橋本到
東北楽天ゴールデンイーグルス #49 | |
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ヤクルト戸田球場にて(2019年) | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 宮城県仙台市 |
生年月日 | (1990-04-28) 1990年4月28日(28歳) |
身長 体重 | 172 cm 78 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 2008年 ドラフト4位 |
初出場 | 2010年4月27日 |
年俸 | 2,900万円(2018年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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派遣歴 | |
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橋本 到(はしもと いたる、1990年4月28日 - )は、秋田県秋田市生まれ、宮城県仙台市育ちのプロ野球選手(外野手)。右投左打。東北楽天ゴールデンイーグルス所属。
目次
1 来歴
1.1 プロ入り前
1.2 巨人時代
1.3 楽天時代
2 選手としての特徴
3 詳細情報
3.1 年度別打撃成績
3.2 年度別守備成績
3.3 記録
3.4 背番号
3.5 登場曲
4 脚注
5 関連項目
6 外部リンク
来歴
プロ入り前
小学校2年から鶴が森少年野球クラブで野球を始め、仙台市立鶴が丘中学校時代は東北シニアに所属(部活動は陸上)。2年時に投手兼中堅手として全国大会出場。
仙台育英高校では1年春からベンチ入りし、秋から中堅手としてレギュラーを獲得。2年春・夏、3年夏と甲子園に3度出場。3年夏は6打席連続ヒットを放つなど、甲子園通算で24打数12安打の高打率を残す。打撃に加え、俊足、強肩の走攻守3拍子が揃った選手として「みちのくのイチロー」の異名で呼ばれた[2][3]。2008年のドラフト会議において、読売ジャイアンツから4位指名され入団。大森剛スカウトからは「鈴木尚広以上の素質」、「球界を代表する1番打者に」と期待を寄せられた[4]。
巨人時代
2009年はイースタン・リーグで5月度の月間MVPを獲得。フレッシュオールスターゲームでも5打数3安打1打点1盗塁の活躍で優秀選手賞を受賞。新人ながらリーグ最多となる106試合に出場し、守備でリーグ1位タイの202刺殺、また補殺は2位の10個に大きく離して17個を記録した。
2010年はイースタンリーグ開幕戦に「1番センター」で先発出場[3]。松本哲也の負傷に伴い、4月27日に初の一軍登録。同日の中日戦でプロ初出場。4月28日に初打席に立ち、結果は振り逃げ[5]。10月には台湾で開催された第17回IBAFインターコンチネンタルカップの日本代表に選ばれ、7試合に先発出場した[6]。また、11月から12月末までオーストラリアン・ベースボールリーグに参加した[7]。
2011年は背番号が「65」に変更。春季キャンプで強肩を披露し、原辰徳監督から「スローイングはチームでトップクラス」と評される[8]。8月23日にシーズン2度目の一軍昇格を果たすと、プロ初盗塁と初安打を記録。シーズン終了まで守備固めとして一軍に残り、クライマックスシリーズにも出場した[9]。
2012年から背番号が「32」に変更。一軍出場はなく、2軍では打率.307[10]。10月には宮崎フェニックス・リーグに参加した。
2013年は自身初の開幕一軍入り、二軍降格と再昇格を繰り返した後、7月30日の東京ヤクルトスワローズ戦に「二番・右翼」で先発出場した。8月7日の横浜DeNAベイスターズ戦で先発・須田幸太からプロ初本塁打。日本シリーズでは初戦と第2戦に先発出場したが5打数無安打に終わった。イースタン・リーグでは78試合出場で打率.327、守備率.994、デイリースポーツ選定の技能賞を受賞した[11]。
2014年は阪神との開幕戦でプロ初の開幕スタメンを勝ち取り、能見篤史から決勝2点タイムリー二塁打。5月8日の試合で守備中に左太ももの肉離れを起こし約2ヶ月間離脱。7月15日のヤクルト戦で8回に復帰後初安打を打ち、延長12回には引き分け寸前の2死二塁から右前に自身初のサヨナラタイムリーを打った。8月30日のDeNA戦ではプロ野球史上14人目の1試合5三振を記録。その前日から7打席連続で、セ・リーグの野手では1975年のデーブ・ジョンソンの8打席連続のワースト記録にあと1と迫ったが、翌日の第1打席で二塁打を放ち連続三振記録をストップさせた。2014年は自己最多の103試合に出場し、契約更改では倍増となる2800万円でサインした。
