岐阜県

















































































ぎふけん
岐阜県

Ogi Shirakawa-gō, Gifu, Japan.jpg
白川郷












岐阜県の旗

岐阜県徽章

岐阜県旗

岐阜県徽章


日本の旗 日本
地方
中部地方、東海地方
団体コード
21000-5
ISO 3166-2:JP
JP-21
面積
10,621.29km2
(境界未定部分あり)
総人口
1,999,406
(推計人口、2018年10月1日)
人口密度
188人/km2
隣接都道府県
富山県、石川県、福井県、長野県、愛知県、三重県、滋賀県
県の木
イチイ
県の花
レンゲソウ
県の鳥
ライチョウ
県の魚
県の歌

アユ
岐阜県民の歌
岐阜県庁
知事
古田肇
法人番号
4000020210005
所在地
500-8570
岐阜県岐阜市薮田南二丁目1番1号
北緯35度23分28.3秒東経136度43分19.9秒座標: 北緯35度23分28.3秒 東経136度43分19.9秒
岐阜県庁
外部リンク
岐阜県公式ホームページ

岐阜県の位置


岐阜県行政区画図




― 市 / ― 町 / ― 村






ウィキポータル
日本の都道府県/岐阜県
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岐阜県(ぎふけん)は、日本の中部地方に位置する県で内陸県の一つ。


日本の人口重心中央[1]に位置し、その地形は変化に富んでいる。県庁所在地は岐阜市。




目次






  • 1 地理・地域


    • 1.1 岐阜県の分類


    • 1.2 地形


    • 1.3 気候


    • 1.4 自然公園


    • 1.5 旧国名


    • 1.6 地域区分


    • 1.7 自治体


      • 1.7.1 岐阜地域


      • 1.7.2 西濃地域


      • 1.7.3 中濃地域


      • 1.7.4 東濃地域


      • 1.7.5 飛騨地域






  • 2 歴史


    • 2.1 県名の由来


    • 2.2 先史時代


    • 2.3 古代


    • 2.4 中世


    • 2.5 近世


    • 2.6 近・現代




  • 3 人口


    • 3.1 都市


    • 3.2 人口重心


    • 3.3 外国人




  • 4 政治・行政


    • 4.1 歴代知事


    • 4.2 議会・選挙


      • 4.2.1 衆議院議員選挙小選挙区の区割と現在の衆議院議員(小選挙区選出議員)


      • 4.2.2 現在の参議院議員(選挙区選出議員)




    • 4.3 財政


    • 4.4 県有施設




  • 5 経済・産業


    • 5.1 工業


    • 5.2 IT産業


    • 5.3 アパレル産業


    • 5.4 農業


    • 5.5 林業


    • 5.6 酒造


    • 5.7 流通業




  • 6 姉妹自治体・提携自治体


  • 7 生活・交通


    • 7.1 警察


    • 7.2 交通


      • 7.2.1 鉄道


      • 7.2.2 道路


      • 7.2.3 空港


      • 7.2.4 自動車登録番号標




    • 7.3 発電所


    • 7.4 医療・福祉


    • 7.5 教育


    • 7.6 マスメディア


      • 7.6.1 新聞


      • 7.6.2 放送






  • 8 文化・スポーツ


    • 8.1 方言


    • 8.2 食文化


    • 8.3 伝統工芸


    • 8.4 名産


    • 8.5 スポーツ




  • 9 観光


    • 9.1 世界遺産


    • 9.2 日本遺産


    • 9.3 有形文化財建造物


    • 9.4 名所・旧跡・観光スポット


      • 9.4.1 その他市町村別




    • 9.5 中山道関連


    • 9.6 祭事・催事




  • 10 岐阜県を舞台とした作品


  • 11 CM


  • 12 岐阜県出身の人物


  • 13 脚注


  • 14 参考文献


  • 15 関連項目


  • 16 外部リンク





地理・地域


廃藩置県のとき、ほぼ旧美濃国と旧飛騨国とで構成された。国の境目だった一部村落の分離などの境界変更で一部に旧越前国、旧信濃国、旧尾張国、旧伊勢国だった地域も含まれている。



岐阜県の分類




  • 日本、中部地方


  • 東海地方と区分されることが多い。この場合、静岡県・愛知県・三重県とともに4県(東海4県)または愛知県・三重県とともに3県(東海3県)を指す。

  • 「東海・北陸地方」と区分される場合もある。(東海4県+富山県、石川県、福井県)

  • 隣接県 - 富山県、石川県、福井県、長野県、愛知県、三重県、滋賀県



地形


地形図

北部の飛騨地方の大部分は、標高3,000m級の飛騨山脈をはじめとする山岳地帯で、平地は高山盆地などわずかしかない。一方、南部の美濃地方は、愛知県の伊勢湾沿岸から続く濃尾平野が広がり、低地面積が広い。特に南西部の木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)合流域とその支流域には、水郷地帯が広がり、海抜0m以下の場所もある。この地域には水害から身を守るための輪中と呼ばれる堤防で囲まれた構造あるいはその集落があり、このような岐阜県の地形の特徴を表して、飛山濃水という言葉で表される。


岐阜県の河川は6つの水系からなっている。飛騨地方北部は日本海へと注ぐ神通川水系および庄川水系流域。飛騨地方南部は太平洋に注ぐ木曽川水系流域。美濃地方の河川は大部分が太平洋へと流れている。西濃・岐阜・中濃地方と東濃地方北部は木曽川水系流域。東濃地方南部は、庄内川水系および矢作川水系流域。旧越前国の郡上市白鳥町石徹白地区は日本海へと流れる九頭竜川水系流域となっている。


各県との県境はほとんどが山地山脈である。ただし、愛知県の尾張地方との県境の大部分および三重県との県境の一部は、木曽川、長良川、揖斐川などの河川となっている。



  • 主要な河川


    • 太平洋へ注ぐ河川


      • 木曽川水系


        • 木曽川(主な支流として付知川、阿木川、飛騨川、可児川)


        • 長良川(主な支流として吉田川、板取川、武儀川、津保川、伊自良川、境川)


        • 揖斐川(主な支流として坂内川、粕川、根尾川、牧田川)




      • 庄内川水系 庄内川(岐阜県内では土岐川と呼ばれている)


      • 矢作川水系 矢作川(主な支流として上村川、明智川)




    • 日本海へ注ぐ河川


      • 神通川水系 神通川(岐阜県内では宮川と呼ばれている)(主な支流として高原川)


