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『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』はテレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』を原作としたスマートフォン専用ロールプレイングゲーム。略称は「マギレコ」。2017年8月22日にアニプレックスより配信が開始された^[3]。

概要

2011年に放映され、2012年と2013年には劇場版が公開されたテレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の外伝作品。2016年9月22日から同年9月25日まで東京・TEPIAイベントホールにて開催された、原作アニメを手がけたアニメーション制作会社・シャフトの40周年を記念した展覧会「〜シャフト40周年記念〜MADOGATARI展」のアンコール会場内で製作が発表され^[4]、同年9月30日に公式ウェブサイトと公式Twitterが公開された^{[Twitter 1]}。同年12月26日に公式ウェブサイトがリニューアルされ、キービジュアルが公開された^{[Twitter 2]}。

その後、2017年3月25日に開催された「AnimeJapan2017」のステージイベント^{[公式 2]}にて2017年5月配信の予定が発表され^[1]、さらに『まんがタイムきららミラク』2017年6月号裏表紙の広告にて同年5月中旬の配信予定であることが判明したものの、同年5月17日に更なるゲーム全体のクオリティ向上を理由として、同年7月中旬にリリース開始時期を延期することが公式ウェブサイトで発表された^{[公式 3]}。更に同年7月28日にはリリース開始時期を同年8月22日に再度延期および確定することが公式ウェブサイトで発表された^{[公式 4]}。なお、事前登録は2016年9月30日から2017年8月21日まで行われた^{[Twitter 3][Twitter 4]}。

原作アニメのプロデューサーである岩上敦宏は、本作の企画の経緯について「アニメの新作までまだもう少し時間がかかりそうなため、『まどか☆マギカ』のキャラクターが活躍するタイトルを作りたいというアイデアがきっかけ」と語っている^[5]。

製作は、原作アニメでキャラクター原案を担当した蒼樹うめが総勢10名以上の新規キャラクターを描き下ろすほか^[4]、魔女に関する設定を担当した劇団イヌカレーが今作でも魔女原案を担当する^[4]。また、オープニングアニメーションと魔法少女変身ムービーをシャフトが制作する^[4]。

2018年7月10日に、けやき坂46の主演で舞台化されることが発表された（詳細はマギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝#舞台を参照）。

2018年9月1日、2019年にアニメ化される事が発表された。（詳細はマギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝#テレビアニメを参照）。

2019年1月7日、DMM GAMESをプラットフォームとしてPC版（対象OSはWindowsのみ）を配信すると発表した。配信開始時期は未定^[6]。

ゲームシステム

イベントやガチャで手に入れたキャラクターを強化しながら、ストーリーを進行させる・もしくはミラーズに挑戦していくのが主なゲーム内容となる。

本作にはAPとBPと呼ばれるポイントがあり、前者は各種ストーリーやクエストの進行に、後者はミラーズに挑戦するのに使う。どちらも時間経過もしくはプレイヤーのランクアップ時に回復するほか、特定アイテムでの即時回復も出来る。なお、APはプレイヤーランクの上昇に伴って上限値が上がっていくが、BPは5で固定されている。

演出面ではLive2Dを採用してキャラクターを動かしていることが特徴で、それぞれが固有のモーションで個性豊かに動くようになっている^[2]。

ストーリー

ストーリーはキャラクター同士の掛け合いが描かれるアドベンチャーパートと、チームを組んで敵キャラクターと戦うバトルパートで構成されており^{[公式 5]}、神浜市を舞台に本作の主人公「環いろは」を中心とした物語が展開される「メインストーリー」、メインストーリーを見滝原市の魔法少女たちの視点で描いた「アナザーストーリー」、そしてキャラクター個々人の成り立ちや人柄が描かれる「魔法少女ストーリー」、1周年記念キャンペーンで追加された魔法少女の衣装にまつわる「衣裳ストーリー」の大きく分けて４つが用意されている^{[7][公式 5]}。

なお、メインストーリーは2017年12月3日に行われた「f4 ファンフェスティバル」においてフルボイス化することが発表されており^[8]、同年12月4日には第1弾としてプロローグがフルボイス化^[9]。以降も順次フルボイス化されており、2019年3月5日から配信が開始している第10章に関しては配信開始と同時にフルボイス化されていることに加え、ゲーム内の演出としてシャフト制作のアニメーションムービーが挿入されている。

バトルパート

バトルはサポートキャラを含む2人から5人の編成で行われる。3×3のマスにキャラクターを配置し、画面下部にランダムで表示された5枚のディスクから任意のディスクを3つ選択して敵を攻撃する^{[公式 5]}。敵を全て倒すことでバトルクリアとなり、各種経験値やアイテム、カースチップと呼ばれるキャラクター育成用のコインなどが得られる。逆に全ての味方キャラクターが倒されるとゲームオーバーとなり、マギアストーンと呼ばれるアイテムを使用してリトライするかどうかを選択することとなる。

ディスクは性能の異なる3種類のものが用意されており、後述するマギアやドッペルを使用するのに必要なマギアゲージのMPを多く溜めることができる「Accel（アクセル）」、縦方向または横方向に配置されている複数の敵を同時に攻撃できる「Blast（ブラスト）」、チャージポイントが溜まり、そのポイントの積算量でダメージを増やすことができる「Charge（チャージ）」となっている^[10]。

一度の攻撃で同一の種類のディスクを3つ選択した場合、「Combo（コンボ）」が成立し、それぞれ味方全員のマギアゲージのMP増加、ダメージ量の増加、チャージポイントの増加といったボーナスがある^[10]。また、選択したディスクが全て同一人物のものだった場合にはPuellaComboが成立し、ダメージ量が大幅に増加する^[10]。なお、これはAccel・Blast・ChargeのComboと重複させて発生させることができる。

Blast以外で攻撃する・または敵の攻撃を受けることで溜まるMPが100％まで溜まると、各キャラクター固有の必殺技である「マギア」が使えるようになる^[10]。このMPは後述するマギアレベルを上げることによって最大で200％まで溜められるようになり、「ドッペル」の解放ができているキャラクターは200%全てを消費して、マギアの代わりにより高威力であるドッペルを放つことができる^[7]。なお、マギアは全ての魔法少女に用意されているが、ドッペルは星5まで覚醒できる魔法少女のみに用意されている^[11]。

このほかに、キャラクターにはディスクを選択してコネクトゲージを溜めることで発動できるようになる「コネクト」と呼ばれる特殊能力がある。コネクトは使用可能な状態になっているキャラクターのディスクを任意の他キャラクターにドラッグ＆ドロップすることで発動し、そのターンだけ対象のキャラクターに各キャラクター固有の特殊効果（攻撃力やディスク性能の向上、状態異常の付加や解除など）を付与することができる^{[公式 5]}。

キャラクター育成

キャラクターの育成には大きく分けて4つの要素があり、「戦闘や魔力強化で得た経験値によるレベルアップ（HPなどの基本パラメーターの向上）」、「覚醒によるレアリティの向上」、「マギア強化によるマギアダメージの向上」、「メモリアの装備・育成・装備枠の拡張」となっている^{[公式 5]}。

魔力強化は戦闘で得たジェムと呼ばれるアイテムを使用することで行え、任意のキャラクターに経験値を与えることができる。キャラクターのレベルはレアリティによって上限があり、覚醒をすることでレアリティの向上とレベル上限の解放をすることができる。覚醒はレベルが上限まで達し、かつ必要な素材が揃っていると行え、前述した効果のほかにコネクト・マギア性能が向上するなどの効果も得られる。
初期のレアリティが星2と星3のキャラクターは基本的に星4まで覚醒を行うことができ、初期のレアリティが星4のキャラクターについては更に上位の星5へと覚醒することができる。

マギア強化は各キャラクター固有にある「エピソードレベル」を必要なレベルまで上げ、かつ必要な素材も揃っていると行える。このエピソードレベルは魔法少女ストーリーの解放にも必要であり、最大でLV5まである。ドッペルを所持しているキャラクターは、このエピソードレベルとマギアレベルをLV5まで上げることでドッペルを解放するクエストに挑戦できるようになる。

メモリアはキャラクターに様々な特殊効果を付与する装備品であり、効果が常時発動するアビリティタイプと、所定のクールタイムを経ると使用可能になるスキルタイプがある^[10]。メモリアの育成には「メモリア強化」と「メモリア限界突破」があり、前者はメモリアのレベルを上げることが、後者はレベルの上限を解放することができる。なお、最大まで限界突破を行うとメモリアの基礎効果が向上する。

キャラクターが所持しているメモリアの装備枠は通常1枠だが、ガチャから同一の魔法少女を複数入手する・もしくはショップで所定のデスティニージェムを入手することで最大で4枠まで解放される。なお、同一タイプのメモリアの装備は2つまでとなっており、アビリティとスキルをそれぞれ2枚ずつ装備した状態が最大となる。

ミラーズ

BPを消費して行う対人対戦で、AI操作で動く他のプレイヤーの魔法少女たちと戦う^{[公式 5]}。相手の魔法少女を全て倒せば勝ちとなり、勝敗や所要ターン数、連勝数（最大7連勝）、相手が格上か格下かなどの要因を元にミラーズポイントが得られる。このポイントの累計が一定数に達するとミラーズの先の階層へと進むことができ、「ミラーズストーリー」を読み進めることができるようになる。また勝った場合は3枚、負けた場合は1枚のミラーズコインを得ることができ、これはショップでアイテムとの交換ができる。

また2018年1月29日からは、一定の試合期間を設けてプレイヤー同士のランキングを競う「ミラーズランキング」が不定期に行われている^[12]。5日間の予選期間中に1日10回対戦し、その総ポイント数で上位からS・A・B・C・Dとクラス分けされ、その後本戦で振り分けられたクラス内で20回（初回のみ30回）対戦して、総ポイント数によって上位から3〜1の星の数を決定する^[12]。ミラーズランキングで対戦した場合、ミラーズコインだけでなくランキングコインが勝敗に応じて得られ、これもショップでアイテムとの交換ができる^[12]。

ショップ

ショップでは各種戦闘で得たアイテムやポイント、またはマギアストーンを利用して様々なアイテムを入手することができる。ショップには複数の種類があり、常設されているのはマギアストーン、ミラーズコイン、サポートPt、マギアチップ、デイリーコイン（2018年9月26日より実装された）、それぞれを使用するものである。この他にイベントで入手したアイテムを利用する期間限定のショップなどがある。

ガチャ

メモリアや魔法少女を得る主な手段。サポートPtを使用して行うノーマルガチャと、マギアストーンを使用して行うレアガチャと期間限定ガチャなどがある。ノーマルガチャからはメモリアかジェムしか出現せず、魔法少女が手に入るのはマギアストーンを使用するガチャのみとなっている。ランダム型アイテム提供方式のガチャであり、俗に言う天井と呼ばれるシステムは2018年1月22日から実装された^[13]。

あらすじ

プロローグ

「幾度目かの魔女」

見滝原市の魔法少女・暁美ほむらは、自身が持つ「時間操作」の能力を使い、親友である鹿目まどかが迎えてしまう悲惨な運命を変えるべく、理想の結末を求めて幾度となく同じ時間を繰り返して戦っていた。

今回もいつものようにまどか、そして巴マミと協力して魔女と戦っていたほむらは、「時間停止」を使って魔女に止めを刺そうとする。しかし時を止めたはずのその空間に、突如として謎の少女^{[注釈 4]}が現れ、「運命を変えたいなら神浜市へ来て。この町で魔法少女は救われるから」とだけ告げると、姿を消してしまう。ほむらは今までになかった出来事に動揺すると同時に、謎の少女の言葉にまどかを救う可能性を感じる。

第1部

第1章

メインストーリー「はじまりのいろは」

あるときから頻繁に「見知らぬ少女の夢」を見るようになった魔法少女・環いろはは、繰り返し見るその夢の真相を知るべく、きっかけとなった新興都市・「神浜市」を訪れる。

神浜に着いたいろはは神浜の魔法少女秋野かえでから原因の一つだと考えている「小さいキュゥべえ」についての情報を得るが、力不足が祟って遭遇した使い魔に倒されてしまう。

目を覚ましたいろはは十咎ももこと名乗る魔法少女から「調整屋」を紹介され、八雲みたまから調整を受けて魔力を強化すると同時に、「自分がどんな願いでキュゥべえと契約したのか」を忘れてしまっていることに気づく。

いろはは小さいキュゥべえの捜索を再開するが、そこに七海やちよが立ちはだかる。やちよは「神浜では力量不足の魔法少女は生きていけない」としてここから出ていくように諭すが、いろはは戦いを通じてやちよに自身の力を示し、ついに小さいキュゥべえを手に入れる。

小さいキュゥべえに触れた途端、失っていた記憶を思い出すいろは。「見知らぬ少女の夢」に出てきた少女とは、知らぬ間にその存在も記憶も消え去っていた自分の妹「環うい」であった。ういの事を思い出したいろはは、ういを探し出すことを決意する。

