松戸新京成バス
松戸新京成バス独自塗装車(大型) | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
略称 | 新京成バス、松戸新京成、松戸SKバス、松戸SK |
本社所在地 | 日本 〒270-0021 千葉県松戸市紙敷96番地の36 北緯35度46分32.0秒 東経139度56分39.5秒 / 北緯35.775556度 東経139.944306度 / 35.775556; 139.944306座標: 北緯35度46分32.0秒 東経139度56分39.5秒 / 北緯35.775556度 東経139.944306度 / 35.775556; 139.944306 |
本店所在地 | 〒273-0128 千葉県鎌ケ谷市くぬぎ山4丁目1番12号 北緯35度46分54.8秒 東経139度58分31.1秒 / 北緯35.781889度 東経139.975306度 / 35.781889; 139.975306 |
設立 | 2003年(平成15年)4月28日 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 6040001028758 |
事業内容 | 一般乗合旅客自動車運送事業 |
代表者 | 代表取締役社長 原 一彰 |
資本金 | 5,000万円 |
従業員数 | 207人 |
主要株主 | 新京成電鉄株式会社 100% |
外部リンク | www.shinkeisei.co.jp/bus/ (新京成バス各社公式) |
特記事項:新京成電鉄自動車部松戸営業所管内の乗合バス事業を継承。 |
松戸新京成バス株式会社(まつどしんけいせいバス)は、千葉県松戸市を中心に営業エリアをもつ、新京成電鉄(京成グループ)系列のバス事業者である。
目次
1 概要
2 沿革
3 利用方法
4 車内
5 本社・営業所
5.1 現行路線
5.1.1 高速路線
5.1.1.1 羽田空港線
5.1.2 一般路線
5.1.2.1 三矢小台線
5.1.2.2 東松戸線
5.1.2.3 松高線
5.1.2.4 高塚梨香台線
5.1.2.5 八柱線
5.1.2.6 牧の原線
5.1.2.7 松飛台線
5.1.2.8 小新山線
5.1.2.9 馬橋線
5.1.2.10 新松戸線
5.1.2.11 幸田線(幸田循環)
5.1.2.12 小金原線
5.1.2.12.1 小金1〜4、13系統(小金原団地循環)
5.1.2.12.2 小金5・6系統(貝の花小循環)
5.1.2.12.3 小金7系統
5.1.2.12.4 八柱8・9系統
5.1.2.12.5 小金23系統
5.1.2.12.6 小金51・52・53系統
5.1.3 受託路線
5.1.3.1 松戸市コミュニティバス
6 車両
7 PASMO導入
8 脚注
9 関連項目
10 外部リンク
概要
従来新京成電鉄が行なっていたバス事業を分社化、2003年4月28日に設立され、同年10月1日に営業開始した。分社化の形態は事業エリア毎に3つの事業者としたもので、旧松戸営業所がここで触れる松戸新京成バスとなり、旧鎌ヶ谷営業所は船橋新京成バス、そして旧習志野車庫は習志野新京成バス[1]となった。松戸新京成バスの営業エリアは分社化前の松戸営業所のエリアをほぼ踏襲し、主に松戸駅、八柱駅、五香駅、馬橋駅、新松戸駅、北小金駅の6駅を主ターミナルとし、大部分が千葉県松戸市域(一部は柏市)である。
- 運賃支払い方式の変更
後述の高塚梨香台線の移管から一部路線で1999年頃から、船橋新京成バスや習志野新京成バス(現船橋新京成バス習志野営業所)で採用されていたものと同じ運賃収受方式に変更された。ちなみに両社は、ICカードの普及に伴い2011年3月20日から一般的な中乗り運賃後払いとなった[2]。一方当社は準備が整うまで当面変更しないものとしていたが、その後同年12月23日より整理券方式の中乗り・前降り・運賃後払いに変更統一された[3]。
沿革
松戸新京成バスは、2003年4月28日に設立され、同年10月1日に 新京成電鉄松戸営業所管内のバス路線を継承して営業を開始した。さらに、2008年9月16日に京成バス市川営業所から高塚梨香台線を譲受し編入、同時に三矢小台線・高塚梨香台線で上下線のうち下りを整理券方式に変更[4]し、さらに2011年12月23日から全線上下線とも整理券方式に変更した。また2012年2月25日から新バスロケーションシステム(Bus-Vision)を使用開始したが、バス路線検索は開始日より前からできた[5]。
利用方法
前述のように、2011年12月23日から一般的な中乗り運賃後払いに変更された。また、グループ他社においてみられた前払い時に乗務員の運賃箱設定完了前に読取部へのタッチによる運賃過払いの対策にもなっている。
中乗り運賃後払いの場合(2008年9月16日から2011年12月22日まで三矢小台線・高塚梨香台線の下りのみ、2011年12月23日から全線)
- 中扉から乗車。
整理券をとり、ICカードは読取部にタッチする(券なし区間は省略可)。- 降りる停留所が近づいたら降車ボタンを押す
運賃箱に整理券と運賃を入れる、ICカードは読取部にタッチする。- 前扉から下車する。
車内
2011年10月から全車に液晶画面式の運賃表示器と整理券発券機が設置された(乗降方式の変更に伴うもの)[6]。
本社・営業所
登記上の本店は、新京成電鉄、船橋新京成バス、習志野新京成バス(現船橋新京成バス習志野営業所)とともに千葉県鎌ケ谷市くぬぎ山に位置しているが、分社によって本社は営業所および車庫がある松戸市紙敷に変更され、現在に至る。これは松戸新京成バス松戸営業所が正式名称である。北総線およびJR武蔵野線の東松戸駅が最寄り駅である。最寄りバス停は紙敷車庫(紙敷1、五1、八柱4、松7、松8)。
このほか主に北小金駅発着路線を担当する小金原バス案内所が設置されている。こちらはJR常磐線北小金駅が最寄り駅である。最寄りバス停はバス案内所(小金2、小金4、小金7、八柱8、八柱9、小金23)。
