芥川作曲賞
芥川作曲賞 | |
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受賞対象 | 現代音楽の新進作曲家 |
会場 | サントリーホール |
国 | 日本 |
授与者 | 財団法人サントリー音楽財団 |
初回 | 1990年 |
最新回 | 2018年 |
公式サイト | http://www.suntory.co.jp/sfa/music/akutagawa/index.html |
芥川作曲賞(あくたがわさっきょくしょう)は、芥川也寸志を記念して、サントリー音楽財団が1990年4月に創設した賞。日本の新進作曲家の作品のうち、最も「清新かつ将来性に富む」ものを対象に贈られる。
目次
1 概要
2 受賞作品一覧
3 関連項目
4 外部リンク
概要
この賞の特徴のひとつに「公開選考」を行う点がある。最終選考は毎年8月下旬にサントリーホールで行われる。候補作品を演奏会形式で紹介した後、ステージ上で3人の選考委員による公開討論が行われ、受賞作品が決まる。受賞者には賞状と賞金50万円が授与される。さらに交響管弦楽曲の新作制作を委嘱され、委嘱作品は財団主催のコンサートで(通常は2年後の同賞最終選考の際に)初演される。
受賞作品一覧
- 第1回 (1991年)
高橋裕『Symphonic Karma』
- 第2回 (1992年)
山田泉『一つの素描〜ピアノとオーケストラによる2』
- 第3回 (1993年)
猿谷紀郎『Fiber of the Breath(息の綾)』
菊池幸夫『ピアノと管弦楽のための“曜変”』
- 第4回 (1994年)
江村哲二『ヴァイオリン協奏曲第2番「インテクステリア」』
- 第5回 (1995年)
伊左治直『畸形の天女/七夕』
- 第6回 (1996年)
権代敦彦『DIESIRAE/LACRIMOSA(怒りの日/嘆きの日)』
- 第7回 (1997年)
川島素晴『Dual Personality─打楽器独奏と2群のオーケストラのための』
- 第8回 (1998年)
伊藤弘之『2台のピアノとオーケストラのための〈シーシュポスの神話〉』
- 第9回 (1999年)
菱沼尚子『REFLEX for piano and orchestra』
- 第10回 (2000年)
望月京『カメラ・ルシダ』
- 第11回 (2001年)
原田敬子『響きあう隔たりIII』
- 第12回 (2002年)
夏田昌和『アストレーション〜オーケストラのための―ジェラール・グリゼイの追憶に―』
- 第13回 (2003年)
山本裕之『カンティクム・トレムルムII』
- 第14回 (2004年)
三輪眞弘『村松ギヤ・エンジンによるボレロ』
- 第15回 (2005年)
斉木由美『アントモフォニーIII』
- 第16回 (2006年)
糀場富美子『未風化の七つの横顔〜ピアノとオーケストラのために』
- 第17回 (2007年)
小出稚子『ケサランパサラン』
- 第18回 (2008年)
法倉雅紀『延喜の祭禮 第二番〜室内オーケストラのための』
- 第19回 (2009年)
藤倉大『- - - as I am - - -』
- 第20回 (2010年)
山根明季子『水玉コレクションNo.04 室内オーケストラのための』
- 第21回 (2011年)
山内雅弘『宙の形象−ピアノとオーケストラのための』
- 第22回 (2012年)
新井健歩『鬩ぎ合う先に〜オーケストラのための〜』
- 第23回 (2013年)
酒井健治『ヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲』
- 第24回 (2014年)
鈴木純明『ラ・ロマネスカ2――ペトルッチの遍歴~管弦楽のための』
- 第25回 (2015年)
坂東祐大『ダミエ&ミスマッチ J.H:S』
- 第26回 (2016年)
渡辺裕紀子『折られた…』
- 第27回 (2017年)
茂木宏文『不思議な言葉でお話しましょ !』
- 第28回 (2018年)
坂田直樹『組み合わされた風景』
関連項目
- 作曲賞
外部リンク
- 公式サイト