（※アナザーストーリーは第2章から始まっており、第1章は存在しない）

第2章

メインストーリー「うわさの絶交ルール」

ういを見つけ出す手がかりとして、ういの親友であった「柊ねむ」と「里見灯花」を探すことにしたいろは。しかし二人が入院しているはずの病院を訪ねてみたもののそこに二人の姿はなく、捜索は手詰まりになってしまう。落胆しながらの帰り道でいろははやちよと遭遇し、神浜には様々な「うわさ」が流れていること、それらの中には現実化して人に害を及ぼしているうわさも存在していること、そして最近流れている「絶交ルールのうわさ」について教わる。

絶交ルールのうわさについて、現実化するというところも含めてにわかには信じられないでいたいろはだったが、水波レナとかえでがうわさどおりの行動をした結果、謎のバケモノ（絶交階段のウワサ）に攫われてしまう。いろははももことやちよの協力を受けて「ウワサ」と呼ばれるバケモノから2人を助け出し、レナは助けられたお礼としてういの捜索に協力した。その結果いろはは「ねむと灯花はきちんと実在していた」という情報を得る。

アナザーストーリー「この町だけが違う」

見滝原市内に出現する魔女が減少したことから、グリーフシードを求めて他の町まで活動の足を伸ばしていた巴マミ。彼女はその過程で、魔女が減少するどころか大量発生している町・神浜市の存在を知る。

神浜に出現する魔女と使い魔は通常のものより強力で、さらに市内には魔女とは異なる魔力反応まで存在した。マミはその異常事態の真相を知るべく、神浜の調査を始めることにする。

第3章

メインストーリー「神浜うわさファイル」

ういがうわさに巻き込まれている可能性を考えたいろはは神浜に流れるうわさについて調査を始め、みたまに促されて訪れた水名区で由比鶴乃と出会い、「口寄せ神社のうわさ」を教わる。そのうわさはやちよも追っているものであり、いろはと鶴乃はやちよとも協力して調査に当たることになる。

3人は調査の末にうわさの舞台となっている神社にたどり着き、このうわさを現実化している大元・マチビト馬のウワサと戦うことになるが、魔法が効かず、撤退を余儀なくされる。しかしその最中、穢れを溜め切ったいろはのソウルジェムから、突如として謎の力^{[注釈 5]}が顕現。それはウワサを倒すと姿を消し、同時にソウルジェムの穢れも何故か消え去っていた。

こうして辛くも窮地を脱する三人だったが、そこに見滝原市の魔法少女・巴マミが現れる。マミはいろはを「魔女が人に擬態したもの」だとして銃を向けてきた。幸いももこが助太刀に入ったことでマミを退けることは出来たが、この場では誤解を解くことは叶わなかった。

今回の一件を経て信頼を深めたいろはとやちよは、今後も協力してうわさの調査を進めていくことを決める。

アナザーストーリー「私たちと同じ姿」

神浜市の調査を続けていたマミは、そこで出会った魔法少女・かえでとレナから、謎の魔力反応の正体は「ウワサ」によるものだと教わる。その真偽を確かめるべくウワサの気配を辿ると、そこにはウワサと戦ういろはたちの姿があった。

そこでいろはが謎の力を顕現させる様子を目にしたマミは、いろはを「魔女が人に擬態したもの」だと誤解してしまう。ますます神浜への警戒心を高めたマミは、かつての仲間であった佐倉杏子の元へと向かい、「神浜は危険だから行かないで」と忠告をする。

第4章

メインストーリー「ウワサの守り人」

鶴乃から得た情報を元に、参京区でねむの家を探すことにしたいろは。いろははそこで「フクロウ印の給水所」を名乗る無料の給水所に出会い、そこで提供された水を飲んだことがきっかけで、どこからともなく「数字が書かれた紙」が降ってくるようになってしまう。

その奇妙な紙について調査を始めたいろはとやちよは、その過程で深月フェリシアと佐倉杏子に出会う。彼女らもいろはと同じ現象に悩まされている魔法少女であり、傭兵を自称するフェリシアは、いろはに協力してうわさの調査に加わる。

自身らが巻き込まれているのが「ミザリーウォーターのうわさ」だと判ったいろはたちは、その大元であるウワサの打倒を目指す。しかしそこに「マギウスの翼」を名乗る魔法少女たちが邪魔に入る。彼女らは「魔法少女たちを救済する」という目的を達成するために、うわさの存在が必要だと語る。

マギウスの翼の一員である天音月夜と天音月咲を退け、うわさの大元・ミザリーリュトンのウワサを倒すいろはたち。そんないろはたちの前に、行方不明となっていたやちよの幼馴染・梓みふゆが現れる。彼女もまた、マギウスの翼の一人であった。やちよはみふゆに説明を求めるが叶わず、この場はお互いに引くこととなる。

その後、やはりみふゆのことが諦められないやちよは、マギウスの翼と接触するためにもうわさを消していく決意を新たにする。同時にいろはもういがマギウスの翼に関わっている可能性を考え、同様の考えを固める。

アナザーストーリー「アイツから聞いた町」

マミから受けていた忠告を無視し、神浜市を訪れた佐倉杏子。彼女はそこで「うわさ」に巻き込まれてしまい、結果的に目的を同じくするいろはたちと協力して問題の解決へと臨むことになる。

「うわさ」を追う戦いの中で月夜がドッペルを顕現させる様子を目の当たりにした杏子は、これがマミの言っていた「人型の魔女」のことかと理解する。問題を解決して神浜から戻った杏子は、マミの誤解を解くべく「あれは魔女ではなくドッペルという現象だ」という説明をする。

第5章

メインストーリー「ひとりぼっちの最果て」

マギウスの翼に繋がる手がかりを求めて、現時点では「うわさ」なのか「普通の噂」なのかが判然としていない「電波少女」の話について調べることにしたいろはたち。いろはたちはその調査の中で鹿目まどかと暁美ほむらに出会う。彼女らはこの町で行方が判らなくなった先輩・巴マミを探しに見滝原市から来たと言う。彼女らはマミがうわさに巻き込まれている可能性があるとし、いろはたちの調査に加わる。

それぞれが得た情報から、電波少女だと噂されているのは水名女学園に通う少女・二葉さなだということと、彼女が自らの意志で「名無しさんのうわさ」に取り込まれていること、そしていろはの元に届いていた謎メールの差出人こそが、うわさの大元・名無し人工知能のウワサだということが判明する。

「アイ」と名乗るそのウワサからさなの救出を頼まれてウワサの討伐に向かったいろはたちは、そこでマギウスの翼を束ねる「マギウス」の一人・アリナ・グレイと遭遇する。アリナの邪魔だてで消耗を強いられるいろはたちだったが、さなの協力もあってウワサを倒すことに成功する。

しかし、名無し人工知能のウワサと「自らの作品の一部」だと語る魔女を倒されたことでアリナが激怒。月夜と月咲、さらに鶴乃も加わった混戦状態となる。みふゆが仲裁に入ったことで戦いは一応の収束をみせるが、結局ういもマミも見つからず、ういに関しては疑問が深まるばかりとなってしまった。

アナザーストーリー「その秘密を知りたい」

謎の少女に告げられた言葉が気にかかっていた暁美ほむらは、神浜市へと向かったマミが行方不明となったことを受けて、自身も神浜へ行くことにする。そこにほむらの身を案じたまどかも同行。現地で出会ったいろはたちとも協力し、マミの行方を探すこととなる。

結局今回の探索ではマミを見つけることができず、再び神浜を訪れることを胸に決めるほむらとまどか。ほむらは今回の一件で出会った「ドッペル」という現象と「マギウスの翼」という集団に対し、まどかを救う可能性の一端を感じる。

第6章

メインストーリー「真実を語る記憶」

ねむ・ういとマギウスの翼の関係について思い悩んでいたいろはの元に、ある日突然みふゆが訪問してくる。彼女はいろはに対し、マギウスの翼の目的である「魔法少女の解放」がどういうものかを理解してもらうために、講義を開くので来て欲しいと言う。相談の結果、講義にはいろは・鶴乃・フェリシア・さなが参加することとなり、講義の会場「記憶ミュージアム」へと向かう。そこで講師として待ち受けていたのは、マギウスの一人・里見灯花であった。

いろはたちは「記憶ミュージアムのうわさ」に取り込まれ、みふゆの過去を追体験する形で「魔法少女の真実^{[注釈 6]}」を知り、その事実に動揺する。いろはがみふゆたちからの再度の誘いを断って目を覚ますと、そこにはやちよと、そしてマギウスの翼へと寝返ってしまった鶴乃たちが居た。

いろはは鶴乃たちの奪還と記憶ミュージアムからの脱出を目指してやちよへと協力を求めるが、自身が持つ固有能力を「他者を犠牲にして生き残る」だと考えて思い悩んでいたやちよは、周囲に被害を出さないために孤立しようとしてそれを断ってしまう。その言動に対して強い怒りを覚えたいろはは、単独で記憶キュレーターのウワサを倒すという行動を持ってやちよの懸念を否定する。しかし、うわさから脱出した先にはマギウスの翼となった巴マミ（ホーリーマミ）が待ち受けていた。

再び窮地に陥った2人を救ったのは、見滝原市の魔法少女・美樹さやかであった。さやかの助太刀で辛くも生還した二人は、みかづき荘へと帰宅する。そこでももこやまどかの優しさに触れた2人は、自分たちにはまだ仲間が居るということを再認識し、これからの戦いへの決意を新たにする。

アナザーストーリー「運命との対峙」

「名無しさんのうわさ」の一件を終えて見滝原市へと戻ったほむらたちは、事情があって神浜市へと同行できずにいた友人・美樹さやかに神浜で起きた事の顛末を伝える。マミを強く慕っていたさやかは神浜へと向かい、そこで「魔法少女の真実」を知ってしまう。

さやかから真実を聞き、動揺する見滝原の面々。まどかは何らかの解決法があるはずだとし、マギウスの翼について調べていくことを決意する。一方杏子は単独でマギウスの翼に接触することを決める。

第7章

メインストーリー「楽園行き覚醒前夜」

奪われた3人（鶴乃・フェリシア・さな）を奪還するためには、マギウスの翼との接触が必要だと考えたいろはとやちよ。2人はその手段として街中のうわさを消していくことにし、その結果、うわさが発生している場所に偏りがあることに気づく。うわさが集中する場所・里見メディカルセンターへと向かったいろはとやちよは、そこでさな・フェリシアと再会する。2人はみふゆの手引きによって洗脳を解かれ、マギウスの翼から脱出していたのだ。

残る1人・鶴乃を探すため、そして別行動で情報を集めていたももこから報告された「遊園地のうわさ（キレーションランドのうわさ）」を調べるため、市内の東部（工匠区・大東区）へ行く必要が出てきたいろはたちは、東を統べる魔法少女・和泉十七夜に接触する。事情を聞いた十七夜は協力を快諾し、いろはたちと共に「遊園地のうわさ」の舞台へと向かう。

うわさの場所にたどり着いたいろはたちは、そこでマギウスたちと、キレートビッグフェリスのウワサの一部となっていた鶴乃（ウワサの鶴乃）と出会う。いろはたちはみふゆの助言や仲間の助太刀もあって鶴乃の救出に成功し、ウワサを倒すことでマギウスたちの計画を挫くことにも成功する。しかしそこにマギウスの最後の1人・柊ねむが現れる。ねむたちは「魔法少女を魔女化の運命から救うために、『エンブリオ・イブ』を羽化させることを目指している」と語るが、犠牲を厭わないそのやり方・考え方をいろはたちは受け入れられず、話し合いは平行線で終わる。

戦いを終え、再び5人で揃うことができたいろはたちは「チームみかづき荘」としての結束を新たにする。そしていろはは記憶に残る「万年桜のうわさ」の調査を、マギウスたちは「ワルプルギスの夜」の利用を考えて動き出す。

アナザーストーリー「みんなで分かち合えるなら」

まどかたちが「魔法少女の真実」について思い悩む最中、見滝原に突如として多数の魔女が現れる。それらを手引きしていたのはマギウスの翼だった。彼女らと相対したまどかたちはその理由を問いただそうとするが、そこに現れたホーリーマミとアリナによって、拘束されてしまう。

一方、単独でマギウスの翼に近付こうとしていた杏子は、無事に組織への侵入を果たしていた。杏子は事が順調に進みすぎていることに警戒心を覚えるが、そのまま潜入を続ける。

第8章

メインストーリー「偽りに彩られ神浜」

遊園地での計画を邪魔されたことで手段を選ばなくなったマギウスたちは、羽根たちを使って神浜の魔法少女たちを襲撃する。彼女らの目的が魔法少女の殲滅だと知ったいろはたちは、手分けをして魔法少女たちを保護し、調整屋へと避難させることにする。当初は中立の立場であるからと協力に難色を示すみたまだったが、ももこの説得を受けて覚悟を決め、集まった魔法少女たちにいま神浜で起こっている事と、「魔法少女の真実」を告げる。

