ウォーリー (映画)


















































































ウォーリー

WALL-E

WALL·E Logo.svg
監督
アンドリュー・スタントン
脚本
アンドリュー・スタントン
ジム・リードン
製作
ジム・モリス
製作総指揮
ジョン・ラセター
ピート・ドクター
音楽
トーマス・ニューマン
主題歌
ピーター・ガブリエル
『ダウン・トゥ・アース』
編集
ステファン・シェファー
製作会社
ピクサー・アニメーション・スタジオ
配給
ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公開
アメリカ合衆国の旗 2008年6月27日
日本の旗 2008年12月5日
上映時間
97分
製作国
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語
英語
製作費
$180,000,000[1]
興行収入
$223,808,164[1]アメリカ合衆国の旗カナダの旗
$521,311,860[1]世界の旗
40億円[2]日本の旗
前作
レミーのおいしいレストラン
次作
カールじいさんの空飛ぶ家
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ウォーリー』(原題: WALL-E)は、2008年に公開されたアメリカ合衆国の長編アニメーション映画。ピクサー・アニメーション・スタジオとウォルト・ディズニー・ピクチャーズが製作した全編CG映画である。




目次






  • 1 概要


  • 2 ストーリー


  • 3 キャラクター


    • 3.1 主な登場人物


    • 3.2 その他のロボット達




  • 4 声の出演


  • 5 スタッフ


  • 6 主な受賞


  • 7 音楽


  • 8 豆知識


  • 9 テレビ放送


  • 10 テレビゲーム


  • 11 脚注


  • 12 関連項目


  • 13 外部リンク





概要


アメリカ合衆国では2008年6月27日に3992館で公開され、6250万ドル(約66億円)を記録して初登場1位となる。7月4日には1億ドルを、8月1日には2億ドルを突破。日本では2008年12月5日に公開され、5億1000万円を記録して初登場1位となる。


日本では2009年4月22日に、DVD・Blu-ray Discにてレンタル・販売を開始した。



ストーリー


西暦2805年。人間は、汚染し尽くした地球を捨て、世代宇宙船「アクシオム(AXIOM)」で生活していた。


ゴミの山と化した地球で、ただ一つ動くものの姿があった。彼がこの物語の主人公、WALL・E(ウォーリー)である。量産型のゴミ処理ロボットである彼は、人類が地球を去ってから700年間、何があっても、仲間たちが壊れて動かなくなっても、ただ黙々とゴミを圧縮し、積み上げ、塔を建て続けてきた。その過程で、彼は感情を持つというシステムエラーを起こしてしまう。


ある日、上空から巨大な宇宙船が着陸し船内から機器を出し置く、中から白く輝くロボットEVE(イヴ)が現れ、周囲を探査し始める。宇宙船が去り幾つかの誤解や軋轢の後、やがて2人?は仲良くなるが、ある時、WALL・Eの宝物の一つを見たEVEは、突然驚いたようにそれを収容すると、そのまま動かなくなってしまう。月日は経ち、ある日 あの宇宙船が戻って来て、EVEを回収してしまう。WALL・EはEVEを追いかけ、宇宙船にしがみつき、宇宙へと飛び出してしまう。そして、ウォーリーの壮大なる宇宙の冒険が始まる。



キャラクター



主な登場人物



WALL・E(ウォーリー)

ゴミを集めて積み上げるという仕事を700年間続けている地球最後のロボット。集めたゴミを体内に入れ、キューブ状に圧縮する機能を搭載している。壊れても他のパーツと交換する事で容易く修理可能な設計。両目の間には鉄をも切れる高熱レーザーを備える他、太陽エネルギーで充電するソーラーパネル(充電完了音は、Macintoshの起動音)、音声録音・画像録画機能、異常気象感知、そして自身をキューブ状に変形(収縮)するという機能を搭載している。彼以外にも無数のWALL・Eがいたが全て機能を停止しており、共食い整備の対象となっている。