      • 庄川水系 庄川


      • 九頭竜川水系 石徹白川





  • 主要な山岳


    • 飛騨山脈(北アルプス) - 穂高岳、槍ヶ岳、焼岳、乗鞍岳、笠ヶ岳、御嶽山など


    • 木曽山脈(中央アルプス) - 恵那山など


    • 両白山地 - 白山、大日ヶ岳、能郷白山、冠山など


    • 飛騨高地 - 位山、籾糠山など


    • 阿寺山地 - 小秀山、三国山(下呂市・中津川市)など


    • 伊吹山地 - 伊吹山、金糞岳など


    • 養老山地 - 養老山など

    • その他 金華山、百々ヶ峰、池田山、三国山(土岐市)、三国山(恵那市)など



  • 主要な平地



濃尾平野、高山盆地、古川国府盆地、東濃盆地など

  • 主要な高原


美濃三河高原、ひるがの高原、揖斐高原など

  • 主要な活断層


根尾谷断層、阿寺断層、跡津川断層、養老断層など

  • 標高最高地点は奥穂高岳(飛騨地方)で3,190m。標高最低地点は海津市(美濃地方)の0m以下となっている。


気候


飛騨地方の大部分と美濃地方の一部は日本海側気候、美濃地方の大部分は太平洋側気候、飛騨地方・美濃地方の各一部は中央高地式気候となっており、標高差も大きいため同じ県内であっても気候差が大きい。県内全域で内陸性気候をあわせ持ち、一部地域は豪雪地帯・特別豪雪地帯でたびたび大雪に見舞われる。標高の高い地帯の西側に当たる為に雨雲が発達しやすく、年平均降水量は1700mm~2500mm程度と比較的多い。


冬は乾燥した晴天の日が多く、岐阜県西部では、伊吹おろしという乾燥した冷たい風が吹く。このため体感温度が北日本並みに一気に低下する日もある。強い冬型の気圧配置になると雪雲が流入し、岐阜県西部で局地的な大雪に見舞われることがある。


美濃地方は低い山に囲まれているということもあって、夏は暑く冬は寒いうえ、気温の日較差も大きい。特に東濃の多治見市では、その年の国内最高気温を記録することもある(2007年(平成19年)8月16日、埼玉県熊谷市と並び国内の過去最高気温となる40.9°Cを記録した)。夏期には内陸性の気候に加え、ヒートアイランド現象、さらに西風が吹いた際には、近畿地方の熱風が伊吹山系によりフェーン現象を起こしてさらに気温が上昇するため、高温を記録することが多い。


飛騨地方は標高も高いこともあり、気温は美濃地方と比べると低いが、高山盆地では夏期に猛暑日を記録することもある。2018年(平成30年)8月6日午後2時2分には、下呂市でも南部に位置する金山地域(旧・益田郡金山町)のアメダス金山観測所において、高知県四万十市と並ぶ日本国内における最高気温歴代2位タイとなる気温41.0℃を観測した[2]。ただし、湿度が低いため比較的すごしやすい。冬期は内陸山間部では気温が低く、特に高山市荘川町六厩(むまや)は、亜寒帯湿潤気候で本州では寒い地域の1つとも言われており、1981年(昭和56年)2月28日には-25.4度を記録するなど-20°C以下まで下がる日も多い。



































































































































岐阜県の気候(出典:気象庁・気象統計情報)

飛騨北部
飛騨南部

白川村

飛騨市

高山市

下呂市
飯島 御母衣
河合 神岡
桐生町 清見 六厩 栃尾 丹生川 宮之前
萩原 宮地 金山
平均
気温
(°C)
最暖月
23.3
(8月)

23.1
(8月)
23.9
(8月)
23.7
(8月)
20.0
(8月)
22.0
(8月)
20.9
(8月)
24.2
(8月)
24.0
(8月)
24.9
(8月)
最寒月
−1.1
(2月)

−1.6
(1月)
−0.8
(1,2月)
−1.6
(1月)
−5.2
(1月)
−2.2
(1月)
−3.8
(1,2月)
0.5
(1月)
0.2
(1月)
1.5
(1月)

降水量
(mm)
最多月
270.6
(7月)
339.8
(7月)
255.0
(7月)
242.2
(9月)
257.8
(9月)
314.8
(9月)
352.5
(9月)
304.3
(7月)
254.4
(9月)
297.3
(7月)
396.4
(7月)
396.4
(7月)
346.1
(7月)
最少月
140.0
(4月)
171.9
(4月)
119.5
(4月)
120.9
(12月)
79.3
(12月)
150.8
(10月)
120.7
(12月)
89.0
(1月)
95.8
(12月)
86.3
(12月)
67.6
(12月)
67.7
(12月)
59.4
(12月)
降水
日数
(日)
最多月
22.8
(1月)
19.1
(1月)
22.4
(1月)
20.4
(1月)
14.7
(1月)
20.9
(1月)
20.5
(1月)
17.4
(1月)
18.4
(1月)
17.8
(1月)
16.6
(7月)
17.6
(7月)
16.4
(7月)
最少月
10.9
(8月)
11.4
(8月)
11.3
(8月)
10.9
(8月)
10.5
(10月)
11.9
(8月)
11.9
(10月)
12.7
(10月)
12.0
(10月)
12.1
(10月)
9.0
(2月)
10.0
(12月)
8.8
(12月)















































































































































東濃

中濃

西濃

中津川

恵那

多治見

郡上市

美濃

美濃加茂

岐阜

本巣市
樽見

揖斐川

関ヶ原

大垣
駒場町 付知
長滝 ひるがの 八幡
美和町 上石津
平均
気温
(°C)
最暖月
25.7
(8月)

25.1
(8月)
27.1
(8月)
23.6
(8月)
24.7
(8月)
26.4
(8月)
26.7
(8月)
27.5
(8月)
24.5
(8月)
27.0
(8月)
26.1
(8月)
27.6
(8月)

最寒月
1.5
(1月)

1.0
(1月)
2.9
(1月)
−0.3
(1月)
0.6
(1月)
3.1
(1月)
2.7
(1月)
4.3
(1月)
1.4
(1月)
3.6
(1月)
3.0
(1月)
4.5
(1月)


降水量
(mm)
最多月
277.5
(7月)
310.2
(9月)
263.1
(9月)
239.3
(7月)
445.9
(7月)
460.3
(9月)
378.2
(9月)
351.3
(7月)
257.8
(7月)
273.4
(7月)
458.6
(9月)
377.3
(6月)
286.3
(6月)
286.1
(6月)
269.5
(7月)
最少月
48.0
(12月)
70.8
(12月)
47.7
(12月)
40.4
(12月)
149.1
(12月)
152.7
(12月)
84.7
(12月)
55.0
(12月)
40.0
(12月)
47.3
(12月)
151.3
(12月)
77.8
(12月)
100.5
(12月)
44.9
(12月)
84.3
(12月)
降水
日数
(日)
最多月
16.1
(7月)
17.1
(7月)
15.0
(7月)
13.9
(7月)
18.4
(1月)
19.1
(1月)
16.3
(7月)
15.3
(7月)
14.1
(7月)
12.6
(7月)
18.2
(1月)
14.4
(7月)
15.5
(1月)
13.8
(7月)
14.5
(1月)
最少月
7.5
(12月)
9.4
(10月)
7.6
(12月)
6.8
(12月)
11.7
(10月)
11.5
(10月)
11.1
(11月)
8.5
(12月)
6.8
(12月)
6.5
(12月)
11.5
(10月)
9.5
(10月)
10.0
(10月)
7.8
(11月)
9.4
(8月)