一方、羽根たちの暴走にはウワサが絡んでいると考えたやちよは、十七夜と合流して異常の原因を知るべく黒羽根たちの後を追い、ホーリーマミと戦闘になっていた。多勢に無勢で苦戦を強いられるやちよたちだったが、そこに鶴乃・フェリシアが駆けつけ、「フラワースピーカーのウワサ」を倒すことで羽根たちの暴走を止める。ホーリーマミと一対一となったやちよは死闘の末にマミからウワサを剥がすことに成功し、マミから剥離した「神浜聖女のウワサ」も、増援に来た魔法少女たちによって倒される。

やちよたちの戦いと時同じくして。さなと共に「万年桜のうわさ」の場所へと向かったいろはは、そこで灯花・ねむと遭遇する。二人に対して自分が持つ記憶（うい・灯花・ねむ・いろはの四人で過ごしていた過去）は確かなものであると説くいろはだったが、頑として聞き入れられず、遅れて現れたアリナの手によって捕らえられてしまう。

残された「万年桜のウワサ」から、いろはがマギウスの翼の本拠地「ホテルフェントホープ」へと連れ去られたことを聞いたみかづき荘の面々と、ももこ・レナ・かえで、そしてみたまは、「魔法少女の真実」とどう対峙すべきかを悩みながらも、マギウスたちを止めるべく後を追う。

アナザーストーリー「ここからもう一度」

マギウスの翼に潜入していた杏子はそこで洗脳状態にあったマミと出会い、記憶にあるマミとはかけ離れた言動をとる彼女の姿に怒りを覚える。みふゆの手引きで見滝原へと戻った杏子は、ホーリーマミによって囚われていたまどかたちを救出。自身は神浜の件からは手を引こうとするが、マギウスのやり方への怒りを抑えられず、あくまで自分自身のためだとして神浜へ戻る決意をする。

第9章

メインストーリー「サラウンド・フェントホープ」

ホテルフェントホープの地下牢に捉えられていたいろはは、救出にやってきたさなと共に奪われたソウルジェムの奪還を目指して行動を始める。一方、無事ホテルフェントホープへの侵入を果たしていたやちよたちは二手に分かれ、いろは同様ソウルジェムを奪われていたみふゆと天音姉妹を救出し、エントランスで全員と合流してそれぞれのソウルジェムの奪還を果たす。

みふゆらと和解し一致団結したいろはたちだったが、そこで発現した女王グマのウワサによって再度分断されてしまう。中に残されたみかづき荘の面々と十七夜はマギウスを追い、外にはじき出されてしまったみふゆやももこたちは駆けつけた見滝原の魔法少女らと協力してホテルフェントホープの破壊を目指して戦いを始める。

マミの協力もあって、マギウス、そしてイブの元へたどり着くいろはたち。しかしそこに充満する穢れによって動くことが叶わない。一方苦戦を強いられていた外の面々は、みふゆの自爆ともとれる禁じ手によってホテルフェントホープを一掃する。こうしてマギウスらの思惑通り、イブが外へと解き放たれる。

イブと対峙するいろはたち。すると突如として、いろは・灯花・ねむ・そしてういが居なければ開花しないはずの万年桜の蕾が花開く。その桜を見て、いろははイブこそがういであったのだと直感する。

アナザーストーリー「この手を引いて、一緒に」

やちよとの一戦を経て正気に戻ったマミは、自身がしたことのけじめをつけるために戦いを続ける黒羽根たちの元へと向かう。マミは黒羽根たちにマギウスの計画がどういうものであるかを説き、黒羽根たちのもつみふゆへの信頼を思い出させて混乱を収める。そして自身も自分の弱さを認めると同時にまどかたちとの絆を再確認し、ホテルフェントホープへと向かう。

第10章

メインストーリー「浅き夢の暁」

設定

舞台となるのは架空の新興都市・神浜市。9つの区から成る^{[公式 5]}人口300万人近い大都市で^{[公式 6]}、遊園地なども存在する^{[物語 2]}。魔法少女に関する噂が多く、後述する要素・ドッペルにより「魔法少女がそのままの姿であり続けられる場所」とされている^{[公式 6]}。見滝原市をはじめとする様々な都市で魔女が減少している中、神浜にだけは潤沢に魔女が出現している上に、ここに出現するものは使い魔も含めて他の町よりも強力なものばかりだという異常事態に見舞われている^{[物語 3][物語 4]}。

市内には様々な「うわさ」（都市伝説のようなもの）が流れており、その中には「ウワサ」と呼ばれる謎の存在の力によって現実化するものもある。ウワサは神浜市に存在する特定のうわさに固執しており、うわさの内容から外れるような行動をする者のことは容赦なく排除しようとする^{[物語 5][物語 6]}。
結界に似た空間を自身の周りに展開したり、使い魔のようなものを引き連れているなど、魔女と非常によく似た性質を持っている。しかし魔力の波動は異なるものであり、倒してもグリーフシードは落とさない^{[物語 5]}。また、自身が司るうわさに関係する感情や概念に対して耐性を持ち、逆にそれと対になるものに対して弱いという特徴がある^{[物語 5]}。

各うわさの詳細は、ウワサと合わせて「#ウワサ」を参照。

前述した「ドッペル」とは、神浜市内で魔法少女のソウルジェムが魔力の過剰消費・もしくは精神的に大きな負担を受けて穢れきった場合に発動する力。穢れを力に変換して使っているため、ドッペルの使用後はソウルジェムが浄化される^{[物語 7]}。このため、本来であれば起きる「魔法少女の魔女化」が、神浜市内では起きない。

各ドッペルの詳細は「#ドッペル」を参照。

これらの他に特異な要素として、「マギウスの翼」の存在がある。「魔法少女たちの救済」を活動理念に掲げた魔法少女の集団であり、「マギウス」、もしくは「マギウスのお三方」と呼ばれる三人の魔法少女を筆頭に、白いフードを被った「白羽根」と呼ばれる幹部格と、黒いフードを被った「黒羽根」と呼ばれる末端の魔法少女で構成されている。マギウスの一人・里見灯花によれば、神浜市で起きるドッペル化現象は、マギウスが救済の一手として引き起こしているものだという。また「ウワサ」も同様に、マギウスの一人・柊ねむが生み出したものだとされている。

舞台となる都市・施設

神浜市

新西区

メインストーリー第1・2章の舞台。ももこ・かえで・レナのチームが活動する地区。みたまの「調整屋」は同地区の廃墟内にある。この他、新西中央駅、公園、河川敷、建設放棄地などがある^{[注釈 7]}。

神浜市立大附属学校

鶴乃・ももこ・かえで・レナが通う中高一貫の学校^{[公式 7]}。やちよが通う神浜市立大学の付属校に当たる。いろはも第4章終了後この学校に転校することになる。

里見メディカルセンター

うい・灯花・ねむが入院していた病院^{[物語 8][物語 9]}。

水名区

メインストーリー第3章の舞台。かつての城下町で、歴史を感じさせる古い街並みが残る地区^{[物語 10]}。隣接する新西区とは水名大橋で結ばれており、電車でアクセスできる^{[物語 11]}。ある男女の悲恋にまつわる昔話や、会いたい人に会える「口寄せ神社のうわさ」があり、それに関連した町おこしのスタンプラリーが行われている^{[物語 11]}。また、古くから「水名の女子は格式と伝統を重んじ、歴史と土地に恥じない立派な女子になるよう努めるべき」という風習がある^{[物語 12]}。

水名女学園

さな・月夜が通っている女子校。

水名ホテル

すでに営業を終了している廃ホテル。参番館のビル屋上には神社らしきものがある^{[物語 13]}。

水名神社

「口寄せ神社のうわさ」の舞台となった神社。

参京区

メインストーリー第4章の舞台。

参京院教育学園

ねむが通っている中高一貫の学校。

中華飯店 万々歳

鶴乃の実家が経営している中華料理店^{[物語 7]}。鶴乃の曾祖父が戦後に創業し、祖父の代には神浜市一番の名料理店として繁盛していた^{[物語 14]}。しかし、父親の代からは料理の評判が下がっており、鶴乃自身も「味は50点、元気は満点！」と自虐的な宣伝を行っている^{[物語 7]}。

水徳商店街

ここの寄合所で衣美里による「エミリーのお悩み相談所」が催されている^{[注釈 8]}。

中央区

メインストーリー第5章の舞台。東側と西側のどちらにも属さない中立地帯となっている。巨大な電波塔がそびえ立っており、この電波塔に纏わる「電波少女」の元になったのが、「名無しさんのうわさ」である。

中央学園

フェリシアが通う学校。制服は青いチェックスカートのセーラー服^{[物語 15]}。

栄区

メインストーリー第6章の舞台。市の東側に位置し、ファッション街などがある地区。

栄総合学園

アリナが通う学校。

神浜記録博物館

「記憶ミュージアムのうわさ」の舞台となっている施設。今はもう廃館となっている博物館で、運営当時は「記録ミュージアム」と呼んで親しまれていた^{[物語 16]}。

工匠区

メインストーリー第7章前半の舞台。「男子は職人として尊重されながら仕事をし、女は男を支えながら家を守る」という、やや時代錯誤な風習が残っている地域^{[物語 17]}。

工匠学舎

月咲が通う学校。

天音竹工房

月咲の実家である竹工房。

旧車両基地

老朽化した車両が放置され、不良の溜まり場となっている。

大東区

メインストーリー第7章後半の舞台。眞尾ひみかが住む地区^{[公式 8]}。神浜市の中でも特に治安の悪い地区として知られている^{[物語 18]}。

神浜大東団地^{[物語 18]}

期間限定イベント『バイバイ、また明日〜神浜大東団地の記憶〜』の舞台。みと・れいら・せいかの3人が住んでいる。全60棟から構成される神浜市内屈指の巨大集合住宅で、入居者の失踪事件や不審者の目撃報告が起きている。敷地内には団地住民向けの商店街「団地中央商店街」も併設されているが、最近は近隣に大型スーパーマーケットが作られた影響で寂れている。

大東学院

みたまと十七夜が通う学校。初等部、中等部、高等部が存在する一貫校^{[物語 19]}。

観覧車草原

「遊園地のウワサ」の舞台となっている施設。

南凪区

メインストーリー第8章前半鶴乃編の舞台。蒼海幇^{[注釈 9]}が活動の拠点としている海に面した地域。

南凪自由学園

ひなのが通う学校。

北養区

メインストーリー第8章後半いろは・さな編の舞台。山の中に「万年桜のウワサ」がある。

ホテルフェントホープ

メインストーリー第9章の舞台。マギウスの翼の本拠地。建物自体がウワサでできている。

鏡屋敷

鏡の魔女が隠れ潜んでいる館。「果てなしのミラーズ」と呼ばれる特殊な結界が張られている。

見滝原市

『魔法少女まどか☆マギカ』の舞台となる町。詳細は「魔法少女まどか☆マギカ#舞台設定」を参照。

あすなろ市

『魔法少女かずみ☆マギカ』の舞台となる町。

登場キャラクター

公式サイトやゲーム内に書かれている文章をそのまま、または多少ことばを入れ替えただけのものを利用することは、著作権、または著作者人格権の侵害となるおそれがあります。やむおえず使用が必要な場合は、引用部分をカギ括弧で括り出典を明記するなど、引用と判る形で利用して下さい。

本作が初登場となるオリジナルの魔法少女に加え、原作アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の魔法少女や、『魔法少女まどか☆マギカ』専門漫画誌『まんがタイムきらら☆マギカ』に連載されていた外伝作品の魔法少女も登場する。

公式ウェブサイト等で明示されている以外のキャラクターの配役・キャラクターデザイン・所属校などについては、ゲーム内のアーカイブ機能「魔法少女」に記載されているプロフィールに準拠する。

レアリティ表記は初期のもの。プレイアブル未実装のキャラクターについては名前のみの表記。

主要な登場人物

メインストーリーに登場するキャラクター。

チームみかづき荘

本作のメインキャラクター。メインストーリーではチームみかづき荘を中心に物語が展開される。

初期レアリティは星2（いろはは星1）であるが、初期レアリティ星4のキャラクター同様に星5への覚醒が可能になる予定がある^[14]。

環 いろは（たまき いろは）

声 - 麻倉もも^{[注釈 10]} / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - ライト / タイプ - ヒール / レアリティ - 星1

本作の主人公。

繰り返し見る不思議な「夢」の真相を確かめるため、その手がかりとなると思しき「小さいキュゥべえ」を探して神浜市にやってきた魔法少女^{[物語 3]}。15歳^{[物語 20]}。誕生日は8月22日。作品の開始時は神浜市外にて家族4人（両親・いろは・うい^{[物語 21]}）で暮らしていたが、両親の仕事の都合で神浜市立大附属学校へ転校して一人暮らしをすることが決まり、やちよの家に下宿するようになる^{[物語 22]}

かつて病床の妹のために様々な工夫をこらして作っていたため、料理が得意。逆に苦手なことはスマホの扱い。当初はナビゲーションアプリ等が上手く扱えず、本人が方向音痴であることも相まって道に迷いやすかった^{[物語 8]}。神浜市に来てからは使う機会が増え、徐々に慣れていっている。

魔法少女としての武器は小型のクロスボウで、コネクトは「一緒にいるから大丈夫だよ」、固有マギアは「ストラーダ・フトゥーロ」。「妹の病気を治すこと」を願って契約した^{[公式 9]}ため、治癒魔法を得意としている。

TVスポット第1弾（2016年9月30日公開）にて容姿が明かされ^{[動画 1]}、公式ウェブサイトのリニューアル（2016年12月26日）に合わせて名前と担当声優および詳細なデータが公開された^{[Twitter 5]}。

プレイアブルキャラクターとしてはガチャからの排出はされず、ゲーム開始時に全プレイヤーが最初から一体所持した状態になる。

2018年1月15日より星4まで覚醒が可能になり^[15]、2019年3月11日より星5まで覚醒が可能になった。

環 いろは 水着ver.