現行路線
高速路線
羽田空港線
- 羽田空港 - 松戸駅 - 新松戸駅《京成バス・京浜急行バスと共同運行》
2018年9月1日開業。新松戸駅発着は2往復のみ。PASMO / Suicaの使用が可能である。
一般路線
三矢小台線
- 松1:松戸駅東口〜富士見台〜野菊野団地〜二十世紀ヶ丘〜三矢小台(深夜バスあり)
- 松2:松戸駅東口〜富士見台〜野菊野団地
- 松3:松戸駅東口〜富士見台〜野菊野団地〜新東京病院
- 松5:松戸駅東口〜富士見台〜野菊野団地〜新東京病院〜二十世紀ヶ丘〜三矢小台
1969年5月8日:三矢小台循環(松戸駅東口→総合市場前→三井住宅前→三矢小台→上矢切→総合市場前→松戸駅東口)が開通。当初は松戸循環線の一部の扱い。
1975年7月7日:松戸駅東口〜野菊野団地が開通。当初は松戸循環線の一部の扱い。
1979年7月:三矢小台循環と野菊野団地便が統合され、松戸駅東口〜野菊野団地〜二十世紀が丘〜三矢小台となる。のちに三矢小台線と独自の名称が付く(独自名称となったのは平成からだが、詳細な時期不明)。
1993年6月16日:深夜バスが運行開始。
2008年9月16日:京成バス高塚梨香台線の移管に伴い陣ヶ前停留所に停車、また乗降方式が変更。
2012年12月1日:新たに開院した新東京病院に乗り入れを開始し、松3系統新東京病院行・松5系統新東京病院経由三矢小台行の2系統及び停留所の新設、日中時間帯の運行本数の増便を含むダイヤ改正を行った。[7]
2016年1月16日:ダイヤ改正を実施、松1系統三矢小台行を増便し、新東京病院への乗り入れ便が減便される[8]。
三矢小台線は住宅地の間を縫うように走り、松戸駅東口発着線の主力となっている。途中で京成バス国分線他と同じ道路(国道464号線)を走行する部分があり、京成バスの陣ヶ前停留所の前も通っていたが松戸新京成バスの停留所がなく、2008年9月16日に京成バスの高塚梨香台線が移管された際に停車するようになった。また、三矢小台停留所は京成バス市川線の上矢切停留所のすぐそばにある。
野菊野団地折返便は団地内から発車するため、ポールの場所が三矢小台・新東京病院始発のものと異なっている(整理券の番号も異なる[9])。
この路線では、三矢小台以外に野菊野団地にも操車場をもつが、後者は松高線の運行拠点として使用され、三矢小台線運用車は前者を主に利用する。このため、野菊野団地折返便(松2)の一部が松高線の入出庫運用になっている。これは、松戸駅東口〜紙敷車庫を回送する松高線運用車が、一旦野菊野団地停に寄ることで、松戸駅東口〜野菊野団地を松2系統として営業運行するためである。(ただし、直接回送されたり、松7・松8系統で入出庫することもある。また、総合医療センター方面の開通後は、センターの敷地内にバス駐車スペースと乗務員休憩所が新たに設けられたため、そこを基点とする運用もある。)
なお、前述の高塚梨香台線移管の際、一部で路線が重複する事から、高塚梨香台線と同じ乗降方式に変更された(高塚梨香台線の項を参照)。
2012年12月1日の三矢小台線ダイヤ改正により、新東京病院に乗り入れを開始、それに伴い和名ヶ谷スポーツセンター停留所の新設と新東京病院行き(松3)・新東京病院経由三矢小台行(松5)の系統を設定、日中時間帯の運行本数が増便された。
2016年1月16日の三矢小台線ダイヤ改正を行い、松1系統(松戸駅東口⇔三矢小台)が増便、新東京病院への乗り入れ便が減便[10]された。
東松戸線
- 松7:松戸駅東口〜富士見台〜工業団地〜稔台十字路〜紙敷車庫
- 松8:松戸駅東口〜富士見台〜如来堂前〜稔台十字路〜紙敷車庫
- 松9:松戸駅東口〜富士見台〜工業団地〜稔台十字路〜東松戸駅
- 松10:松戸駅東口〜富士見台〜如来堂前〜稔台十字路〜東松戸駅
1960年3月31日:松戸駅東口〜工業団地〜日枝神社〜市立病院〜松戸駅東口
1965年8月23日:工業団地経由(現在とルートが異なる)となる。
1974年9月9日:松戸駅東口〜和名ヶ谷中台〜日枝神社が開通。
1980年3月:松戸駅東口〜工業団地〜紙敷車庫〜五香駅が開通。
1982年12月15日:紙敷車庫〜如来堂〜松戸駅が開通。
1985年9月16日:松戸駅〜工業団地〜東部支所(現・東部スポーツパーク付近)が開通。
1993年6月16日:三矢小台系統の深夜バスが運行開始。
1995年頃:松戸駅〜東部スポーツパーク便が東松戸駅までに短縮。
2000年3月16日:五香駅〜紙敷車庫便が松飛台駅経由となる。
2000年8月16日:大循環(稔台、北松戸駅経由便)が廃止。日枝神社折返便が廃止。松戸駅〜五香駅便が紙敷車庫で分割され、車庫以東は松飛台線として別線扱い(同時に、松飛台駅発着便を新設。)。
2007年2月10日:松戸駅〜東松戸駅便が一部経路変更。新経路上に金楠台(かなくすだい)停留所を新設。
2011年11月16日:路線名を松戸循環線から東松戸線に改称、循環路線(旧・松9及び旧・松10)の廃止、工業団地経由の東松戸駅行きを松14から松9に改番し如来堂前経由の東松戸駅行きを松10として新設[11]。
東松戸線は、松戸駅東口を発着する路線のうち、主に工業団地または如来堂前側を経由し東松戸駅へ至る路線の総称である。おおむね真東に至る路線と言うこともできる。
どちらの便も松戸駅東口〜富士見台と、稔台十字路〜紙敷車庫・東松戸駅の区間は同じ経路を辿る。
工業団地経由便は、稔台工業団地の中を右へ左へと進路を変えながら進み、停留所名も工場の名前が多く入っている。
一方、如来堂前経由便は、カーブの多い道を通って和名ヶ谷の住宅街を抜けていく。
2007年2月10日に、松戸駅東口〜東松戸駅便の経路がショートカットされる形で一部変更され、新経路上に金楠台(かなくすだい)停留所が設置された。なお、従来の経路にある京成分譲地入口は、松戸駅東口〜紙敷車庫便のみの停車となっている。