自然公園



国立公園


中部山岳国立公園、白山国立公園

国定公園


飛騨木曽川国定公園、揖斐関ヶ原養老国定公園

県立自然公園


千本松原県立自然公園、揖斐県立自然公園、奥飛騨数河流葉県立自然公園、宇津江四十八滝県立自然公園、恵那峡県立自然公園、胞山県立自然公園、裏木曽県立自然公園、伊吹県立自然公園、土岐三国山県立自然公園、位山舟山県立自然公園、奥長良川県立自然公園、野麦県立自然公園、せせらぎ渓谷県立自然公園、天生県立自然公園、御嶽山県立自然公園



旧国名


主な旧国名は、「飛騨国」「美濃国」。わずかに「越前国」「信濃国」「伊勢国」「尾張国」の区域も含む。



  • 旧伊勢国部分 ⇒ 1883年(明治16年)11月1日、三重県桑名郡金廻村・油島新田・江内村を下石津郡に編入される(後の海津郡大江村→海津町、現・海津市)。

  • 旧尾張国部分 ⇒ 1887年(明治20年)7月12日、愛知県海西郡松山中島村が岐阜県海西郡に編入される(後の海津郡東江村→海津町、現・海津市)。

  • 旧越前国部分 ⇒ 1958年(昭和33年)10月15日、福井県大野郡石徹白村の一部が岐阜県郡上郡白鳥町(現・郡上市)に編入される。

  • 旧信濃国部分 ⇒ 1958年(昭和33年)10月15日、長野県西筑摩郡神坂村の一部が岐阜県中津川市に編入される(馬籠地区は山口村に編入)。

  • 旧信濃国部分 ⇒ 2005年(平成17年)2月13日、長野県木曽郡山口村が岐阜県中津川市に編入される。



地域区分




岐阜県 地域区分図
美濃地方 : 岐阜地域
 西濃地域
 中濃地域
 東濃地域
飛騨地方 : 飛騨地域




岐阜県の位置(岐阜県内)


揖斐川町




大野町




池田町










岐阜市




垂井町




関ケ原町




大垣市




(大垣市)




高山市




関市




中津川市




養老町




6




7




羽島市




1




2




3




4




5




8




各務原市




可児市




多治見市




瑞浪市




土岐市




恵那市










美濃市




飛騨市




郡上市




下呂市




海津市




9




10




11




七宗町




八百津町




白川町




東白川村




御嵩町




白川村




岐阜県の自治体 /  表示 
略数字 : 1.美濃加茂市, 2.瑞穂市, 3.岐南町, 4.笠松町, 5.神戸町, 6.輪之内町, 7.安八町, 8.北方町, 9.坂祝町, 10.富加町, 11.川辺町


美濃地方


  • 県南部。およそ旧美濃国部分に当たる。

  • 美濃地方を西濃・岐阜・中濃・東濃などと区分する場合もある(#地域参照)。


  • 流通、産業など愛知県との関係が深く、東濃地区は県内他地区よりも関係が深い。


飛騨地方


  • 県北部。およそ旧飛騨国部分に当たる。中央高地に分類されることがある。

  • 飛騨地方北部は日本海側に近く、流通、産業など富山県との関係が深い。



自治体




  • 県庁所在地の岐阜市は中核市に指定されている。

  • 県北部には国内市町村の中では面積が日本一の高山市(2,177.67km²、東京都とほぼ同じ面積)がある。


  • 1987年(昭和62年)、藤橋村(現・揖斐川町)が徳山村を編入合併するまでは100市町村あったが、平成の大合併により42市町村となっている。


  • 大垣市は平成の大合併により日本で唯一の二重飛び地を持つ市となった。


  • 2005年(平成17年)、中津川市は長野県木曽郡山口村を編入合併し、平成の大合併で唯一の越県合併となった。

  • 21市9郡19町2村がある。岐阜県では、県内を5つの地域に分け、それぞれに地域振興局を置いていたが、2015年(平成27年)に廃止した(ただし、県税事務所、保健所等一部の機関では地域単位での設置が続いている)。

  • 以下、地域ごとに市町村名を記す。「町」の読み方は全て「ちょう」。「村」の読み方は2村とも「むら」。



岐阜地域




  • 岐阜市(県庁所在地)

  • 羽島市

  • 各務原市

  • 山県市

  • 瑞穂市

  • 本巣市


  • 羽島郡 - 岐南町、笠松町


  • 本巣郡 - 北方町



西濃地域



  • 大垣市

  • 海津市


  • 養老郡 - 養老町


  • 不破郡 - 垂井町、関ケ原町


  • 安八郡 - 神戸町、輪之内町、安八町


  • 揖斐郡 - 揖斐川町、大野町、池田町



中濃地域



  • 関市

  • 美濃市

  • 美濃加茂市

  • 可児市

  • 郡上市


  • 加茂郡 - 坂祝町、富加町、川辺町、七宗町、八百津町、白川町、東白川村


  • 可児郡 - 御嵩町



東濃地域



  • 多治見市

  • 中津川市

  • 瑞浪市

  • 恵那市

  • 土岐市



飛騨地域



  • 高山市

  • 飛騨市

  • 下呂市


  • 大野郡 - 白川村



歴史



県名の由来


「岐阜」の名は諸説あり、一説には、織田信長の命名によるとされる。政秀寺の僧侶であった沢彦宗恩の案によって、「岐山」(殷が周の王朝へと移り変わる時に鳳凰が舞い降りた山とされ、周の文王はこの山で立ち上がり、八の基を築いた)の「岐」と、「曲阜」(学問の祖、孔子が生まれた集落があった魯国の首府にして儒学発祥の地)の「阜」を併せ持つ「岐阜」を選定して、太平と学問の地であれとの意味を込めて命名したとされる。


『信長公記』(太田牛一)によると、織田信長が美濃国を攻略した際に、稲葉山の城下の井口を岐阜と改めたと書かれている。江戸時代中期の尾張藩の記録の『安土創業録』(名古屋市蓬左文庫蔵書、旧蓬左文庫所蔵・尾張徳川家蔵書)、『濃陽志略』(別名・濃州志略、国立公文書館所蔵)にも信長命名とあり、『岐阜志略』(長瀬寛二、1885年(明治18年))が『安土創業録』の記述を引用して信長が初めて岐阜と命名したとしている。


