フライ級
フライ級(英: fly weight)は、ボクシングなどの格闘技で用いられる階級の1つ。「フライ」は「蝿(ハエ)」を意味する。
目次
1 ボクシング
2 レスリング
3 総合格闘技
4 脚注
5 外部リンク
ボクシング
プロボクシングでの契約ウェートは、108 - 112ポンド (48.988 - 50.802kg) 。ライトフライ級とスーパーフライ級の間の階級であり、全17階級中3番目に軽い階級。
アマチュアボクシングでは、男子49 - 52kg、女子48 - 51kg。
初代フライ級世界王者はトーマス・ペドラー・パーマー(イギリス)。
1952年、現在ほど階級が細分化されておらず、世界王座団体が1つしかなかった時代に白井義男が日本初のプロボクシング世界王者となった階級で、2013年現在、日本のジムから最多15名の男子世界王者を輩出している階級。女子では2013年に真道ゴー(クラトキ)が世界王者となった。
アマチュアでは田辺清が1960年ローマ大会で日本初のオリンピックボクシングメダルとなる銅メダルをこの階級で獲得し、プロでも日本王座に就いた。さらに、石井幸喜が1978年ベオグラード大会で日本人初の世界選手権メダルとなる銅メダルを獲得したのもこの階級。
この階級の世界王座連続最多防衛記録はポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ / WBC)の17度(通算防衛回数としては23回)[1]。日本の選手の最多防衛記録は、勇利アルバチャコフ(協栄 / WBC)の9度。
「ボクシング世界フライ級王者一覧」も参照
レスリング
レスリングでかつてフライ級と呼ばれたものは後の54kg級に当たるが、現在は廃止されている。女子では48kg級をフライ級と呼ぶ事も。
総合格闘技
総合格闘技では団体によって差違があったが、現在は修斗、パンクラスなど国内の団体もNSAC基準に準拠している。
UFCなど北米の多くの団体が準拠するネバダ州アスレチック・コミッション(NSAC)は125ポンド(56.7kg)以下と規定している。- 「King of the Cage」では、126–135lbs(-61.2kg)がフライ級と定められている[2]。
脚注
^ ボクシング亀田興初防衛、黒木は奪取目指す 毎日新聞 2010年3月25日閲覧。この記事中にポンサクレックの防衛記録に関して「通算19回目の防衛を目指す」と記載されているため、通算記録を最多に含める形を取った。
^ King of the Cage 公式サイト
外部リンク
- “ボクシング基礎知識 - 階級”. 日本ボクシングコミッション. 2010年3月30日閲覧。
- “コミッションルール - 第2部 試合 - 第12章 クラスとウェイト”. 西日本ボクシング協会. 2010年3月30日閲覧。
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