本数が多いのは工業団地経由・東松戸駅発着の松9系統で、日中はおおむね2〜3本/時である。松戸駅東口〜紙敷車庫の入出庫便は、如来堂前経由の松8系統と工業団地経由の松7系統がある。
2011年11月16日に循環路線を廃止、如来堂前経由東松戸駅行きの松10系統が新設されることに伴い、「松戸循環線」から「東松戸線」に改名された[11]。
松高線
- 松12:松戸駅東口〜北松戸駅〜上本郷郵便局〜県立松戸高校
- 松13:松戸駅東口〜北松戸駅〜上本郷郵便局〜県立松戸高校〜総合医療センター
- 北松1:北松戸駅〜市立病院前〜上本郷郵便局〜県立松戸高校
- 北松2:北松戸駅〜上本郷郵便局〜千駄堀口〜総合医療センター
- 北松3:北松戸駅〜上本郷郵便局〜県立松戸高校〜総合医療センター
1967年9月25日:市立病院線(松戸駅〜北松戸駅〜市立病院)が開通。少数ながら和名ヶ谷経由もあった(現在は廃止)。
1972年6月26日:松戸駅〜県立松戸高校に延長。
2017年12月16日:12月27日に松戸市立総合医療センターが開院することに先立ち、松戸市立総合医療センターまで延伸
その名の通り、千葉県立松戸高等学校方面へ行く路線であるが、その周辺に住宅もあり、必ずしも高校の利用者だけではない。北松戸駅から医療センター方面の沿線には、住宅街のほか、看護専門学校、運動公園、県立松戸高校、松戸市立総合医療センターなどがあり、さまざまな利用目的がある。
この路線は、千駄堀口〜県立松戸高校間で、中央線のない狭い道を通る。また、県立松戸高校で転回場のスペースがないため、高校発着便はその敷地内を利用して折り返している事も特筆される。なお、高校では折り返しの機能しか果たさず、休憩設備を持たないため、日中は三矢小台線の野菊野団地の操車場を拠点としていた。(松2系統の一部便は松高線の出入庫運用として機能している)総合医療センター方面の開通後は、センターの敷地内にバス駐車スペースと乗務員休憩所が新たに設けられたため、そこを基点とする運用もある。
北松戸駅を超え松戸駅方面への利用客は買い物や市役所利用などが目的であり、早朝と夕刻以降は多くの便が北松戸駅折返しとなり、それ以外の時間は松戸駅東口折返しとなる。また、松戸市立総合医療センターがある事から、ノンステップバスが定期的に充当される路線の一つでもある。
高塚梨香台線
- 松21:松戸駅東口〜分実〜大橋〜五中入口〜市立東松戸病院
- 松22:松戸駅東口〜分実〜大橋〜秋山駅〜梨香台団地
- 松23:松戸駅東口〜分実〜大橋〜秋山駅〜梨香台団地〜市立東松戸病院
- 東松31:東松戸駅〜松戸第五中学校〜梨香台団地
1929年2月7日:[伊原栄太郎]松戸駅〜松戸園芸学校を開通。
1932年2月24日:[伊原栄太郎]松戸駅〜秋山に延長。
1943年5月12日:[京成]京成となる。当時は松戸営業所担当。
1950年頃:[京成]大町線(松戸駅〜高塚療養所〜迎米〜大町(現・大町公民館))を開通。
1953年12月25日:[京成]松戸駅〜高塚療養所(現・市立東松戸病院入口)を開通。上記の大町に至る線の折り返し。
1970年頃:[京成]松戸駅〜高塚療養所(現・市立東松戸病院)に短縮。
1975年9月1日:[京成]松戸駅〜梨香台団地を開通。- 198X年:[京成]高塚療養所バス停が国立松戸病院と改称。また、松戸南高校入口(初代、現・松戸向陽高校)バス停が新設される。
1985年頃:[京成]市川営業所となる。
1994年頃:[京成]国立松戸病院の松戸市への移管、市立東松戸病院への改称とともに病院バス停の改称・病院前へのバス停移動が行われ、旧国立松戸病院バス停は市立東松戸病院入口と改称。
2005年10月16日:[京成]昼間の便が松戸駅〜梨香台団地〜市立東松戸病院で統合される。
2008年9月16日:松戸新京成バスへ移譲し、松戸駅の発着場所を東口に変更。梨香台団地乗り入れ路線を秋山駅経由に経路変更。
2015年3月16日:東松31系統の新設。
当初は京成バスにて運行していた路線だが、2008年9月16日に松戸新京成バスに移管された。この際、松戸駅の発着を東口バスターミナルへ変更、松戸駅への到達時間を大幅に短縮した。また、北総線秋山駅のロータリーにも乗り入れが始まった(ただし松21は非経由)。初乗り運賃は160円[12]とそのまま据え置かれたが、それ以降は最大でも250円[13]と、運賃は区間によっては京成時代より20〜80円の値下げとなっている。
さらに、移管によって乗降方式が船橋新京成バス(旧:習志野新京成バスを含む)と同様だった方向別のものに変更となり、後の整理券方式統一まで松戸駅東口発が中乗り前降り後払い、松戸駅東口行きが前乗り中降り前払いとなっていた。これは、三矢小台線(松1、松2)にも採用されていた。
東松31系統は新たに設定された系統で、区画整理中の秋山地区を走行して東松戸駅から梨香台団地まで走る出入庫系統である。東松戸駅〜団地入口の区間と、2つの停留所(松戸第五中学校・松戸南高校入口)が新設された。秋山地区はあまり整備が進んでいないため、現時点では一日に数便の運行である。
使用車両は全て中型である。運行本数は移管前より微減。昼間時間帯は全て梨香台団地経由市立東松戸病院行き(松23)となっており、近年ではこれの運行時間帯が拡大している(9時台〜15時台)。
朝夕は松戸駅東口までの到着を早めるため、梨香台団地を経由しない五中入口経由市立東松戸病院行き(松21)が設定され、梨香台団地へは松22を使うことになる。
八柱線
- 八柱4:八柱駅〜八柱霊園〜紙敷車庫
- 八柱5:八柱駅→(直行)→八柱霊園 (季節限定)
- 八柱7:八柱駅〜八柱霊園〜東松戸駅
- 紙敷1:東松戸駅〜紙敷車庫
1955年7月10日:鎌ヶ谷大仏〜五香駅〜八柱駅、八柱駅〜高塚〜大町(現・京成の大町公民館)〜鎌ヶ谷大仏、八柱駅〜高塚〜八柱駅が開通。
1958年8月:北松戸線(北松戸駅〜八柱駅〜金ヶ作〜五香駅)が開通。
