大阪星光学院中学校・高等学校
大阪星光学院中学校・高等学校 | |
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国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人大阪星光学院 |
校訓 | 世の光であれ |
設立年月日 | 1950年 |
創立記念日 | 5月24日 |
創立者 | マルジャリア神父 |
共学・別学 | 男女別学(男子校) |
中高一貫教育 | 準完全一貫制 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 3学期制 |
高校コード | 27531A |
所在地 | 〒543-0061 |
大阪市天王寺区伶人町1-6 | |
外部リンク | 大阪星光学院中学・高等学校 |
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大阪星光学院中学校・高等学校(おおさかせいこうがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう、英称:Osaka Seiko Gakuin Junior/Senior High school)は、大阪府大阪市天王寺区に所在し、中高一貫教育を提供する私立男子中学校・高等学校。高等学校においては、中学校から入学した内部進学の生徒と高等学校から入学した外部進学の生徒との間において、第1学年から混合してクラスを編成する併設混合型中高一貫校である。
目次
1 概要
2 沿革
3 出身者
4 交通
5 関連項目
6 脚注
7 外部リンク
概要
1950年5月24日、サレジオ会により創立。男子校である。サレジオ会はこれに先んじて1930年宮崎神学校(現・日向学院)を設立、1960年には目黒サレジオ中学校・高等学校(現・サレジオ学院中学校・高等学校)と男子校を設立したが、日向学院は90年代に共学化した。「世の光であれ」を校是とし、大学進学に向けた学力だけでなく一人一人が他者に目を向け、支えることができる人間を育成している。学校長は初代から現在10代目に至るまで全員神父である。
所在する大阪市天王寺区伶人町は名所・旧跡といった歴史にゆかりのある建造物が多く、校舎の北側には勝鬘院(愛染堂)、谷町筋のはす向かいには四天王寺が所在する。 校内には松尾芭蕉・与謝蕪村も訪れた浮瀬亭が俳跡「蕉蕪園」として残っている。
創立以来フィールドホッケー部が強く、1957年と1958年に国体で優勝、現在でも2007年、2009年にインターハイ出場を果たしている。
進学指導に力を入れており、卒業生の約半数は京都大学、東京大学、国公立大学医学部医学科に進学しており、他にも、大阪大学、早稲田大学、慶應義塾大学といった難関大学に進学する学生が多い。入試難易度は府内で最も高い。高校入試を行っていたが、2015年度は、中3がすでに200人を越え、また、募集の効率の悪さから中止。2016年度から再び募集を実施している。外進生比率は少ない[1]。
大阪星光学院には複数の学内外施設がある。まず、学内には聖トマス小崎研修館がある。中学1年時には1週間ここで全員参加の合宿が行われ、ここから学校に通う。また、長期休暇にクラブの合宿などに使われる。阪神・淡路大震災時には家の全半壊した生徒が緊急に利用したこともあった。また、学外施設として和歌山県に南部(みなべ)学舎を、長野県に黒姫山荘をそれぞれ有しており、勉強や登山・スキー合宿が積極的に行われている。太平洋に面する南部学舎ではかつて遠泳が行われていたが、サメやクラゲが観測されるなど安全性が確保しにくくなったため、現在は行われていない。
2006年春より校舎建て替え工事が行われ、2007年8月に中学棟は4階建て、高校棟は6階建ての第一期新校舎(聖トマス小崎研修館・体育館・実験室・食堂含む)が完成した。また、2008年の12月に第二期新校舎(聖堂・職員室・柔道場・剣道場など)が完成した。
