通信
通信(つうしん)とは、情報の伝達を意味する言葉である。有史以前から徐々に発展し、近代における様々なそして急激な技術的発展によって、より多様で利便性の高い、大衆的なものに発展してきた。
目次
1 語源
2 通信の形態
3 交通と通信
4 通信費
5 関連項目
語源
- 漢字起源の「通信」:通い合って(通じて)信頼を深める(信(よしみ)を通わす)
フランス語:communication = ラテン語:communis(共通の)+ munitare(舗装する、通行可能にする)
通信の形態
- 人間による伝言
- 音響 - 寺院や教会の鐘による時報、火の見櫓の半鐘による警報、トーキングドラムの利用等。
- 視覚 - のろし、光(回光通信機)、旗(手旗、信号旗)、腕木など視覚に頼るもの。
- 輸送 - 郵便(飛脚・伝書鳩)などの信書の輸送。
電気通信(有線・無線):電話・電信(電報)・インターネット・パソコン通信・アマチュア無線・デバイス間通信
現代社会では、郵便のほか、一般的に電気通信の意味で通信という場合が多い。
狭義の通信は、特定の相手とのやりとりである。広義の通信には、放送を含む。これは、技術的には放送が通信の一形態であることによる。
なお、近年ではCS放送やインターネット放送、IP放送のように(狭義の)通信のための設備を使い放送が行われることも多く、通信と放送の境界が曖昧になりつつある。
人間による伝言では、伝達される情報に誤りが混入する場合が多く、情報の誤りが増大して伝わり遠隔地で誤解を招く様子は伝言ゲームと呼ばれる。
また、2000年代後半以降、TwitterやmixiやFacebookなどのソーシャルメディアが台頭したことによって、デマも広がりやすくなっている。
交通と通信
情報の移動という現象という意味で、通信は広義の意味での交通に含まれる(人や物の移動を運輸、情報の移動を通信と呼び、運輸と通信を両方を含むのが本来の交通である)。なお、郵便は情報の移動という意味で通信であり、信書の輸送という意味では運輸であると言える。
通信費
通信に掛かった費用、又は簿記で通信を処理する勘定科目のこと。電話料金等は、銀行振替日か請求書の日付で継続的に計上する。
請求書の日付で計上する場合は、発生主義の観点から未払金とする。
関連項目
- 通信技術の年表
- コミュニケーション
- 通信工学
暗号、秘匿通信
- データ通信
- 超光速通信
- インターネット用語一覧
- 通信用語一覧
- 通信と放送の融合
情報通信技術(ICT)- 情報通信業
- 電気通信事業
- 光波長多重通信