性格は好奇心旺盛でちょっと寂しがり屋。長い年月の間に、感情を持つというシステムエラーが生じた。仕事の傍ら、趣味でゴミの山の中から自身の感性に合った宝物を集めている(ウォーリー自身が興味を示す物が対象であり、例えば指輪を捨て指輪の入っていた指輪ケースを宝物として蒐集する)。宝物の1つ、ミュージカル映画『ハロー・ドーリー!』のビデオに憧れ、いつか誰かと手をつなぐことを夢みている。宝物の中には植物もあり、これが原因で宇宙に飛び出すことになる。

突如、地球にやって来たEVEに一目惚れして以来、彼女と手をつなぐことを望むようになり、EVEが宇宙船アクシオムに回収されてからは彼女を追いかける為にアクシオムに乗り込み、そこで様々なトラブルを巻き起こしていく。

物語終盤でオートの一撃を受け損傷、さらにホロディテクターに挟まれて大破し、機能停止の状態になってしまう。地球帰還後にEVEの手で修理された際、当初は感情を失った(それまで垂れていた目のパーツが真っ直ぐになっており、また感情が戻るまで台詞を一切発さない)かのように思えたが、EVEが手を繋いでも反応がないことに絶望し、別れのキス(額を近づけ小さな電流を飛ばす)をしたことで自我が戻り、彼女と結ばれる。

その後、彼の持っていた植物は大きな木に成長したようである。

Waste Allocation Load Lifter - Earth Class(ゴミ配置積載運搬機地球型)の略であることが、映画内で紹介されている。

劇場パンフレットでは、性別は「男の子」と記されている。

ハル

WALL・Eと生活を共にする相棒(ペット)。

WALL・Eにうっかり踏み潰されたりEVEに光線銃で撃たれたりしても生きている、頑丈な甲殻を持ったゴキブリ。

WALL・Eが宇宙へ旅立った際には地球に残され、おとなしくWALL・Eの帰りを待っていた。

名前の由来はアメリカの映画製作者のハル・ローチ(英語版)及びHAL 9000から。

EVE(イヴ)

ある任務を帯びて地球に派遣された、ちょっとクールで感情豊かな性格の、白く輝く最新型ロボット。

WALL・Eの宝物の1つ、植物(人類・地球の将来を握る重要なアイテム)を見せられた途端に植物を収納し、休止状態になってしまう。

物質を分析するスキャナーを搭載し、武力行使が許可されているため右手には光線銃(ブラスター砲)を装備している。巨大な岩や船を吹き飛ばすなど、威力もなかなかのもの。

また、待機中や機能停止中は卵のような姿に変形する。その姿は映画『2001年宇宙の旅』において、ディスカバリー号内でコールドスリープしている船員が入っているカプセルを彷彿とさせる。

超真面目な性格でいつも任務の事ばかり考えており、「植物を艦長の元へ届ける」命令を忠実に守ろうとする。また、やや乱暴な所もあり、何かある度に光線銃を発射している。当初はWALL・Eのことを全く意識していなかったものの、その一途さに徐々に惹かれていく。

物語中盤において、記憶再生装置(メモリー機能付きの視覚記録抽出装置)で機能停止中の映像を見て、彼がどれだけ自分に尽くしてくれたかを知る(この時、WALL・Eへの恋を覚える)。この出来事の後、WALL・Eがオートの攻撃を受け傷つくが、その時は植物を投げ捨てて(自らの任務を放棄して)彼の身を案じる優しさを見せた。この時点でWALL・Eを想う気持ちは強くなっており、地球に帰還した際は誰の手も借りることなくWALL・Eを修理した。

Extraterrestrial Vegetation Evaluator(宇宙からやって来た植物探査機)の略。

劇場パンフレットでは、性別は「女の子」と記されている。

また初回限定版DVD2Disc版の特典内で、EVEの趣味は「海辺を散歩すること」とされている。

艦長(B. マックリー)

自然環境が破綻してしまった地球から脱出し、宇宙生活を送る巨大宇宙船アクシオムの6代目艦長。艦長室にあるホログラム式記念写真によれば2775年から就任しており、30年目。

