キングダム ハーツ コーデッド









































キングダム ハーツ コーデッド
KINGDOM HEARTS coded
ジャンル
アクションRPG(ネットワーク対応)
対応機種
docomo PRIME series P-01A、他
開発元
スクウェア・エニックス
発売元
スクウェア・エニックス
シリーズ
キングダム ハーツ シリーズ
人数
1人
メディア
携帯電話用ゲーム
発売日
2008年11月19日(P-01A プリインストール版)
2009年6月3日配信、以降月1回毎に配信
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キングダム ハーツ コーデッド』(KINGDOM HEARTS coded)は、スクウェア・エニックスより配信されていた携帯電話専用ゲーム。またリメイク作品『キングダム ハーツ Re:コーデッド』がニンテンドーDS向けに発売されている(後述)。


2008年11月19日発売のNTTドコモの携帯電話「P-01A」にプリインストール版『オリンポスコロシアム -SideEpisode-』が登場した。正式版は携帯電話用ポータルサイト「キングダム ハーツ モバイル」のメインコンテンツとして、2009年6月3日に配信開始し、以降およそ1ヶ月ごとにシナリオの追加配信が行われた。2013年4月30日にキングダム ハーツ モバイルがサービスを終了するとともに本作も配信を終了した。本項目では、キングダム ハーツ モバイルについても解説する。




目次






  • 1 概要


  • 2 キングダム ハーツ Re:コーデッド


  • 3 あらすじ


  • 4 登場キャラクター


  • 5 エピソード


  • 6 声の出演


  • 7 スタッフ


  • 8 キングダム ハーツ モバイル


  • 9 脚注


  • 10 外部リンク





概要


ディズニーとスクウェア・エニックスのコラボレーション作品である『キングダム ハーツ シリーズ』の一作で、東京ゲームショウ2007において、シリーズ新プロジェクトの一つとして『キングダム ハーツ 358/2 Days』『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』と同時発表された。


本作は『キングダム ハーツII』 (KH2) の後の物語となり、これまで語られなかった『キングダム ハーツ』での王様やリクの行動の一部や、これからのソラのやるべき使命、『KH2』のエピローグで王様がソラに宛てた手紙の内容などが明らかにされる外伝的なシナリオとなっている。ディレクターの野村哲也によれば、「位置付け的には『キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ』 (COM) に近い。プレイすればより詳しくシリーズ全体の謎に迫れる」とのことである[1]


携帯電話での操作に合わせてキー入力や操作の簡略化が行われており、パズルゲーム的な要素も含む。バトル面でもキャラクターの性能をアップさせる「デバッギングモード」や、エピソードによってミニゲーム風の戦闘システムに変わるなど新要素も追加されている。またシリーズに共通する美麗な映像も健在で、ゲーム画面はマップを3D(ただしカメラのアングルは固定)、キャラクターを2Dで表示しており、携帯電話用ゲームとしてかなり高クオリティのグラフィックで描写されている。



キングダム ハーツ Re:コーデッド











































キングダム ハーツ Re:コーデッド
KINGDOM HEARTS Re:coded
ジャンル
アクションRPG
対応機種
ニンテンドーDS
開発元
スクウェア・エニックス / ハ・ン・ド
発売元
スクウェア・エニックス
人数
1-3人
メディア
ニンテンドーDSカード
発売日
2010年10月7日
対象年齢
CERO:A(全年齢)
売上本数
約22万本
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キングダム ハーツ Re:コーデッド』(キングダム ハーツ リコーデッド、KINGDOM HEARTS Re:coded)は、『コーデッド』をニンテンドーDS向けにリメイクした作品である。2010年10月7日発売。開発チームは『358/2 Days』(Days)のハ・ン・ドが担当し、また携帯電話版『コーデッド』や『バース バイ スリープ』(BbS)を手がけたスタッフも一部参加している。


元々、『コーデッド』は多くの携帯機種でプレイできる予定であったが、実際には対応する機種はかなり限られ、また海外では対応機種が一つも発売されなかった。より多くの人にプレイしてもらうため、当時世界で最も普及していたハードであるニンテンドーDS向けにリメイクされる運びとなった。また、元の『コーデッド』がアナログ操作ではないのもDSで出すことになった理由の一つだという[2]


シナリオやイベントシーンは『コーデッド』からほぼ変更はないが、ゲーム部分のシステムは一新されており、コンセプトは「携帯ゲーム機のKHの集大成」[2]。『コーデッド』+『Days』+『BbS』ともいえるシステムとなっている。また、『Days』にあったマルチプレイは廃し、新たにすれちがい通信の機能を搭載している。以下に主な変更点を記述する。



  • テーマ曲が『光』に

  • オープニングムービー追加
    曲は『光 -PLANITb Remix-』で、映像はこれまでのシリーズ作品のダイジェスト。


  • キャラクターの表示が3Dに
    他のシリーズ作品と同様、3Dモデルが使用されるようになった。それに伴いカメラも非固定となり、プレイヤーキャラの後ろをカメラが追いかける従来の方式へ変更。