1985年7月29日:北松戸駅〜八柱駅〜東部支所(現・東部スポーツパーク付近)が開通。ほとんどが八柱駅以東の折返便。(北松戸駅〜八柱駅間の廃止日不明。)
1994年頃:北松戸駅〜八柱駅間が廃止され、八柱駅以東のみとなる。
1995年3月31日:東部スポーツパーク便が市立東松戸病院発着に変更。
2000年8月16日:大町経由便が廃止。八柱駅〜市立東松戸病院となる。
2004年3月16日:八柱駅〜東松戸駅に短縮。
八柱線は八柱駅から八柱霊園の参道を経由し、東松戸駅または紙敷車庫へ至る路線である。
東松戸駅発着便は、通常、ほとんどの便が中型車により運行されるが、お彼岸・お盆などの霊園利用者で混雑する時期は大型車が投入される。なお、紙敷車庫発着便は小金原団地線(八柱8)などの入出庫車による運行で、ほとんどが大型車である。一部はノンステップ車で運行される。
近年、京成バスによって運行されていた松戸駅〜八柱霊園間の臨時直通バスの運行が停止された関係で、霊園坂下〜田中新田をショートカットする形で開通した都市計画道路を利用し、片道ながらも八柱駅発の霊園直行バスをお彼岸・お盆などの時期に運行している。この便の系統番号は、廃止により空き番号となった八柱5が割り当てられている。終点の八柱霊園に到着後、霊園発の八柱7系統として、八柱駅へと戻る。この時の出入庫は紙敷車庫と牧の原の操車場を使って行う。松戸新京成バスの中では走行区間が最も短い紙敷車庫〜東松戸駅の入出庫便は、松9・10系統の他、八柱7系統の入出庫にも使用されており、本数が多い。
牧の原線
- 八柱1:八柱駅〜かぶと公園〜牧の原小学校〜牧の原団地
- 常2:常盤平駅〜常盤平支所前〜牧の原小学校〜牧の原団地
1975年7月:常盤平駅〜牧の原団地が開通。
1980年3月:八柱駅〜牧の原団地および常盤平駅〜八柱駅が開通。
2000年8月16日:常盤平駅〜八柱駅便が廃止。
八柱駅・常盤平駅と牧の原団地を結ぶ路線である。どちらの便も2kmほどと短区間であるが、団地や住宅街の中を走る事や、終点の牧の原団地停の最寄りに松戸国際高校がある事から、終日利用者の多い路線である。特に、八柱駅発着便に於ける朝ラッシュ時の運行頻度は、三矢小台線(松1、松2、松3)や新松戸線(新1)に匹敵する。開通当初は常盤平駅発着便だけであったが、武蔵野線の延長により八柱駅発着便が開通した。現在、八柱駅発着が日中12分間隔なのに対し、常盤平駅発着は25分間隔と、交通の便がよい八柱駅への運行本数が多い。車両の運用面でも、常盤平駅発着の運用には八柱駅発着の車両が間合いで入る事も多い。また、終点の牧の原団地停の近くに、市の福祉施設「ふれあい22」があるため、八柱駅発着便はノンステップバスが定期的に充当される路線の一つとなっている。
松飛台線
- 五1:紙敷車庫〜松飛台駅〜串崎入口〜五香駅西口
- 五6:五香駅西口〜串崎入口〜松飛台駅
1966年4月頃:松飛台循環線(五香駅西口→(松飛台工業団地)→五香駅西口)が開通。
1976年5月21日:松飛台循環線の一部の便が市立松戸高校入口(現松飛台駅入口)経由となる。- (この間は東松戸線の項を参照)
2000年8月16日:松戸循環線(当時、現・東松戸線)の松戸駅〜五香駅便が紙敷車庫(松戸営業所)で分割され、車庫(松戸営業所)以東(松飛台方面)が松飛台線として別線扱いとなる。
2004年3月16日:松飛台循環線が廃止。
2017年2月16日:利用実態に沿ったダイヤ改正
松飛台線は、もともとかつての松戸循環線(現・東松戸線)の便として松戸駅東口・紙敷車庫・松飛台駅〜五香駅西口間を運行していたものが、2000年8月16日の改正で松飛台駅・紙敷車庫発着便のみとなり、これに伴って別の線名が与えられたものである。
当該路線は松飛台の街を駆け抜ける形で経路が設定されている。
五香駅〜松飛台駅での運用が主であるため、出入庫便にあたる紙敷車庫発着便は本数が少ない。また、車庫からの出入庫を含めて全て旅客運行をするため、松戸新京成バスでは唯一、回送を行わない路線となっている。
全体的なバス需要の低下に加え、北総線松飛台駅の開業により、沿線のバス利用者は漸減している。2017年2月にはダイヤ改正が行われ、利用実態にあわせて主に始発の繰下げと終発の繰上げ、日中時間帯の減便が行われた。松飛台駅発着便と紙敷車庫発着便を合わせて20〜40分間隔での運行となっている。
小新山線
- 五4:五香駅〜金ヶ作入口〜小新山町入口〜柏陵高校
- 五3:五香駅〜金ヶ作入口〜小新山町入口
1967年6月1日:五香駅〜小新山町入口(旧停留所)が開通。
1991年6月24日:小新山町入口停留所が移設され、五香駅〜柏陵高校に延長。ツーマン運行からワンマンに変更。
小新山線は五香駅東口の五香駅バス停から北東方面に向かう路線である。半数程度の停留所が柏市にあるのも特徴である。当初は小新山町入口まで運行していたが、1991年からは約半数の便が柏陵高校まで延長となっている。なお、柏陵高校停留所という名前であるが高校からは相当の距離がある。
柏陵高校への延長に際してワンマン化を実施するために、小新山町入口停留所の移転(折返し方法の改善)、中型車の使用、運行本数の増発という対応がなされた。大型車での運行に移行したがその後排ガス規制による車両の置き換えが進み、現在は再び中型車により運行されている。
馬橋線
- 馬12:馬橋駅入口〜八ヶ崎〜八原台〜常盤平駅北口
1957年6〜8月頃:馬橋駅(東口前)〜上野台〜八坂神社〜小作台(八坂神社停留所東側)〜五香駅(東口)間を開業。常盤平駅非経由。上野台〜三区入口も現ルートと異なる。馬橋駅〜八坂神社の区間便あり。
1961年4月1日:六和支線(馬橋駅〜三村新田〜主水稲荷〜六和)を開通。- 昭和:馬橋駅〜小作台〜常盤平駅(南側)〜(さくら通り)〜五香駅西口に変更。
- 昭和40年代後半:小金線(現・武蔵野線の当時の仮称)工事に伴う区画整理により、上野台〜三区入口が都市計画道路経由に変更。水砂停留所を新設。旧経路にあった上野台、八ヶ崎は新経路上に移設。栗ヶ沢入口、一区入口は廃止。
