乙武洋匡
























乙武 洋匡
(おとたけ ひろただ)
誕生
(1976-04-06) 1976年4月6日(42歳)
日本の旗 日本 東京都 新宿区
職業
文筆家
国籍
日本の旗 日本
公式サイト
乙武洋匡オフィシャルサイト

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乙武 洋匡(おとたけ ひろただ、1976年4月6日 - )は、日本の文筆家、タレント、元NPO法人グリーンバード新宿代表、元東京都教育委員、元教職員、元スポーツライターである。東京都出身。身長107cm、体重38kg[1]




目次






  • 1 人物・来歴


  • 2 略歴


  • 3 著書


    • 3.1 共著


    • 3.2 翻訳




  • 4 出演


    • 4.1 バラエティ番組


    • 4.2 映画




  • 5 ディスコグラフィー


    • 5.1 参加作品




  • 6 脚注


    • 6.1 注釈


    • 6.2 出典




  • 7 関連項目


  • 8 外部リンク





人物・来歴


東京都新宿区出身。先天性四肢切断(生まれつき両腕と両脚がない)という障害があり、移動の際には電動車椅子を使用している。世田谷区立用賀小学校、東京都立戸山高等学校卒業、1浪後、早稲田大学政治経済学部卒業。その後、明星大学通信教育課程人文学部へ学士入学。


大学時代に早稲田のまちづくり活動に参加。このまちづくり活動を取材したNHKの番組出演がきっかけで、障害者としての生活体験をつづった『五体不満足』を執筆し、出版。単行本の表紙に、電動車いすに乗り移動する乙武の写真が用いられたこの本は、彼の屈託のない個性と「障害は不便です。しかし、不幸ではありません」と言い切る新鮮なメッセージがあいまって(これは三重苦のヘレン・ケラーの言葉である)、文体の読みやすさもあり大ベストセラーとなった。この『五体不満足』は、一般書籍の部数記録としては2010年現在で日本第3位の記録を持っている(出版科学研究所調べ)。また学生時代から、報道番組にサブキャスターとして出演。2000年2月に都民文化栄誉章を受賞[2]


大学卒業後は、スポーツライターとして、2005年、新宿区の非常勤職員として「子どもの生き方パートナー」に就任。また同年より小学校教諭免許状を取得するために、明星大学通信教育課程人文学部へ学士入学し、教員の道への足がかりとした。教員免許状取得を思い立ったのは、以前からの教育への関心に加え、長崎男児誘拐殺人事件などをきっかけに、子どもの人格形成に大人がどのような責任を負っているか問題意識を抱いたためという。小学校での4週間の教育実習を行い、2007年2月に小学校教諭二種免許状を取得。同年4月より2010年3月31日まで杉並区の任期つき講師として杉並区立杉並第四小学校に勤務。合宿の際は児童と共に入浴したりトイレの手助けを受けたとも語った[3][4]。この件に関してはライトノベル作家の葵東が自身のブログで2013年5月27日 「【乙武問題】教師時代に小学生に下の世話をさせた」と題し、一見美談に見えるこの話も、当日介助員の都合がつかなかったため児童に下半身の世話をさせたと説明しているが、小学生でもできる程度の乙武の介助に特殊技術は不要であり、他の介助員を呼ぶなり他の教師か妻にさせるなり方法はいくらでもあり、それでも児童にさせるのは不自然である。そのために他者に見つからないよう隠れて練習までしており異常であるとし、猪瀬東京都知事と都議会に教育委員を罷免するよう働きかけると発言している[5]



略歴


2001年3月に結婚。2008年1月3日に第1子(長男)が誕生。2010年7月9日に第2子(次男)が誕生。2015年3月には第3子となる長女が誕生した。


2011年4月よりロックバンド「COWPERKING」のボーカル「ZETTO」としても活動している。


2013年3月8日、東京都教育委員に就任するも、2015年12月31日で途中辞任[6]


2014年4月、ボランティア団体・グリーンバード新宿を発足させ代表に就任する[7]。同年7月、この団体のポスターが区内の掲示板から撤去される事態に。自身の新宿区長選挙への事前PRと捉えた区民から苦情が寄せられたことが原因である[8]


福島県双葉郡広野町に2015年に開校した県立中高一貫校の「福島県立ふたば未来学園高等学校」の「応援団」に就任した[9]