同時代史料を確認してみても、「言継卿記」永禄11年11月10日条に「三州徳川左京大夫所へ沢路隼人佑差下,予岐阜へ下向之次也」。また、ルイス・フロイスの日本耶蘇会年報にも、永禄12年5月,「我等は岐阜の町に著きたり,人口約一万なるべし」。という記述があり、信長命名以前に、岐阜という地名が確認できないことが分かる。他にも、細川両家記や多聞院日記での岐阜の初見は永禄11年である。


一方、井口の地名の方は、永禄三年七月廿一日六角承禎の書状に、濃州井口。歴代古案、織田信長の書状に、(永錄七年)仍先月濃州相働、井口近所取出。このことから、信長公記にある1568年(永禄11年)に、信長が井口を岐阜と改めた以前に、岐阜であった事実は確認できない。


岐阜は信長命名以前にすでに使用されていたという異論もある。岐阜市案内(岐阜市教育会編、1915年(大正4年))では、「一説には、古来、岐府、岐陽、岐山、岐下と書き、明応永正の頃より旧記に岐阜と見えたれば、信長の命名にあらず」と記載。『美濃国諸旧記』(寛永正保の作?)には、稲葉山を岐山、里を岐阜と呼び、信長が岐阜・中節・井ノ口・今泉・桑田を合併して、岐府と称したとし、岐阜は古来の字で、信長は岐府と府の字を使ったと主張されている。ただし、忠節・今泉は近世地名(江戸時代)であり、岐阜を岐府と別称した文書はない。また、仁岫録、東陽英朝の語録;少林無孔笛、明応8年孟夏日・土岐成頼画像;東陽英朝賛にいずれも岐阜鐘秀。万里集九の梅花無尽蔵に、岐陽という語句が頻出、岐下風流、雖退去于岐阜陽、とあるが、同書物中では岐陽とは何かについての具体的な説明はなく、梅花無尽蔵注釈;市木武雄において、岐蘇川(木曽川)の陽(北)に位置し、鵜沼・岐阜一帯を指すとするが、同書物中には、木曽川となっており、木曽陽あるいは木陽でないとおかしいし、岐蘇川としても岐蘇陽という表現がないのもおかしいという疑問もある。


※木曽川(岐蘇川)由来説の最大の問題点は、承和2年の太政官符に、尾張・美濃両国堺墨俣河という記述があり、古来は墨俣川と呼ばれていることである。当然、川の名前由来で、岐阜岐陽は、成り立たない。1586年(天正14年)6月24日に、木曽川の大洪水が起こり、古来の河道が大変化をして、ほぼ現状となったのである。


また、信長は、井口を岐阜と改めたとしているのに、万里集九の梅花無尽蔵には、濃之井口有祥雲院、という記述があり、井口を岐陽としていない。さらに、濃之革県、濃革手、という記述もあり、革手府を岐阜(岐陽)と呼んでいない。井口から相当離れた鵜沼(各務ヶ原市東端)を井口と一帯として岐陽と呼ぶのも無理がある。同書物中には、河陽=駿河国とする記述もあり、となると、岐陽=美濃国=濃陽という広範囲すぎる呼称となり、やはり、信長が井口を岐阜と改めたという事実と矛盾する。なお、万里集九以前に、五山の学僧に岐陽方秀がおり、道号は初め岐山、のち岐陽と改めた、讃岐国出身であることから、岐山=岐陽=讃岐国を意味するか。濃飛両国通史;1923年(大正12年)、安土桃山時代史(昭和14年;著者花見)にも、岐阜命名は信長以前説を唱えている。


阿部栄之助の濃飛両国通史を見ると、永禄4年に崇福寺の快川国師(紹喜)が斎藤義龍を「岐陽賢太守」と呼んだとするが、出典不明であり、永禄沙汰には「永祿3年12月24日美濃齋藤義龍、同国の禅家をして、伝燈寺に帰附せしむ、尋で、同国崇福寺紹喜(快川)等、之を憤り、国外に出奔す」という記述があり、永禄4年の段階で、美濃国外退去になりすでに崇福寺の住職ではなく、憤慨した相手の斎藤義龍を賢太守と褒めたとは疑問である。また、御湯殿上日記には、天正9年9月6日正親町天皇が、前妙心寺住持快川(紹喜)に大通智勝国師の号を賜ふ、という記述があり、永禄4年の段階で国師であったはずがないなど、明らかにおかしな記述である。



先史時代


本県でも約3万年前に始まる後期旧石器時代には、濃尾平野北辺部の段丘上や台地(日野遺跡・寺田遺跡・椿洞遺跡)に人々が活動していた遺跡が確認されている。他にも山中の狭い細尾根にある遺跡(揖斐川町藤橋村徳山寺屋敷遺跡)や低湿地の遺跡(飛騨市宮川村宮ノ前遺跡)が確認されている。それらの遺跡から石を割ってで切る剥片でつくった石器、例えばナイフ形石器・削器・細石刃・尖頭器など、また調理に使ったと考えられる礫郡、加工痕のある木片などのいろいろな生活用具が見つかっている[3]



古代


4世紀の中頃には、大和政権の勢力下に入っていた。


岐阜県は、令制国の美濃国(18郡・131郷)と飛騨国(3郡・13郷)の二国で構成されている(和名類聚抄)。美濃は「御野」(大宝2年:702の正倉院文書)、飛騨は「裴陀」(養老令)と書かれた。ヒダの国名の表記法が「飛騨」に定着したのは8世紀の前半である。美濃と飛騨国は、東山道に属し、畿内からの本線は近江・美濃を通り、信濃上野へと向かうから美濃から飛騨へは東山道の支線であった[4]。この東山道は古くから利用された。ヤマトタケルの征服伝説にも登場する(『古事記』)。


美濃国は、日本のほぼ中心として、昔から歴史上で重要な合戦が多く起こっている。古くは大海人皇子がこの国を拠点に挙兵した壬申の乱(672年)があり、関ケ原町の藤古川付近で激戦が行われた。8世紀には、国府が垂井町府中に置かれた。国分寺は大垣市青野町に国分尼寺は垂井町平尾に其々建てられた。一宮は南宮大社(現:垂井町宮代)となった。



中世


中世に入ると、美濃国は土岐氏が、飛騨国は京極氏が守護を務める。戦国時代になると、美濃国は斎藤道三や織田信長の活躍の舞台となり、司馬遼太郎をして「美濃を制するものは天下を制す[5]」と言わしめている。その後、徳川家康と石田三成による関ヶ原の戦い(1600年)が関ケ原町、垂井町、大垣市で行われた。飛騨国は姉小路氏が支配し、その後羽柴秀吉に従った金森氏が支配した。



