佐竹敬久
日本の政治家 さたけ のりひさ | |
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2013年7月18日、秋田県立野球場にて | |
生年月日 | (1947-11-15) 1947年11月15日(71歳) |
出生地 | 秋田県仙北郡角館町(現仙北市) |
出身校 | 東北大学工学部卒業 |
前職 | 秋田市長 |
現職 | 秋田県知事 |
所属政党 | 無所属 |
称号 | 工学士 |
公式サイト | 秋田県知事 佐竹のりひさ 公式Webサイト |
公選第17-19代 秋田県知事 | |
当選回数 | 3回 |
在任期間 | 2009年4月20日 - 現職 |
第33-34代 秋田市長 | |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2001年7月8日 - 2009年2月24日 |
佐竹 敬久(さたけ のりひさ、1947年11月15日 - )は、日本の政治家。秋田県知事。自治体国際化協会副会長。元秋田市長、前全国市長会会長。佐竹北家の末裔で21代目にあたる[1]。秋田県仙北郡角館町(現在の仙北市)出身。
目次
1 経歴
2 人物
3 家系
3.1 系図
4 不祥事
5 CM
6 参考文献
7 関連項目
8 脚注
9 外部リンク
経歴
秋田県仙北郡角館町[1](現・仙北市)に生まれる。1966年(昭和41年)3月、秋田県立角館高等学校卒業。1971年(昭和46年)3月、東北大学工学部[1]精密工学科卒業。1972年(昭和47年)3月、秋田県庁に入庁し県庁職員(地方公務員)として勤務。商工部門、地方行政部門を担当し、工業振興課長、地方課長、総務部次長を歴任。1997年(平成9年)の秋田県知事選出馬のために県庁を退職後、12月に地域経済研究会設立。
2001年(平成13年)7月、秋田市長選挙に立候補、当選した。2005年(平成17年)に再選[2]。市長当選後、秋田県市長会会長、全国市長会副会長、全国市長会財政委員長、政府税制調査会委員、全国市長会会長などを歴任する。
2009年(平成21年)2月23日、任期を約5か月残して一身上の理由で辞職願を提出し、2月24日の市議会にて全会一致で承認され、辞職した。全国市長会会長職もこれに伴って失職となり、当面は後継を置かずに副会長9名が職務を分掌する形を取った。
その後、自民・社民県連などの支持を得て秋田県知事選挙(2009年4月12日投開票)に出馬し、民主県連などの支持を受けた川口博などを破り、初当選を果たした[3][4]。
2013年には2期目を目指して出馬を表明し、3月21日の選挙告示日に立候補手続きを行うも、対立候補が現れずに無投票での再選となった[5]。
2017年4月9日に投開票が行われた県知事選では、公明・社民・自民県連から支持を受け、無所属の前知事寺田典城、日本共産党公認の同党県副委員長山内梅良を破り3選を決めた[6]。(投票率は56.83%)
人物
猫好きで、秋田市長時代、公舎で5匹の猫を飼っていた[1]。2013年2月には、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領から、サイベリアンが贈られた[7]。公舎でサイベリアンを寄贈された時点で、サイベリアンを含め8匹の猫を飼っている[8]。- 秋田県知事在任中2011年4月12日の記者会見中に体調不良を訴え、会見を途中で打ち切った。県は脳疾患を否定する説明をしていたが、14日から脳出血で入院することとなった[9]。この疾患に伴い体重が減少したことが原因で、2015年10月31日、南米歴訪から帰国の際、経由地サンパウロの空港の入国審査にてパスポート写真と顔が違うと指摘され、別室で事情を聴かれた[10]。
- 秋田県知事在任中の2011年11月17日には、秋田放送を含む日本テレビ系列局で放送された『秘密のケンミンSHOW』(読売テレビ制作)内の連続転勤ドラマ「辞令は突然にsecond season ~奥様はさすらいの女子アナ編~」秋田編第2話において、「美人を育てる秋田米」のPRを目的に「秋田県知事 佐竹敬久」名義で特別出演。出演シーンでは、黛英里佳が演じる「『エビス堂☆金』(秋田放送テレビが平日の夕方に放送中の情報番組)のリポーターに就任したばかりの既婚女性アナウンサー・東はるみ」に対して、同局の本社で県内産のあきたこまちを進呈した[11]。
- 秋田県知事在任中の2013年11月10日から(秋田県を含む)日本全国で放送されている「龍角散ののどすっきり飴」のテレビCMでは、「秋田県知事 佐竹敬久」という名義で、殿様に扮して台詞付きで香川照之と共演。日本の現職知事では初めて、公職選挙法に抵触しない範囲で民間企業のCMへの出演を果たした。この出演の背景には、江戸時代末期に佐竹藩へ御典医として仕えた藤井正亭治が当時の藩主・佐竹義堯(佐竹氏宗家第30・32代当主)の喘息治療を目的に「龍角散」を改良したことや、「のどすっきり飴」の主成分・カミツレの栽培に関して龍角散が美郷町と連携協定を締結したことなどが挙げられている[12][13][14][15][16]。
家系
佐竹北家は清和源氏の名門佐竹氏の分家にあたり、江戸時代には秋田藩の角館の統治を行っており、明治時代には男爵に叙せられた。実際には養子につぐ、養子である。
敬久は、外祖父である第20代当主・佐竹敬治郎(第18代当主・佐竹義尚の次男)から家督を受け継ぎ、第21代当主となった。尚、長男は死亡した。