2015年3月に元保育士の女性と結婚[12]。開幕直後の3月30日に二軍落ちしたが、4月16日のDeNA戦では相手先発の高崎健太郎との相性の良さを買われ一軍再昇格し即プロ入り初の3番に抜擢され、1号2ランを含む3安打3打点の活躍でお立ち台に上がった[13]。しかしシーズン通しては打撃の調子は上がらず成績は前年を大きく下回った。
2016年は、シーズン当初は二軍で迎え、途中で一軍昇格すると「2番・中堅」でシーズン後半はスタメン出場を続けたが、打率は.233。2017年は、陽岱鋼や石川慎吾の加入もあり先発出場が激減し、打率は.267、6打点。
2018年は一軍出場はなかった。
楽天時代
2018年11月2日に東北楽天ゴールデンイーグルスに金銭トレードで移籍することが発表された[14]。
選手としての特徴
小柄ながら俊足・強肩・好打と三拍子そろった外野手[15]。遠投120メートルの強肩と50メートル走6秒0の俊足を武器とする[16]。原監督から「守備力、肩の強さでは巨人で1、2番」と高い評価を得ており[17]、本人も「肩が一番のアピールポイント」と語る。一方で、一軍の大舞台でも緊張せず普段通りのプレーをみせることが課題[18]。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 | 球 団 | 試 合 | 打 席 | 打 数 | 得 点 | 安 打 | 二 塁 打 | 三 塁 打 | 本 塁 打 | 塁 打 | 打 点 | 盗 塁 | 盗 塁 死 | 犠 打 | 犠 飛 | 四 球 | 敬 遠 | 死 球 | 三 振 | 併 殺 打 | 打 率 | 出 塁 率 | 長 打 率 | O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2010 | 巨人 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 |
2011 | 33 | 30 | 26 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 3 | 2 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 10 | 0 | .192 | .250 | .192 | .442 | |
2013 | 35 | 111 | 92 | 9 | 22 | 3 | 1 | 1 | 30 | 8 | 3 | 3 | 10 | 1 | 7 | 0 | 1 | 30 | 0 | .239 | .297 | .326 | .623 | |
2014 | 103 | 402 | 351 | 47 | 90 | 14 | 0 | 4 | 116 | 35 | 11 | 2 | 14 | 2 | 32 | 0 | 3 | 78 | 5 | .256 | .322 | .330 | .653 | |
2015 | 68 | 151 | 137 | 19 | 30 | 11 | 1 | 1 | 46 | 10 | 4 | 1 | 3 | 1 | 9 | 0 | 1 | 35 | 1 | .219 | .270 | .336 | .606 | |
2016 | 74 | 259 | 219 | 27 | 51 | 15 | 1 | 2 | 74 | 20 | 7 | 3 | 20 | 0 | 20 | 0 | 0 | 45 | 4 | .233 | .297 | .338 | .635 | |
2017 | 78 | 139 | 120 | 19 | 32 | 7 | 1 | 1 | 44 | 6 | 3 | 2 | 6 | 1 | 11 | 0 | 1 | 30 | 2 | .267 | .331 | .367 | .698 | |
NPB:7年 | 393 | 1093 | 946 | 126 | 230 | 58 | 4 | 9 | 315 | 79 | 31 | 13 | 55 | 5 | 81 | 0 | 6 | 229 | 12 | .243 | .305 | .333 | .638 |
- 2018年度シーズン終了時
年度別守備成績
年 度 | 球 団 | 外野 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | ||
2010 | 巨人 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 |
2011 | 22 | 12 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
2013 | 31 | 43 | 1 | 0 | 1 | 1.000 | |
2014 | 102 | 185 | 5 | 1 | 1 | .995 | |