日々の仕事といえば、オート(アクシオムのコンピュータ)が報告するアクシオムに異常の無いことの確認と、1日1回の朝の艦内放送くらい。

しかし、EVEが持ち帰った植物をきっかけに地球に興味を持ち、「仕事」や「何かを成し遂げること」に価値を見出だしてゆき、「故郷(地球)が問題を抱えている」として地球帰還を決意。そして最終的にはホバーチェアに頼らず自らの足で立ち、オートと戦って勝利を収めた。

操作マニュアルの本を「マヌエル」と呼ぶなど艦長としては知識不足が目立つが、後半では艦長室に軟禁されながらも回線を繋ぎ換えて艦内に放送を流したりメインカメラの性能上の弱点を突くなど、知性と行動力を発揮した。

作中では他の登場人物に名前を呼ばれることも無かったが、劇中でホログラム式の記念写真には『B. McCrea』と言う名前が記されていた。

AUTO(オート)

アクシオムの自動操縦装置。操舵輪のような姿をしており、実際に回すとアクシオムが傾く。艦長に代わり、アクシオムの操縦から艦内のシステム管理まで、実質的にそのほとんどをコントロールしている。

実はアクシオムを決して地球に帰還させないと言う極秘任務を700年前から与えられていた。EVEが持ち帰って来た植物を、部下のGOPHERとともに極秘任務のコードネーム『A113』に従いながら徹底的に処分しようとするも、艦長との激闘の末にスイッチを自動から手動に切り替えられため、ただの舵となった。

武器としては、致命的なダメージを与える強力なスタンガンを武装している。

赤い目のデザインはHAL 9000に敬意を表した物である。

M・O(モー)

Microbe-Obliterator(微生物除去機)の略。手に電動ブラシを搭載する。汚れの計測機能を持ち、あまりにも汚い物を発見すると頭部からパトライトが出てくる。エアロックに挟まれても潰れないどころか傷1つつかないなど、かなり頑丈。

元々EVEの清掃が任務だったが、地球からやって来た泥だらけのWALL・Eに出会い、彼を綺麗にするために後を執拗に追いかけ回し、このしつこさが結果的にWALL・EとEVEを救う事になる。

これがきっかけでWALL・Eとの間に絆が深まり、やがて行動を共にするようになる。

本人もかなりの潔癖症らしく、顔を汚されると悲鳴を上げ、WALL・Eと握手する際も(一度綺麗に掃除した後にもかかわらず)わざわざ手を磨いてから改めて握手している。

地球に帰還したWALL・EとEVEが良い雰囲気になったのを確認すると、仲間のロボットを追い返すという気遣いを見せた。

ジョンとメアリー

アクシオムで生活する一般市民。他の一般市民と同じく、全てをロボット任せにして、ただ生きているだけで、そのことに疑問すら抱かなかったが、WALL・Eと出会ったことがきっかけで出会い、恋をする。

シェルビー・フォースライト

Buy N. Largeの社長、及び創設者であり、当時の大統領でもあるらしい。700年前の新聞と映像ファイルにのみ登場する。

地球の清掃プロジェクトを実行させた張本人だが、楽観視が災いしてプロジェクトは失敗という事態に追い込まれてしまった。

その後、地球環境の正常化は不可能だと判断し、オートのみに極秘ファイルを転送。そこで極秘任務であるコードネーム『A113』として絶対に地球に帰還してはいけないという指示を与え、「今後全てのアクシオム内の全権をオートに任せる」という艦長や乗員を無視した指令によって、オートの反乱の原因まで作ってしまった。その後、彼自身も地球から脱出しようとした模様だが、以降の消息は不明。

作中では、CGによるアニメーションではなく実写として登場している。



その他のロボット達



BIRD・E(バーディー)

ゴルフの対戦用ロボット。

中の一体だけ打球が止まらないというエラーがあった。

BRL・A(ブレラ)

プールサイドの日傘型ロボット。

中の一体だけ傘を閉じられず、さかさまに開くというエラーがあり、後にWALL・Eと行動した。

傘は捕獲レーザーを反射するほど強い弾力性を持っている。

BUFFER(バッファー)

艦内掃除用ロボット。EVEの清掃に関わる。

BURN・E(バーニー)