- 昭和:馬橋駅〜常盤平駅北口に短縮。八坂神社〜常盤平駅北口間はショートカットのルートに変更。
1972年6月5日:六和支線を馬橋駅西口発着に変更。
1979年3月20日:新松戸線開通に伴い、六和支線を廃止。
1992年:馬橋駅入口〜常盤平駅北口間に短縮。馬橋駅東口発着便は廃止。
2012年2月16日:馬橋駅入口停留所移設に伴い、八ヶ崎入口〜馬橋駅入口間で経路変更。馬橋坂下停留所が廃止。
2006年3月16日のダイヤ改正で両端駅に発着していた小金原団地線の系統が廃止になり、途中の八原台以外では他路線と接続しない路線となった。
2012年2月16日より馬橋坂下停留所前の松戸市役所馬橋支所跡地をバス折返所とし、ここに「馬橋駅入口」停留所を移転した。同時に馬橋坂下停留所は廃止された。従来、馬橋方向は八ヶ崎入口→馬橋駅入口間は国道6号経由のループ運行での折返しだったが、これにより国道6号を経由しなくなったため、馬橋駅入口方向の所要時間が大幅に短縮されるとともに渋滞による遅延のリスクを減らした。この折返所は駅出口から370mも離れているが、トイレやベンチ、雨除け、テレビ付きの乗務員休憩室など移転前にはなかった施設を揃えた。[14]
使用車両は通常すべて中型である。ただし、4月のさくら祭りの時期には利用客が増加するため、それに合わせて大型での運行となることがある。この路線は全便が紙敷車での運用となるが、回送距離が長いことから、馬橋駅入口の折返し所のほか、小金原案内所を拠点としている車両も少なくない。
途中に千葉西病院という停留所があり、千葉西総合病院の敷地の目の前にポールが立っており、病院のすぐそばで乗り降りできたが、2013年に病院が新館に移転したため、現在は停留所から5分ほど歩かなくてはならない。
新松戸線
- 新1:新松戸駅〜支所前〜新松戸七丁目
- 新2:新松戸駅〜支所前〜三村新町〜馬橋駅西口
1979年3月20日:新松戸駅〜新松戸七丁目および新松戸駅 - 馬橋駅西口を開通。
新松戸駅から走る2系統である。
新松戸七丁目方面は、全線通して新松戸の住宅街を走る団地内路線である。終点付近を除きJR武蔵野線の線路と平行にまっすぐ進む。終点・新松戸七丁目停留所付近は道が狭く、流山市との境界が近い。本数が多く、朝ラッシュ時の新松戸行は一時間に最大14本が運行されている。日中は毎時5本程度、深夜バスも運行している。
分岐する馬橋駅西口方面は、駅から離れた郊外部を常磐線と平行に走り、住宅街はほとんどが一戸建てである。もともと、この地域は新京成により馬橋駅東側、(1972年以降は西口発着)〜三村新田〜主水稲荷間に路線(馬橋線六和支線)があったが、当路線に置き換えられた。日中の本数は、運行間隔がほぼ統一されている新1に比べると少ない。一部はノンステップバスでの運行である。数少ない紙敷・小金原の共管路線で、休憩所がある新松戸七丁目を拠点にしている。
なお、馬橋駅西口〜蓮田橋間で、京成バス流山線の支線(松72系統、松戸駅〜馬橋駅西口)の経路と重複する。
幸田線(幸田循環)
- 小金31 北小金駅→小金城趾駅入口→幸田→小金城趾駅入口→北小金駅
1986年8月16日:西新田→北小金駅北口→幸田→北小金駅北口→西新田(小金30系統)が開通。北小金駅北口折返便(小金31系統)もあり。
1993年4月16日:北小金駅北口折返便が北小金駅→北小金駅北口→幸田→北小金駅北口→北小金駅に延長し、全便がこの系統となる。西新田発着便は廃止。
幸田(こうで)線は、松戸市の最北部を走るローカル系統である。開通は新京成バスの中では比較的新しく1986年である。開通当初は西新田から北小金駅北口に経由して幸田に向かう循環線だった。これは北小金駅前(南口)に大型バスが入れず、折返しもできなかったためである。しかし、北小金駅北口停留所の場所が駅から非常に離れたところにあって、非常に使いにくかった。また、北小金駅から西新田側に向かうのも、五香北線と幸田線で乗り場が全然違うというのも非効率的であった。その後、北小金駅前が整備されて全便がバスターミナルに乗り入れたことにより利便性が高まったが、乗客の少ない西新田側については五香北線だけとなってしまい、結果的に減便となった。なお、バスターミナル乗り入れのときに幸田地区内の循環経路が一部変更になっている。
この路線は、北小金駅発着便では唯一紙敷車庫の車両で運行される路線である。回送距離が長いため、前述の小金23系統で出入庫し、日中は小金原案内所を拠点としている。
小金原線
都市再生機構(UR)小金原団地と最寄駅を結ぶ目的で開設された通勤通学路線である。
小金1〜4、13系統(小金原団地循環)
- 小金1:北小金駅→ハワイ通り→殿内→行政センター→小金下町→北小金駅
- 小金1:バス案内所→殿内→行政センター→小金下町→北小金駅(出庫のみ)
- 小金2:北小金駅→ハワイ通り→殿内→行政センター→バス案内所(入庫のみ/深夜バスあり)
- 小金3:北小金駅→ハワイ通り→行政センター→殿内→小金下町→北小金駅
- 小金3:バス案内所→行政センター→殿内→小金下町→北小金駅(出庫のみ)
- 小金4:北小金駅→ハワイ通り→行政センター→殿内→バス案内所(入庫のみ)
- 小金13:バス案内所→殿内→小金下町→北小金駅(短絡系統/平日朝のみ運行)
1969年5月15日:開設
1971年4月20日:(参考:現在のJR常磐線が複々線化)
1991年8月12日:深夜バスを運行開始(運賃は普通運賃の2倍。定期券の場合は普通運賃を支払う。)
1994年3月16日:北小金駅バスターミナルの整備により、北小金駅発着。
2006年3月16日:小金原6丁目、小金原8丁目、貝の花小学校、若芝西(仮称:小金原9丁目)のバス停新設、東若芝の若芝方のバス停名称を『栗ヶ沢テニスコート』に変更。
2011年2月15日:小金15系統を廃止[15]。
