1988年のF1世界選手権
















1988年のFIAフォーミュラ1
世界選手権

前年: 1987 翌年: 1989
一覧: 開催国 | 開催レース
















1988年のF1世界選手権は、FIAフォーミュラ1世界選手権の第39回大会である。ブラジルのリオデジャネイロにあるジャカレパグア・サーキットで開幕し、最終戦のオーストラリアのアデレード市街地コースまで、全16戦で争われた。




目次






  • 1 シーズン概要


    • 1.1 マクラーレン・ホンダの圧勝


    • 1.2 他チーム


      • 1.2.1 フェラーリ


      • 1.2.2 ベネトン


      • 1.2.3 ロータス


      • 1.2.4 アロウズ


      • 1.2.5 マーチ


      • 1.2.6 ウィリアムズ


      • 1.2.7 新チーム






  • 2 開催地及び勝者


  • 3 エントリーリスト


    • 3.1 ドライバー変更




  • 4 1988年のドライバーズランキング


  • 5 1988年のコンストラクターズランキング


  • 6 シーズン詳細


  • 7 トピック


  • 8 脚注


  • 9 外部リンク





シーズン概要


この年はターボエンジン車最後のシーズンとなった(2014年にハイブリッド技術などを交えたパワーユニット(PU)と言う形で復活する)。ターボエンジンへの規制が更に厳しくなり、最大ブースト圧が前年の4バールから2.5バールへ低減され、燃料使用量も195リッターから150リッターに抑制された(自然吸気車は燃料使用量の制限無し)。シーズン開幕前はマクラーレンとウィリアムズ、フェラーリ、ロータスなどのトップチームによる混戦や自然吸気エンジン搭載車の健闘など予想された。


エントリー台数が30台を上回ったため(31台)、規定に従い予備予選が行われた。予備予選免除対象は26台で、残る5台が予備予選の対象となった。初日の第1回フリー走行が予備予選を兼ね、予備予選対象者のうち、上位4台が予選に進むことができた。



マクラーレン・ホンダの圧勝




アイルトン・セナがドライブするマクラーレンMP4/4・ホンダ




フェラーリF188


シーズン前の混戦の予想に反し、アイルトン・セナとアラン・プロストを擁するマクラーレン・ホンダが、16戦中15勝という圧倒的な強さを見せた(唯一逃したイタリアGPでは、フェラーリのゲルハルト・ベルガーが優勝している)。


セナはプロストとの激戦の末に最終戦を待たずに日本GPで初のワールドチャンピオンに輝き(総獲得ポイントはプロストが上回っていたが、当時は有効ポイント制だった)、ホンダの創設者の本田宗一郎に祝福を受けた。



他チーム



フェラーリ


フェラーリはベルガーが地元で1勝を挙げたものの、終盤までトップを走っていたセナと周回遅れのウィリアムズ・ジャッドのジャン=ルイ・シュレッサーがからんでリタイアしたことにより繰り上がっての勝利であり(プロストはマクラーレンにこの年唯一発生したエンジントラブルでリタイア)、純粋な速さではマクラーレン・ホンダには太刀打ち出来ず、コンストラクターズポイントはマクラーレンの199に対して65に終わった。



ベネトン


ベネトン・フォードもマクラーレン・ホンダと伍して戦うことはできなかったが、その信頼性の高さから自然吸気エンジン車の中では最も良い成績を収めた。最上位は3位だったが、3位をブーツェンが5回、ナニーニが2回の計7回記録した。ベルギーGPではブーツェン3位、ナニーニ4位でフィニッシュしたが、2人とも燃料の規定違反で失格となっている。



ロータス




ロータス100T・ホンダ


名門チームのロータスは、マクラーレンと同じホンダエンジンを昨年に続き搭載し高い下馬評を得ていたものの、フランス人デザイナーのジェラール・ドゥカルージュがデザインしたマシンバランスの悪さと低い信頼性、エルフ・オイルとホンダエンジンの相性の悪さから、前年チャンピオンのネルソン・ピケのドライブと中嶋悟のセッティング能力を持ってしても、予選決勝を通じて低迷続きであった。