Basic Utility Repair Nano-Engineerの略。

アクシオムの修理用ロボット。艦外でスパイアを修理していたが、WALL・EとEVEの活躍が原因でエアロックが閉まり、艦外に閉め出されてしまう。

この前後の物語は、DVD・ブルーレイの特典映像で明かされている。任務を遂行しようとするが、WALL・Eに気を取られて固定前のスパイアから目を離してしまうなど、ドジな面もある。

CARSTIC(カースティック)

アクシオムの修理用アーム型ロボット。

D・FIB(ディフィブ)


心室細動に陥った人を助ける除細動器型ロボット。「離れて」と音声を発する(原語版では「Clear」)。

中の一体だけ電力をコントロールできず火災を起こすというエラーがあり、後にWALL・Eと行動する。

FIL・R(フィラー)

ロボット及び機材専用の水分補給用タンク型ロボット。

DVD特典のBNL社内ビデオでもTANK・R(タンカー)として紹介されている。

FIX・IT(フィックス・イット)

アクシオムの修理用ロボット。

GOPHER(ゴーファー)

SECUR・T達の主長ロボットで、AUTOの配下。

AUTOの指示により、機能停止中のEVEの体内から密かに植物を盗み、脱出用ポッドに載せて自爆させようとした。後にAUTOと艦長の乱闘に加勢しようとしたが、振り回されていた艦長に蹴飛ばされてブリッジの窓から転落、プールサイドに叩き付けられて壊れた。

頭にパトランプと腹部に捕獲レーザー、細いアームを搭載している。

GRAB・E(グラビー)

重い器物を運ぶ、クロー付きの運用ロボット。

HAN・S(ハンス)

マッサージ用ロボット。

中の一体だけ腕を高速に振り回しながら暴走し、ボクサーのように相手に殴りかかるというエラーがあり、後にWALL・Eと行動する。

クライマックスで、SECUR・T軍団を全滅させるのに大活躍した。

L・T(リット)

小型照明用ロボット。

中の一体だけ暗所で遊ぶのが好きというエラーがあり、後にWALL・Eと行動する。

MVR・A

アクシオムの輸送用ロボット。

GOPHERが前に乗れるようになっている。荷台にEVEを載せて輸送した。目が付いているが話さない。

NANNY(ナニー)

幼児保護用ロボット。

POW・R(パワー)

電力対処用ロボット。

PR・T(プリティ)

美容用ロボット。様々な褒め言葉を話す機能もある。基本はピンク色だが、特典映像によれば水色のものも存在するようである。

中の一体だけ周囲にいる者を無差別に美容してしまうというエラーがあり、後にWALL・Eと行動する。

REM・E(レミー)

ゴミ収集エリアなどのアクシオムの下部エリアに生息しているマウス(動物と機械)型ロボット。

存在理由は不明だが、機能停止中のEVEを再起動させるなど、少しだけ活躍した。

由来はピクサーの前作映画『レミーのおいしいレストラン』に登場した主人公の名前から。

SAUT・A(ソテイ)

料理用ロボット。

SECUR・T(セキュリティー)

アクシオムの乗務員ロボット。黄色のランプとディスプレイを搭載する。音声は男声。複数で動くことが多い。

HAN・Sの暴走により全て破壊されるが、EVEがVN・GOを救出する際、中の一体だけ倉庫の中に閉じ込められた。

武器は捕獲・フリーズレーザー。艦内の反乱対策として、指名手配ロボットの写真を撮影し、それを艦内中に公開して報告する機能を搭載している。

DVD特典のBNL社内ビデオでもSTEWARD(スチュワード)として紹介されている。

SERV・A(サーヴェイ)

ロボットや器物を運用するサービス用ロボット。

SPRAY(スプレイ)

汚れたEVEを水飛沫で綺麗にした掃除用ロボット。

SR・V(サーヴ)

テニスの対戦用ロボット。

中の一体だけサーブが止まらないというエラーがあった。

DVD特典のBNL社内ビデオでもTEN・S(テニス)として紹介されている。

SUPPLY・R(サプライヤー)声:テッサ・スウィガート

Spare Ultra Plottic Pandron Yorth-Rangerの略。

アクシオムの艦外に設置されたライトの部品を常備するロボット。

BURN・Eのショートムービーの助演。

THIRST・E(サースティー)