小金1〜4系統は小金原団地線で最も便数・乗客が多い。小金原1〜9丁目と小金原地区の全丁目に接しており、沿線にはUR「小金原団地」(集合住宅団地)を多く抱える。八ヶ崎一丁目、小松園や柏市の小田急西山団地等、隣接地域にも住宅地が多い。
小金1系統が右回り循環、小金3系統が左回り循環である。小金2系統及び小金4系統は出入庫系統で小金原バス案内所発着であるが、小金2系統は1番の、小金4系統は小金3の循環区間を一周弱運行するので、それぞれ小金1系統及び小金3系統と大差はない。
運行上の拠点であるバス案内所停留所には出入庫系統(小金2、小金4)しか経由しない。循環系統に合わせて一周弱運行することから遠回りになるバス案内所とその一つ手前の停留所(殿内・行政センター)間は大抵乗客無しである。同停留所付近への乗客の多くは経由順序の早い殿内・行政センター停留所を利用している。
平日の朝にはバス案内所始発で循環線の中でも特に乗降客数の多い殿内停留所や表門停留所を増便するという形で短絡系統(小金13系統)も運行されている。
以前は、北小金駅前や周辺の道路が狭く、バスの乗り入れができなかったために、小金上町にある銀行支店付近(北小金駅入口停留所)を始発としていた。北小金駅入口〜久保平賀間でループ運行になっているのはこの名残である。
また、八柱8,9系統と停留所を共有する区間(笹塚〜殿内)では、利用客が特に多い、始発〜9時ごろまでの便で乗降をスムーズに行うため、八柱方面と北小金方面とで使用するポールを別にしている。(八柱8,9の項も参照)
当該系統では2つあるうちの前方のポールに停車する。
小金5・6系統(貝の花小循環)
- 小金5:北小金駅→小金下町→食品センター→貝の花小学校→貝の花→北小金駅
- 小金5:貝の花→食品センター→小金下町→北小金駅 (出庫のみ/早朝2本)
- 小金6:北小金駅→小金下町→食品センター→貝の花小学校→貝の花(入庫のみ/北小金駅の最終1本)
2006年3月16日:馬橋系統の代替として新設
貝の花小循環系統(小金5・6系統)は、廃止された馬橋系統の代替として2006年3月16日のダイヤ改正で登場した。旧馬橋系統のようにUR小金原団地住宅を含めて小金原地区を大きく回らず、概ね一戸建てが立ち並ぶ小金原5丁目西部・8丁目西部(貝の花)付近を循環する経路となっており、小金1〜4番系統がカバーしていない単独区間のみに縮小された形である。旅客案内上「小金原団地」の方面名称を用いない。使用車両はすべて中型車である。小金原案内所が担当する路線で、案内所〜北小金駅の出入庫は基本的に小金7か小金23で行っている。
馬橋系統に比べ本数は多くない。住宅地である八ヶ崎1〜3丁目と小金原5・8〜9丁目の各西部住民の通勤通学と松戸市地方公設卸売市場北部市場・松戸東警察署への用務客需要を充たす。
北小金駅周辺において往復とも小金小学校・小金下町停留所区間(小金宿)を通り、両停留所の郊外方向行き乗降場は1999年12月の五香北線経路変更以来、約6年ぶりの復活となった。小金宿内の需要は少ないものの五香北線当時から一定存在している。
小金7系統
- 小金7:北小金駅〜ハワイ通り〜萬福寺前〜バス案内所(9時から17時迄のみ運行)
2006年3月16日:運行開始(日中のみ)。萬福寺前(仮称:小金原3丁目)バス停新設。
2015年3月16日:運行区間を北小金駅〜バス案内所に短縮。これに際し、北小金駅方面のハワイ通りバス停が新設される。[16]
運行開始当時は、北小金駅と八柱駅を結ぶ路線だったが、他路線と重複する区間が多かったことや、利用客の減少などにより、北小金駅方向からのバス案内所出入庫便として経路短縮がなされた。交通公園〜萬福寺前〜バス案内所は新設経路を走行する。
また、経路短縮を行った後、駅方向、案内所方向ともに大幅な減便が見られる。
小金5や小金31の出入庫系統となっているため、中型車両が充当され、紙敷車庫の車両も定期的に運用される。
八柱8・9系統
- 八柱8:八柱駅→公園中央口→東若芝→殿内→バス案内所→いちょう通り→若芝西→八柱駅(小金原団地循環)
- 八柱8:東若芝→殿内→バス案内所→いちょう通り→若芝西→八柱駅(主に小金原案内所の出庫担当、1日数本)
- 八柱9:八柱駅→公園中央口→東若芝→殿内→バス案内所(主に小金原案内所の入庫担当)
1993年6月16日:新設
2015年3月16日:[八柱8]小金原団地循環が久保下経由からいちょう通り経由に変更[16]
JR武蔵野線・京葉線東京直通化の約3年後の1993年、新規に八柱駅(新八柱駅)と団地間の路線を開業。これは「都市計画道路3・3・7号線」の「21世紀の森と広場」を跨ぐ区間開通により、従来接点がなかった駅に乗り入れたものである。
左回りのみの設定であるが、小金原案内所担当の運用に東若芝始発とバス案内所止まり(八柱9系統)がそれぞれ数便ずつ存在する。ただし、東若芝始発の土日の一本、八柱9の平日の一本はそれぞれ紙敷車で運用となるが、これは紙敷車が休憩のために一旦小金原案内所に立ち寄るためである。
紙敷と小金原の共管路線で、配車も大型・中型双方使用され、ノンステップバスも充当される。
開通当初は30分おきであったが、その後20分おきに増便され、常盤平系統の代替の役割を果たすようになった。なお、2006年3月16日のダイヤ改正では停留所が新設された。小金1〜4番系統に次ぐ便数・乗客数で、小金原の主力系統に成長した。現在はダイヤ改正により毎時2〜3本程度の運行となっている。
小金原地区沿線住民利用の他、21世紀の森と広場・森のホール21・松戸東警察署へのアクセス手段にもなっている。
また、小金1〜4と停留所を共有する区間(笹塚〜殿内)では、利用客が特に多い、始発〜9時ごろまでの便で乗降をスムーズに行うため、八柱方面と北小金方面とで使用するポールを別にしている。(小金1〜4、13の項も参照)
当該系統では2つあるうちの後方のポールに停車する。
小金23系統
- 小金23:北小金駅〜根木内〜西新田〜バス案内所
