ローザンヌ
ローザンヌ Lausanne | |||
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位置 | |||
ローザンヌの位置 | |||
座標 : 北緯46度31分0秒 東経6度38分0秒 / 北緯46.51667度 東経6.63333度 / 46.51667; 6.63333 | |||
行政 | |||
国 | スイス | ||
州 (Canton) | ヴォー州 | ||
郡 (District) | ローザンヌ郡 | ||
基礎自治体(commune) | ローザンヌ | ||
地理 | |||
面積 | | ||
基礎自治体(commune)域 | 41.37 km2 (16 mi2) | ||
標高 | 495 m (1,624 ft) | ||
人口 | |||
人口 | (2015年12月現在) | ||
基礎自治体(commune)域 | 135,629[1]人 | ||
人口密度 | 3,300人/km2(8,500人/mi2) | ||
その他 | |||
等時帯 | 中央ヨーロッパ時間 (UTC+1) | ||
夏時間 | 中央ヨーロッパ夏時間 (UTC+2) | ||
郵便番号 | 1000-1008 | ||
市外局番 | 5586 | ||
公式ウェブサイト : www.lausanne.ch/ |
ローザンヌ(フランス語・ドイツ語: Lausanne フランス語: [lozan][2]ドイツ語: [loˈzan][3]、イタリア語・ロマンシュ語: Losanna イタリア語: [loˈzanna])は、スイスのヴォー州に属する基礎自治体(コミューン) で、同州の州都。フランス語圏に属する。
目次
1 概要
2 歴史
2.1 近代
3 観光
4 教育
5 交通
5.1 鉄道
5.2 バス
5.3 定期航路
6 ローザンヌ生まれの人物
7 姉妹都市
8 ギャラリー
9 脚注
10 外部リンク
概要
レマン湖の北岸に位置する[4]。近隣の主要都市としては、約80km北東にベルン、レマン湖に沿って約50km南西にジュネーヴが位置する。
国際オリンピック委員会(IOC)の本部が置かれており、「オリンピックの首都(Olympic Capital)」とも言われる。2020年冬季ユースオリンピックの開催地となっている。
国際柔道連盟(IJF)、国際スケート連盟(ISU)、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の本部もここに置かれている。
スイス連邦の連邦最高裁判所が置かれ、同国の「司法首都」となっている。
1973年より、若手バレリーナの登竜門として知られるローザンヌ国際バレエコンクールが開催されていることでも知られる。
歴史
古代ローマ人が軍の野営地を、レマン湖の近く、現在のヴィディ(Vidy)やウシー(Ouchy)周辺に建て、Lousonnaと呼んだ。また丘の上の城壁は"'Lausodunon"または"Lousodunon"と呼んだ。
ローマ帝国が崩壊し、安全上の問題から、街の中心が防御により適した現在の場所に移った。街はサヴォイア家とローザンヌ司教の支配を受けた。1536年から1798年まで、ベルンの支配下に入り、教会に掛けられていたタペストリーを含む数多くの文化的な宝物が永久的に持ち去られた。ローザンヌはそれらを取り戻そうと、何度も要求している。ナポレオン戦争の間に状況が変化し、誓約者同盟、すなわちスイス連邦に加わり、1803年に新しく形成されたヴォー州の州都となった。
近代
1923年、この地でローザンヌ条約が成立し、トルコが屈辱的なセーヴル条約を廃して主権を回復した。
1950年代から70年代にかけて、数多くのイタリア人、スペイン人、ポルトガル人が移住してきた。その多くはレナン(Renens)の工業地区に居住し、地方議会を形成した。
街は伝統的に穏やかであったが、1960年代と70年代初期に、若者のデモが連続してあり、警官隊と衝突を起こした。その後、映画のチケットが高すぎることに抗議するためのデモがあった。その後、2003年の主要国首脳会議への抗議が起きるまで、街は穏やかそのものであった。
観光
オリンピック博物館(Musée Olympique) - 過去のオリンピック大会に関する様々な記念品が展示されている世界で唯一の博物館。
ローザンヌ大聖堂 - ゴシック様式の聖堂。鐘楼からは市街やレマン湖が一望できる[5]。
アール・ブリュット・コレクション(Collection de l'Art Brut) - フランスの画家ジャン・デュビュッフェが集めたアール・ブリュットの作品を展示する美術館。- ウシー城
- MUDAC近代美術館
教育
ローザンヌは世界クラスの教育機関がいくつかあることでも有名である。
スイス連邦工科大学ローザンヌ校(ローザンヌ工科大学とも、École Polytechnique Fédérale de Lausanne、EPFL)
ローザンヌ大学(Université de Lausanne、UNIL) - 1537年開設の由緒ある大学。タイ国王ラーマ9世が留学していたことでも知られる。
国際経営開発研究所(IMD、International Institute for Management Development) - 国際MBAのビジネススクールとして高名。- ローザンヌホテル経営科大学(:Ecole hôtelière de Lausanne)
交通
鉄道
スイス連邦鉄道(CFF) - ローザンヌ駅には、ジュネーヴ、ベルン等のスイス各地を結ぶ路線や、フランス、ドイツ、イタリア等に至る国際線が発着。また、RER(Sバーン)の一種であるヴォー州RER(Réseau Express Vaudois、RER Vaudois)により、ローザンヌ駅を中心とした近郊電車のネットワーク7路線が運行されている。
- ローザンヌ地下鉄(Métro de Lausanne)