2015 | 51 | 77 | 4 | 1 | 0 | .988 | |
2016 | 70 | 138 | 3 | 1 | 0 | .993 | |
2017 | 66 | 43 | 1 | 2 | 0 | .957 | |
通算 | 344 | 498 | 14 | 5 | 2 | .990 |
- 2018年度シーズン終了時
記録
- 初記録
- 初出場:2010年4月27日、対中日ドラゴンズ4回戦(ナゴヤドーム)、9回裏にアレックス・ラミレスに代わり左翼手で出場
- 初打席:2010年4月28日、対中日ドラゴンズ5回戦(ナゴヤドーム)、9回表に平井正史から振り逃げ
- 初盗塁:2011年8月26日、対広島東洋カープ16回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、9回表に二盗(投手:デニス・サファテ、捕手:倉義和)
- 初安打:2011年8月31日、対横浜ベイスターズ14回戦(富山市民球場アルペンスタジアム)、8回裏に山口俊から右前安打
- 初先発出場:2011年9月25日、対阪神タイガース21回戦(阪神甲子園球場)、8番・中堅手で先発出場
- 初打点:2013年7月31日、対東京ヤクルトスワローズ12回戦(東京ドーム)、6回裏に木谷良平から左前適時打
- 初本塁打:2013年8月7日、対横浜DeNAベイスターズ13回戦(横浜スタジアム)、3回表に須田幸太から中越2ラン
- その他記録
- 1試合5三振:2014年8月30日、 対横浜DeNAベイスターズ戦(横浜スタジアム) ※NPBタイ記録、史上14人目[19]
背番号
94 (2009年 - 2010年)
65 (2011年)
32 (2012年 - 2018年)
49 (2019年 - )
登場曲
- 「君のそばに」かりゆし58(2011年)
- 「カロン」ねごと(2013年)
- 「make it happen」安室奈美恵 feat. AFTERSCHOOL(2013年)
- 「What Makes You Beautiful」One Direction(2014年 - 2018年)
- 「Live While We’re Young」One Direction(2014年 - 2018年)
脚注
^ 巨人 - 契約更改 - プロ野球.日刊スポーツ.2018年6月3日閲覧。
^ 2008年11月19日 スポーツ報知 「ドラ4橋本、尚広に弟子入り志願」
- ^ ab巨人橋本、将来の1番候補が奮闘中 nikkansports.com 2010年4月27日
^ 2008年11月19日 スポーツ報知 「巨人ドラ4・橋本“鈴木尚超え”狙う!」
^ 【巨人】橋本プロ初打席は…振り逃げ! nikkansports.com 2010年4月28日
^ Intercontinental Cup - 2010 - Taipei - Japan
^ 【巨人】亀井、金刃ら豪州Lに参加 nikkansports.com 2010年11月5日
^ 【巨人】橋本の強肩に原監督「見事!」 nikkansports.com 2011年2011年2月10日
^ 【巨人】橋本「レギュラーとる」 nikkansports.com 2011年11月2日
^ 【巨人】1軍出場ゼロ橋本、50万円ダウン 日刊スポーツ 2012年11月16日
^ 今村投手が最高勝率、橋本選手が技能賞 イースタンのタイトル表彰 Yomiuri Giants Official Web Site 2013年11月26日
^ 巨人・橋本結婚!開幕前にケジメ「気を引き締めてスタメン目指す」
^ 橋本、原監督ズバリ!初3番で3安打1号「ボク自身開幕」
^ 【巨人】橋本到、楽天に電撃金銭トレードで移籍 地元・仙台で再出発へ - スポーツ報知、2018年11月02日配信、同日閲覧
^ 橋本が久々1軍、強肩もアピール 巨人4―1ヤクルト プロ野球 朝日新聞 2013年7月31日
^ “みちのくのイチロー”橋本 昇格即レーザー補殺「見せ場だな、と」 Sponichi Annex
^ G橋本到、昇格即スタメンでレーザー&2安打!3/3ページ サンスポ 2013年7月31日
^ 巨人4連勝、橋本レーザーで魅せた! 日刊スポーツ 2013年7月31日
^ 巨人・橋本 屈辱の1試合5三振 前日からは7打席連続…スポーツニッポン2014年8月31日配信
関連項目
- 宮城県出身の人物一覧
- 読売ジャイアンツの選手一覧
- 東北楽天ゴールデンイーグルスの選手一覧
- メルボルン・エイシズの選手一覧
外部リンク
個人年度別成績 橋本到 - NPB.jp 日本野球機構- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
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