グリー (企業)
本社が所在する六本木ヒルズ森タワー | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 東証1部 3632 2008年12月17日上場 |
本社所在地 | 日本 〒106-6190 東京都港区六本木6-10-1 (六本木ヒルズ森タワー) |
設立 | 2004年(平成16年)12月7日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 8010401055923 |
事業内容 | インターネットゲーム事業 など |
代表者 | 田中良和 (創業者・代表取締役社長) |
資本金 | 22億75百万円(2015年6月現在) |
発行済株式総数 | 240,740,000株(2015年6月現在) |
売上高 | 653億6900万円(2017年6月期) |
営業利益 | 79億9700万円(2017年6月期) |
純利益 | 121億1600万円(2017年6月期) |
純資産 | 1098億8300万円万円(2017年6月現在) |
総資産 | 1229億5400万円(2017年6月30日現在) |
従業員数 | 1424名(2017年9月30日現在) |
決算期 | 6月30日 |
主要株主 | 田中良和 46.39% KDDI 3.30% 日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口9) 3.09% (2017年6月30日現在) |
外部リンク | corp.gree.net |
グリー株式会社(英: GREE, Inc.)は、日本のインターネット企業である。ソーシャル・ネットワーキング・サービス (SNS) の「GREE」を運営し、事業の中核としている。他社のゲームを模倣したゲームで利益を出すビジネスモデルで、ガラケー時代のゲームメーカーとしては急成長を遂げて時代の寵児となったものの、携帯ゲームの主戦場がスマートフォンに移ってからはそのモデルが通用せず、2013年以降は毎年20パーセント以上売り上げが縮小し続けている。
目次
1 概要
2 沿革
3 情勢
4 関連企業
4.1 主なグループ企業
4.2 主な関連企業
5 広告展開・スポンサー番組
5.1 現在の提供番組
5.2 過去の提供番組
6 GREE Labs
7 釣りゲー訴訟
8 特許侵害問題
9 脚注
10 外部リンク
概要
2004年2月21日、創業者の田中良和によって個人的な趣味として一人で開発されたGREEの後の利用者の増加により、個人での運営が困難な規模となったため、運営母体としてグリー株式会社が設立された。
本社は東京都港区に所在する。最初の本社の所在地は東京都港区白金で、1回目の本社移転以降は全て六本木に所在する(4丁目→3丁目→4丁目→6丁目)。
沿革
2004年(平成16年)12月7日 - 東京都港区白金にGREEの運営を目的としたグリー株式会社を設立。
2005年(平成17年)
7月 - グロービスキャピタルパートナーズに対して、第三者割当増資を実施。- 7月 - 東京都港区六本木4-11-13 ランディック六本木ビル6Fに本社移転。
2006年(平成18年)7月 - KDDIに対して、第三者割当増資を実施。
2007年(平成19年)2月 - 東京都港区六本木3-5-27 六本木YAMADAビル6Fに本社移転。
2008年(平成20年)
3月 - 東京都港区六本木4-1-4 黒崎ビルに本社移転。
12月 - 東京証券取引所マザーズ市場上場。
2010年(平成22年)
6月8日 - 東京証券取引所1部市場変更。
7月20日 - 六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワーに本社移転。
- 2013年
11月5日 - 希望退職200人の募集に205人が応募したと発表[1][2]。
- 2017年
7月7日 - 欧米市場向けの戦略拠点を担っていた米子会社のGREE International Entertainment(GIE)を同日付で閉鎖し、海外でのゲーム開発事業から撤退すると発表した。
情勢
2010年(平成22年) - 2010年度の日本でのCM放送回数が1位になったと、CM総合研究所が報道した(2万4646回)。2位のソフトバンクモバイルの2倍以上。
2011年(平成23年)9月9日 - 東証1部の日次の売買代金でトヨタを抜いて連日1位と日経新聞で報道される。また、東京証券取引所の上場企業として時価総額が100位となり「大型株」となったと、日経クイックニュースで報道される。
2011年(平成23年)12月6日 - 世界最大級のゲームプラットフォームとなる「GREE Platform」の構築を発表。日本国内のGREEと買収した米OpenFeintを統合、現在の1.5億ユーザーを1年で3億ユーザーに倍増させ、将来的に10億ユーザーを目指すとしている。
2012年(平成24年)5月24日 - 「GREE Platform」正式展開開始。
2015年(平成27年) - 08年12月に上場して以来、初の最終赤字となった。
関連企業
主なグループ企業
- グリーアドバタイジング
グリーベンチャーズ(2011年11月設立)
グリービジネスオペレーションズ(2012年5月設立)
ポケラボ(2012年10月子会社化)
Glossom(2013年11月設立)
Wright Flyer Studios, Inc.(2014年2月設立)
スマートシッター(2014年7月設立)
レッスンパス(2015年1月設立)
セカイエ(2015年1月子会社化)
リミア(2015年7月設立)
ファンプレックス(2015年10月設立)
GREE VR Capital, LLC.(2016年2月設立)