近世


江戸時代に入ると、先の関ヶ原の戦いによる論功行賞などにより藩の改易・転封などを含めながらも、美濃国は依然として戦略的に重要な地であり石高も多いことから幕府によりいくつかの小藩に分割された。幕府領としては笠松陣屋の美濃郡代が支配した。美濃国内藩としては、最大でも大垣藩の10万石の他、苗木藩、岩村藩、郡上藩、高富藩、加納藩、大垣新田藩や尾張藩附家老の竹腰氏の今尾藩、尾張藩分家の高須藩が成立する。美濃国外藩としては尾張藩の12万石のほか、磐城平藩、備中岡田藩が領地を有した。また、旗本知行地としては明知遠山氏や交代寄合の竹中氏陣屋など複数あった。飛騨国は当初飛騨高山藩があったが、元禄期に山林資源や鉱山資源に目をつけた幕府が藩主の金森氏を上山藩に転封し、その後は幕府領として高山陣屋の飛騨郡代が支配した。また、律令時代から整備された東山道を元として、戦国時代に各地の戦国大名によって整備された道を繋ぎ、中山道が整備された。



近・現代



  • 1872年1月2日(明治4年11月22日) … 笠松県(1868年成立)と廃藩置県(1871年旧暦7月)でできた今尾県、岩村県、大垣県、加納県、郡上県、高富県、苗木県および野村県が合併して岐阜県となる。当初の県庁は笠松陣屋。(この時点では美濃国のみ) 県令は長谷部佳恕連(元福井藩)、権参事は小崎利準(元亀山藩)。その後県庁舎が手狭になり、今泉村(岐阜市)八寺地内に新庁舎を建設し、1874年(明治7年)6月21日に移転した。


  • 1876年(明治9年)8月21日 … 筑摩県のうち、吉城郡、大野郡および益田郡の三郡を合併して飛騨国を含むほぼ現在の形となる。新政府は府県の統廃合に当たって、旧石高で60万石以上になるよう調整したので、美濃と飛騨の合併が実現した。


  • 1883年(明治16年)11月1日 … 下石津郡が三重県桑名郡金廻村・油島新田・江内村を編入する。


  • 1887年(明治20年)7月12日 … 海西郡が愛知県海西郡松山中島村を編入する。


  • 1889年(明治22年)7月1日 … 市制、町村制施行


  • 1891年(明治24年)10月28日 … 本巣郡根尾村(現・本巣市)を震源としたM8.0の濃尾地震が起こり、大きな被害を受ける


  • 1912年(大正元年)9月22日 … 暴風雨により、県内で死者114人、全壊家屋6,122戸、半壊家屋3,197戸の大惨事となった[6]


  • 1955年(昭和30年)4月1日 …「岐阜県民の歌」制定

  • 1955年(昭和30年)4月1日 … 恵那郡三濃村の大部分が愛知県東加茂郡旭村に編入される


  • 1958年(昭和33年)10月15日 … 郡上郡白鳥町が福井県大野郡石徹白村の大部分を編入

  • 1958年(昭和33年)10月15日 … 中津川市が長野県西筑摩郡神坂村の一部を編入


  • 1959年(昭和34年)9月26日 … 伊勢湾台風が上陸。美濃地方を中心に被害を受ける。


  • 1965年(昭和40年)9月 - 10月 … 岐阜県で夏季および秋季国民体育大会(岐阜国体)が行われる


  • 1965年(昭和40年)10月 … 岐阜県で第1回全国身体障害者スポーツ大会が行われる


  • 1966年(昭和41年)2月11日 … 県庁舎が岐阜市薮田南に完成。岐阜市司町から移転。


  • 1969年(昭和44年)9月19日 … 郡上郡奥明方村(現・郡上市)を震源としたM6.6の岐阜県中部地震が起こり、被害を受ける


  • 1971年(昭和46年)7月27日 … 鹿児島県と姉妹県になる


  • 1976年(昭和51年)9月12日 … 台風の影響による大雨で安八郡安八町で長良川の堤防が決壊するなど、9.12水害が起こり、大きな被害を受ける


  • 1988年(昭和63年)6月21日 … 中華人民共和国の江西省と友好提携を結ぶ

  • 1988年(昭和63年)7月8日 - 9月18日 … 岐阜市でぎふ中部未来博覧会が開催される


  • 1995年(平成7年)4月26日 - 6月4日 … 可児市で花フェスタ'95ぎふが開催される


  • 1996年(平成8年)4月1日 … 県庁所在地である岐阜市が中核市に指定された


  • 2000年(平成12年)9月11日 - 12日 … 台風による前線の活動の活発化による大雨で、矢作川流域の恵南地域を中心に水害が起こり、被害を受ける(恵南豪雨)

  • 2000年(平成12年)10月21日 - 22日 … 岐阜県で第9回全国知的障害者スポーツ大会(ゆうあいぴっく岐阜大会)が行われる


  • 2005年(平成17年)2月13日 … 中津川市が長野県木曽郡山口村を編入

  • 2005年(平成12年)3月1日 - 6月12日 … 可児市で花フェスタ2005ぎふが開催される


  • 2012年(平成24年)1月 - 2月・9月 - 10月 … 岐阜県で冬季および秋季国民体育大会(東日本大震災復興支援第67回国民体育大会 愛称:ぎふ清流国体)が行われる

  • 2012年(平成24年)10月 … 岐阜県で全国障害者スポーツ大会(東日本大震災復興支援第12回全国障害者スポーツ大会 愛称:2012ぎふ清流大会)が行われる


  • 2014年(平成26年)9月27日 …御嶽山噴火(2014年の御嶽山噴火参照)


  • 2015年(平成27年)10月10日 - 12日 …皇太子殿下 行啓


  • 2017年(平成29年)1月1日 - 12月31日 …岐阜市で岐阜市信長公450プロジェクト(織田信長の岐阜入城・岐阜命名450周年記念事業)が開催される



人口




岐阜県市町村人口増減率分布図(2005年度と2010年度国勢調査から算出)



増加

  2.5 - 4.99 %

  0.0 - 2.49 %

減少

  0.0 - 2.5 %

  2.5 - 5.0 %

  5.0 - 7.5 %

  7.5 - 10.0 %

  10.0 % 以上


















Demography21000.svg
岐阜県と全国の年齢別人口分布(2005年)
岐阜県の年齢・男女別人口分布(2005年)


紫色 ― 岐阜県
緑色 ― 日本全国



青色 ― 男性
赤色 ― 女性

岐阜県(に相当する地域)の人口の推移








総務省統計局 国勢調査より


都市


岐阜県内 市別人口ランキング































































県内順位
都市

地域区分
人口
県内順位
都市

地域区分
人口

1

岐阜市

美濃
402,537人

6

関市

美濃
87,291人

2

大垣市

美濃
159,090人

7

高山市

飛騨
86,951人

3

各務原市

美濃
144,385人

8

中津川市

美濃
76,871人

4

多治見市

美濃
108,130人

9

羽島市

美濃
66,724人

5

可児市

美濃
99,591人

10

土岐市

美濃
56,471人

2017年12月 現在




岐阜県内市別人口密度ランキング(2016年(平成28年)現在)



