http://www.daily.co.jp/newsflash/ring/2012/10/31/0005493866.shtml
^ ミスター女子プロレス半世紀 神取忍が魅せるプロレスエンターテインメント!
外部リンク
- LLPW-X公式サイト
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