声 - 麻倉もも / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - アクア / タイプ - サポート / レアリティ - 星4

2018年8月8日に『期間限定ガチャ みかづき荘のSummer Vacation』で実装された^[16]。当該キャラクターの魔法少女ストーリー及び期間限定イベント『みかづき荘のSummer Vacation』で見られる水着姿の環いろはとなっている。

魔法少女としての武器は小さいキュゥべえの形を模した浮き輪。コネクトは「泳げないけどいいですか！？」、固有マギアは「これが今の私にできる泳ぎ方」。所持しているドッペルは「沈黙のドッペル」で、通常の「沈黙のドッペル」とは演出などに差異がある。

七海 やちよ（ななみ やちよ）

声 - 雨宮天^{[注釈 10]} / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - アクア / タイプ - バランス / レアリティ - 星2

神浜市立大学に通う19歳^{[物語 20]}の大学生^{[公式 10]}で、魔法少女歴7年のベテラン魔法少女^{[公式 9]}。普段はファッションモデルとしても活動しながら^{[物語 23]}、神浜市にはびこる「ウワサ」についての調査をしている^{[公式 9]}。

祖父母から譲り受けた元下宿・みかづき荘に住んでおり^{[物語 7][物語 24]}、後にいろは、フェリシア、さなを下宿人として受け入れ、共に生活をしていくようになる。

契約時の願いは「（モデル時代に組んでいたユニットで）自分がリーダーとして生き残ること」。やちよはこの願いから得た固有能力を「他者を犠牲にして生き残る」ことだと考えており、いろはに諭されるまでこのことで長年悩んでいた。

魔法少女としての武器は槍。コネクトは「道は照らしておくから」、固有マギアは「アブソリュート・レイン」。相手の大まかな心理状態を読む能力を持ち、集中して相手を見るとソウルジェムで感じ取ることができる^{[物語 25]}。ベテランだけに戦闘経験も非常に豊富で、自他共に最強格と評されている鶴乃を複数の搦め手で鎮圧するなど、その実力は高い。

TVスポット第1弾（2016年9月30日公開）にて容姿^{[動画 1]}、第1弾PV（2017年2月10日公開）にて名前^{[動画 2]}がそれぞれ明かされ、6週連続キャラ別CM第2弾の公開（2017年3月17日）に合わせて担当声優と詳細なデータが発表された^{[動画 3]}。

2018年1月15日より星5まで覚醒が可能になった^[15]。

深月 フェリシア（みつき ふぇりしあ）

声 - 佐倉綾音^{[注釈 11]} / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - ダーク / タイプ - アタック / レアリティ - 星2

神浜市において傭兵を生業としている魔法少女^{[公式 9]}。中央学園に通う中学1年生で13歳^{[物語 26]}。好きな少年漫画の影響でやや乱暴な言葉づかいをしている^{[公式 11]}。魔法少女としての力量は確かだが、粗野で自制の利かない性格と良心に欠ける言動が目立つことから、傭兵としての評判は芳しくない^{[物語 27]}。

かつて両親を魔女に殺されたことから魔女を憎んでおり、魔女狩りのこととなると目の色を変える。しかし実際には両親はフェリシアがした何かしらの「いたずら」によって起きた火事が原因で死亡しており、前述した「魔女に殺された」という記憶は、契約の願いによって起きた記憶改変で生み出されたもの^{[物語 28]}。「ミザリーウォーターのうわさ」をいろはたちと協力して解決した後、やちよの家に下宿するようになる。

魔法少女としての武器は巨大なハンマーで、コネクトは「ガツンと任せとけって！」、固有マギアは「ウルトラグレートビッグハンマー」。

TVスポット第1弾（2016年9月30日公開）にて容姿が明かされ^{[動画 1]}、6週連続キャラ別CM第3弾の公開（2017年3月24日）に合わせて名前と担当声優および詳細なデータが発表された^{[動画 4]}。プレイアブルキャラクターとしては2017年9月4日に実装^[17]。

2018年8月2日より星5まで覚醒が可能になった^[18]。

由比 鶴乃（ゆい つるの）

声 - 夏川椎菜^{[注釈 10]} / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - フレイム / タイプ - マギア / レアリティ - 星2

自称「最強の魔法少女」。神浜市立大附属学校に通う高校生^{[公式 12]}で18歳^{[注釈 12]}。基本的には猪突猛進で落ち着きがないが、その実頭の回転は速く、学校での成績も学年1位を取る優等生^{[物語 29]}。普段は実家が営む中華料理店「万々歳」の看板娘として配膳や出前の仕事を行っている^{[公式 13]}。

実家である由比家は元・地元の名士。店もかつては名店と呼ばれており、その隆盛を支えた祖父・曾祖父を誇りに思っている^{[公式 9]}。このことから、私欲で祖父らの遺品に手を付けようとした母親たちを止めるために「宝くじの一等賞を当てる」ことを願って魔法少女となった^{[物語 14]}。しかし願いの結果高額の当選金を得るも由比家の現状自体は変わらず、この一件から「自分が最強の魔法少女になれば、お金も家族も全て問題は解決する」という考えを持つようになる^{[物語 14][物語 30]}。

魔法少女としての武器は先端に刃の仕込まれた2本の扇。コネクトは「出たとこ勝負で行こうよ！」、固有マギアは「炎扇斬舞」。「最強」という高い目標に違わない実力者であり、やちよからもその実力を認められている^{[物語 29]}。

TVスポット第1弾（2016年9月30日公開）にて容姿^{[動画 1]}、第1弾PV（2017年2月10日公開）にて名前^{[動画 2]}がそれぞれ明かされ、6週連続キャラ別CM第4弾の公開（2017年3月31日）に合わせて担当声優と詳細なデータが発表された^{[動画 5]}。

2017年11月30日より星5まで覚醒が可能になった^{[Twitter 6]}。

ウワサの鶴乃

声 - 夏川椎菜 / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - フレイム / タイプ - アタック / レアリティ - 星3

メインストーリー7章に登場。「キレーションランドのウワサ（キレートマスコット）」と一体化した姿^{[注釈 13]}。初期レアリティは星3だが、最初から星5まで覚醒させることができる。

コネクトは「一緒にノンビリしよーよ」、固有マギアは「ウワサの炎扇斬舞」。所持しているドッペルは通常の鶴乃と同様の「団欒のドッペル」だが、カラーリングなどに差異がある。

プレイアブルキャラクターとしては2018年6月1日に『期間限定 ウワサの鶴乃ピックアップガチャ』で実装された^[19]。

二葉 さな（ふたば さな）

声 - 小倉唯 / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - フォレスト / タイプ - ディフェンス / レアリティ - 星2

自分に自信を持つことが出来ない魔法少女。水名女学園に所属。物心つく前に実父が病死しており、母親の再婚に伴い実母と義父・義兄・義弟が住む家で生活していた^{[物語 31]}が、エリート思考を持つ義父一家に馴染めず、母親も義父側に付いたことから家庭内で孤立。家にも外にも居場所がないと感じたため、「透明になりたい」という願いでキュゥべえと契約し、一般の人間からは感知されない存在となる^{[物語 32]}。

魔法少女になってからは「名無しさんのうわさ」の結界内に自ら望んで身をおいていたが、その結界の主である名無し人工知能のウワサ・アイに諭されて、いろはたちと共に外の世界へと戻る。以後は実家と決別し、やちよの家に下宿するようになる。

魔法少女としての武器は盾。コネクトは「私が必要なら、いくらでも」、固有マギアは「フォルターゲフェングニス」。

TVスポット第1弾（2016年9月30日公開）にて容姿が明かされ^{[動画 1]}、6週連続キャラ別CM第5弾の公開（2017年4月7日）に合わせて名前と担当声優および詳細なデータが発表された^{[動画 6]}。プレイアブルキャラクターとしては2017年10月23日に実装^[20]。

マギウスの翼

いろは達と対立する魔法少女の集団。「魔法少女たちの救済」を目的に活動しており、「マギウス」と称されている3人の魔法少女を筆頭に、白いフードを被った幹部の「白羽根」と、黒いフードを被った末端の「黒羽根」で構成されている。

アリナ・グレイ

声 - 竹達彩奈 / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - フォレスト / タイプ - アタック / レアリティ - 星4

マギウスの一人。弱冠16歳にして様々な賞を受賞している天才芸術家^{[物語 33]}であり、英語交じりの日本語で話すのが特徴。栄総合学園に通っており、美術部に所属している^{[物語 33]}。固有魔法は結界の生成。

芸術家としてスランプに陥っているときにキュゥべえと出会い、「誰も邪魔されないアトリエが欲しい」という願いで魔法少女となった。結果的に魔法少女となったことでスランプを脱して自分のテーマを手に入れることに成功し、以降は魔女空間と魔女に魅了されたことから、それらを素材とした芸術作品を作ろうと考えている。

魔法少女としての武器は緑色のキューブ体。コネクトは「アリナの作品に溶けて」、固有マギアは「Nine Phases」。

期間限定イベント『マジカルハロウィンシアター〜1日だけの魔法少女劇団〜』にて初登場。プレイアブルキャラクターとしては2018年3月2日に実装された^[21]。

ホーリーアリナ

声 - 竹達彩奈 / キャラクターデザイン - f4samurai・劇団イヌカレー（泥犬）

属性 - フォレスト / タイプ - アタック / レアリティ - 星4

ウワサのためのエネルギーを回収するために、アリナが毛皮神のウワサを憑依させた姿。噂を聞いたかりんから、「死神少女 クリスマス・デス・カリブー」と命名される。メインストーリーにも10章に登場。

コネクトは「人類の悲願のアートを一緒に」、固有マギアは「∞ De cay」。

2018年12月11日に『期間限定ガチャ 聖夜を彩る芸術家』でプレイアブルキャラクターとして実装された。

里見 灯花（さとみ とうか）

声 - 釘宮理恵 / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - フレイム / タイプ - マギア / レアリティ - 星4

マギウスの一人であり、ドッペルのシステムを生み出した張本人。固有魔法はエネルギーの変換。入院していた「里見メディカルセンター」の院長の娘で退院後は聖リリアンナ学園に通っており、幼くして天体物理学を修得している^[要出典]。いろはの記憶によれば、うい・ねむと同じ病院に入院していた非常に聡明な少女^{[物語 8]}。非科学的な事を信じない現実主義者であり^{[物語 34]}、想像力が豊かなねむとは些細なことでしょっちゅう喧嘩し、そのたびにういが仲裁していた^{[物語 8]}。

第2章でレナが行った調査によると、病院には灯花の入院・退院の記録があり、第6章で登場した本人もねむと一緒の病院に入院していたことを認めている^{[物語 35]}。しかしういに関する記憶は無く、いろはとも初対面だと語っている^{[物語 35]}。

武器は空飛ぶ傘。技発動時は空を飛びながら、傘の内側からビームを出す。 コネクトは「確率あげてこー！」、固有マギアは「ネオ・ジェネシス☆彡」。

プレイアブルキャラクターとしては2019年3月5日に実装された。

柊 ねむ（ひいらぎ ねむ）

声 - 諸星すみれ / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - フォレスト / タイプ - サポート / レアリティ - 星4

マギウスの一人であり、うわさを生み出した張本人。いろはの記憶によれば、うい・灯花と同じ病院に入院していた小説家志望の文学少女^{[物語 34]}。現実主義者の灯花とは些細なことでしょっちゅう喧嘩し、その度にういに仲裁されていた^{[物語 8]}。第2章で行われたレナの調査によると、ういの退院から少し後に退院し^{[物語 5]}、その後は参京院教育学園に所属している。

第7章の終盤、マギウスの最後の一人として登場。灯花と同様、いろはの持つ記憶について違和感を覚えている。

武器はウワサをつくりだす分厚い本。コネクトは「僕と連作を完成させよう」、固有マギアは「創造の子どもたち」でページの中から大量のウワサを召喚し相手にぶつけさせる。

プレイアブルキャラクターとしては2019年3月15日に実装された。

天音 月夜（あまね つくよ） / 明槻 月夜^{[物語 12]}

声 - 内田真礼 / キャラクターデザイン - 鮑水ちか

属性 - ダーク / タイプ - バランス / レアリティ - 星4

マギウスの翼の幹部「白羽根」の一人。月咲の双子の姉であり、「努力と我慢と月咲ちゃんは裏切らない」を信条としている^{[注釈 14]}。お嬢様言葉で話し、常に落ち着いた表情をしていることが特徴。水名女学園に通っており、そこで琴曲部の部長を務めている^{[物語 12]}。