乗客達に飲み物を与えるサービス用ロボット。

TYP・E(タイピー)

秘書ロボット、及びエレベータ看守用ロボット。

WALL・Eとの出会いで、手を振るという挨拶の仕方を覚えた。

VACUUM(バキューム)

掃除機型の掃除用ロボット。

中の一体だけ吸引する度にくしゃみをするというアレルギー的なエラーがあり、後にWALL・Eと行動する。

VEND・R(ヴェンダー)

乗客専用の飲食運用ロボット。

VN・GO(ヴェン・ゴー)

色塗り専門ロボット。

中の一体だけあちらこちらをペンキで汚すというエラーがあり、後にWALL・Eと行動する。

名前の由来は画家のフィンセント・ファン・ゴッホ。

WALL・A(ウォーラー)

Waste Allocation Load Lifter - Axiom Class(ゴミ配置積載運搬機アクシオム配備型)の略。

アクシオム下部に2体稼働しているロボットで、アクシオムから出た不用品を圧縮して、廃棄用エアロックで艦外へ廃棄する。

WALL・Eの派生種だと思われる。構造はWALL・Eと似ているが、WALL・Eに比べて体が非常に大きく、録音装置や高熱レーザーなどの機能は省略されている。また、目はライトになっている。

多少は感情があるようで、飛び去っていくWALL・EとEVEに対して手を振っていた。

DVDの特別付録に追加されている未公開映像では、WALL・Eの頭を撫でるシーンが確認できる。



声の出演





























































































































役名
英語版
吹替
日本語版
フランス語版
ドイツ語版
ウォーリー
ベン・バート 横堀悦夫 Philippe Bozo Timmo Niesner
イヴ
エリサ・ナイト 園崎未恵 Marie-Eugénie Maréchal Luise Helm
艦長
ジェフ・ガーリン 草刈正雄 Emmanuel Jacomy Markus Maria Profitlich
BNL会長 ※実写
フレッド・ウィラード 小川真司 Hervé Jolly Hans-Jürgen Dittberner
オート
マッキントーク[3]
江原正士
パトリック・オズモンド [4]
Joachim Kerzel
モー
ベン・バート 吉野裕行 Mark Lesser Bernhard Völger
ジョン
ジョン・ラッツェンバーガー 立木文彦 Jean Francois Aupied Marco Kröger
メアリー
キャシー・ナジミー さとうあい Brigitte Virtudes Almut Zydra
アクシオムコンピュータ
シガニー・ウィーバー 小山茉美 Pascale Clark Ulrike Stürzbecher
セキュリティー
テディ・ニュートン 山野井仁
プリティ
ローリ・リチャードソン
ディフィブ
遠藤舞
ナニー
トレス・マクニール 深水由美
バーニー
アンガス・マクレーン 吹替なし
アクシオム艦内の乗客
星野充昭
人間
水落幸子

  • ウォーリーとイヴは「地球」「命令」「だめ、だめ」などはっきり喋った言葉のみ吹き替えられており、ウォーリーの「here」や「Look」などの短いセリフや、名前を呼ぶ声、驚き声などは原語のままとなっている。モーについては最後の「行って、行って、行って」の一言のみ吹き替えられた。また乗客のガヤは一部原語版を流用している。