ExPlay(2016年4月設立)
主な関連企業
- アニマティック
- オルトダッシュ
- グリフォン
- ジープラ
- Epic Voyage
広告展開・スポンサー番組
現在の提供番組
2012年5月現在
一社提供番組
テレビ東京系
バカソウル(2012年4月 - )
TBS系
V6 LOVE VICTORY(2012年12月26日の年末深夜特番、6分提供)
- CM枠が1分30秒以上の番組
- テレビ東京系
探検ドリランド(2012年7月 - )
- CM枠が1分の番組
- TBS系
EXILE魂(2011年10月 - )但し2011年11月までは30秒だった。
- テレビ東京系
FOOT×BRAIN(2012年4月 - )
- CM枠が30秒の番組
日本テレビ系
行列のできる法律相談所(2012年4月 - )
Going! Sports&News (2012年4月 - )
テレビ朝日系
報道STATION(2012年4月 - )※月曜のみ
ロンドンハーツ(2012年4月 - )
シルシルミシルさんデー(2012年4月 - )
大改造!劇的ビフォーアフター(2012年4月 - )
やべっちFC(2012年4月 - )
- TBS系
- E-Girlsがモンクの叫び(2011年10月 - )
さんまのスーパーからくりTV(2012年4月 - )
- テレビ東京系
出没!アド街ック天国(2012年4月 - )
neo sports(2012年1月 - )
フジテレビ系
すぽると(2012年4月 - )※平日版(隔日)・土曜版共通
めちゃ×2イケてる(2012年4月 - )
爆笑!大日本アカン警察(2012年4月 - )
過去の提供番組
2012年5月以前
- 日本テレビ系
世界まる見え!テレビ特捜部(2011年10月 - 12月)
- テレビ東京系
ごるふなでしこ(2012年4月 - 6月)
GREE Labs
毎月、グリー株式会社主催の「オープンソーステクノロジー研究会」が開催される。また、取締役CTOである藤本真樹によるPHPフレームワーク「Ethna」の開発も行っている。
釣りゲー訴訟
2012年(平成24年)2月23日 - グリーが、自社の釣りゲーム「釣り★スタ」に似たゲーム配信による著作権侵害を受けたとしてディー・エヌ・エー(DeNA)に対し配信差し止めと損害賠償を求めていた訴訟について、東京地裁はDeNAによる著作権侵害を認め、配信差し止めと2億3,460万円の損害賠償支払いを命じた。DeNAは「主張が認められなかった」として即日控訴。- 2012年(平成24年)8月8日 - 控訴審の知財高裁(高部眞規子裁判長)は、DeNAに対し配信差し止めと損害賠償支払いを命じた一審・東京地裁判決を取り消し、グリーの請求を棄却した。グリーは即日、上告を表明した[3]。
2013年(平成25年)4月16日 - 上告審の最高裁は、グリーの上告を棄却。これにより知財高裁の判決が確定した[4][5]。
特許侵害問題
詳細は「クラッシュ・ロワイヤル#特許侵害問題」を参照
2018年1月24日、グリーは、フィンランドのゲーム会社Supercellが開発・運営するゲーム「クラッシュ・オブ・クラン」「クラッシュ・ロワイヤル」2作品に、自社の保有する特許が使用されていると主張し、訴訟を起こした。1件の訴訟について、GREE側の主張を全面的に否定し、原告であるGREE側に裁判費用の支払いを求めた判決が出た。[6]。Supercellは、特許侵害を否定したものの、2作品より一部機能の削除を発表し、Twitterでは「#グリーを許すな」というハッシュタグをつけたツイートが、一時トレンド入りした[7]。
脚注
^ “200人希望退職でも収まらぬグリーの不安”. 東洋経済オンライン. (2013年10月3日). http://toyokeizai.net/articles/-/20836 2013年11月6日閲覧。
^ “グリー、希望退職に205人応募 人件費10億円削減”. 日本経済新聞. (2013年11月5日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL050EU_V01C13A1000000/ 2013年11月6日閲覧。
^ “著作権侵害差止等請求訴訟の控訴審判決のお知らせ”. グリー株式会社 (2012年8月8日). 2013年11月6日閲覧。
^ “釣りゲーム、グリー逆転敗訴 DeNAの侵害認めず”. 日本経済新聞. (2012年8月8日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASDC08006_Y2A800C1EA2000/ 2013年11月6日閲覧。
^ “グリーの敗訴確定 DeNAの著作権侵害なし”. 日本経済新聞. (2013年4月17日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1703N_X10C13A4CR8000/ 2013年11月6日閲覧。
^ グリー、スーパーセルを特許侵害で提訴 ゲームの機能一部停止(日本経済新聞記事より)
^
“「クラッシュ・オブ・クラン」にグリーが特許侵害申し立て Twitterではハッシュタグ「グリーを許すな」がトレンドに”. Yahoo!ニュース. (2018年1月23日). https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180123-00000103-it_nlab-sci 2018年4月2日閲覧。
外部リンク
- グリー株式会社
- GREE Labs
- Ethna
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