また、シートがレース中に外れるなどの初歩的なトラブルや、予選時にメカニックがマシンセッティングを間違えるなどのミスも目立ち、ピケと中嶋の両者が予選で後方に落ちてしまうケースも頻発した他、中嶋は上記のセッティングミスにより予選落ちすらしてしまうこともあった。


ピケ、中嶋ともにレース中や予選において度々2列目や3列目と言う上位に顔を出し、入賞圏内でフェラーリやベネトン、ウィリアムズなどとバトルを見せたものの、マシンの信頼性が低いことからピケと中嶋の2人で延べ13回のリタイアを喫し、最上位はピケによる3位が3回に終わった。ポイントは23(ピケ22、中嶋1)で、アロウズと同点だった。



アロウズ




アロウズA10B・メガトロン


アロウズは前年のマシンA10の改良型、A10Bを使用した。エンジンも引き続きメガトロン(BMW)の直4を使用し、ドライバーラインアップもワーウィックとチーバーに変更は無かった。最上位はイタリアグランプリの3位1回(チーバー)だったが、安定したドライビングでコンスタントにポイントを獲得したのはワーウィックの方だった。


最終的な順位は4位であったが、実はシーズン最終戦を終えた時点では6位となっていた。しかし、ベルギーGPでベネトンの燃料規定違反による失格裁定が確定すると、このレースで7、8位フィニッシュしていたアロウズが繰上げで5、6位となり、この3ポイントがきいて、同点で並んでいたウィリアムズや2点先行していたマーチをかわし、ロータスと並ぶコンストラクターズ4位に躍進することとなった(当時は現在と異なり、ポイント圏外の成績までを考慮した順位ではなかった)。



マーチ




イヴァン・カペリがドライブするマーチ881・ジャッド




オスカー・ララウリがドライブするユーロブルンER188・フォード


バブル景気を受けてレイトンハウスから潤沢な予算を獲得したマーチは、この年よりブラジル人のルーキーであるマウリシオ・グージェルミンを迎えて2台体制での参戦となり、自然吸気のジャッドエンジンのパワーと信頼性には欠けるが空力バランスに優れたマシンにより、たびたび上位に顔を見せるようになった。イヴァン・カペリが、日本GPでの1周のみとはいえ、自然吸気エンジン搭載車で唯一ラップリーダーを記録した。カペリは2回表彰台に乗り、22ポイントを挙げた。
マシンデザイナーは後にウィリアムズ、マクラーレンで数々のチャンピオンマシンを手掛けることになるエイドリアン・ニューウェイ。



ウィリアムズ




ナイジェル・マンセルがドライブするウィリアムズFW12・ジャッド


ウィリアムズは前年まで搭載していたホンダエンジンを失い、自然吸気のジャッドエンジンを搭載したが、信頼性に欠けた。マンセルは14レースに出走し完走2回、パトレーゼは出走16回のうち完走8回に終わった。所々で光る走りを見せたものの優勝はなく、最上位はマンセルの2位が2回であり、パトレーゼと合わせ20ポイントを獲得するも1978年以来のシーズン未勝利に終わってしまった。



新チーム


この年からリアル、ユーロブルン、ダラーラといった新興チームが参戦した。なお新参戦したチームはいずれもコスワースやジャッドの市販エンジンを搭載していた。


また、いずれのチームもメインスポンサーなしの低予算で、レースごとにスポットスポンサーを得て戦った上、予備予選から勝ち上がらねばならなかったものの、そのような状況下でリアルはカナダGPにおいてアンドレア・デ・チェザリスのドライブで4位入賞を果たした。