  1. 岐阜市(1,990人/km2


  2. 瑞穂市(1,940人/km2


  3. 各務原市(1,650人/km2


  4. 羽島市(1,250人/km2


  5. 多治見市(1,200人/km2




人口重心


5年ごとに実施される国勢調査の結果、日本の人口重心が決められるが、岐阜県内を東(東京方面)に移動中。2010年(平成22年)の国勢調査では、関市(旧・武儀郡武儀町富之保付近)内となった。


(ちなみに、日本まん真ん中センターというのがある。)



外国人


定住者

県南部を中心に、日系ブラジル人やフィリピン人などの外国人が数多く暮らしている。近年では在日中国人も増えている。特に美濃加茂市では人口の1割は外国人で、工場などで労働者として働いているケースが多い。1990年(平成2年)の入国管理法改正以降、急速に増えていった。彼らの最大の問題は子どもの教育で、日本語が理解できないなどのために不就学になる場合もある。ブラジル学校は県内に数校あるが、大半が無認可である。2008年(平成20年)の世界的経済危機を受けブラジル人が母国へ帰国するケースが少なからずあり、岐阜県は彼らの旅行費用について支援している。


旅行者

近年は中国人に対する日本入国の条件の緩和などにより、主に高山市や白川村など飛騨地方を中心とする県内の観光地では外国人観光客が大幅に増えている傾向がある。



政治・行政



歴代知事



公選知事


  • 初代 武藤嘉門(1947年4月12日 - 1959年10月16日、3期)

  • 2代 松野幸泰(1959年10月17日 - 1967年10月16日、2期)

  • 3代 平野三郎(1967年10月17日 - 1976年12月14日、3期)

  • 4代 上松陽助(1977年2月8日 - 1989年2月5日、3期)

  • 5代 梶原拓(1989年2月6日 - 2005年2月5日、4期)

  • 6代 古田肇(2005年2月6日 - 在任中、4期目)



議会・選挙



衆議院議員選挙小選挙区の区割と現在の衆議院議員(小選挙区選出議員)



  • 1区 岐阜市(旧柳津町の区域を除く) 野田聖子(自由民主党) 

  • 2区 大垣市、海津市、養老郡、不破郡、安八郡、揖斐郡 棚橋泰文(自由民主党) 

  • 3区 岐阜市(旧柳津町の区域に限る)、関市、美濃市、羽島市、各務原市、山県市、瑞穂市、本巣市、羽島郡、本巣郡 武藤容治(自由民主党)

  • 4区 高山市、美濃加茂市、可児市、飛騨市、郡上市、下呂市、加茂郡、可児郡、大野郡 金子俊平(自由民主党)

  • 5区 多治見市、中津川市、瑞浪市、恵那市、土岐市 古屋圭司(自由民主党)



現在の参議院議員(選挙区選出議員)


  •  渡辺猛之(自由民主党)、大野泰正(自由民主党)  




財政



















































































































































年度 歳入額(単位:百万円)
一般会計と特別会計合算
財政力指数 経常収支比率 実質公社債比率 将来負担比率 ラスパイレス指数 起債制限比率
平成28年
      0.53444 94.2 11.8 195.8 99.5 未公表
平成27年
974,599 0.52358 92.2 13.6 189.7 98.7 未公表
平成26年
890,748 0.50989 92.5 15.3 195.0 98.5 未公表
平成25年
919,029 0.49879 93.6 17.0 202.2 98.3 未公表
平成24年
870,096 0.48486 93.7 18.4 209.8 95.0 未公表
平成23年
859,050 0.49305 93.6 19.7 218.5 94.5 未公表
平成22年
918,712 0.52140 93.6 19.6 227.8 92.8 未公表
平成21年
1,005,740 0.54865 98.9 19.1 251.8 95.7 未公表
平成20年
882,135 0.54638 99.1 17.6 249.8 99.4 未公表
平成19年
878,060 0.51345 98.4 16.1 未公表 99.3 13.5
平成18年
925,960 0.47663 91.9 14.4 未公表 99.3 12.1
平成17年
923,189 0.44358 88.6 13.0 未公表 99.4 11.1
平成16年
932,813 0.43425 86.1 未公表 未公表 99.5 9.8



  • 財政力指数のグループ分類及びグループ内順位は『財政力指数 都道府県の指数の変遷』を参照のこと。

  • (注)平成24年と25年については「国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律」(平成24年法律第2号)による措置が無いとした場合の値を採用した。

  • 歳入額については岐阜県の公式ホームページより引用[7]

  • その他の指標については総務省公式ホームページより引用[8]



県有施設









廃止

  • 岐阜マリンスポーツセンター(三重県、現在は三重マリンセンター海の学舎として民間施設へ)


経済・産業



工業




  • 各務原市では川崎重工業や三菱重工業などの航空産業や自動車産業に関連した金属加工等の製造業が盛んである。


  • 関市周辺では刀剣類の製造が盛んである。


  • 土岐市、多治見市、瑞浪市の東濃西部で作られる陶磁器は美濃焼と呼ばれ、全国シェア50%以上。中でも土岐市は陶磁器生産日本一である。

  • 明治以降、岐阜市周辺では繊維工業が盛んであったが、昭和40年代以降海外からの輸入による需要の減少で工場の多くが撤退し、衰退した。大規模な工場の跡地は大型商業施設や学校、公共施設などに利用された。



IT産業


大垣市ソフトピアジャパン、各務原市VRテクノジャパンを設立しベンチャー企業の育成を図るなど、IT産業の育成に力を注いでいる。



アパレル産業


岐阜市では戦後、軍服や古着を売る繊維問屋街ができ、さらに布を仕入れて服を作って売るアパレル産業が盛んになり、全国的な産地となった。2000年代中頃以降は東京や名古屋に押されて問屋街は苦戦しており、ファッションの産地としての生き残りを図るには岐阜の個性ある特徴を打ち出すのが課題となっている。岐阜市には一般社団法人岐阜ファッション産業連合会等のファッション産地団体組織があり、定期的にファッションイベントを開催している。



農業




  • 野菜


    • トマト(夏秋出荷 - 高山市など・冬春出荷 - 海津市など)


    • ホウレンソウ(高山市、岐阜市など)


    • 枝豆(岐阜市など)


    • ニンジン(各務原市など)

    • 寒天(恵那市)




  • 畜産品


    • 鶏卵(瑞浪市、郡上市など)


    • 飛騨牛その他肉牛(高山市など)


    • はちみつ(垂井町など)




  • 果物


    • 栗(東濃地方など)


    • 富有柿その他柿(本巣市や大野町など)

    • 濃姫、美濃娘 (イチゴ)(岐阜地域全域)



  • 花き



林業


県の多くが山岳地のために林業が盛ん。ヒノキの産出量では国内有数の量で、県内には木材を扱う業者が多い。また、切り出した木を使用した木工品などの工芸品の生産に力を注いでいる。