1957年2月1日:五香駅〜酒井根中央〜北小金駅を開通。鎌ヶ谷大仏(鎌ヶ谷営業所)〜北小金駅の出入や、北小金駅〜光ヶ丘の区間便もあった。- 昭和:柏線(五香駅 - 逆井入口〜柏駅東口)を開通。のち、五香駅〜逆井入口〜北小金駅に変更されるが期日不明。
1999年12月16日:逆井入口経由系統を廃止。北小金駅入口〜根木内間を短絡する経路に変更。
2000年8月16日:西新田〜北小金駅に短縮。
2006年3月16日:北小金駅〜西新田〜バス案内所に運行区間の延長、小金原団地線に統合。及び根木内小学校入口バス停(仮称:小金原2丁目)新設。
北小金駅から西新田経由で小金原団地に入る。北小金駅〜西新田間は五香北線の北端部で最終的に存続した区間である(南端部は小新山線)。西新田〜表門間は小金原団地乗り入れに際して新設した。
小金5系統の出入庫便としての運用がメインであり、それに合わせて中型車が使用される。原則、小金原案内所が担当する路線だが、一部便には紙敷車庫の車両も充当される。
概ね小金原1・2・3丁目及び根木内集落と北小金駅を結ぶ。根木内区間では沿線に新興住宅も増えている一方で、五香北線当時より利用が少なくなっており、小金原地区内での乗降が目立つ。
2000年8月改正により、西新田区間系統のみが残る形となったが、概ね毎時1〜2本に減便。西新田停留所とその先で廃止された広池学園入口停留所の間(旧・松戸市立根木内東小学校付近)に簡易トイレ付きの折返場を有し、出入庫車を除きそこで乗務員休憩・折り返ししていたが、路線網見直しに伴い、出入庫車の回送経路(西新田〜(新設)〜表門〜(旧・小金原団地線)〜バス案内所)を営業化する形で延長された。
現在、折り返し場には一戸建ての住宅が並んでいる。
延長に当たり、根木内小学校入口停留所(新設区間の中間)が新設、殿内停留所に小金23系統の専用乗降場が新設されている。
小金51・52・53系統
- 小金51:八柱駅〜貝の花〜小金消防署〜新松戸駅
- 小金52:貝の花〜小金消防署〜新松戸駅
- 小金53:公園中央口→貝の花→小金消防署→新松戸駅(新松戸方向のみ設定)
2015年3月16日:上記区間で運行開始[16]
八柱駅、21世紀の森と広場・森のホール21最寄の公園中央口、松戸東警察署、松戸市公設地方卸売市場北部市場から都市計画道路3・3・7号(幸谷・二ツ木区間)、マツモトキヨシ本社のある新松戸東を経由して新松戸駅へ乗り入れる。小金51の設置に伴い、これまで八柱駅と北小金駅を結んでいた小金7は北小金駅〜バス案内所間に短縮される形となっている。
この路線の開通に伴い、房山〜新松戸郵便局前の区間に、5つの停留所(小金消防署・関さんの森・新松戸東・新松戸一丁目・小金中学校)が新設され、新松戸区間での単走区間が多く設定される形となっている。
小金51は紙敷車庫・小金原案内所の共管、小金52は小金原案内所、小金53は紙敷車庫の、それぞれ担当になっている。
使用車両は大型と中型がほぼ半々である。一部便が新松戸線の出入庫運用として使われる。運用拠点は回送距離の短縮化から、紙敷車庫のほかに牧の原団地や新松戸七丁目の操車場も用いられる。
受託路線
松戸市コミュニティバス
- 中和倉コース
- 左回り ①総合医療センター→⑤中和倉商店街→⑦馬橋駅入口→⑩殿山公園入口→⑭北松戸駅→⑯専大松戸高校→⑱県立松戸高校→①総合医療センター
- 右回り ①総合医療センター→⑱県立松戸高校→⑯専大松戸高校→⑭北松戸駅→⑩殿山公園入口→⑦馬橋駅入口→⑤中和倉商店街→①総合医療センター
平成29年12月16日:実証運行開始
松高線の路線改編と時を同じくして実証運用を開始した。松戸市からの委託で運行しており、医療センターを起点に、各停留所にナンバリングが振られているなど、一般路線とは全く違った運用体系となっている。各方面ごとに行先表示機や停留所を色分けしており、左回りは青色、右回りは黄色となっていて、誤乗防止を図っている。また、両方面ともに医療センターが起終点となっており、同停留所をまたいでの利用はできず、のりこす場合には乗り換えが必要となる。現在、利便性や採算性などを検証しており、本格的な運用開始にはまだ時間がかかる模様だ。
車両
船橋新京成バス(旧:習志野新京成バスを含む)とは異なり、松戸新京成バスでは主にいすゞによって製造または販売された車両を使用している。大型車、中型車のよび小型車の3種類を導入しており、廃車となった大型車や中型車の一部は同じ京成グループの関東鉄道や他社の備北バスや熊本電気鉄道などのバス事業者に譲渡されている。また、2004年以降は松戸独自色の車両が導入されている。
貸切用のバスも3台あり、2台はいすゞ、1台は三菱ふそうの車両である。
2006年に松戸独自色初のノンステップバスを導入した。現在では松戸新京成バスのノンステップ車は大型14台、中型37台(全車)となっている(大型・中型ともすべて分社後導入(うち、中型1台/3713は特定車に転用))。中型車でも需要を満たす路線が多い為か、分社後は中型ノンステップ車の増備が続いていたが、2005年4月から2006年初頭まで、分社後初の大型ワンステップ車が導入された。
近年では、旧塗装車、いわゆる「赤バス」の劣化により、導入、除籍車両の動きが激しい。
また、分社化後の独自塗装の中型車からも廃車が出ている。
2011年には大型4台(3048〜3051)、2012年には大型7台(3052〜3058)、2013年には大型1台(3059)、中型1台(3418)、2014年には中型2台(3419、3420)の導入が見られた。大型車はノンステップバス・ワンステップバスを並行して導入、中型車はノンステップバスのみ導入している。
なお、2015年に中型が6台(3421〜3425、3726)、2016年に入ってからも中型14台(3427〜3440)が納車されている。
2017年には大型1台(3301)、中型3台(3741〜3743)が導入された。
ただし、上記の車のうち中型3台(3422〜3424)は老朽車両の置き換えを目的とした導入ではなく、路線新設(前述の小金51・52・53系統)に伴う車両保有台数増強のためである。
