苫小牧日劇
苫小牧日劇 Tomakomai Nichigeki | |
---|---|
情報 | |
正式名称 | 苫小牧日劇 |
完成 | 1956年 |
開館 | 1956年8月 |
開館公演 | 誇り高き男 |
閉館 | 2005年4月22日 |
最終公演 | アビエイター(日劇) ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月(日劇2) |
収容人員 | (2館合計)433人 |
設備 | DOLBY SR |
用途 | 映画上映 |
運営 | 文化興業株式会社 |
所在地 | 〒053-0016 北海道苫小牧市寿町2丁目4-14 |
アクセス | JR苫小牧駅南口から徒歩20分 苫小牧市営バス「アイビープラザ前」停留所下車徒歩2分 |
苫小牧日劇(とまこまいにちげき)は、かつて北海道苫小牧市寿町2丁目(国道36号沿い)に存在していた映画館である。
目次
1 概要
2 劇場の特徴
3 かつて存在した苫小牧市内の映画館
4 脚注
概要
1956年8月『誇り高き男』の上映でオープン[1]。当時は2階席を含めた約500席程度の映画館だったが、1986年に2階席部分を改修し、2館体制となった。- 当初は個人所有の映画館だったが、洋画配給大手だった日本ヘラルド映画[2]の直営館となってからは、苫小牧市内におけるヘラルド配給作品は必ずこの劇場で上映されていた。また、ワーナー・ブラザース、東映、コロンビア映画作品やスタジオジブリのアニメ映画(『もののけ姫』『ホーホケキョ となりの山田くん』『千と千尋の神隠し』等)も多く上映されていた。
- しかし2002年8月、ヘラルド映画が経営から撤退[3]。それ以降は静内町(現:新ひだか町)で映画館「静内文化劇場」を経営し、苫小牧市内でも「苫小牧東宝・セントラル映劇」を経営していた「文化興業」に経営譲渡し営業を続けていたが、建物の老朽化や、イオン苫小牧ショッピングセンター(現:イオンモール苫小牧)内のシネマコンプレックス「ディノスシネマズ苫小牧」がオープンすることも重なり、2005年4月22日『アビエイター』『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』の上映を最後に47年の歴史に幕を閉じた。建物は解体され、跡地は幸福の科学苫小牧支部が立地している。
- 最末期は東宝配給作品が札幌市などの主要都市よりも遅れ上映されることが目立ち、閉館時期にヒットした『ハウルの動く城』のような作品は苫小牧市内でも上映されないことがあった。この状況はディノスシネマズ苫小牧オープン以降も続いていたが[4]、2015年5月31日に恵庭・東宝シネマ8が閉館したことでようやく解消された。
劇場の特徴
- 元々2階席を有する映画館としてオープンしたせいか、ロビーと売店はすべて1階に集約されていた。ドルビーデジタル及びDTS音響は閉館まで一貫して導入しなかった。
- 座席数及び椅子の色はすべて閉館時のもの。
スクリーン
座席数
椅子の色
日劇(1階)
257
青
日劇2(2階)
176
赤
かつて存在した苫小牧市内の映画館
苫小牧東宝・セントラル映劇 (錦町2丁目・2005年4月15日閉館)
サンテアトル (大町2丁目・2002年8月30日閉館) - 日劇より信号を渡った向い側に所在していた。
苫小牧スカラ座 (表町1丁目・1998年8月21日閉館)
旭館 (大町1丁目・1986年4月30日閉館)
王子娯楽場 (表町1丁目・1915年 - 1982年5月30日閉館)
脚注
^ “苫小牧市内の映画館2つ閉館へ”. 苫小牧民報 (苫小牧民報社). (2005年4月7日). http://www.tomamin.co.jp/2005/tp050407.htm 2010年8月15日閲覧。
^ 現在は角川映画に事業統合。興行部門は角川シネプレックス(現:シネプレックス)に移管。
^ この年の12月4日にオープンした「シネプレックス旭川」に移行したためとされる。
^ ただし苫小牧市内で撮影された『スマイル 聖夜の奇跡』(2007年12月15日公開)や『のぼうの城』(2012年11月2日公開)はディノスシネマズ苫小牧も公開日と同日封切を行っていた。