父方は、和井内家の血筋[1]。曽祖父は和井内貞行。
系図
佐竹義重-岩城貞隆-佐竹義隆-義処-相馬叙胤-徳胤-恕胤-祥胤-樹胤-根来盛実-(北家)佐竹義尚-敬治郎-女子(和井内貞二郎妻)-敬久
不祥事
2017年7月22日から秋田県全域で大雨が降り、避難準備警報が出される中、県庁OB4人と私用で宮城県大崎市に出かけて宿泊していた。翌23日に県庁で開かれた緊急の対策会議には戻れずに欠席となった。県は当初、知事は公務出張と発表していたが、後に私用による旅行であることを認めた[17]。その後知事は7月26日に緊急の記者会見を開き、一緒にゴルフをした相手を「友人」と説明したのは虚偽だったと認め、同行した県の産業労働部長と観光文化スポーツ部長を「かばう気持ちがあった」と述べた。辞任については「態度を改めて仕事をし、県政の進展で今回のことを挽回したい」と否定した。知事によると、自らの発案で部長や県庁職員OBに参加を呼び掛け、知事と部長2人、OB4人の計7人だったという[18][19]。同じく7月26日に、株式会社龍角散は、佐竹が出演している龍角散のCMについて民放各社に放映中止を要請し、続いて自社公式サイトから当該CMの動画を削除した[20]。同社は、豪雨被害を受けた秋田県民の感情に配慮した、と説明した[20]。
- CMの放映中止について読売新聞の取材を受けた佐竹は陳謝の意を表明した[20]。10月6日、佐竹が提案した佐竹の給与3カ月分と冬のボーナス(計507万円)を不支給とする条例案が、県議会で可決された[21]。
CM
- 龍角散
参考文献
花田昭著、北浦編年史
秋田人名大事典の179ページ
関連項目
- 華族ゆかりの人物・団体
脚注
- ^ abcde('09知事選 あしたを描く)4氏の歩み・素顔は 朝日新聞 2009年4月1日秋田版全県版 朝刊27ページ
^ 47NEWS 秋田市長に佐竹氏再選 4万9千票の大差 『共同通信』2005年6月19日
^ 47NEWS 秋田県知事に自民系の佐竹氏 千葉に続き民主連敗 『共同通信』2009年4月13日
^ 動画ニュース 自民系の佐竹氏が初当選 『共同通信』2009年4月13日
^
佐竹氏が無投票再選=秋田知事選 時事通信 2013年3月21日閲覧
^ 秋田県知事選 佐竹敬久氏が3選 産経新聞 2017年4月9日
^ プーチン露大統領:佐竹・秋田県知事に猫寄贈 来日から半年…やっと秋田に - 毎日新聞(2013年2月6日)
^ 秋田県公式webサイト 知事記者会見(平成25年1月15日)より、記者からの「何匹目の猫になるのか?」という問いに「公舎に7匹いる」と回答した
^ “佐竹・秋田知事が脳出血で入院”. ロイター. (2011年4月14日). http://jp.reuters.com/article/2011/04/14/idJP2011041401001142 2015年11月26日閲覧。
^ “佐竹知事、南米の空港で聴取 病気で痩せ、パスポートと“別人””. さきがけ on The Web. (2015年11月25日). http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20151125d 2015年11月26日閲覧。
^ はるみの裏日記 - 黛英里佳公式ブログ「黛英里佳のま~え~か~」(2011年11月17日)
^ 秋田知事、先祖返り“佐竹の殿様”役でCM出演 縁深い龍角散 - MSN産経ニュース(2013年11月8日)。ちなみに、佐竹が出演したCMには、「美郷町と連携協定を結びました」という字幕を入れている。
^ 秋田の佐竹知事「褒美は何がよい?」 殿様役でCM出演
^ 佐竹知事、CMで殿様役=秋田県〔地域〕
^ 秋田知事がCM出演 「ギャラは昼食の弁当1個」
^ 佐竹知事、殿様役でのど飴CM出演 10日から全国放送
^ [1] - NHK NEWS WEB「秋田県知事 私用で県外に宿泊 大雨の緊急会議に出られず」(2017年7月24日)
^ “大雨時の秋田知事のゴルフ、部長2人と一緒だった 虚偽説明か”. 産経新聞 (2017年7月26日). 2017年7月26日閲覧。
^ “秋田大雨 「かばう気持ち」で虚偽説明 佐竹知事辞任否定”. 毎日新聞 (2017年7月26日). 2017年7月26日閲覧。
- ^ abc“秋田県知事出演のCM、製薬会社が放送中止要請”. 読売新聞 (2017年7月29日). 2017年8月4日閲覧。
^ “秋田知事の減給案可決 ゴルフ問題で507万円”. 産経新聞 (2017年10月6日). 2017年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月19日閲覧。
外部リンク
- 秋田県知事 佐竹のりひさ 公式Webサイト
- ほぼ日刊イトイ新聞 はじめまして、秋田県知事。ネコの話をしにきましたのニャ!
公職 | ||
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先代: 寺田典城 | 秋田県知事 公選第17・18代:2009年 - | 次代: 現職 |
先代: 石川錬治郎 | 秋田市長 公選第33・34代:2001年 - 2009年 | 次代: 穂積志 |
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