  • バトルシステム一新
    『BbS』のデッキコマンドとフィニッシュコマンドを踏襲したシステムに変わった。メニュー画面の「コマンドマトリックス」ではコマンドの合成が行えるが、合成前に結果がわかったりCPが溜まっていなくても仮合成ができるなど、『BbS』より易しいシステムとなっている。


  • 成長システム一新
    『Days』のパネルシステムを発展させた「ステータスマトリックス」に変わった。手に入れたチップをすごろくのようにマスに埋めていき、ソラを成長させるシステム。チップを埋めていくとアビリティも入手できる。なお盤上には5種類の「チート」項目があり、難易度の調整やソラとエネミーのHPの割合などゲームバランスの設定が可能。


  • 装備システム一新
    シナリオ中でキーブレードを入手するようになり、アクセサリと共に「デコレーションマトリックス」で装備可能に。なおこれらのマトリックスシステムの採用により、オリジナル版にあったデバッグアビリティやアイテムの合成などは無くなっている。


  • システムエリア追加
    シナリオ中でエリアにバグが発生するシーンが追加。システムエリアにつながる入口(バックドア)を調べ当て、その中のバグエネミーを倒すことでエリアのバグが解消される。その代わりか、オリジナル版の「エリアデバッグモード」は削除されている。ステータスマトリックスでアビリティ「ライブラ」を複数取得すると、ワールドのクリア後に新たなバックドアが見つかることも。


  • シナリオ中の会話の表示形式変更
    オリジナル版では『COM』に似た会話ウインドウが用いられていたが、本作ではキャラクターの全身絵とフキダシで表現されるようになった。


  • クエスト追加
    ワールドのクリア後に、そのワールドにいる人物からアイテムの捜索を頼まれる。アイテムはシステムエリアの報酬で入手できることが多い。これに伴い、オリジナル版にあったアイテム合成の依頼は無くなった。


  • BGM追加・変更
    システムエリアと各種マトリックスの設定画面に新曲が追加。またワールド「忘却の城」は『COM』と同じ曲に変更され、ボス戦の多くもこれまでのシリーズで使用されてきた曲が流れるようになった。


  • キャラクターに声が追加
    バトル中にソラ、ドナルド、グーフィー以外のキャラクターも声を発するようになった。


  • トロフィー追加
    特定の条件を達成するとトロフィーを獲得するようになった。全30個で、そのうち20個を獲得するとシークレットムービーが解禁される。


  • シークレットムービー追加


また、2014年発売の『キングダム ハーツ HD 2.5 リミックス』には、本作を約3時間の映像作品としてリメイクしたものが収録された。DS版からある映像が約1時間、新規制作映像が約2時間となっており、DS版の時点でメインストーリーの多くが映像化されていたため新規映像の多くはディズニーのワールドを映像化したものである。



あらすじ






『キングダム ハーツII』の旅の後、ディズニーキャッスルに戻ったジミニー・クリケットは、自分の記した“ジミニーメモ”に「彼らの痛みを癒しに戻らなければならない (We must return to free them from their torment.)」という見たことのない文章が書かれているのを見つける。不思議に思った王様はジミニーメモをデータ化し、この謎を解こうとする。しかしメモを調べようとしたところ、バグが発生してしまい、その影響でデータを正常に見ることができなくなってしまった。


そこで、同じくメモに記された記録からデータ化したソラに、バグに侵食されたメモの中の世界を探索してもらい、メモに残された文章の謎を解くことに。メモの世界を進んでいくソラであったが、物語は以前の冒険と同じようには進まず、徐々に「触れてはいけない秘密」へと迫っていくのだった。



登場キャラクター



データ・ソラ (Data Sora)

本編の主人公。これまで『KH』『COM』『KH2』で冒険してきた現実世界のソラとは別人で、ジミニーメモに記された記録から生まれたデータ世界での存在である。しかし明るく正義感の強い性格は現実世界のソラと何ら変わりない。

王様 (King Mickey)

ディズニーキャッスルの王様。彼もまたキーブレードの勇者のひとり。データ世界のソラを導いていたが、ドナルドやグーフィーと一緒にデータ世界へ取り込まれてしまう。

データ・リク (Data Riku)

ソラの親友である少年。データ世界で黒コートの姿でたびたびソラの前に現れていた。その正体はジミニーメモそのもので、メモの記憶の中からリクの姿を借り、残されたメッセージの謎を解くために行動していた。データ・ソラと同様に、性格は現実世界のリクとほとんど同一である。

ジミニー・クリケット (Jiminy Cricket)

ソラの旅に同行し、その様子を“ジミニーメモ”に記してきた。なおジミニーメモは二冊あり、一冊は『KH』の冒険を綴ったが『COM』で白紙になってしまったもの、もう一冊は『KH2』の冒険を綴ったもので、本作の舞台となるのは前者のジミニーメモである。