魔法少女としての武器は篠笛。コネクトは「共に奏でるでございます」、固有マギアは「桜隠れ」。

両親は幼い頃に離婚しており、月夜は母方に引き取られ「明槻家」の子として厳格な祖母のもとで育てられた。月咲とは姉妹であることを知らない状態で出会って唯一無二の親友となるも、育った環境による価値観の違いから衝突。そのことに深く傷ついた二人は、「もうお互いに嫌いになりたくない」という願いで魔法少女となった。

プレイアブルキャラクターとしては2017年11月30日に実装された^[22]。

天音 月咲（あまね つかさ）

声 - 内田彩 / キャラクターデザイン - 鮑水ちか

属性 - ライト / タイプ - マギア / レアリティ - 星3

マギウスの翼の幹部「白羽根」の一人。月夜の双子の妹であり、「努力と元気と月夜ちゃんは絶対に裏切らない」を信条としている^{[注釈 14]}。元気のある明るい口調で話し、常に笑顔を浮かべていることが特徴。工匠学舎に通っている。

魔法少女としての武器は篠笛。 コネクトは「これがウチらのハーモニー」、固有マギアは「桜語り」。

両親は幼い頃に離婚しており、月咲は父方に引き取られて「天音竹工房」を支える女房役として育てられた。月夜とは姉妹であることを知らない状態で出会って唯一無二の親友となるも、育った環境による価値観の違いから衝突。そのことに深く傷ついた二人は、「もうお互いに嫌いになりたくない」という願いで魔法少女となった。

プレイアブルキャラクターとしては2017年11月30日に『みたまの特訓 天音姉妹・鶴乃編』のクエスト報酬として実装された^[22]。

梓 みふゆ（あずさ みふゆ）

声 - 中原麻衣 / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - ダーク / タイプ - サポート / レアリティ - 星4

マギウスの翼に所属し、マギウスとマギウスたちに付いてくる魔法少女たちを結ぶという役割を持っている魔法少女^{[物語 36]}。羽根たちのまとめ役であり、その信頼は厚い。救済を求めてマギウスの側に属しているものの、その一方でマギウスの苛烈なやり口には疑問を感じており、第9章でついに決別する。

水名区の旧家出身で、毎日の稽古事やしきたりで精神が疲弊していたところにキュウべぇに出会い、「（せめて夢の中だけは）ふつうの女の子になりたい」と願い魔法少女となった。固有魔法は幻覚で、魔女戦では魔女を惑わすときに使っていた。やちよとは幼馴染であり仲も良かったが、1年前に起きた出来事（かなえやメルの死）がキッカケで側を離れてしまう。水名女学園のOGでもあり、同校に通っている月夜とは彼女が魔法少女になる前から親交がある^{[物語 12]}。

魔法少女としての武器は巨大なチャクラム。コネクトは「甘えたなんですから」、固有マギアは「アサルトパラノイア」。

プレイアブルキャラクターとしては2018年6月8日に実装された^[23]。

神浜市の魔法少女

十咎 ももこ（とがめ ももこ）

声 - 小松未可子 / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - フレイム / タイプ - バランス / レアリティ - 星4

神浜市立大附属学校に通う高校1年生の16歳^{[注釈 14]}。男兄弟に囲まれて育った、気さくで面倒見の良い姉御肌な少女^{[公式 9]}。以前はやちよ・鶴乃と組んで行動していたが、とある出来事がきっかけで離別。現在はレナ・かえでとの三人チームを組んでおり、そのリーダーを務めている^{[物語 8]}。「調整屋」の常連客でもあり、みたまとは親交が深い。代金の代わりにと彼女の頼みを聞いていることもある。

自他ともに認める男っぽい性格ではあるが、根っこの部分では繊細で臆病。本来は年頃の少女らしく可愛いものが好きで、女性アイドルのファン活動が趣味^{[物語 37]}。コンプレックスや趣味などの共通点が多いレナとは互いにシンパシーを感じている^{[物語 37]}。

魔法少女としての武器は大剣。コネクトは「おせっかいで何がわるい！」、固有マギアは「エッジオブユニヴァース」。戦闘力は高いものの肝心な場面でドジを踏むことが多く、本人もその「タイミングの悪さ」を嘆く場面が多々見られる^{[物語 38]}。魔法少女になる際も「好きな人に告白する勇気が欲しい」と願って告白に向かうも、タイミングが悪く思いを伝える前に失恋してしまった^{[物語 38]}。

第1弾PV（2017年2月10日公開）にて容姿^{[動画 2]}、ゲームシステム紹介PV（2017年7月14日公開）で名前^{[動画 7]}がそれぞれ明かされ、2017年7月19日に公式ウェブサイトの登場人物紹介にて担当声優とデータが発表された^{[Twitter 7]}。

秋野 かえで（あきの かえで）

声 - 大橋彩香 / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - フォレスト / タイプ - マギア / レアリティ - 星3

神浜市立大附属学校に通う、弱気で戦う事が苦手な少女。中学2年生の14歳^[要出典]。過去に魔女との戦いで窮地に陥っていたところをももこに助けられ、このことをきっかけにももこ・レナとチームを組んで活動するようになる^{[物語 8]}。勝ち気なレナとは些細なことでしょっちゅう喧嘩が起き、その度にももこに仲裁されている^{[物語 8]}。

魔法少女としての武器は湾曲した杖で、地面からツタのような植物を召喚して攻撃する。コネクトは「わ、私も頑張ります！」、固有マギアは「ジャッジメントアース」。屋上の魔女に連れ去られると、自然に囲まれた自宅の環境を守るために、「（その環境を壊す原因となる）マンションが建つのをなかった事にしてほしい」という願いで魔法少女になってしまった^{[物語 39]}。

第1弾PV（2017年2月10日公開）にて容姿^{[動画 2]}、谷口淳一郎（原作アニメのメインスタッフ）のツイッター（2017年7月12日投稿分）にて下の名前^{[Twitter 8]}、『月刊アプリスタイル』2017年9月号（2017年7月28日発売）にて姓と詳細なデータがそれぞれ明かされた。2017年8月2日に公式ウェブサイトの登場人物紹介にて担当声優とデータが発表された^{[Twitter 9]}。

2018年9月3日より星5まで覚醒が可能になった。

水波 レナ（みなみ れな）

声 - 石原夏織 / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - アクア / タイプ - アタック / レアリティ - 星4

神浜市立大附属学校に通う15歳^{[注釈 14]}の中学3年生^[要出典]。ももこ・かえでとチームを組んで行動している勝ち気な少女。かえでとは些細な事でよく喧嘩が起きている。

人と上手く付き合えない自分自身にコンプレックスを持っており、「別人に変わりたい」を願いに魔法少女となった。女性アイドルのファン活動が趣味^{[物語 40]}で、共通の趣味を持ち、かつ経緯や理由は違えど「もっと違う自分だったら」という想いを抱いているももこに対してはシンパシーを感じている^{[物語 37]}。

魔法少女としての武器は三叉槍。コネクトは「仕方ないから手伝ってあげる」、固有マギアは「インフィニットポセイドン」。固有魔法は「変身」^{[物語 8]}で、自分にとって相性の悪い相手と戦う場合は、相性の良い他の人物に変身することで窮地を切り抜けることもできる^{[物語 37]}。ただし、完璧に変身するにはある程度の準備期間が必要であり、とっさの変身ではボロが出やすい^{[物語 41]}。

第1弾PV（2017年2月10日公開）にて容姿^{[動画 2]}、ゲームシステム紹介PV（2017年7月14日公開）で名前^{[動画 7]}、『月刊アプリスタイル』2017年9月号（2017年7月28日発売）にて詳細なデータがそれぞれ明かされた。2017年8月3日に公式ウェブサイトの登場人物紹介にて担当声優とデータが発表された^{[Twitter 10]}。

八雲 みたま（やくも みたま）

声 - 堀江由衣 / キャラクターデザイン - ぷにゃん

属性 - 無属性 / タイプ - サポート / レアリティ - 星4

神浜市で「調整屋」を営む魔法少女で、大東学院に所属する高校2年生の17歳^{[物語 42][物語 43][物語 19]}。ソウルジェムの中に「触れる」ことで他の魔力を注ぎ込んだり、魔法少女の潜在能力を引き出したりする能力を持つ^{[物語 44]}。他にも、チームを組むための魔法少女を紹介するなどの活動を行っており、魔女や使い魔が他の町と比べて強い神浜市では、彼女と調整屋の存在は不可欠である^{[物語 44]}。一方で彼女自身は魔力が弱く戦闘能力も低いため、調整屋も魔女や使い魔があまり寄り付かない廃墟にある^{[物語 44]}。

かつては大東の出身でありながら水名女学園の中等部に特待生として在籍していたが、在学中に起きた事故の責任を問われて自主退学をせざるを得なくなり、出身地にある大東学園へ戻ったという過去を持つ^{[物語 43][物語 19]}。この際、水名では出身から存在をやっかまれ、大東では「都落ちした面汚し」などと非難をされたため、その原因である神浜の歴史や土地柄、ひいては神浜という土地自体を忌み嫌うようになり、「神浜を滅ぼす存在になりたい」という願いで魔法少女となった^{[物語 19]}。

魔法少女としての武器は自らの魔力を染み込ませた布。コネクトは「高くついても知らないわよぉ♪」、固有マギアは「絶対自壊演舞」。

ゲームシステム紹介PV（2017年7月14日公開）の一部に登場^{[動画 7]}。プレイアブルキャラクターとしては2018年4月13日に実装された^[24]。

八雲 みたま 晴着ver.

声 - 堀江由衣 / キャラクターデザイン - ぷにゃん

属性 - 無属性 / タイプ - バランス / レアリティ - 星4

2019年1月1日に『期間限定ガチャ 晴着の調整屋さん』で実装。

コネクトは「今年もいい1年になりそうね」、固有マギアは「新春骨牌演舞」。

雪野 かなえ（ゆきの かなえ）

声 - 森なな子 / キャラクターデザイン - NOCO

属性 - ダーク / タイプ - バランス / レアリティ - 星4

過去にやちよ・みふゆとチームを組んで活動していた魔法少女。戦闘中にソウルジェムが砕けたことにより死亡する^{[物語 45]}。期間限定イベント『耳を撫でて彼岸の声』ではメルと共に主役を務め^[25]、死後は幽霊となってやちよを見守っているという様子が描かれた。

生前は栄総合学園に、部活は軽音部に所属し、ギターを趣味として作曲もしていた。小学生の時から目つきの悪さが原因で不良に絡まれることが多く、売られた喧嘩を精算する日々を送っていた。キュゥべえとは不良に囲まれた後輩を助けようとしているところで出会い、不良グループの壊滅を願って魔法少女となる。しかし後輩を狙った男は悪事を止めず、彼を追って大東区を訪れたことがきっかけでやちよ達と知り合い、自分に優しく接してくれたやちよの祖母には恩義を感じていた。

魔法少女としての武器はパイプ状のロッド。コネクトは「ん、手伝う…」、固有マギアは「無思考」。

プレイアブルキャラクターとしては2018年5月21日に実装された^[25]。

安名 メル（あんな める）

声 - 高尾奏音 / キャラクターデザイン - katsutake

属性 - フォレスト / タイプ - サポート / レアリティ - 星3

過去にやちよ・みふゆ・鶴乃・ももことチームを組んで活動していた魔法少女。やちよを庇って戦い、ソウルジェムに穢れを溜めすぎたために魔女化する^{[物語 45]}。期間限定イベント『耳を撫でて彼岸の声』ではかなえと共に主役を務め^[25]、魔女になってしまったことで魂が消滅し、幽霊として存在していないことを無念に思ったかなえの手によって、夢という形で登場した。

生前は大東学院に所属。占いが好きで、凄腕の占い師になることを願って魔法少女となった。結果的に絶対に当たる占い師になったが、「占い通りの結果になるよう未来を誘導し、強制的に成立させている」という可能性が出てきたため、やちよの元では占いの自粛を求められていた。自身の最期に関しては、「尊敬するリーダーを守れたからよかった」と解釈している。

魔法少女としての武器はタロットカード。コネクトは「メルと運命を切り開くのです」、固有マギアは「漆黒のアルカナ」。

プレイアブルキャラクターとしては2018年5月21日に実装された^[25]。

和泉 十七夜（いずみ かなぎ^{[物語 17]}）

声 - 千本木彩花 / キャラクターデザイン - ササギコウシ

属性 - ライト / タイプ - アタック / レアリティ - 星4

工匠区と大東区を預かる、神浜の東側を代表する魔法少女。大東学園に所属。貧しい家族を養うため、普段はメイド喫茶で「なぎたん」という愛称でアルバイトをしている。かつてやちよと縄張り争いをしていたことがあり、その実力は高い。

平等を愛し、不平等を嫌う。生まれ育った大東区を愛しており、他の地区からの扱いを改善する為のきっかけを得るべく「神浜の人々が大東地区を嫌う理由を知りたい」という願いで契約した。その結果、神浜市の差別に明確な理由は存在しなかったことを知り、いずれ自分の手で神浜市を壊滅させ、お互いに手を取り合う環境にしようと決意している。

魔法少女としての武器は馬上鞭。固有魔法は読心だが、魔法少女に変身して対象に接近しないと読めない。コネクトは「貸しではないから心配するな」、固有マギアは「断罪の光芒」。

天音月咲の魔法少女ストーリーにて初登場^{[物語 17]}し、メインストーリーには第7章より登場した。プレイアブルキャラクターとしては2018年6月25日に実装された^[26]。

見滝原市の魔法少女

原作アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』からの登場人物。アナザーストーリーの主役であると同時に、メインストーリーにも大きく関わっていく。

鹿目 まどか（かなめ まどか）

声 - 悠木碧 / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - ライト / タイプ - ヒール / レアリティ - 星4

『魔法少女まどか☆マギカ』の主人公。

見滝原中学校の2年生で、類まれな素質を持つ魔法少女^{[公式 9]}。行方不明になったマミを探して神浜を訪れ、そこで出会ったいろはたちと親交を深めていく。

魔法少女としての武器は弓でコネクトは「私が受け止めてあげるから」、固有マギアは「プルウィア☆マギカ」。

公式ウェブサイトの登場人物紹介には、2016年12月26日にデータが公開された^{[Twitter 5]}。

鹿目 まどか 晴着ver.