酒造


長良川などの清流が県内を流れているため、県を挙げて日本酒・焼酎の生産の振興に乗り出している。



流通業


恵那市で創業し、多治見市に本部があるバローホールディングスの子会社であるスーパーマーケットバローが県内に70店舗ある(全国では243店舗)。また、バローホールディングスの子会社である中部薬品が運営するV・drugが県内に126店舗存在する(全国では358店舗)。バローグループは連結売上5,000億円を超える岐阜県を代表する流通企業。



姉妹自治体・提携自治体


友好省


  • 中華人民共和国の旗江西省(中華人民共和国)

    1988年(昭和63年)6月21日 友好省提携調印


姉妹県


  • 鹿児島県の旗 鹿児島県(日本)

    1971年(昭和46年)7月27日 姉妹県盟約締結[9][10]



生活・交通



警察


  • 岐阜県警察


交通



鉄道











道路


高速道路








国道












主な有料道路


  • 白山白川郷ホワイトロード

  • 伊吹山ドライブウェイ


  • 安房峠道路(中部縦貫自動車道の一部)



空港




  • 岐阜基地 - 航空自衛隊の軍用飛行場(民間利用はなし)。

  • 飛騨エアパーク

  • 大野滑空場

  • 木曽川滑空場


定期便が飛ぶ空港は県内に存在しない。近隣の空港は名古屋飛行場と中部国際空港(いずれも愛知県)、富山空港(富山県)がある。



自動車登録番号標



  • 岐阜ナンバー - 美濃地方

  • 飛騨ナンバー - 飛騨地方



発電所




  • 奥美濃発電所[11]

  • 高根第一発電所

  • 馬瀬川第一発電所

  • 馬瀬川第二発電所

  • 横山発電所

  • 新上麻生発電所

  • 矢作第一発電所

  • 徳山発電所

  • 名称未定(メガソーラー建設中)[12]



医療・福祉



災害拠点病院

  • 岐阜県災害拠点病院

保育所

  • 岐阜県保育所一覧


教育



専修学校

  • 岐阜県専修学校一覧

特別支援学校

  • 岐阜県特別支援学校一覧

高等学校

  • 岐阜県高等学校一覧

中学校

  • 岐阜県中学校一覧

小学校

  • 岐阜県小学校一覧

幼稚園

  • 岐阜県幼稚園一覧


マスメディア



新聞



  • 岐阜新聞


  • 中日新聞および、全国紙のうち、産経新聞を除く読売新聞・朝日新聞・毎日新聞・日本経済新聞の各新聞社の支局・通信局が県内にある。



放送


中京広域圏をエリアとし、名古屋市に本社を置く民放各局(県域局のテレビ愛知を除く)およびNHK名古屋Eテレ(教育テレビ)が本県に中継局を設けている。
美濃地方西部の大半や東濃地方の一部(可児市や土岐市以南)では愛知県の県域放送(NHK名古屋総合テレビ[13]FM放送[要出典]とテレビ愛知[13]、FM AICHI[14]、ZIP-FM[15]、Radio NEO[16])や三重県の県域放送(三重テレビ[17]、FM三重[18])が受信可能エリアになる。


テレビ局


  • 県域放送


    • NHK岐阜放送局(総合テレビ)


    • 岐阜放送(GBS、ぎふチャン)(JAITS、TXN系列制作番組の放送が多い)



  • 広域放送


    • NHK名古屋放送局(Eテレ)


    • CBCテレビ(CBC)(JNN系列)


    • 東海テレビ放送(THK、東海テレビ)(FNN系列)


    • 名古屋テレビ放送(NBN、メ〜テレ)(ANN系列)


    • 中京テレビ放送(CTV、中京テレビ)(NNN系列)




ケーブルテレビ局











文化・スポーツ



方言




  • 美濃弁

    • 京阪式アクセント

    • 垂井式アクセント


    • 東京式アクセント(内輪、中輪)




  • 飛騨弁
    • 東京式アクセント(内輪)




食文化



郷土料理



伝統工芸


経済産業大臣指定伝統的工芸品



  • 美濃焼(陶磁器、1978年)


  • 飛騨春慶(漆器、1975年)


  • 一位一刀彫(木工品、1975年)


  • 美濃和紙(和紙、1985年)


  • 岐阜提灯(その他工芸品、1995年)


岐阜県郷土工芸品



  • 美濃和紙(美濃市)


  • 岐阜提灯(岐阜市)


  • 岐阜和傘(岐阜市)


  • 美濃焼(多治見市、土岐市、瑞浪市)


  • 刀剣類(関市)


  • 飛騨春慶(高山市)


  • 一位一刀彫(高山市、飛騨市、下呂市)


伝統工芸品



名産











スポーツ





  • FC岐阜 - Jリーグ (J2) に加盟するプロサッカークラブ


  • FC岐阜BELTA - FC岐阜の女子サッカーチーム。1985年(昭和60年)に「岐阜女子フットボールクラブ」として設立、2005年(平成17年)にSSC加盟


  • 岐阜スゥープス - B3.LEAGUEに所属するバスケットボールチーム。


  • 岐阜セイリュウヒーローズ - カンファレンスゲームに所属するバスケットボールチーム。


  • JAぎふリオレーナ - バレーボール・Vリーグの女子チーム。


  • 飛騨高山ブラックブルズ岐阜 - 日本ハンドボールリーグの女子チーム。



観光




世界遺産



  • 白川郷の合掌造り(白川村)


日本遺産



  • 『「信長公のおもてなし」が息づく戦国城下町・岐阜』 2015年4月24日認定(岐阜市)

  • 『飛騨匠の技・こころ -木とともに、今に引き継ぐ1300年-』 2016年4月25日認定(高山市)



有形文化財建造物


国宝



  • 安国寺 - 経蔵


  • 永保寺 - 観音堂、開山堂


重要伝統的建造物群保存地区



  • 三町 (高山市)

  • 下二之町大新町 (高山市)


  • 美濃町 (美濃市)

  • 郡上八幡北町 (郡上市)

  • 岩村町本通り (恵那市)

  • 荻町 (白川村)



名所・旧跡・観光スポット



  • 温泉地

    • 下呂温泉(日本三名湯)、奥飛騨温泉郷、長良川温泉、小坂温泉郷、うすずみ温泉など


  • 天然記念物の桜

    • 淡墨桜(日本三大桜)、臥龍桜、荘川桜、中将姫誓願桜、揖斐二度桜など




    • 飛騨山脈、白山、能郷白山など




    • 宇津江四十八滝、平湯大滝、根尾の滝、阿弥陀ケ滝、養老の滝など


  • 名勝

    • 鬼岩公園(御嵩町、瑞浪市)


