長塚節文学賞
長塚節文学賞 (ながつかたかしぶんがくしょう) | |
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受賞対象 | 短編小説・短歌・俳句 |
国 | 日本 |
授与者 | 茨城県常総市・節のふるさと文化づくり協議会 |
初回 | 1996年 |
最新回 | 2017年 |
長塚節文学賞(ながつかたかしぶんがくしょう)は、日本の文学賞。
目次
1 概要
2 大賞受賞者一覧
2.1 短編小説部門
2.2 短歌部門
2.3 俳句部門
3 脚注
3.1 出典
4 関連項目
概要
茨城県常総市出身の歌人・作家として知られる長塚節を広く顕彰するため、短編小説・短歌・俳句の3部門について作品を公募し、入選作品集の刊行などを通して、〈節のふるさと常総〉の文化を全国に発信していこうとするものである[1][2]。1996年に創設された[3]。募集内容は、短編小説は1人1編まで、短歌は1人2首まで、俳句は1人2句までで、いずれも自作、未発表作品に限られる[1]。短編小説の場合は、400字詰原稿用紙21枚から50枚までとされている[1]。短編小説部門では、大賞が1点選ばれ、賞金20万円や記念品などが贈られるほか、優秀賞や佳作などが選ばれる[1]。短歌部門および俳句部門では、大賞が各1点選ばれ、記念品などが贈られるほか、優秀賞や佳作などが選ばれる[1]。茨城県常総市・節のふるさと文化づくり協議会が主催している[4]。時代小説作家の安住洋子は、第3回短編小説部門大賞受賞の「しずり雪」を収めた中短編集でデビューしている[5]。
大賞受賞者一覧
短編小説部門
回 | 受賞作 | 著者 |
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第1回 | 恋歌 | 大庭桂 |
第2回 | 雪の歌 | 山岡敬和 |
第3回 | しずり雪 | 小河洋子 |
第4回 | かんでえらの日々 | 山田隆司 |
第5回 | 泥海二還ラズ | 田中良彦 |
第6回 | 彼誰時 | 紺野真美子 |
第7回 | 紫蘇むらさきの | 内田聖子 |
第8回 | 幸せの翠 | 松本敬子 |
第9回 | 幻 | 小松未都 |
第10回 | 風の櫛 | 沙木実里 |
第11回 | しまんちゅ | 大野俊郎 |
第12回 | ヒマラヤ桜の下で | 冨岡美子 |
第13回 | 誓いの木 | 馬場美里 |
第14回 | 大部屋の源さん | 斉藤せち |
第15回 | 闇の音 | 西林久美子 |
第16回 | 該当作なし | |
第17回 | 四重奏 | 絹谷朱美 |
第18回 | 海からの便り | 内田東良 |
第19回 | 震える手 | 柿澤正志 |
第20回 | ずっと遥香さん | 大橋克子 |
短歌部門
回 | 著者 |
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第1回 | 田村康治 |
第2回 | 青木保 |
第3回 | 神田三亀男 |
第4回 | 白田敦子 |
第5回 | 藤田光義 |
第6回 | 宮昭司 |
第7回 | 木村浩重 |
第8回 | 加藤恵美子 |
第9回 | 辻田悦子 |
第10回 | 富山富美子 |
第11回 | 大河内卓之 |
第12回 | 伊藤孝恵 |
第13回 | 針谷まさお |
第14回 | 政井繁之 |
第15回 | 小田倉量平 |
第16回 | 黒羽文男 |
第17回 | 深町一夫 |
第18回 | 岩岡正子 |
第19回 | 山口勝己 |
第20回 | 渡辺守 |
俳句部門
回 | 著者 |
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第1回 | 佐藤茂夫 |
第2回 | 柏村四郎 |
第3回 | 安藤葉子 |
第4回 | 倉岡智江 |
第5回 | 小林静枝 |
第6回 | 野村洋子 |
第7回 | 石毛惠美子 |
第8回 | 高橋康子 |
第9回 | 古澤道夫 |
第10回 | 岩佐聖子 |
第11回 | 吉江正元 |
第12回 | 渡辺平江 |
第13回 | 井坂道子 |
第14回 | 野口光江 |
第15回 | 安藤陽子 |
第16回 | 井坂あさ |
第17回 | 石崎雅男 |
第18回 | 添野眞一 |
第19回 | 野口英二 |
第20回 | 山﨑幸子 |
脚注
出典
- ^ abcde第20回 長塚節文学賞/常総市ホームページ
^ 長塚節文学賞にコザ高生2人が入賞 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
^ 平成 27 年度事務事業評価 常総市
^ 文学賞 傾向と対策 公募ガイド
^ 安住洋子 | 著者プロフィール | 新潮社
関連項目
- 文学賞の一覧