2015年4月、政策研究大学院大学へ進学したが修了したかどうかは現在明らかになっていない。修了要件を満たしている場合、2016年3月に修了しているはずである[10]。なお、ちょうどこの修了と同じタイミングで後述の不倫騒動が報じられることになる。


2016年3月、5人の女性との不倫関係が、週刊誌『週刊新潮』(2016年3月31日号)にて報じられた[11]。2015年末にチュニジア、パリ旅行に20代後半の女性を同伴しダミーとして1名の男性を同行させていた。一旦は否定したものの、その後、自身の公式サイトで事実を認め、妻と共に謝罪した[12]。またこれまでの結婚生活で5人の女性と不倫したことを告白した[13]。不倫報道後の4月5日、自身の誕生日パーティー(会費1万円)において再度謝罪した[14]。当時、自民党の東京選挙区から出馬を検討していたが、週刊誌でこの報道が原因で出馬を断念した[15]。また出馬検討の際に民主党、日本を元気にする会の幹部にも面会していたことが明らかになる[16]。日本を元気にする会の松田公太は自身のブログで乙武が署名した誓約書の存在を明らかにした[17]


2016年9月14日、協議離婚が成立[18]



著書



  • 『五体不満足』(1998年、講談社)ISBN 4062091542

    • 五体不満足 CD BOOK(1999年、講談社)ISBN 4069340009

    • 五体不満足(絵は武田美穂)(2000年、講談社青い鳥文庫)ISBN 4061485342

    • 五体不満足 完全版(2001年、講談社文庫)ISBN 4062649802



  • 『プレゼント』(画は沢田としき)(2000年、中央法規出版)ISBN 4805819006

  • 『乙武レポート』(2000年、講談社)ISBN 4062101378
    • 『乙武レポート 2003年版』(2003年、講談社)ISBN 4062737396


  • 『ほんね。 Ototake diary 2000~2001』(2001年、講談社)ISBN 4062108674

  • 『W杯戦士×乙武洋匡 フィールド・インタビュー』(2002年、文藝春秋)ISBN 4163583807

  • 『残像』(2002年、ネコ・パブリッシング)ISBN 4873663113

  • 『しごと。 Ototake diary 2001〜2003』(2003年、文藝春秋)ISBN 4163655204

  • 『Flowers』(画はJUNICHI)(2004年、マガジンハウス)ISBN 4838714653

  • 『年中無休スタジアム スポーツノンフィクション選』(2004年、講談社)ISBN 4062119323

  • 『だから、僕は学校へ行く!』(2007年、講談社)ISBN 9784062136334

  • 『大人になるための社会科入門』(2007年、幻冬舎)ISBN 9784344013681

  • 『だいじょうぶ3組』(2010年、講談社)のち文庫、青い鳥文庫(絵は宮尾和孝)

  • 『オトことば。』(Twitterでのやりとりを纏めたもの)(2011年、文藝春秋)のち文庫

  • 『オトタケ先生の3つの授業』(絵は下平けーすけ)(2011年、講談社)

  • 『ありがとう3組』(2012年、講談社)

  • 『自分を愛する力』(2013年、講談社現代新書)

  • 『子どもたちの未来を考えてみた 教育・福祉・スポーツに望むこと』(2014年、PHP研究所)

  • 『社会不満足 対談乙武洋匡』(2014年、中央法規出版 )



共著



  • 『65 27歳の決意・92歳の情熱』(日野原重明との対談)(2003年、中央法規出版)(2007年、幻冬舎文庫)ISBN 9784344410183

  • 『だからこそできること』(武田双雲との対談)(2012年、主婦の友社)ISBN 9784072825242



翻訳



  • 『Zero ゼロ』 - キャサリン・オートシ著(2015年7月7日、講談社)ISBN-10: 4062830906

  • 『One ワン』 - キャサリン・オートシ著(2015年7月7日、講談社)ISBN-10: 4062830914



出演



バラエティ番組



  • ワイドナショー(フジテレビ)- 不定期出演

2014年11月、僕らの一歩が日本を変える。代表(当時)の青木大和と2014年香港反政府デモを取材に行った際のレポートが放送された。なお、香港を訪れたのは10月である[19][20][21]