  • 峡谷美

    • 日本ライン、恵那峡、付知峡、中山七里、揖斐峡など


  • ドライブスポット

    • 伊吹山ドライブウェイ(関ケ原町・揖斐川町)、金華山ドライブウェイ(岐阜市)、池田山(池田町)など


  • 古戦場跡

    • 関ヶ原古戦場、南宮山周辺(関ケ原町、垂井町)


  • 岐阜県では、県内のさくらと紅葉の名所を33箇所選出している。

    • 飛騨・美濃さくら三十三選

    • 飛騨・美濃紅葉三十三選



  • 岐阜県では、美しい農村風景を代表する棚田を後世に伝えるため、ぎふの棚田21選を選出している。



その他市町村別




  • 岐阜城、岐阜公園、金華山、長良川(岐阜市)


  • 奥の細道結びの地、墨俣城(大垣市)


  • 木曽三川公園三派川地区、岐阜県世界淡水魚園水族館(各務原市)


  • セラミックパークMINO(多治見市)


  • 花フェスタ記念公園(可児市)


  • 飛騨高山の古い町並み、高山陣屋、飛騨大鍾乳洞、乗鞍スカイライン(高山市)


  • 恵那峡ワンダーランド(中津川市)


  • 日本昭和村(美濃加茂市)


  • 日本大正村(恵那市)


  • 郡上八幡城(郡上市)


  • 木曽三川公園センター(海津市)


  • 養老天命反転地、養老の滝(養老町)


  • 南宮大社、朝倉山真禅院(垂井町)


  • 神岡鉱山、スーパーカミオカンデ(飛騨市)


  • 藤橋城、徳山ダム、華厳寺、横蔵寺(揖斐川町)


  • 不破関跡(関ケ原町)



中山道関連




  • 馬籠宿、落合宿、中津川宿(中津川市)


  • 大井宿(恵那市)


  • 大湫宿、細久手宿(瑞浪市)


  • 御嶽宿、伏見宿(御嵩町)


  • 太田の渡し、太田宿(美濃加茂市)


  • 鵜沼宿(各務原市)


  • 加納宿、河渡宿(岐阜市)


  • 美江寺宿、呂久の渡し(瑞穂市)


  • 赤坂宿(大垣市)


  • 垂井宿、垂井一里塚、垂井追分(垂井町)


  • 関ヶ原宿、今須宿、寝物語の里(関ケ原町)



祭事・催事




  • 岐阜市 - 道三まつり、手力の火祭、池ノ上みそぎ祭り、長良川鵜飼、ぎふ信長まつり、長良川花火大会(全国選抜長良川中日花火大会(7月最終土曜日)、長良川全国花火大会(8月第1土曜日))、こよみのよぶね(冬至の夜)


  • 大垣市 - 大垣祭(ユネスコ無形文化遺産)、すのまた桜まつり、十万石まつり、水まつり、七夕まつり、岐阜新聞大垣花火大会(例年7月最終土曜日)


  • 多治見市 - 多治見陶器祭り(4月)、多治見市制記念花火大会、たじみ茶碗まつり(10月)、多治見まつり


  • 高山市 - 高山祭(京都の祇園祭・秩父夜祭とともに日本三大美祭の一つ、ユネスコ世界文化遺産)、日本一かがり火祭り


  • 関市 - 小瀬鵜飼、刃物祭り


  • 中津川市 - 杵振り踊り


  • 土岐市 - 土岐美濃焼まつり(日本三大陶器祭の一つ)、駄知どんぶりまつり、下石どえらええ陶器祭り


  • 恵那市 - みのじみのりの祭り


  • 郡上市 - 長滝の延年(六日祭)、郡上おどり、白鳥おどり


  • 山県市 - 山県市ふるさと栗まつり、いじら湖桜まつり、柿野まつり、いじら湖もみじ・野菜祭り、みやま川祭り


  • 垂井町 - 「南宮の神事芸能」(国の重要無形民俗文化財)、垂井曳山祭り(子供歌舞伎など)、ふれあい垂井ピア


  • 飛騨市 - 古川祭(起こし太鼓、日本三大裸祭りの一つ、国の重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産)


  • 池田町 - みの池田ふるさと祭り


  • 揖斐川町 - 谷汲踊り


  • 美濃市 - 美濃祭り


  • 八百津町 - 久田見祭り


  • 白川村 - どぶろく祭り(10月)



岐阜県を舞台とした作品




CM



  • 十六銀行

  • 大垣共立銀行

  • バロー



岐阜県出身の人物




脚注


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  1. ^ 平成22年国勢調査時点で岐阜県関市富之保


  2. ^ 岐阜県で41℃を観測 お盆期間も猛暑続く 高温に関する情報 Yahoo!ニュース(ウェザーマップ)2018年8月6日


  3. ^ 谷口和人「日本の真ん中岐阜のあけぼの」『岐阜県の歴史 県史21』2000年。10ページ。


  4. ^ 谷口和人「日本の真ん中岐阜のあけぼの」『岐阜県の歴史 県史21』2000年。41-42ページ 。


  5. ^
    “レファレンス協同データベース”. 「美濃を制するものは天下を制する」という言葉について. 岐阜県図書館. 2016年11月24日閲覧。



  6. ^ 誰か昭和を思わざる 大正ラプソディー (大正元年) Archived 2011年1月25日, at the Wayback Machine.


  7. ^
    “岐阜県の決算状況”. 岐阜県. 2016年5月18日閲覧。



  8. ^
    “地方公共団体の主要財政指標一覧”. 総務省. 2016年5月18日閲覧。



  9. ^ 岐阜県:岐阜県と鹿児島県の姉妹県盟約締結 - 岐阜県、2016年1月13日閲覧。


  10. ^ 岐阜県 - 鹿児島県、2016年1月13日閲覧。


  11. ^ 中部電力の主な発電所所在地一覧


  12. ^ 岐阜市にメガソーラー NTT系、東海4県最大級

  13. ^ abDpa放送エリアのめやす(岐阜県岐阜市)


  14. ^ (FM愛知会社概要)


  15. ^ ZIP-FM POWER PROFILE (PDF)”. ZIP-FM. 2014年7月7日閲覧。


  16. ^ AboutInterFM


  17. ^ 会社概要(三重テレビ)


  18. ^ 会社概要(三重エフエム放送)




参考文献


  • 松田之利・谷口和人・筧敏生・所文隆・上村恵宏・黒田隆志 『岐阜県の歴史 県史21』 山川出版社、2000年10月。ISBN 978-4-634-32210-3。


関連項目












  • 岐阜県出身の人物一覧

  • 岐阜県知事一覧

  • 岐阜県の政治家

  • 岐阜県の企業

  • 岐阜県の大学

  • 岐阜県高等学校一覧

  • 岐阜県中学校一覧

  • 岐阜県小学校一覧

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  • 岐阜新聞


  • 日本の地理、日本の地域



外部リンク






行政

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観光


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行政区の変遷
1871年 -
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