メートル毎秒毎秒
メートル毎秒毎秒 | |
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記号 | m/s2 |
系 | 国際単位系 (SI) |
種類 | 組立単位 |
量 | 加速度 |
定義 | 1秒間に 1 m/s の加速度 |
メートル毎秒毎秒(メートルまいびょうまいびょう、記号 : m/s2、m/秒2)は、国際単位系 (SI) における加速度の単位である。
1メートル毎秒毎秒は、1秒間に1メートル毎秒 (m/s) の加速度と定義されている。CGS単位系で対応する単位はガル (Gal) であるが、SI では加速度の単位に固有の名称はつけられていない。なお、7000100000000000000♠1 m/s2 = 7002100000000000000♠100 Gal である。
SIの力の単位であるニュートン (N) は「キログラム・メートル毎秒毎秒」と書き表すことができる。すなわち、1ニュートンは質量1キログラムの物体に1メートル毎秒毎秒の加速度を与える力ということである。加速度は速度の変化率のことであるので、これは運動の第2法則の最も単純な形ということになる。
例を出せば、7000500000000000000♠5 m/s2 の場合、自由落下運動において1秒後の落下速度が 7000500000000000000♠5 m/s という事である。またその1秒後の落下速度は 7001100000000000000♠10 m/s 、その1秒後は 7001150000000000000♠15 m/s …となる。
キロメートル毎時毎秒
キロメートル毎時毎秒 | |
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記号 | km/h/s |
量 | 加速度 |
SI | 約 0.2778 m/s2 |
定義 | 1秒間に 1 km/h の加速度 |
鉄道車両の起動加速度などには、キロメートル毎時毎秒 (km/h/s) が用いられることがある。キロメートル毎時毎秒は1秒間に1キロメートル毎時 (km/h) の加速度であり、6999277777777777777♠1 km/h/s = (1000/3600) m/s2 ≅ 6999277800000000000♠0.2778 m/s2 である。また、7000100000000000000♠1 m/s2 は 7000100000000000000♠3.6 km/h/s であり,これに当てはめると重力加速度gは7000980555555555555♠35.3 km/h/s となり,重力が鉄道車両と比べ物にならないほどの加速度を持ち,また加速度gの鉄道車両が人間にとっていかに操縦不能かが分かる[1]。
符号位置
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
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㎨ | U+33A8 | - | ㎨ ㎨ | メートル毎秒毎秒 |
Unicodeには、メートル毎秒毎秒を表す上記の文字が収録されている。これはCJK互換用文字であり、既存の文字コードに対する後方互換性のために収録されているものであるので、使用は推奨されない[2][3]。
脚注
^ 例として,起動加速度gの鉄道車両の場合,初速0kmから30km/hに到達するまで0.85秒,70km/hに到達するまで1.98秒となる。(E5系の場合はそれぞれ17.54秒・40.94秒)。
^ “CJK Compatibility” (2015年). 2016年2月21日閲覧。
^ “The Unicode Standard, Version 8.0.0”. Mountain View, CA: The Unicode Consortium (2015年). 2016年2月21日閲覧。