開催地及び勝者






























































































































































































ラウンド
レース
開催日
開催地

ポールポジション
ファステストラップ
優勝者
コンストラクター
レポート
1

ブラジルの旗 ブラジルグランプリ
4月3日

ジャカレパグア

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

オーストリアの旗 ゲルハルト・ベルガー

フランスの旗 アラン・プロスト

イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ

詳細
2

サンマリノの旗 サンマリノグランプリ
5月1日

イモラ

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

フランスの旗 アラン・プロスト

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ

詳細
3

モナコの旗 モナコグランプリ
5月15日

モナコ

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

フランスの旗 アラン・プロスト

イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ

詳細
4

メキシコの旗 メキシコグランプリ
5月29日

メキシコシティ

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

フランスの旗 アラン・プロスト

フランスの旗 アラン・プロスト

イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ

詳細
5

カナダの旗 カナダグランプリ
6月12日

モントリオール

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ

詳細
6

アメリカ合衆国の旗 デトロイトグランプリ
6月19日

デトロイト

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

フランスの旗 アラン・プロスト

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ

詳細
7

フランスの旗 フランスグランプリ
7月3日

ポール・リカール

フランスの旗 アラン・プロスト

フランスの旗 アラン・プロスト

フランスの旗 アラン・プロスト

イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ

詳細
8

イギリスの旗 イギリスグランプリ
7月10日

シルバーストン

オーストリアの旗 ゲルハルト・ベルガー

イギリスの旗 ナイジェル・マンセル

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ

詳細
9

ドイツの旗 ドイツグランプリ
7月24日

ホッケンハイムリンク

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

イタリアの旗 アレッサンドロ・ナニーニ

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ

詳細
10

ハンガリーの旗 ハンガリーグランプリ
8月7日

ハンガロリンク

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

フランスの旗 アラン・プロスト

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ

詳細
11

ベルギーの旗 ベルギーグランプリ
8月28日

スパ・フランコルシャン

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

オーストリアの旗 ゲルハルト・ベルガー

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ

詳細
12

イタリアの旗 イタリアグランプリ
9月11日

モンツァ

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

イタリアの旗 ミケーレ・アルボレート

オーストリアの旗 ゲルハルト・ベルガー

イタリアの旗 フェラーリ

詳細
13

ポルトガルの旗 ポルトガルグランプリ
9月25日

エストリル

フランスの旗 アラン・プロスト

オーストリアの旗 ゲルハルト・ベルガー

フランスの旗 アラン・プロスト

イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ

詳細
14

スペインの旗 スペイングランプリ
10月2日

ヘレス

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

フランスの旗 アラン・プロスト

フランスの旗 アラン・プロスト

イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ

詳細
15

日本の旗 日本グランプリ
10月30日

鈴鹿

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ

詳細
16

オーストラリアの旗 オーストラリアグランプリ
11月13日

アデレード

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

フランスの旗 アラン・プロスト

フランスの旗 アラン・プロスト

イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ

詳細


エントリーリスト



























































































































































エントラント コンストラクタ マシン エンジン タイヤ ドライバー

イギリスの旗キャメル・チーム・ロータス・ホンダ
ロータス 100T
ホンダRA168E(V6ターボ)

G
1.ブラジルの旗ネルソン・ピケ
2.日本の旗中嶋悟

イギリスの旗コートールズ・ティレル・レーシング・オーガニゼーション
ティレル 017
フォードDFZ(V8)

G
3.イギリスの旗ジョナサン・パーマー
4.イギリスの旗ジュリアン・ベイリー

イギリスの旗キヤノン・ウィリアムズ・チーム
ウィリアムズ FW12
ジャッドCV(V8)

G
5.イギリスの旗ナイジェル・マンセル
(5.)イギリスの旗マーティン・ブランドル
(5.)フランスの旗ジャン=ルイ・シュレッサー
6.イタリアの旗リカルド・パトレーゼ

ドイツの旗ウェスト・ザクスピード・レーシング
ザクスピード 881 ザクスピード F1[1](直4ターボ)
G
9.イタリアの旗ピエルカルロ・ギンザーニ
10.ドイツの旗ベルント・シュナイダー

イギリスの旗ホンダ・マールボロ・マクラーレン
マクラーレン MP4/4 ホンダRA168E(V6ターボ)
G
11.フランスの旗アラン・プロスト
12.ブラジルの旗アイルトン・セナ 

フランスの旗オートモビルズ・ゴンファロネーズ・スポルティブ
AGS JH23 フォードDFZ(V8)
G
14.フランスの旗フィリップ・ストレイフ

イギリスの旗レイトンハウス・マーチ・レーシング
マーチ 881 ジャッドCV(V8)
G
15.ブラジルの旗マウリシオ・グージェルミン
16.イタリアの旗イヴァン・カペリ

