ノーマン・ポグソン
発見した小惑星 | |
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(42) イシス | 1856年5月23日 |
(43) アリアドネ | 1857年4月15日 |
(46) ヘスティア | 1857年8月16日 |
(67) アジア | 1861年4月17日 |
(80) サッフォー | 1864年5月2日 |
(87) シルヴィア | 1866年5月16日 |
(107) カミラ | 1868年11月17日 |
(245) ヴェラ | 1885年2月6日 |
ノーマン・ロバート・ポグソン (Norman Robert Pogson, 1829年3月23日 - 1891年6月23日)は、イギリスの天文学者。
娘のアイシス・ポグソン (Isis Pogson、1852年-1945年)も天文学者となり、気象学者としても活動した。
目次
1 生涯
2 業績
3 ポグソンにちなんだ名前
4 出典
生涯
ポグソンは1829年にイギリスのノッティンガムに生まれた。
ロンドンのリージェンツ・パークにあったサウスヴィラ天文台で天文学を学び、18歳の頃には2個の彗星の軌道を計算した。サウスヴィラ天文台での職を経た後、1851年にはオックスフォード大学のラドクリフ天文台の助手となった。1860年、ポグソンは政府の天文学者となり、イギリスの植民地であったインドのマドラスへ赴任した。マドラス天文台では、11,015個の星をまとめたマドラス目録を作成した他、8個の小惑星と6個の変光星を発見している。
ポグソンはマドラスを訪れてから死を迎えるまでの30年間、マドラス天文台の台長の職にあった。
業績
ポグソンの最も大きな業績は、天体の明るさを表す尺度である等級に注目し、対数スケールによる尺度として定義したことである。
1等星が6等星のおよそ100倍の明るさであることは、既にジョン・ハーシェルによって示されていた。ポグソンはさらにその研究を進め、1856年に、5等級の差が正確に100倍に相当し、1等級の差は1001/5 ≒ 2.512倍に相当すると定義した[1]。これにより、それまで整数でしか表せなかった等級が1.2等星や3.5等星などと小数を使って表せることになった。この定義は現代でも用いられている。
等級は、次の式で表現される。
- m2−m1=−2.5log10(b2/b1){displaystyle m_{2}-m_{1}=-2.5log _{10}(b_{2}/b_{1})}
ここで、m は等級、b は輝度 (フラックス)である。
ポグソンは生涯で8個の小惑星と21個の変光星を発見した。
ポグソンにちなんだ名前
ポグソンの名は、その功績を称えて、次のものに残されている。
小惑星。ポグソン (小惑星)を参照。
月のクレーター。ポグソン (クレーター)を参照。
出典
^ Derek, Jones (1968年7月). “Norman Pogson and the Definition of Stellar Magnitude”. Astronomical Society of the Pacific Leaflets 10 (469): 145-152. http://articles.adsabs.harvard.edu//full/1968ASPL...10..145J/0000152.000.html 2014年3月10日閲覧。.