映画プロデューサー








映画プロデューサー(えいがプロデューサー、film producer)は、映画を企画、立案し、作品にする総合責任者である。




目次






  • 1 概要


  • 2 主な役割


  • 3 その他のプロデューサー


  • 4 プロデュースを学べる学校


  • 5 関連項目





概要


日本映画では「製作」や「企画」と表記されることもある。また近年は特にその職域が広くなっていることもあり、プロデューサーとしての職分を複数で分担する場合が大半である。エンドロールでは、「プロデューサー」として連名で表示されることもあるし、「協力プロデューサー」「プロデューサー補」等とされることもある。


外国映画のExecutive Producer(製作総指揮)は、ここで定義する映画プロデューサーとは、必ずしも一致しない[要出典]。映画製作において具体的な実務内容が定められておらず、一般には、プロデューサーに対して社会的経済的信用を付与する存在(日本的に言えば「後見人」)と理解されている[要出典]。出資を伴う事もあれば、映画プロデュースを全面的に指揮している場合もあり、最高責任者である。


近年のハリウッドでは「リメイク作」や「アメコミの映画化」などで「映画の元となる作品の権利を持つ人物」は、その作品にタッチしていなくても権利者として「エグゼクティブ・プロデューサー」にクレジットされる慣習となっている[要出典]


これに対し、邦画におけるエグゼクティブ・プロデューサーは、洋画と同じ意味合いで使われる場合もあるが、「複数のプロデューサーの中の筆頭者」を意味する場合もある。




主な役割



  • 企画立案


  • 資金調達(出資者候補との交渉、確保)

  • プロデューサーチームの編成


  • 脚本家や映画監督、その他のスタッフ選び


  • キャスト選び

  • 準備から撮影、音楽、仕上げ、作品の完成までの全ての工程の包括的管理


  • 配給、販売サイドとの交渉

  • 資金の流れの管理


  • ファイナル・カットの権限



その他のプロデューサー


企画者・製作者をプロデューサーと呼び、業務、ライン上のランク等でプロデューサーを区分する場合がある。




  • エグゼクティヴ・プロデューサー - 映画プロデューサーのトップ、製作総指揮と訳す

  • 協力プロデューサー - associate producerの日本語への訳語、業務は映画プロデューサーと同等か準じた業務、「製作補」の訳語もあり

  • 共同プロデューサー - co-producerの日本語への訳語、業務は映画プロデューサーと同等か準じた業務

  • 企画プロデューサー:原案・企画、映画作品自体のコンセプトの礎を担う。以下と区別するための便宜上の語




  • ラインプロデューサー - 製作担当、製作主任、製作進行、進行助手のラインのトップ


  • キャスティングプロデューサー - キャスティング業務のプロデュース、演技事務のラインのトップ


  • 音楽プロデューサー - 劇伴、主題歌のプロデュース


  • 宣伝プロデューサー - 配給部門における宣伝業務のプロデュース



プロデュースを学べる学校


  • 映画専門大学院大学


関連項目



  • プロデューサー


  • 映画プロデューサー一覧
    • 日本の映画プロデューサー一覧









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