国立映画アーカイブ












国立映画アーカイブ(英:National Film Archive of Japan、英略称:NFAJ)は、独立行政法人国立美術館が運営する、日本で唯一の国立映画機関である。




目次






  • 1 概要


  • 2 沿革[2]


  • 3 京橋本館


    • 3.1 2F 長瀬記念ホール OZU/B1F 小ホール


    • 3.2 7F 展示室


    • 3.3 4F 図書室




  • 4 相模原分館


  • 5 刊行物


  • 6 文化財


  • 7 脚注


  • 8 外部リンク





概要


京橋本館、および相模原分館から構成される。


東京国立近代美術館フィルムセンターから2018年4月に独立し、日本で6館目の国立美術館、国立映画アーカイブとして開館した。「映画を残す、映画を活かす。」をミッションに、映画フィルムや映画関連資料を可能な限り収集し、その保存・研究・公開を通して映画文化の振興をはかることを目的としている[1]



沿革[2]




  • 1952年(昭和27年)-文部省設置法(法律第168号)により国立近代美術館(昭和42年以降は東京国立近代美術館)が設置され、事業課普及広報係の事業の一つとして、国立機関としては初めて映画事業(フィルム・ライブラリー)が開始される。建物は東京・京橋の旧日活本社ビルを改装工事して利用。


  • 1970年(昭和45年)-東京国立近代美術館フィルムセンター開館。


  • 1984年(昭和59年)9月3日-フィルムセンター5階より出火し、建物の一部と外国映画フィルムの一部320作品を焼失。


  • 1986年(昭和61年)-フィルムセンター相模原分館(現「映画保存棟Ⅰ」)が竣工。


  • 1989年(平成1年)-国際フィルムアーカイブ連盟(FIAF)にオブザーバーとして加盟。


  • 1993年(平成5年)-国際フィルムアーカイブ連盟(FIAF)に正会員として加盟。


  • 1995年(平成7年)-フィルムセンターを新たに開館(現 国立映画アーカイブ本館)。


  • 2011年(平成23年)-相模原分館に増築棟(現「映画保存棟Ⅱ」)を竣工。


  • 2014年(平成26年)-相模原分館に重要文化財映画フィルム等を専用に保管する「映画保存棟Ⅲ」を竣工。


  • 2018年(平成30年)-独立行政法人国立美術館の6番目の館「国立映画アーカイブ」として設立。



京橋本館


2つの上映ホールと展示室、図書室を備えた公開施設である。



2F 長瀬記念ホール OZU/B1F 小ホール


監督、俳優、製作国、ジャンル、時代など、多様なテーマにあわせた特集上映を行っている。


ホール概要[3]


2F 長瀬記念ホール OZU



  • 座席数-310

  • 床面積-306㎡

  • スクリーン(布地)-4.60m×9.70m

  • スタンダード(1:1.37)-4.00m×5.50m

  • ヨーロピアン・ビスタ(1:1.66)-4.00m×6.64m

  • アメリカン・ビスタ(1:1.85)-4.00m×7.40m

  • シネマスコープ(1:2.35)-4.00m×9.40m

  • 映写機-Kinoton FP75ES(70mm/35mm兼用2台)、Kinoton FP38E(16mm専用にカスタマイズしたもの2台)、NEC製NC3240S 4Kプロジェクター

  • 映写距離-23.00m


B1F 小ホール



  • 座席数-151

  • 床面積-190㎡

  • スクリーン(布地)-3.30m×8.70m

  • スタンダード(1:1.37)-3.00m×4.11m

  • ヨーロピアン・ビスタ(1:1.66)-3.00m×4.98m

  • アメリカン・ビスタ(1:1.85)-3.00m×5.55m

  • シネマスコープ(1:2.35)-3.00m×7.05m

  • 映写機-Kinoton FP38E(35mm/16mm兼用2台)、NEC製NC3200S 2Kプロジェクター

  • 映写距離-16.60m



7F 展示室


常設展「NFAJコレクションでみる 日本映画の歴史」のほか、さまざまな切り口から映画文化を発信する企画展を併設。



4F 図書室


映画図書を専門としており、和・洋書の単行本、国内外の映画祭図録や映画雑誌を閲覧室で読むことができる。



相模原分館


保存庫を主とした3棟の映画保存棟からなり、映画フィルム及び映画関連資料を保護している。フィルムは、1缶ずつフィルム缶を格納できる可動棚で24時間空調システムによる管理のもと安全に保管されている。



刊行物


館が行う事業や企画の解説などを掲載する機関誌「NFAJニューズレター」(季刊)を発行している。(1995年から2018年3月までは、「NFCニューズレター」として刊行)



文化財


重要文化財[4]



  • 『紅葉狩』(35㎜可燃性デュープネガ・フィルム、342フィート13コマ)

  • 『史劇 楠公訣別』(35mm可燃性オリジナル・ネガフィルム、1,053フィート)

  • 『小林富次郎葬儀』(35mm可燃性オリジナル・ネガ1巻[436フィート13コマ]、35mm可燃性上映用ポジ1巻[444フィート13コマ])



脚注


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  1. ^ NFAJニューズレター 第1号:2018年4-6月号. 国立映画アーカイブ. (2018). p. 2. 


  2. ^ “国立映画アーカイブの歴史 | 国立映画アーカイブ” (日本語). www.nfaj.go.jp. 2018年11月17日閲覧。


  3. ^ “施設紹介 | 国立映画アーカイブ” (日本語). www.nfaj.go.jp. 2018年11月17日閲覧。


  4. ^ “映画フィルムの重要文化財指定 | 国立映画アーカイブ” (日本語). www.nfaj.go.jp. 2018年11月17日閲覧。




外部リンク







  • 公式ウェブサイト


  • 【公式】国立映画アーカイブ 広報 (@NFAJ_PR) - Twitter


  • 国立映画アーカイブ 広報 - Facebook





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