トーチカ
この項目では、防御陣地を指す軍事用語について説明しています。その他の用法については「トーチカ (曖昧さ回避)」をご覧ください。 この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。 ( 2016年8月 ) アルバニアのトーチカ トーチカ (ロシア語: точка )は、鉄筋コンクリート製の防御陣地を指す軍事用語。 日本語では 特火点 (とっかてん)と訳される。英語ではその形や用途から ピルボックス ( pillbox 、錠剤ケースの意)と呼ばれ、掩体壕(バンカー)の一種に分類される。 目次 1 語源 2 概要 3 トーチカに対する攻撃方法 3.1 戦車 3.2 空挺作戦 3.3 攻城砲の使用 3.4 艦砲射撃 3.5 爆撃 3.6 歩兵用重火器 4 その他 5 外部リンク 語源 トーチカ( точка )は「点」の意で、ロシア語の долговременная огневая точка (直訳で「長期的な着火点」の意)から最後の部分をとったものである。ロシア語では略して ドット ( ДОТ )とも呼ばれるが、これをラテン文字に転写すると英語で「点」( dot )という意味になるため、一種の再帰的頭字語とも言える。 概要 偽の屋根や、描かれた窓など、一般家屋に擬装されたスイスのトーチカ 海岸の岸壁に作られた穹窖式の砲台(佐田岬砲台) トーチカが城塞と区別される点は機関銃やそれに準ずる自動火器、あるいは小型高性能火砲の登場でごく小規模な単位で、敵部隊の攻撃を阻止できるようになった事である。 トーチカは、一般に円形や方形などの単純な外形で、全長が数メートルから十数メートル程度、銃眼となる開口部を除いて壁でよく保護された防御施設である。土嚢で作った壁の上に丸太類を渡して土を盛り天蓋とするだけでも簡易トーチカとすることができる。特筆すべきはコンクリート製の本格的なもので、榴弾砲の直撃にも耐えうるため、排除が困難を極めるところであり、資材が不十分な場合でも、必要とあれば現地部隊の努力で石やサンゴ礁の硬い砂、廃材な...