ピート (Pete)

魔女マレフィセントと共に行動しているヤマネコ。マレフィセントの命令によってディズニーキャッスルに忍び込んでいたところ、王様たちと一緒にデータ世界に取り込まれてしまい、データ世界を乗っ取るために動き始める。



エピソード



エピソード1 デスティニーアイランド

配信開始日:2009年6月3日

エピソード2 トラヴァースタウン

配信開始日:2009年7月8日

エピソード3 ワンダーランド

配信開始日:2009年8月5日

エピソード4 オリンポスコロシアム

配信開始日:2009年9月17日

エピソード5 アグラバー

配信開始日:2009年10月15日

エピソード6 ホロウバスティオン(前編)

配信開始日:2009年11月26日

エピソード7 ホロウバスティオン(後編)

配信開始日:2009年12月26日

エピソード8(最終章) 忘却の城

配信開始日:2010年1月28日



声の出演


キャストの並びは 日本語版キャスト / 海外版キャスト の順とする。なお『コーデッド』が日本国内でしか配信されていないため、海外版キャストは全て『Re:コーデッド』のものとなる。




  • ソラ - 入野自由 / ハーレイ・ジョエル・オスメント


  • リク - 宮野真守 / デビッド・ギャラガー


  • 王様 - 青柳隆志 / ブレット・イワン


  • ドナルドダック - 山寺宏一 / トニー・アンセルモ


  • グーフィー - 島香裕 / ビル・ファーマー


  • ジミニー・クリケット - 肝付兼太 / フィル・スナイダー


  • チップ - 滝沢ロコ / トレス・マクニール


  • デール - 稲葉実 / コーリー・バートン


  • ピート - 大平透 / ジム・カミングス

  • マレフィセント - 沢田敏子 / スーザン・ブレイクスリー

  • ナミネ - 中原郁 / メガン・ジェット・マーティン


『Re:コーデッド』追加キャスト



  • ロクサス - 内山昂輝 / ジェシー・マッカートニー


  • イェン・シッド - 稲垣隆史 / コーリー・バートン

  • ジャファー - 宝田明 / ジョナサン・フリーマン

  • イアーゴ - 大川透 / ギルバート・ゴットフリード

  • ヘラクレス - 松本保典 / テイト・ドノヴァン

  • ハデス - 嶋田久作 / ジェームズ・ウッズ


  • クラウド - 櫻井孝宏 / スティーブ・バートン


  • ティーダ - 森田成一 / ショーン・フレミング


『HD 2.5 リミックス』版のみのキャスト


  • シグバール - 大塚芳忠 / ジェームズ・パトリック・スチュアート

  • ヤング・ゼアノート - 奥田隆仁 / ベンジャミン・ディスキン

  • アリス - 土井美加 / ヒンデン・ウォルチ

  • チシャ猫 - 関時男 / ジム・カミングス

  • ハートの女王 - 小沢寿美恵 / トレス・マクニール


  • ジーニー - 山寺宏一 / ジム・メスキメン



スタッフ



  • ディレクター、コンセプトデザイン、シナリオ原案、キャラクターデザイン:野村哲也

  • Co.ディレクター:田畑端 (coded) / 加藤順、伊藤寿恭 (Re:coded)

  • 音楽:下村陽子

  • シナリオ:渡辺大祐、酒見治徳、石田ゆかり

  • プロデューサー:大日方可功子

  • アソシエイトプロデューサー:伊藤幸正

  • エグゼクティブプロデューサー:橋本真司



キングダム ハーツ モバイル


2008年12月15日に開設された携帯電話用ポータルサイト。2013年4月30日をもってサービスを終了した。月額315円、525円、840円、1050円(いずれも税込)の4コースの料金体系からなり、料金に応じたポイントを消費することでミニゲームや待ち受け画面、着信メロディなどをダウンロードできた。ミニゲームで手に入る「マニー」を溜めると、シリーズに登場するキャラクターのコスチュームといったアバターアイテムが入手でき、自分のアバターをカスタマイズできた。また、ミニゲームで入手したマニーを『コーデッド』の中でのアイテムの購入に充てることも可能。


Co.ディレクターの田畑端曰く、イメージはディズニーランドとのこと。『コーデッド』はこのサイトのメインコンテンツで、サイトではシンデレラ城に似たイメージとなっていた。



脚注


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  1. ^ スクウェア・エニックス『Re:[リプライ] 2008.08.02[DKΣ3713]-10.12[TGS2008]』 P.68。

  2. ^ ab週刊ファミ通 2010年6月24日号 野村哲也インタビューより。



外部リンク




  • キングダム ハーツ coded - SQUARE ENIX

  • キングダム ハーツ モバイル

  • キングダム ハーツ Re:コーデッド







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