スタッフ



  • 監督:アンドリュー・スタントン

  • 製作総指揮:ジョン・ラセター、ピート・ドクター

  • 製作:ジム・モリス

  • 原案:アンドリュー・スタントン、ピート・ドクター

  • 脚本:アンドリュー・スタントン、ジム・リードン

  • プロダクションデザイン:ラルフ・エグルストン

  • 音楽:トーマス・ニューマン

  • サウンドデザイン:ベン・バート

  • 実写パートSFX:インダストリアル・ライト&マジック



主な受賞




  • 第80回ナショナル・ボード・オブ・レビュー:アニメ映画賞


  • 第34回ロサンゼルス映画批評家協会賞:作品賞

  • 第13回サテライト賞:アニメ映画賞


  • ボストン映画批評家協会賞:作品賞、アニメ映画賞


  • シカゴ映画批評家協会賞:作品賞、アニメ映画賞、脚本賞、作曲賞


  • 第74回ニューヨーク映画批評家協会賞:アニメ映画賞


  • ヒューストン映画批評家協会賞:アニメ映画賞、作曲賞


  • 第66回ゴールデングローブ賞:アニメ賞


  • 第81回アカデミー賞:長編アニメ映画賞


  • 第35回サターン賞:アニメ映画賞


  • 映画館大賞「映画館スタッフが選ぶ、2008年に最もスクリーンで輝いた映画」第21位

  • 第14回アニメーション神戸賞作品賞・劇場部門


  • 東京国際アニメフェア2010・第9回東京アニメアワード優秀賞海外劇場部門



音楽



サウンドトラック (Walt Disney Records/Music Composed by Thomas Newman, Peter Gabriel)



  1. 日曜日は晴着で(Put On Your Sunday Clothes/マイケル・クロフォード(en:Michael Crawford))

  2. 西暦2815年(2815 A.D.)

  3. ウォーリー(Wall-E)

  4. 宇宙船の着陸(The Spaceship)

  5. イヴ(EVE)

  6. 探査(Thrust)

  7. 二人でプチプチ(Bubble Wrap)

  8. バラ色の人生(La Vie En Rose/ルイ・アームストロング)

  9. 壊れたカメラアイ(Eye Surgery)

  10. イヴの異変(Worry Wait)

  11. はじめてのデート(First Date)

  12. 連れ去られたイヴ(Eve Retrieve)

  13. 宇宙船アクシオム号(The Axiom)

  14. 巨大企業BNL(BNL)

  15. 外来汚染物質(Foreign Contaminant)

  16. 修理室(Repair Ward)

  17. 快適な生活(72 Degrees and Sunny)

  18. タイピング・ロボット(Typingbot)

  19. 艦長のお仕事タイム(Septuacentennial)

  20. ゴーファー(GOPHER)

  21. ウォーリー危機一髪(Wall-E's Pod Adventure)

  22. 宇宙空間でダンスを(Define Dancing)

  23. 夜のプールサイド(No Splashing No Diving)

  24. 無償の愛(All That Love's About)

  25. お掃除ロボットモー(M-O)

  26. 命令 A-113(Directive A-113)

  27. 反乱!(Mutiny!)

  28. 傷ついたウォーリー(Fixing Wall-E)

  29. 危険なロボット(Rogue Robots)

  30. 太っちょ人間大行進(March of the Gels)

  31. アクシオム号は大パニック!(Tilt)

  32. ホロディテクター(The Holo-Detector)

  33. ハイパージャンプ(Hyperjump)

  34. ウォーリーを救え!(Desperate Eve)

  35. 消えた心(Static)

  36. ほんの一瞬のこと(It Only Takes A Moment/マイケル・クロフォード)


  37. ダウン・トゥ・アース(Down To Earth/ピーター・ガブリエル)

  38. ホライゾン 12.2(Horizon 12.2)



(第81回アカデミー賞にて、作曲賞・歌曲賞にノミネートされている。)

その他楽曲(予告編挿入曲等)



  • Central Services/The Office:『未来世紀ブラジル』より


  • 大脱走のテーマ曲

  • At Last:Etta James(エタ・ジェイムズ)



豆知識







ウォーリー



  • ウォーリーは太陽電池で動いているが、充電完了時もしくは再起動した時の起動音はMacintoshの起動音である。

  • ウォーリーがiPodを使って動画を再生しているシーンがある。なお、ビデオテープを鑑賞しているシーンはiPodの液晶画面を拡大スクリーンに投影してテレビの代わりにしている模様。

  • ウォーリーお気に入りのビデオは、ベータマックス規格で、テープはEDベータ、もしくはベータカムである。

  • ウォーリーが停止中のイヴとテレビゲームで遊んでいるシーンがあるが、ここで遊んでいるゲームはポン (PONG) という世界で2番目に作られ、世界で初めてヒットを記録したアーケード(業務用)ゲームとしてよく知られているものである。また、PONGは、ピクサー会長のスティーブ・ジョブズゆかりのゲームでもある。