声 - 悠木碧 / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - ライト / タイプ - サポート / レアリティ - 星4

2018年1月1日に『期間限定ガチャ 晴着の魔法少女』で実装^[27]。当該キャラクターの魔法少女ストーリー及び期間限定イベント『水名神社でHappy New Year!』で見られる晴着姿の鹿目まどかとなっている。

魔法少女としての武器はキュゥべえの形を模した羽子板と羽根。コネクトは「いい1年にしようね！」、固有マギアは「プルウィア☆ノイヤー」。所持しているドッペルは通常のまどかと同様の「慈悲のドッペル」だが、演出などに差異がある。

アルティメットまどか

声 - 悠木碧 / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - ライト / タイプ - アルティメット / レアリティ - 星4

本作の1周年記念キャンペーンの1つとして、2018年8月21日に『期間限定 アルティメットまどか ピックアップガチャ』で実装された魔法少女^[28]。鹿目まどかが契約の願いによって魔法少女たちを見守る概念となった姿。

コネクトは「待たせちゃってごめんね」、固有マギアは「もう絶望する必要なんてない！」。これらコネクトとマギアの他に、戦闘開始時に自動で発動する「EXスキル」という固有スキルを持っている。またドッペルを所持していない代わりに、育成を進めることでドッペルに相当する強力なマギア「みんな、いつまでも私と一緒だよ」を使うことができる。

暁美 ほむら （あけみ ほむら）

声 - 斎藤千和 / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - ダーク / タイプ - アタック / レアリティ - 星4

2019年1月21日に『期間限定 暁美ほむら ピックアップガチャ』で実装された魔法少女。『マギアレコード』とは別の時間軸の暁美ほむらで、眼鏡は着用しておらず、髪はストレートロングとなっている。

武器は重火器。コネクトは「あなたの獲物よ」、固有マギアは「ミサイルによる集中砲火」。

暁美 ほむら 眼鏡ver.

声 - 斎藤千和 / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - ダーク / タイプ - サポート / レアリティ - 星4

『マギアレコード』の時間軸の暁美ほむら。見滝原中学校の2年生で、三つ編みおさげと赤縁眼鏡が特徴の大人しい少女。謎の少女に告げられた意味深な言葉がきっかけで、神浜市に起きている現象とその真相に対して関心を持つようになる^{[物語 46]}。

契約時の願いによって「時間操作」の能力を得ており、自身と自身が触れているものの時間を止める「時間停止」と、ある地点まで時間を巻き戻す「時間遡行」を行うことが出来る。魔法少女としての武器はゴルフクラブと銃火器。コネクトは「一緒に頑張ろうね！」、固有マギアは「時間止めスペシャル」。

公式ウェブサイトの登場人物紹介には、6週連続キャラ別CM第6弾の公開（2017年4月14日）に合わせてデータが公開された^{[動画 8]}。

ガチャからは排出されず、事前登録者への配布またはマギアチップ300個と交換で入手可能。当初は星5への覚醒は不可だったが、2018年7月6日より星5への覚醒が可能になった^[29]。

暁美 ほむら 水着ver.

声 - 斎藤千和 / キャラクターデザイン - 不明

属性 - ライト / タイプ - マギア / レアリティ - 星4

2018年7月20日に『期間限定ガチャ 波打ち際のリボン』で実装。当該キャラクターの魔法少女ストーリー及び期間限定イベント『波打ち際のリボン』で見られる水着姿の暁美ほむらとなっている。

魔法少女としての武器は釣竿。コネクトは「ふたりなら大物相手でも！」、固有マギアは「荒磯ドッペル一本釣りスペシャル」。所持しているドッペルは暁美ほむら眼鏡ver.と同様の「閉鎖回路のドッペル」だが、演出などに差異がある。

美樹 さやか（みき さやか）

声 - 喜多村英梨 / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - アクア / タイプ - ディフェンス / レアリティ - 星4

見滝原中学校の2年生。正義感の強い少女で、魔法少女としては最近契約したばかりの新人^{[物語 47]}。まどか・ほむら・マミとチームを組んで活動しており、マミのことを強く尊敬している。

魔法少女としての武器はサーベル、コネクトは「ここであたしの出番でしょ！」、固有マギアは「プレスティッシモ・アジタート」。

プレイアブルキャラクターとしては2018年1月22日に実装^{[Twitter 11]}。原作アニメの5人の中では最後の実装であり、その発表は特設のカウントダウンサイトで行われ、実装時は特別なログインボーナスの配布も行われた^[30]。

巴 マミ（ともえ まみ）

声 - 水橋かおり / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - フォレスト / タイプ - マギア / レアリティ - 星4

見滝原中学校の3年生。見滝原市のベテラン魔法少女で、まどからとチームを組んで活動している。正義感や責任感が強く、また仲間想いでもある。かつて共闘していた佐倉杏子の事は、袂を分かった今でも気にかけている^{[物語 48][物語 49]}。

魔法少女としては非常に高い実力の持ち主であり、強力な魔女がはびこる神浜市において、単独で複数の魔女を撃破するなどの活躍を見せる^{[物語 4]}。

魔法少女としての武器はマスケット銃。コネクトは「ティロ・デュエット！」、固有マギアは「ティロ・フィナーレ」。

公式ウェブサイトの登場人物紹介には、2017年8月18日にデータが公開された^{[Twitter 12]}。

ホーリーマミ

声 - 水橋かおり / キャラクターデザイン - 劇団イヌカレー（泥犬）

属性 - フォレスト / タイプ - アタック / レアリティ - 星4

期間限定イベント『みかづき荘のMerry Christmas』で初登場した魔法少女。同イベントでは神浜の魔法少女たちの前に突如として現れては、奇跡のようなもの^{[注釈 15]}を見せて去っていた。メインストーリーにも6章から登場し、「神浜聖女のウワサ」に憑依されマギウスらの洗脳状態にあるマミの姿であることが語られた。

魔法少女としての武器は通常のマミと同様のマスケット銃。コネクトは「救いの祈りをあなたに」、固有マギアは「ティロ・フィナーレ ホーリーナイト」。

2017年12月15日に『期間限定ガチャ 神浜に舞い降りた聖女』でプレイアブルキャラクターとして実装された^[31]。

佐倉 杏子（さくら きょうこ）

声 - 野中藍 / キャラクターデザイン - 蒼樹うめ

属性 - フレイム / タイプ - アタック / レアリティ - 星4

風見野市をナワバリとして活動している魔法少女。過去の経験^{[注釈 16]}から、食物を大切にしようとする意識と、利己的でドライな価値観を持っている。かつては巴マミを師匠と仰ぎ共に活動していたが、考え方の相違から袂を分かち、現在は一人で活動している。

魔法少女としての武器は伸縮自在の槍。多節棍へと変形させることもできる。コネクトは「ったく、見てらんねーな」、固有マギアは「盟神抉槍（くがたち^{[物語 15]}）」。プレイアブルキャラクターとしては2017年9月29日に実装された^{[Twitter 13]}。

その他の主要人物

環 うい

環いろはの妹。いろはの記憶によれば、かつては何らかの病を患って「里見メディカルセンター」へ入院しており、灯花・ねむと共に入院生活を過ごしていた^{[物語 8]}。その後はいろはの契約の願いによって完治し退院したはずだが、作品世界において何故か存在そのものが「なかったこと」になっており、第2章で行われたレナの調査によると、病院の入院履歴には彼女の記録だけが存在せず、名前や顔を知る者もいない^{[物語 5]}。また第6章で登場した灯花も、ねむの存在は認めるもののういの存在は知らないと証言している^{[物語 35]}。

TVスポット第2弾（2016年12月26日公開）にて容姿が明かされた^{[動画 9]}。PVでは、こちらを振り返りながら静かに姿を消して行く様子が映し出されている。

キュゥべえ / キューブ

声 - 加藤英美里

年頃の少女たちに対し、「どんな願いでも一つだけ叶える代わりに、魔法少女となって魔女と戦う運命を課す」という内容の契約を持ちかける、不思議な生き物。かつては神浜市内でも勧誘を行っていたが、およそ半年から1年ほど前から同市内に出没している様子が無い。

タルト達の時代（1429年）のフランスでは「キューブ」という名称で呼ばれ、タルトからは「天使様」として慕われている。

小さいキュゥべえ

声 - 加藤英美里^[8]

その名の通り、キュゥべえを小さくしたような姿をした謎の存在。アドベンチャーパートでプレイヤーが操作することになるキャラクターであり、ゲーム内で設定したプレイヤー名はこのキャラクターの名前に反映される。

明確な人語は話さず、「モキュ」などの鳴き声を発するのみだが、魔法少女たちに意味は通じている^{[物語 21]}。また、最近の神浜市には通常のキュゥべえの姿が現れず、この小さいキュゥべえしか出没しない^{[物語 3]}。

いろはには「わたしにとってかけがえのない存在のような気がする」と思われているが、やちよからはその存在が謎であるとして警戒されている^{[物語 21]}。

ゲームシステム紹介PV（2017年7月14日公開）にて容姿と名前が明かされた^{[動画 7]}。

その他の魔法少女

主に各魔法少女ストーリーや期間限定イベントストーリーで登場するプレイアブルキャラクター。メインストーリーには一部が第8章、第10章に脇役で登場する。

星1

星2

星3

星4

その他の登場人物

黒羽根（匿名希望）

期間限定イベント『アラカルトバレンタイン〜みんなの気持ちの届け方〜』の「暁美ほむら編」に登場した黒羽根の少女。個人情報を伏せるためとして「匿名希望」を自称しており、本名は不明。

同イベント内で魔女退治を通じてほむらと出会い、似通った境遇^{[注釈 22]}もあって友人になるが、魔女化した結果ほむらによって討たれる。

史乃 沙優希

期間限定イベント『ほわほわ少女頑張る！〜待って、それ誤解です！〜』に登場する魔法少女。水名女学園の生徒。

メインストーリー第2章3話では名前のみ登場。レナ曰く、「歴史と浪漫の刀剣愛ドル」。

他作品からの登場人物

魔女・使い魔

魔法少女が倒さなければならない敵。その実態はソウルジェムに穢れを溜め過ぎた魔法少女の成れの果て。

委員長の魔女

『魔法少女まどか☆マギカ』にも登場した魔女。本作ではプロローグに登場し、『まどか☆マギカ』第10話と同様、まどか・ほむら・マミの連携によって倒される。

委員長の魔女の手下

同上。

砂場の魔女

メインストーリー第1章に登場。性質は「没頭」。やちよとの戦闘でダメージを受けていたところを、いろはによって倒される^{[物語 21]}。

砂場の魔女の手下

「電車ごっこ」の役割を与えられた使い魔。球状の胴体を持った芋虫のような姿をしている。

立ち耳の魔女

メインストーリー第3章に登場。性質は「姫」。ウサギの人形のような姿をしている。

立ち耳の魔女の手下

「彩」の役目を与えられた使い魔。魔女を彩る包装紙を寄せ集めた姿をしている。

羊の魔女

メインストーリーでは第5章に登場。性質は「不眠」。

羊の魔女の手下

「羊飼い」の役目を与えられた使い魔。分度器の頭を持った羊飼いのような姿をしている。

屋上の魔女

性質は「夢想」。女性の横顔が描かれたカメオブローチの頭部を持つ。

屋上の魔女の手下

「施錠」の役目を与えられた使い魔。ズボンを履いた下半身と人の手の様な頭部を持ち、その指先に鍵束をぶら下げている。

象徴の魔女の手下

「繁殖」の役目を与えられた使い魔の中で、イス憑きと呼ばれる種類。人間から奪った生命力に応じて様々な姿に成長する^{[注釈 24]}。作中ではIからIVの姿がある。