沿革
1859年 - ヨハネ・ボスコがサレジオ会を創立。
1950年 - 大阪星光学院創立。初代校長にマルジャリア神父が就任。
1957年 - 国民体育大会高校の部ホッケー優勝。
1958年 - 講堂・修道院落成。校歌「星のしるべ」制定。国民体育大会高校の部ホッケー優勝。
1959年 - 第22回全国高等学校ホッケー選手権大会優勝。
1960年 - 第23回全国高等学校ホッケー選手権大会優勝。
1968年 - トーマス小崎研修館、黒姫星光山荘の落成。以降、星光山荘での夏期・冬期行事始まる。
1973年 - 南部(みなべ)学舎落成。翌年より南部特別授業始まる。
1982年 - 蕉蕪園整備。
1983年 - 蕉蕪園完成。
2000年 - 創立50周年。
2007年 - 新校舎第一期工事完成。
2008年 - 新校舎第二期工事完成。
出身者
内藤剛志 - 俳優
林裕章 - 吉本興業元社長・会長
後藤圭二 - 吹田市長
松川正毅 - 16期 - 大阪大学名誉教授
長安豊 - 元衆議院議員
稲見哲男 - 元衆議院議員
辻安治 - 元国土交通省近畿運輸局次長
田中公平 - 17期 - 作曲家
船津圭三 - 探検家
丸山博雄 - 毎日放送プロデューサー
菅沼尚宏(アユカワタカヲ) - 29期 - 元ニッポン放送プロデューサー、ディレクター、演出家、不動産投資家
名越康文 - 精神科医
樋口亮介 - 43期 - 東京大学大学院法学政治学研究科教授
小松純也 - 30期 - フジテレビジョン編成制作局編成部副部長
黒瀬珂瀾 - 歌人
源石和輝 - 東海ラジオアナウンサー
和田雅樹 - 法務省刑事局国際課長兼司法試験考査委員、受験評論家和田秀樹の弟
羅辰雄 - 11期 - 蓬莱社長
滝野六朗 - 27期 - 健栄製薬社長
中島英彰 - 27期 - 気象学者、国立環境研究所主席研究員、東北大学客員教授
魚谷雅彦 - 18期 - 資生堂社長、日本コカ・コーラ元会長
山崎伸治 - シニアコミュニケーション元社長、粉飾に加担
宗慶二 - 予備校講師
白石太一郎 - 2期 - 歴史学者、前奈良大学教授、国立歴史民俗博物館名誉教授、大阪府立近つ飛鳥博物館館長
ヤング(元・ぷくぷく隊)- 嶋仲拓巳(51期)・寺田晃弘(51期)漫才コンビ
菊植亮 - 九州大学大学院工学研究院機械工学部門准教授
福原伸治 - BuzzFeed Japan動画統括部長、元フジテレビ報道局チーフクリエーター
オオエタツヤ (CAPTAIN FUNK) - 音楽プロデューサー、DJ、Model Electronic Inc.社長
真田哲弥 - 28期 - KLab株式会社 代表取締役社長
西山裕之 - 28期 - GMOインターネット株式会社 専務取締役
細川剛 - 22期 - 写真家「森案内」「森の時間」等
JORI(奥田しんじ)- 36期 - フリーアナウンサー・ローカルタレント
前山田健一(ヒャダイン)- 44期 - 作詞・作曲家
交通
Osaka Metro(谷町線)四天王寺前夕陽ヶ丘駅より徒歩約5分
JR西日本(JR各線)・Osaka Metro(谷町線・御堂筋線・四つ橋線)天王寺駅・近鉄(南大阪線)あべの橋駅・より徒歩約15分
関連項目
- 大阪府中学校一覧
- 大阪府高等学校一覧
- 日本の男女別学校一覧
- 日本カトリック小中高連盟
脚注
^ 『平成12年度版 全国注目の中高一貫校』(学習研究社、1999年8月発行)の「要注意! この学校には高校から入れない!!」のp.68の表のうち「1999年の募集人員が少なかった私立高校の例」によれば、「高1生の在籍生のうち外進生比率が20%以下の主な学校」には大阪星光学院が準完全中高一貫校として分類されている。
外部リンク
- 大阪星光学院中学・高等学校
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