中型車の新車は、ここ最近SDG-LR290J1(いすゞ・エルガミオ)が連続的に導入(3419〜3425、3726、3427〜3438)されている。松戸新京成バスでもAT車両が増加しているのも近年の大きな特徴であると言えよう。(なお、船橋新京成バス鎌ヶ谷営業所と習志野営業所にもそれぞれ同型車が導入されている。(鎌ヶ谷14台:1418〜1422・1723〜1731、習志野4台:2720〜2723/一部仕様が異なる))
また、2016年9月からはモデルチェンジのあった新型エルガミオ(SKG-LR290J2)が導入(3439〜3440)され、船橋新京成バス習志野営業所に次いで千葉県内で二番目の導入となった。
2017年からの新車はバックカメラ搭載車が納入されることになった。
また、2017年8月には小型車3台(日野・ポンチョ:3801〜3803)が導入され、10月から一部の一般路線の運用に充当された。これは2017年12月から始まる松戸市中和倉・新作地区でのコミュニティバスの実証運行用に導入されたものである。同系統で方面ごとの色分けを行うため、同車ではフルカラー式の行先表示機が採用された。現在、3801、3802にはコミュニティバス運行用にラッピングがなされている。(千葉県立松戸高等学校の芸術科生徒が考案したもの/3803はラッピング未実施)
2017年11月には松高線のダイヤ改正に伴う運用数増加に向け、新京成バス初の新型エルガ(3301)が純増車として新たに導入された。久しぶり(4年ぶり)の大型増備車であったことや、松戸では大型初のバックカメラ搭載車の導入ということで、大きな注目を集めた。
車両の塗色は京成バスから高塚梨香台線の松戸新京成バス移譲により譲渡されたKK-LR233J1改(2223→3501、2248→3505、ノンステップ)とKK-LR233J1(2228→3502、2229→3503、2230→3504、ワンステップ)は青バス復刻塗装である(ただし、肩部と下部の青の色調と後部の肩帯の終端部の処理は京成タイプのまま)。最近ではノンステップの2台は習志野新京成バス(現:船橋新京成バス習志野営業所)に移籍(3501→2922、3505→2921)し、郵便事業株式会社(現:日本郵便株式会社)千葉西ターミナル支店の従業員輸送に用いられていた。その後2922(元2223→3501)が廃車、2921(元2248→3505)が(旧)2721に改番され、路線運用に復帰したが、2016年5月に廃車となった。
なお、松戸管内でも独自塗装車での置き換えが完了しており、(×3502→3421、×3503→3425、×3504→3429)同型車は新京成バス全体から撤退している。
方向幕については、分社後の3社の中では最も早くLED幕化改造が始まった。大型・中型ともI-771(特定車)を除く全車がLED幕化改造済みである。I-771にはLED幕化改造は行なわれていない。その後I-771が廃車になり、代替に3001(KL-LV280N1)が特定車に転用された。
3 | 0 | 44 |
---|---|---|
松戸車 | 車種 | その車種での通し番号 |
車番については、4桁の数字で表され(分社化後導入車のみ)、最高位の数は、新京成バスのうち、松戸を表す 3 が用いられ、すべて3○○○という形で表現される(船橋新京成バス鎌ヶ谷営業所は 1 、習志野営業所は 2 を用いる)。
上から2桁目(100の位)は、大型車は 0 、バックカメラ搭載の大型車は3、バックカメラ非搭載の中型車は 4 、京成バスから移管された復刻カラーは 5 (現在は全廃)、バックカメラ搭載の中型車は 7 、小型車は 8 、貸切車両などその他の車両には 9 が割り当てられている。
下2桁の数字は大型、中型、小型それぞれ導入順に通し番号が振られている。
例えば、3044は、大型車の44番目に導入された車両だと言うことができる。
PASMO導入
2008年10月25日には、新京成バスグループでは最後となるPASMOが導入された[17]。なお、一方でバス共通カード導入の際は新京成バスの営業所の中では最初にバス共通カードを導入した。
脚注
^ 習志野新京成バスはその後2014年4月16日付で船橋新京成バスに吸収され、同社習志野営業所となった。
^ 【船橋新京成バス・習志野新京成バス】乗降方式変更のお知らせ
^ 松戸新京成バスの全路線で乗降方式を変更統一致します
^ 整理券発券機は未設置
^ 【新京成グループバス3社】新バスロケーションシステム(Bus-Vision)サービス開始について
^ 液晶画面式運賃表示器の導入は新京成電鉄・新京成バス2社を通じて初めて。後に船橋新京成バスの深夜急行用車両は導入当初より液晶画面式運賃表示器を装備することとなったが一般路線向け車両においては従来のものが引き続き使用されている。
^ 【松戸新京成バス】三矢小台線改正のお知らせ(12/1)
^ 【松戸新京成バス】三矢小台・松飛台線ダイヤ改正(1/16〜)
^ 三矢小台・新東京病院始発の便は乗る際に整理券をとる必要がある。
^ 1時間に1〜2本程度
- ^ ab【松戸新京成バス】運行系統の変更及びダイヤ改正のお知らせ
^ 2014年4月から現金170円、ICカード165円
^ 2014年4月から現金260円、ICカード258円
^ 【松戸新京成バス】馬橋線改正のお知らせ
^ 【松戸新京成バス】小金原線ダイヤ改正のお知らせ 新京成電鉄
- ^ abc【松戸新京成バス】小金原線改正のお知らせ(3/16~)
^ 松戸新京成バス(株)ICカード「PASMO」の導入について (PDF)
関連項目
- 新京成電鉄
- 船橋新京成バス
- 京成電鉄
- 京成バス
- 京成バス松戸営業所
- 京成バス市川営業所
外部リンク
- Bus-Vision 新京成バス
- バスに乗る - 新京成電鉄株式会社
|
|
|
|