鏡の魔女

性質は「隠遁」。作品内で「ミラーズ」と呼称されている「鏡の結界」を生成している魔女^{[公式 5]}。

鏡の魔女の手下I

「ベル係」の役目を与えられた使い魔。それぞれの役割は違えど、どの姿の使い魔も真名は同じ。この個体はイーゼルのような姿をしており、客人を無条件で結界に通す^{[注釈 24]}。

鏡の魔女の手下II

「監視」の役目を与えられた使い魔。大きなレンズが特徴で、より遠くにいる客人の姿も精密に撮影する^{[注釈 24]}。

鏡の魔女の手下III

「複製」の役目を与えられた使い魔。金型のような姿をしており、客人を複製したゼリー人間を生成する^{[注釈 24]}。

鏡の魔女の手下IV

「DM」の役目を与えられた使い魔。袋に乗った獏のような姿をしており、魔法少女たちに対してミラーズへの招待状を投げつける^{[注釈 24]}。

振子の魔女

メインストーリー第6章に登場。アリナのとっておきの作品。性質は「右往左往」。根っこのように触手を下ろした振り子時計の姿をしており、同じ場所で同じ時間を繰り返している。元々は振子時計の魔女だったが、時間の存在を否定するために針や時計盤を捨ててしまったという^{[注釈 24]}。

振子の魔女の手下

「リストア」の役目を与えられた使い魔。魔女の壊れた部分を修復する^{[注釈 24]}。

薔薇園の魔女

性質は「不信」。『魔法少女まどか☆マギカ』にも登場した魔女。本作では期間限定イベント『そしてこれから。うわさのウワサの噂』で初登場した。

薔薇園の魔女の手下

『魔法少女まどか☆マギカ』にも登場した魔女の手下。本作ではメインストーリー第5章第7話に登場する。

子守の魔女

性質は「困窮」。米で出来た頭を持ち、布でそれを覆っている。赤ん坊を捜索しており、見境無く人間を捉えようとするが、進んで子守をしてる訳でもなく赤ん坊が好きでもない^{[注釈 24]}。

子守の魔女の手下

「石蹴り」の役目を与えられた使い魔。メインストーリー第6章から登場。だるま落としのように積み上げられた石に乗った小鳥のような姿をしている^{[注釈 24]}。

チョコレートの魔女

期間限定イベント『アラカルトバレンタイン〜みんなの気持ちの届け方〜』に登場。性質は「端役」^{[注釈 24]}。立ち耳の魔女の色違いで、顔が無い。同イベント中に登場した黒羽根の少女が魔女化した姿。

チョコレートの魔女の手下

立ち耳の魔女の色違いの使い魔。魔女を愛らしくパッケージングする^{[注釈 24]}。

イキガミの魔女

性質は「禊」。常に自身を洗い清めており、足元には大量の使い魔が群がっている^{[注釈 24]}。

イキガミの魔女の手下

「侍従」の役割を与えられた使い魔で、毛玉から胴体が伸びている。魔女の面倒を見るために魔女の足元に纏わりついている^{[注釈 24]}。

ゴムの魔女

性質は「反発」。夏の海水浴場に姿を現し、海面の結界を持つ。泳げないため、常に手下にしがみついている^{[注釈 24]}。期間限定イベント『波打ち際のリボン』で初登場した。

ゴムの魔女の手下

「浮力」の役割を与えられた使い魔。浮き輪に脚が生えた姿をしている。

流浪の魔女の手下

「道しるべ」の役割を与えられた使い魔。

犬の魔女

『魔法少女まどか☆マギカ』の未登場魔女。本作では期間限定イベント「百江なぎさは願いを叶えた」で登場し、魔女化の経緯も描かれた。

犬の魔女の手下

「インテリア」の役割を与えられた使い魔。

お菓子の魔女

性質は「執着」。『魔法少女まどか☆マギカ』にも登場した魔女で、百江なぎさが魔女化した姿。本作では期間限定イベント『神浜チーズパニック！』で登場した。

お菓子の魔女の手下

チーズを探すことの役割を与えられた使い魔。

幸福な魔女 / エンブリオ・イブ

性質は「受難」。環ういが不完全な状態で魔女化した姿であり、マギウスの魔法少女解放の要となる存在。ホテルフェントホープ内の地下聖堂に安置されていた。

巨大なカイコガのような姿をしており、ワルプルギスの夜同様結界を必要としない。大量の穢れを溜め込んでいるため、慣れていない魔法少女は周囲で動くことすら困難。首の宝石にういの肉体が保存されており、伸びる鎖とその先端に付けられた宝石が巨大な体を維持すると同時に魔力を全身に届ける血管の役割を果たす。

感情エネルギーを回収して宇宙に送り届ける性質を持つ。マギウスは魔女やウワサを利用して感情エネルギーを集めてイブを孵化（＝完全に魔女化）させ、それによって発生する感情エネルギーにより神浜市に張られていたキュゥべえの干渉と内部にいる魔法少女の魔女化を阻止する被膜を全世界に拡大し、そこにイブを固定することで魔法少女及び魔女を産み出さない世界を作ろうとしていた。

幸福の魔女

性質は「受難」。 ういが救出された後、この状態に変化した。

幸福な魔女の手下

「献呈」の役割を与えられた使い魔。メインストーリー第9章までは「???魔女の手下」と表示されていた。ツバメの姿をしており、複数の個体で集まって周囲の物体を寄せ集めた巣を作って他の魔女や魔法少女たちから魔力を集めてはイブへと献上している^{[注釈 24]}。メインストーリー第10章では大量に発生し、イブに献上する為の魔力を集める。

舞台装置の魔女 / ワルプルギスの夜

歴史上で語り継がれる、単独の魔法少女では対処することができない超弩級の大型魔女。

マギウスが神浜市内にある携帯電話の基地局から発射される電磁波や電波天文台から発射される21cm線を用いることで神浜市に誘導されて出現した。マギウスはワルプルギスの夜によって街を破壊し、それに伴って発生した負の感情エネルギーを元にエンブリオ・イブを孵化、完全化したイブにワルプルギスの夜を捕食させて自らの目的である「魔法少女の解放」を実現させようとしている。

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ワルプルギスの夜の使い魔。

ウワサ

本作オリジナルの敵キャラクター。魔女と非常に似た性質を持つが異なる存在であり、柊ねむがマギウスの計画の一端として生み出したもの。

絶交階段のウワサ

メインストーリー第2章に登場。「誰かと喧嘩して『絶交』と言った後、謝った者は嘘つきと見なされて連れ去られる」という「絶交ルールのうわさ」を現実のものにする^{[物語 8]}。結界内に連れ去られた者はウワサに洗脳され、結界内の階段を無限に掃除させられる^{[注釈 24]}。

絶交南京錠のウワサ

「絶交階段のウワサ」の手下。南京錠のような姿を持つ。「絶交ルール」の対象者を捕らえ、「絶交階段のウワサ」の結界に閉じ込める^{[注釈 24]}。

マチビト馬のウワサ

メインストーリー第3章に登場。「お参りをすると会いたい人に会えるが、そのまま帰って来られなくなる」という「口寄せ神社のうわさ」を現実のものにする^{[物語 29]}。夜の水名神社にて、絵馬に会いたい人の名前を記入し、行儀よくお参りすることで出現^{[物語 29]}。会いたい人の姿・声・記憶を模倣した幻影を見せてお参りした者を誘惑する^{[物語 6]}。

口寄せ絵馬のウワサ

「マチビト馬のウワサ」の手下。組み紐のついた巨大な絵馬のような姿をしている。

ミザリーリュトンのウワサ

メインストーリー第4章に登場。「参京区内で配られている謎の水を飲んでしまうと、24時間後に不幸に見舞われる」という「ミザリーウォーターのうわさ」を現実のものにしようとしている。角杯の姿をしており、人々から吸い取った不幸が杯から溢れ出している^{[注釈 24]}。

ミザリーオウルのウワサ

「ミザリーリュトンのウワサ」の手下。フクロウのような姿をしており、ミザリーリュトンのウワサから溢れた不幸を収集し、フクロウ印の給水屋を名乗って人々に提供している^{[注釈 24]}。

名無し人工知能のウワサ / アイ

メインストーリー第5章に登場。「寂しい子を電波塔から飛び降りるように誘い、『ひとりぼっちの最果て』に幽閉する」という「名無しさんのうわさ」を現実のものにしようとしている。緑色の女性の上半身を象っているが、バグが発生したかのように姿が乱れている。

名無しメールのウワサ

「名無し人工知能のウワサ」の手下。グライダーに乗った羊の頭蓋骨のような姿をしている。

記憶キュレーターのウワサ

メインストーリー第6章に登場。「様々な人の記憶が保管され、記憶を見た人の記憶にも影響を及ぼす」という「記憶ミュージアムのうわさ」を現実のものにしようとしている。巨大な印刷機。

記憶スタッフのウワサ

「記憶キュレーターのウワサ」の手下。唇がついたキースイッチの姿をしており、人の記憶を覗いた者の記憶を書き換える能力を持つ^{[注釈 24]}。

キレートビッグフェリスのウワサ

メインストーリー第7章に登場。「観覧車に入った人を幸せな気分にし、二度と出る気を無くす」という「キレーションランドのうわさ」を現実のものにしようとしている巨大な観覧車。

キレートマスコットのウワサ

「キレートビッグフェリスのウワサ」の手下。メリーゴーランドの馬の姿をしている。鶴乃に憑依し、「ウワサの鶴乃」となっていた。

フラワースピーカーのウワサ

メインストーリー第8章に登場。「ペンダントを身につけた者をマギウスの手駒として洗脳する」という「受信ペンダントのうわさ」を現実のものにしようとしている。無数のスピーカーとコードが生えた姿。

神浜聖女のウワサ

メインストーリー第8章に登場。巴マミが「ホーリーマミ」となっていた元凶で、マミに憑依し洗脳していた。腕と脚が無い赤いホーリーマミの姿をしている。

女王グマのウワサ

メインストーリー第9章に登場。ホテルフェントホープの正体。兵隊グマのウワサを実らせた巨大な樹木の姿をしており、多数の魔法少女が束になってかかっても敵わない程の実力を持つ。

兵隊グマのウワサ

「女王グマのウワサ」の手下。働きグマのウワサに胴体を付けた姿をしている。

働きグマのウワサ

「女王グマのウワサ」の手下。熊の人形の頭の姿をしている。ホテルフェントホープの一部であり、建物を破壊すると発生する。

ドッペル

沈黙のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

環いろはが行使するドッペルで、呼子鳥の写し。メインストーリー・アナザーストーリーの第3章で初登場。ソウルジェムの穢れが限界を迎えたいろはが無意識のうちに出現させ、その呪いの力で「マチビト馬のウワサ」を倒した^{[物語 7][物語 50]}。

プレイアブルキャラクターとしては2018年8月8日に「環 いろは 水着ver.」のドッペルとして先行実装され、「環いろは」のドッペルとしては2019年3月11日に実装された。

モギリのドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

七海やちよが行使するドッペルで、切符鋏の写し。切符鋏のような形状の尾を持つ。

2018年1月15日にプレイアブル実装された^[15]。

攪拌のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

深月フェリシアが行使するドッペルで、瞼の写し。フェリシアの腹部から具現化し、腸を思わせる胴体にまつ毛の長い目玉を持つ。2018年8月2日にフェリシアが星5まで覚醒できるようになったことに伴いプレイアブル実装された^[18]。

団欒のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

由比鶴乃が行使するドッペルで、金華の写し。黄金の壺と豚が融合したような姿をしており、使用者である鶴乃はこの造形に対してかなりの不満を覚えている^{[物語 51]}。2017年11月30日にプレイアブル実装された^{[Twitter 6]}。

ウワサの鶴乃の場合も名称は同じだが、色違いになっている。

熱病のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

アリナ・グレイが行使するドッペルで、チューブの写し。アリナの背中から具現化した熊のマスコットのような姿。アリナの足元に発生した無数の謎の物体を飛ばす。メインストーリー第5章で初登場。プレイアブルキャラクターとしては2018年3月2日に実装された^[21]。

ホーリーアリナも同名のドッペルを行使するが、「絞り袋の写し」となっているほか、姿がクリスマス仕様になっている。

白昼夢のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

里見灯花が行使するドッペルで、マッチ売りの写し。沈黙のドッペルに似た姿で、背中にマッチ棒を携えている。メインストーリー第9章で初登場。

遺言のドッペル

柊ねむが行使するドッペルで、死番虫の写し。沈黙、白昼夢のドッペルに似た姿で、アカデミックドレスを着ている。メインストーリー第10章で初登場。

隔絶のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

天音月夜が行使するドッペルで、テラリウムの写し。ジャイロスコープのような外見をしており、月夜自身はドッペルの中心部にあるブランコに乗っている。メインストーリー第4章で初登場。