- m1 - 1991年5月24日開通に開通したライトレール規格の地下鉄。中心部のローザンヌ・フロン駅からレマン湖畔のUNIL、EPFL等を経て西郊のレナン駅を結ぶ。ローザンヌ・フロン駅でm2に、レナン駅でCFFに接続。
- m2 - 2008年10月27日、レマン湖畔のウシー駅から丘陵のクロワゼット駅を南北に結ぶ路線として開通した。ウシー駅からローザンヌ・フロン駅までは、1877年に開通し2006年に運行を終了したかつてのローザンヌ・ウシー地下鉄(Métro Lausanne–Ouchy)の路線を利用して建設された。m1及びLEBとはローザンヌ・フロン駅で、CFFとはローザンヌ駅で接続。
- ローザンヌ-エシャラン-ベルシェ鉄道(Chemin de fer Lausanne-Échallens-Bercher、LEB) - ローザンヌ・フロン駅からエシャラン駅を経て北部のベルシェ駅までを結ぶ。
バス
ローザンヌ地域公共交通(Transports Publics de la région Lausanne、TL)[6]によってトロリーバス及びバスが運行されている。
定期航路
レマン湖畔のウシーからは、対岸のフランス・エヴィアン=レ=バンへの定期航路がある。
ローザンヌ生まれの人物
アレホ・カルペンティエル - キューバの小説家
バンジャマン・コンスタン - 小説家・思想家
スタニスラス・ワウリンカ - 男子プロテニス選手
ステファヌ・シャピュイサ - サッカー選手
シャルル・デュトワ - 指揮者
エゴン・フォン・ファーステンバーグ - ファッションデザイナー
ウボンラット - ラーマ9世の娘
テオフィル・アレクサンドル・スタンラン - 画家
フェリックス・ヴァロットン - 画家
ベルナール・チュミ - 建築家
アンヌ=マリー・ミエヴィル - 映画監督、映画製作会社「ペリフェリア」社長
イヴ・イェルサン - 映画監督
ヴァンサン・ペレーズ - 俳優
姉妹都市
オシエク、クロアチア
ギャラリー
脚注
^ Ständige und nichtständige Wohnbevölkerung nach institutionellen Gliederungen, Geburtsort und Staatsangehörigkeit スイス連邦統計局、2017年1月29日閲覧。
^ クラウン仏和辞典、三省堂。
^ 現代独和辞典、三修社。
^ 川口マーン惠美 『世界一豊かなスイスとそっくりな国ニッポン』 講談社、2016年、124頁。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit}.mw-parser-output .citation q{quotes:"""""""'""'"}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/65/Lock-green.svg/9px-Lock-green.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg/9px-Lock-gray-alt-2.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/aa/Lock-red-alt-2.svg/9px-Lock-red-alt-2.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .cs1-subscription,.mw-parser-output .cs1-registration{color:#555}.mw-parser-output .cs1-subscription span,.mw-parser-output .cs1-registration span{border-bottom:1px dotted;cursor:help}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4c/Wikisource-logo.svg/12px-Wikisource-logo.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output code.cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:inherit;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;font-size:100%}.mw-parser-output .cs1-visible-error{font-size:100%}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#33aa33;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-subscription,.mw-parser-output .cs1-registration,.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left,.mw-parser-output .cs1-kern-wl-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right,.mw-parser-output .cs1-kern-wl-right{padding-right:0.2em}
ISBN 978-4-06-272965-9。
^ 『地球の歩き方 2016〜17 スイス』 ダイヤモンド・ビッグ社、2016年、306頁。
ISBN 978-4-478-04886-3。
^ Transports Publics de la région Lausanne
外部リンク
- 公式
ローザンヌ市公式サイト (フランス語)(英語)
- 観光
ローザンヌ観光局 (日本語)
スイス政府観光局 - ローザンヌ (日本語)
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