  • 公開当時、ウォーリーの顔が、映画『ショート・サーキット』のナンバー・ファイブに似ていると話題になった。





イヴ



  • 劇場パンフレットではイヴの身体は「iPodがロボットになったような美しさ」との記述があるが、イヴのデザインはピクサーのクリエイター達によるもの。iPodのデザインチームのトップデザイナーであるジョナサン・アイブは、イヴのプロトタイプを見て2,3のアドバイスをしている[5]

  • イヴが地球の空に高速で飛ぶときに、ベイパーコーンとも呼ばれる円錐型の雲が発生する。

  • イヴが最初にウォーリーに「(あなたに与えられた)指令は?」(日本語吹き替え版では「メイレイ?」)と話しかける時の言語は、ドイツ語→日本語→スワヒリ語→英語の順になっている。ただし、日本語吹き替え版では日本語と英語の順序が逆になっている。





音源



  • オートの英語版の声は、Macintoshの音声合成ソフトであるMacinTalkで作成されている。

  • ウォーリーとモーの英語版の声を担当したベン・バートは、スター・ウォーズの音響エンジニアを勤めており、R2-D2やチューバッカの声も作成している。
    • このため、DVD特典映像のスタッフ解説中に、イヴにチューバッカ語を喋らせるよう嘆願し、1語だけ叶えられたとの解説がある。


  • 風の音は、ナイアガラの滝の音から作られた。

  • ゴキブリのHALの鳴き声は、アライグマの鳴き声の早回しを加工している。





その他



  • アクシオムとイヴはそれぞれノアの方舟とその話に出てくる鳩のメタファーにあたるとされる[6]

  • 『2001年宇宙の旅』からのオマージュが多く、例えば艦長が2本足で立ち上がる際のBGMとしてリヒャルト・シュトラウスの『ツァラトゥストラはかく語りき』が鳴り響く。

  • 作中ではシェルビー・フォースライトや初代艦長など、700年前の映像等に登場する人物がCGではなく実写となっている。これはDVDの本編解説によると、ウォーリーが観ている『ハロー・ドーリー!』のビデオが実写であることから、ウォーリーが観る過去の映像も合わせて実写としたためとされる。

  • ピクサー映画に毎回登場する「A113」は、本作ではオートの極秘任務のコードネームとして登場する。他作品では特に意味を成さない事が多いのに対し、本作では大きく表示されたり台詞として読み上げられるなど、「A113」が作中で重要な意味を持つ珍しい作品でもある。

  • ウォーリーの集めた宝物の中に、過去のピクサー作品のキャラクターである、レックスとマイク・ワゾウスキーの人形がある。また、廃墟のゴミの山の中に、同じく過去作品のどこかに必ず写っているピザ・プラネットのトラックがある。

  • ウォーリーがイヴを回収した宇宙船にしがみついて地球を脱出するシーンでは、スペースデブリとなった人工衛星の中にスプートニク1号が混じっており、ウォーリーの頭部に最後まで張り付いていた。月面にはアポロ15、16、17号のいずれかの物と思われる月着陸船下降段と星条旗、月面車が残存している様子が描かれている。地上にはBNL社のロゴが入ったアポロ宇宙船の司令船が残っている。

  • 作中序盤のホログラム映像や、BNL会長の「オートパイロットの諸君」という台詞から、アクシオム艦は複数あると推測されるが、作中には1隻しか登場せず、他のアクシオム艦がどうなったかは不明。

  • アクシオムの歴代艦長はいずれも在任期間が150年近くに達している。アクシオムに搭乗している人類は、肥満化し運動能力こそ落ちているものの、非常に高度な医療技術で長寿を獲得している模様である。また、歴代艦長のホログラム写真は世代を重ねるに連れてオートが大きく撮影されており、オートの影響力拡大を暗喩している。