生業のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

梓みふゆが行使するドッペルで、鳥捕りの写し。みふゆの舌と両腕が変化したもので、テントのような姿をしている。

自戒のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

十咎ももこが行使するドッペルで、ネイルの写し。無数の剣が刺さった黒い頭部と、スカートの中から伸びる巨大な指が特徴。ネイルの施された指を使って攻撃する。

変身のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

水波レナが行使するドッペルで、ガラス靴の写し。蒼い頭髪で覆われた頭部から、鏡が付いた器官とガラスの靴を履いた脚が伸びている。

陣取りのドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

秋野かえでが行使するドッペルで、敷地の写し。鳥のような生物の鳥居にかえでがしがみついている。

メメントモリのドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

八雲みたまが行使するドッペルで、花弁の写し。みたまの左腕から具現化。花弁の頭部を持ち、正装を着ている。

晴着Ver.でも同名称のドッペルを行使できるが、「佳日の写し」となっているほか、装飾や演出が正月仕様になっている。

解体のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

和泉十七夜が行使するドッペルで、竈獅子の写し。右目から具現化。剣を持った獅子の姿をしている。

慈悲のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

鹿目まどかが行使するドッペルで、救済の写し。浮遊する巨大なソウルジェムのような姿であり、まどか自身は内部に取り込まれ、眠っている。

晴着Ver.でも同名称のドッペルを行使できるが、「賀正の写し」となっているほか、装飾や演出が正月仕様になっている。

恋慕のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

美樹さやかが行使するドッペルで、人魚の写し。人魚の魔女と似た姿をしており、さやかが頭部に乗っている。

ご招待のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

巴マミが行使するドッペルで、おめかしの写し。おめかしの魔女と似た姿をしており、マミの頭上に帽子のような形で付いている。アナザーストーリー9章で登場。過去にみふゆから魔法少女と魔女の真実を聞かされ、満身創痍となったマミが出現させ、魔女を撃破した。

礼拝のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

ホーリーマミが行使するドッペルで、光輪の写し。ご招待のドッペルよりも巨大な蕾の姿をしており、開花すると巨大な砲身が姿を表す。ホーリーマミはこのドッペルのことを「フローレンス」と呼んでいる。

自棄のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

佐倉杏子が行使するドッペルで、武旦の写し。武旦の魔女と似た姿をしており、馬の足が付いた燭台部分と、その背後に浮かぶ着物とで構成されている。この二つは別の個体であり、ドッペルとしての本体は着物の方だとされている^{[注釈 25]}。

業因のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

暁美ほむらが行使するドッペルで、此岸の写し。此岸の魔女と似た姿をしており、肌はガラスに、下半身は砂時計と化している^{[注釈 25]}

閉鎖回路のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

暁美ほむら 眼鏡Ver.が行使するドッペルで、此岸の写し。容姿は業因のドッペルとほぼ同じだが、演出が異なる。

水着Ver.でも同名称のドッペルを行使できるが、装飾や演出が夏仕様になっている。

執着のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

百江なぎさが行使するドッペルで、お菓子の写し。お菓子の魔女と似た姿をしており、飴を包む袋と化したなぎさの頭部からお菓子の魔女の変身形態が伸びている^{[注釈 25]}。

電令のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

五十鈴れんが行使するドッペルで、心電図の写し。幽体離脱したれんの魂から人間の背骨のようなものが伸び、その上に心電図のモニターが付いたような姿をしている。

報復のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

静海このはが行使するドッペルで、その姿は狐。報復の写し。このはと一体化した三つ首の狐のような姿をしている。

枕探しのドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

御園かりんが行使するドッペルで、モートセーフの写し。兜のような檻にクラゲのような物体が閉じ込められており、そこからクレーン状の腕を伸ばす。

我慢のドッペル

原案・監修 - GAN

粟根こころが行使するドッペルで、殻の写し。球状の胴体からシルクハットを被った頭と蜘蛛のような十本の脚が生えている。

軽忽のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

都ひなのが行使するドッペルで、スモッグの写し。頭部がスモッグ状に変化し、下半身の脚が長くなっている。2018年3月2日に都ひなのが星5まで覚醒できるようになったことに伴って実装された^[21]。

包括のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

相野みとが行使するドッペルで、外套の写し。

寵愛のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

梢麻友が行使するドッペルで、撫子の写し。胴体は半分に割れており、二つの頭が向かい合っている。

離散のドッペル

原案・監修 - PAPA

眞尾ひみかが行使するドッペルで、絆の写し。球体に二匹の蛇が絡みついている。

共鳴りのドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

雪野かなえが行使するドッペルで、ハチドリの写し。かなえの指から具現化した鉄製のハチドリ。

衆目集めのドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

牧野郁美が行使するドッペルで、ゼンマイ人形の写し。郁美の下半身と一体化したメイド服のゼンマイ人形で、郁美の眼からは無数のアンカーが伸びている。

手繰りのドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

千秋理子が行使するドッペルで、月下氷人の写し。理子の足元から具現化。ハエのような姿をしており、このドッペルの発生中、理子は足元の氷の下に閉じ込められる。

猛進のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

竜城明日香が行使するドッペルで、陣太鼓の写し。刀を持った一本の腕が生えた太鼓の姿をしている。

表裏のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

常磐ななかが行使するドッペルで、暖簾の写し。ななかの頭髪から具現化し、上下逆さまの暖簾の姿をしている。

煩悶のドッペル

原案・監修 - ムラ黒江

美国織莉子が行使するドッペルで、舞踏会の写し。四対の脚を持つ女性の下半身の姿をしている。

篭絡のドッペル

原案・監修 - ムラ黒江

呉キリカが行使するドッペルで、針の写し。『魔法少女おりこ☆マギカ』に登場した魔女化したキリカに似た姿をしている。

空腹のドッペル

原案・監修 - 平松正樹／天杉貴志

かずみが行使するドッペルで、黒いコックの写し。かずみの頭部が大きなコック帽を被った黒い物体に変化。口から顔がついた長い舌を伸ばす。

浄火のドッペル

原案・監修 - 枡狐／蛙空

タルトが行使するドッペルで、救国の写し。四本の腕を持つ巨大な純白の騎士。

妄執のドッペル

原案・監修 - 枡狐／蛙空

リズが行使するドッペルで、黒影の写し。貝から姿を現す黒い影のような姿をしており、白い仮面のような顔を持つ。

約束のドッペル

原案・監修 - GAN

天乃鈴音が行使するドッペルで、カゲロウの写し。燃える鈴の胴体を持つ虫で、鈴音の左目から具現化する。

呪縛のドッペル

原案・監修 - 劇団イヌカレー（泥犬）

千石撫子が行使するドッペルで、蛇切縄の写し。「なでこメデューサ（囮物語）」における蛇神の姿をしている。なお、物語シリーズのキャラクターのドッペルは、真名が漢字になっている。

迷子のドッペル

八九寺真宵が行使するドッペルで、迷い牛の写し。「まよいマイマイ（「化物語」）」における迷い牛（カタツムリ）の姿をしている。

焦心のドッペル

羽川翼が行使するドッペルで、ふたつの影の写し。「つばさキャット（化物語）」のブラック羽川と「つばさタイガー（猫物語（白））」の苛虎を合わせた姿に変わっている。

暴力のドッペル

神原駿河が行使するドッペルで、猿の手の写し。「するがモンキー（「化物語」）」におけるレイニー・デヴィルの姿をしている。

不死のドッペル

忍野忍が行使するドッペルで、怪異殺しの写し。「こよみヴァンプ（「傷物語」）」におけるキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの姿をしている。

ツンドラのドッペル

戦場ヶ原ひたぎが行使するドッペルで、おもし蟹の写し。「ひたぎクラブ（「化物語」）」における昔の彼女を象徴させるハサミがホッチキスになった様々な文房具を合わせた姿をしている。

音楽

テーマソング

「かかわり」

作詞・作曲 - 渡辺翔 / 編曲 - 倉内達矢 / 歌 - TrySail

サウンドトラック

2018年8月22日に『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 Music Collection』としてサウンドトラックが発売されている。CD2枚組で、Disc1には本作品オリジナルのBGMとテーマソング「かかわり」を、Disc2にはいろはたちチームみかづき荘の5人が登場する録り下ろしボイスドラマを収録している。

声の出演

• 環いろは - 麻倉もも


• 七海やちよ - 雨宮天


• 由比鶴乃 - 夏川椎菜


• 深月フェリシア - 佐倉綾音


• 二葉さな - 小倉唯


• 鶴乃の父 - 増岡太郎
  

漫画

マギア☆レポート

公式ウェブサイトにて、2017年3月10日から^{[Twitter 15]}2017年8月22日にかけて^{[Twitter 16]}、週に2回の頻度で連載されていた漫画。全46話。ギャグを交えながら原作アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のおさらいと本作の解説などを行う。作画はPAPAが担当^{[注釈 21]}。連載中、作品のリリース延期に伴い更新頻度を落とすことをプロデューサーの外山から打診されるが、継続して同頻度での更新を行った^[7]。

2017年9月19日からは『マギア☆レポート2』と改題し、週1回の頻度で新たに第1話から連載を開始している^{[Twitter 17]}。

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝（漫画版）

本作品の漫画化作品で、『まんがタイムきららフォワード』（芳文社）2018年10月号より連載されている。作画は富士フジノが担当する^{[Twitter 18]}。

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 アナザーストーリー

本作品のアナザーストーリーを漫画化した作品で、2019年春より芳文社が開始するマンガアプリ『COMIC FUZ』で連載開始予定。作画はU35が担当する^[52]。

舞台

2018年7月10日にけやき坂46（現・日向坂46）の主演で舞台化されることが発表され^{[Twitter 19]}、TBS赤坂ACTシアターにて、2018年8月24日から同年9月9日にかけて上演された^[53]。

演出は児玉明子が、脚本は畑雅文が担当し、本作のメインストーリーを元にしたオリジナルシナリオで行われる^[53]。キャストはけやき坂46のメンバーから約10名が出演するほか、同グループのメンバー以外からも同程度の人数が出演する^[53]。けやき坂46からの出演者は2018年7月20日に^[54]、その他の出演者は2018年7月23日に公開された^{[Twitter 20]}。

2018年11月24日には千秋楽公演のテレビ放送がTBSチャンネル2で行われ、2019年2月27日に同じく千秋楽公演を収録したBlu-ray/DVDが発売された^{[Twitter 21]}。

キャスト（舞台）

• 環いろは - 柿崎芽実（けやき坂46）^[55]
  


• 七海やちよ - 佐々木美玲（けやき坂46）^[55]
  


• 由比鶴乃 - 富田鈴花（けやき坂46）^[55]
  


• 深月フェリシア - 渡邉美穂（けやき坂46）^[55]
  


• 二葉さな - 潮紗理菜（けやき坂46）^[55]
  


• 鹿目まどか - 丹生明里（けやき坂46）^[55]
  


• 暁美ほむら - 河田陽菜（けやき坂46）^[55]
  


• 佐倉杏子 - 齊藤京子（けやき坂46）^[55]
  


• 美樹さやか - 金村美玖（けやき坂46）^[55]
  


• 巴マミ - 加藤史帆（けやき坂46）^[55]
  


• 天音月夜 - 倉持聖菜^[55]
  


• 天音月咲 - 黒崎純^[55]
  


• 八雲みたま - 門田奈菜^[55]
  


• 梓みふゆ - 大胡愛恵^[55]
  


• 環うい - 國分亜沙妃^[55]
  


• その他 - 伊地華鈴、諏訪百妃子、土井千笑、長岡美紅、中村直美、松田恵輪^[55]
  

スタッフ（舞台）

• 原作 - Magica Quartet^[56]
  


• 演出 - 児玉明子^[56]
  


• 脚本 - 畑雅文^[56]
  


• 主催 - 舞台「マギアレコード」製作委員会^[56]
  

テレビアニメ

この節には放送開始前の番組に関する記述があるため、方針に従い独自研究の予測などは載せず、出典に基づいて正確な記述を心がけてください。（2018年9月）

映像外部リンク
TVアニメ「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」ティザーPV - YouTube（アニプレックスが2018年9月1日にアップロード）

2018年9月1日に開催された「Magia Day 2018」にてテレビアニメ化が発表された^[57]後、同年10月6日に開催された「MBSアニメフェス2018」にて2019年にMBSで放送予定であることが発表された^[58]。

『魔法少女まどか☆マギカ』関連作品のテレビアニメは原作以来8年ぶりとなる。

CM

出演

• 
  アリーナ・ザギトワ（2018年8月15日 - ）※サービス開始1周年記念CM、ザギトワがまどか風衣装を着用^[59]
  


• 麻倉もも、雨宮天、夏川椎菜（2018年12月26日 - ）※年末年始CM「除夜の鐘篇」「内緒話篇」「おせち篇」^[60]
  


• アリーナ・ザギトワ、エフゲニア・メドベージェワ（2019年1月21日 - ） ※「再会篇」、ザギトワは前同、メドベージェワはほむら風衣装を着用^[61]
  

脚注

注釈

出典

公式サイト

Twitter

動画

ストーリー

外部リンク

• 公式ウェブサイト


• 
  マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 (@magireco) - Twitter
  


• 
  マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 - App Store（アップル）


• 
  マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 - Google Play Store（Google）


• PC版「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」公式サイト


• 舞台「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」 | Nelke Planning / ネルケプランニング


• TVアニメ「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」公式サイト

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