敦賀赤レンガ倉庫
敦賀赤レンガ倉庫(つるがあかれんがそうこ)は福井県敦賀市の敦賀港にある2棟の赤レンガ倉庫である。2018年現在は南棟がレストラン館、北棟がジオラマ館として再整備されている。ジオラマでは昭和時代の敦賀が鉄道模型などで表現されている[1]。
目次
1 概要
2 建築概要
3 展示
4 交通アクセス
5 入館情報
6 周辺情報
7 参考
8 外部リンク
概要
1905年(明治38年)に紐育スタンダード石油会社によって建設された石油貯蔵用の倉庫。
欧亜国際連絡列車が発着する敦賀港駅からロシアを経てヨーロッパに繋がる国際都市として敦賀が繁栄した時代、明治中期から昭和初期の敦賀港を象徴する施設の一つである。2009年1月、北棟・南棟・煉瓦塀が国の登録有形文化財に登録された。
建築概要
- 建築主 - 紐育スタンダード石油会社
- 所有者 - 敦賀市
- 竣工 - 1905年
- 構造 - 木造軸組、煉瓦造、平屋建
- 所在地 - 〒914-0072 福井県敦賀市金ヶ崎町1-19
- 備考 - 外国人技師の設計によるため、フィート単位で造られている。ほか、オランダ製煉瓦の使用や内部に柱が見えない等の特徴がある。
展示
建築後110年にあたり、観光資源としての活用のため、2015年10月に再整備されオープンした。現在では南棟がレストラン館、北棟がジオラマ館、南側の敷地がオープンガーデンとなっている。ジオラマ館では明治後期から昭和初期の敦賀の最盛期をHOケージ鉄道模型などを利用することで再現している[2]。
さらに敦賀市は鉄道遺産の街としての観光資源を整備するため、2018年5月、かつて小浜線を走っていたキハ28系を、それまでJR西日本から引き取り、保存していたアチハ株式会社から購入し、北側隣接地の屋外に展示した[3]。
金ヶ崎地区には敦賀港駅舎を再現した鉄道博物館、同駅ランプ小屋、現在休線となっているJR貨物敦賀港線などがある[4][5]。赤レンガ倉庫も一体として鉄道遺産を中心とした周辺整備計画も検討されている[6]
交通アクセス
北陸本線 敦賀駅から徒歩約30分、ぐるっと敦賀周遊バス(敦賀観光バスが運行)で8分、金ヶ崎緑地下車、徒歩4分
入館情報
レストラン館は無料、9:30-22:00開館。ジオラマ館は有料、9:30 ~ 17:30 (最終入館は17:00)。休館日は水曜日(祝日の場合その翌日)と12月30日から翌年1月1日まで[7]。
周辺情報
敦賀港 - 金ヶ崎緑地 - きらめきみなと館 - 旧敦賀港駅舎 - 洲崎の高灯籠 - ランプ小屋 - 敦賀倉庫群 - 人道の港 敦賀ムゼウム
- 敦賀市立博物館
- みなとつるが山車会館
- 紙わらべ資料館
- 気比松原
- 氣比神宮
参考
^ 公式ウェッブページ
^ 公式ウェブページ 赤レンガ倉庫について
^ 東洋経済オンライン 敦賀市が気動車「キハ28形」を購入のワケ
^ 敦賀観光案内サイト「漫遊敦賀」旧敦賀港駅舎のページ
^ 敦賀観光案内サイト「漫遊敦賀」ランプ小屋のページ
^ 金ヶ崎周辺施設整備基本計画(案)
^ 公式ウェッブページ 該当ページより
外部リンク
地図を見る |
旧紐育スタンダード石油会社倉庫南棟 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
旧紐育スタンダード石油会社倉庫北棟 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
旧紐育スタンダード石油会社倉庫煉瓦塀 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
座標: 北緯35度39分42.91秒 東経136度4分28.5秒 / 北緯35.6619194度 東経136.074583度 / 35.6619194; 136.074583