  • 2006年の映画「カーズ」で登場した「リークレス」という企業が存在する。

  • エンドロール後のピクサーのロゴタイトルでは、おなじみのルクソーJr.の電球が切れてしまったのをウォーリーが現れて交換してやり、さらにロゴの「R」の字を倒してしまい代わりに自分がRの格好をするというコントが加えられている。そして、ピクサーのロゴが消えた直後にBNLのロゴが現れるというおまけもある。
    • 上記の交換された電球は、切れた電球が白熱球だが、ウォーリーが持ってきたものは蛍光管タイプである。ルクソーJr.が正面を向くと中の蛍光管のラインが見える。


  • エンドロールにて「ジャスティン・ライト」の追悼シーンが存在する。ライトは1981年3月8日カリフォルニア州サクラメント出身ながら2008年3月18日にピクサーの本社所在地であるカリフォルニア州エメリービルで27歳という若さで亡くなった。これによりカーズのジョー・ランフト追悼シーンから3作品連続でスタッフ追悼シーンが存在する。

  • 本作より、最初のオープニングが眠れる森の美女の城verからシンデレラ城verに変更となった。





テレビ放送




  • 2010年4月24日 ディズニーチャンネル


  • 2012年3月24日 NHK BSプレミアム(“BSシネマ”)


  • 2012年5月5日 NHK総合テレビジョン


  • 2016年7月17日 Dlife



テレビゲーム







































ウォーリー
WALL-E
ジャンル
プラットフォーム・ゲーム
対応機種
Wii、ニンテンドーDS、PlayStation 2、PlayStation 3、PlayStation Portable、Microsoft Windows、Mac OS X、Xbox 360
開発元
ヘブンリー・アイロン・スタジオ(英語版)(PS3、Xbox 360、Wii)
Helixe(英語版)(DS)
アソボ・スタジオ(英語版)(PC、PS2、PSP)
発売元
THQ
人数
1~4人
メディア
光学ディスク、DSカード
発売日
アメリカ合衆国の旗2008年6月4日
欧州連合の旗
2008年7月4日
2009年3月3日(Mac)
オーストラリアの旗2008年9月4日
日本の旗2008年12月11日(PS3、Wii、DS)
対象年齢
ESRB:E(6歳以上)
CERO:A(全年齢対象)
PEGI:3
ACB:G(全年齢対象)
テンプレートを表示


映画中における、ウォーリーとイヴの交流をもとに描いたテレビゲームがTHQから発売された。アクションアドベンチャーゲームで、対戦プレイや一部機種では協力プレイも可能[7]。面数は機種によって異なる。



脚注


[ヘルプ]



  1. ^ abc“WALL-E (2008)”. Box Office Mojo. 2012年2月13日閲覧。


  2. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)690頁


  3. ^ Macintoshに搭載されていた音声合成プログラム。en:PlainTalk#MacInTalk 2参照


  4. ^ Mr.インクレディブル日本語でもボムボヤージュの声として採用(これもフランス語流用。)


  5. ^ Apple and Eve - Revealed: The heroine of Pixar's new release, Wall-E, was born from an iPod.[リンク切れ]


  6. ^ Rod Dreher (2008年7月5日). “"Wall-E": Aristotelian, crunchy con”. Beliefnet. 2009年1月15日閲覧。[リンク切れ]


  7. ^ “THQジャパン、映画「ウォーリー」をゲーム化 映画公開と同時期にPS3/Wii/DSで発売”. GAME Watch (2008年8月18日). 2014年10月1日閲覧。




関連項目




  • A113 - カリフォルニア芸術大学出身のクリエイター達の手掛ける作品に見られる仲間内ジョークである。


  • しらいしろう - 小学館の学年誌にて本作の漫画化を担当した。


  • スプートニク1号 -ウォーリが宇宙船にしがみついて宇宙へ飛び立った際にぶつかった人工衛星とアクシオム号の館長室の棚に置いてある置物として登場。


  • 26世紀青年 - 2006年製作のコメディ映画。日本では2008年「20世紀少年」×「WALL・E」÷2=「26世紀青年」!?というキャッチフレーズでDVDが発売された。

  • 未来世紀ブラジル

  • 2001年宇宙の旅



外部リンク




  • 公式ウェブサイト(英語)


  • ウォーリー - allcinema


  • ウォーリー - KINENOTE


  • WALL-E - オールムービー(英語)


  • WALL-E - インターネット・ムービー・データベース(英語)














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