映画



  • だいじょうぶ3組(2013年3月23日公開) - 赤尾慎之介 役


ディスコグラフィー



参加作品



  1. COWPERKING - ミニアルバム『Lost Virgin』(2012年9月13日 自主制作)
    メガネロック/新しい歌を唄え/311


  2. 16 Voices - シングル『ひとり ひとつ』(2015年10月1日) [22]



脚注


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注釈





出典





  1. ^ Twitter / 乙武 洋匡 (2011年5月31日)


  2. ^ “東京都文化賞・都民文化栄誉章”. 東京都生活文化局文化振興部. 2015年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月1日閲覧。


  3. ^ 「顔」『読売新聞』大阪本社版、2010年4月2日。


  4. ^ “おやじの足跡(活動実績'10年度)乙武洋匡氏講演会・光ヶ丘中学校おやじの会”. 愛知県小牧市 光ヶ丘中学校 おやじの会. 2018年11月1日閲覧。


  5. ^ 葵東公式ブログ - 多摩幕府【乙武問題】教師時代に小学生に下の世話をさせた(再修正)


  6. ^ 乙武氏が都教育委員を辞職 「一身上の都合」


  7. ^ “乙武洋匡オフィシャルサイト”. 乙武洋匡. 2018年11月1日閲覧。


  8. ^ “乙武洋匡氏の清掃活動ポスター、新宿区町会連合会が撤去する方針を決定していた「選挙のPRのためにポスター掲出に賛同したのではない」 - ライブドアニュース”. ライブドア. 2018年11月1日閲覧。


  9. ^ 『福島民報』、2014年7月11日。


  10. ^ 乙武洋匡. “大学院に進学します”. ライブドア. 2018年11月1日閲覧。


  11. ^ “乙武洋匡氏5人不倫報道 出馬ピンチ自民またゲス禍”. 日刊スポーツ新聞社. 2016年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月1日閲覧。


  12. ^ “『週刊新潮』の報道について”. 乙武洋匡. 2016年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月1日閲覧。


  13. ^ “「乙武洋匡」氏が不倫を認める 過去を含め5人の女性と (デイリー新潮) - Yahoo!ニュース”. 2016年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月1日閲覧。


  14. ^ “乙武洋匡氏の誕生会、出席者のコメントは?|HuffPost Japan”. The Huffington Post Japan, Ltd.. 2018年11月1日閲覧。


  15. ^ “乙武洋匡さん、参院選出馬見送りへ 不倫報道の反響など大きく(フジテレビ系(FNN)) - Yahoo!ニュース”. 2016年3月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月1日閲覧。


  16. ^ “三股“ゲス出馬”乙武洋匡の本音 自民党で仕事なんて「ヘドが出る」〈週刊朝日〉 (dot.) - Yahoo!ニュース”. 2016年3月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月1日閲覧。


  17. ^ 週刊新潮の「乙武クン」記事について 3月17日(水)12時05分配信


  18. ^ “乙武洋匡さんが離婚 不倫問題が3月に発覚”. 朝日新聞. (2016年9月14日). オリジナルの2016年9月15日時点によるアーカイブ。. https://megalodon.jp/2016-0915-0801-10/www.asahi.com/articles/ASJ9G74RCJ9GUTIL05N.html 2018年11月1日閲覧。 


  19. ^ 青木大和. “香港の民主化を訴えるデモ「雨傘革命」の答えを見つける旅~プロローグ~(青木 大和)|現代ビジネス”. 講談社. 2018年11月1日閲覧。


  20. ^ “乙武洋匡氏が盛り上がらない日本のデモ運動に指摘「○○反対!が多い」 - ライブドアニュース”. ライブドア. 2018年11月1日閲覧。


  21. ^ “「小4が作った」は嘘 解散問うサイト炎上でNPO団体代表が謝罪― スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポーツニッポン新聞社. 2018年11月1日閲覧。


  22. ^ “青年海外協力隊50周年ソングを川嶋あい、乙武洋匡、倉木麻衣、宮沢和史ら16組歌う”. 音楽ナタリー (2015年10月1日). 2015年10月1日閲覧。




関連項目


  • ニック・ブイヂ


外部リンク



  • 乙武洋匡オフィシャルサイト


  • 乙武洋匡 (@h_ototake) - Twitter

  • COWPERKING OFFCIAL WEB









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