イギリスの旗USF&G・アロウズ・メガトロン
アロウズ A10B メガトロン(BMW) M12/13(直4ターボ)
G
17.イギリスの旗デレック・ワーウィック
18.アメリカ合衆国の旗エディ・チーバー

イギリスの旗ベネトン・フォーミュラ Ltd
ベネトン B188 フォードDFR(V8)
G
19.イタリアの旗アレッサンドロ・ナニーニ
20.ベルギーの旗ティエリー・ブーツェン

イタリアの旗ステバーニ・オゼッラ・スクアドラ・コルセ
オゼッラ
FA1I,FA1L
オゼッラ(アルファロメオ)
890T(V8ターボ)

G
21.イタリアの旗ニコラ・ラリーニ

ドイツの旗リアル・レーシング
リアル ARC01 フォードDFZ(V8)
G
22.イタリアの旗アンドレア・デ・チェザリス

イタリアの旗ロイス・ミナルディ・チーム SpA
ミナルディ M188 フォードDFZ(V8)
G
23.スペインの旗エイドリアン・カンポス
(23.)イタリアの旗ピエルルイジ・マルティニ
24.スペインの旗ルイス・ペレス=サラ

フランスの旗リジェ・ロト
リジェ JS31 ジャッドCV(V8)
G
25.フランスの旗ルネ・アルヌー
26.スウェーデンの旗ステファン・ヨハンソン

イタリアの旗スクーデリア・フェラーリ SpA SEFAC
フェラーリ F187/88C フェラーリTipo033E(V6ターボ)
G
27.イタリアの旗ミケーレ・アルボレート
28.オーストリアの旗ゲルハルト・ベルガー

フランスの旗ラルース・カルメル
ローラ LC88 フォードDFZ(V8)
G
29.フランスの旗ヤニック・ダルマス
(29.)日本の旗鈴木亜久里
(29.)フランスの旗ピエール=アンリ・ラファネル
30.フランスの旗フィリップ・アリオー

イタリアの旗コローニ SpA
コローニ FC188 フォードDFZ(V8)
G
31.イタリアの旗ガブリエル・タルキーニ

イタリアの旗AP・ユーロブルン・レーシング
ユーロブルン ER188 フォードDFZ(V8)
G
32.アルゼンチンの旗オスカー・ララウリ
33.イタリアの旗ステファノ・モデナ

イタリアの旗AP・BMS・スクーデリア・イタリア
ダラーラ
F3087,BMS188
フォードDFV,DFR(V8)
G
36.イタリアの旗アレックス・カフィ


ドライバー変更



  • ウィリアムズのNo.5は第11戦をブランドル、第12戦をシュレッサーがドライブ。

  • ミナルディのNo.23は第6戦以降マルティニがドライブ。

  • ラルースのNo.29は第15戦を鈴木、最終戦をラファネルがドライブ。



1988年のドライバーズランキング





































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































順位
ドライバー

BRA
ブラジルの旗

SMR
サンマリノの旗

MON
モナコの旗

MEX
メキシコの旗

CAN
カナダの旗

DET
アメリカ合衆国の旗

FRA
フランスの旗

GBR
イギリスの旗

GER
ドイツの旗

HUN
ハンガリーの旗

BEL
ベルギーの旗

ITA
イタリアの旗

POR
ポルトガルの旗

ESP
スペインの旗

JPN
日本の旗

AUS
オーストラリアの旗
ポイント[2]
1

ブラジルの旗 アイルトン・セナ

DSQ

1

Ret

2

1

1
2
1

1

1

1

10
6

4

1

2

90 (94)*
2

フランスの旗 アラン・プロスト
1

2
1

1
2

2

1
Ret
2

2
2
Ret

1

1
2

1

87 (105)*
3

オーストリアの旗 ゲルハルト・ベルガー

2
5
2
3
Ret
Ret
4

9
3
4

Ret
1

Ret
6
4
Ret

41
4

ベルギーの旗 ティエリー・ブーツェン
7
4
8
8
3
3
Ret
Ret
6
3
DSQ
6
3
9
3
5

27
5

イタリアの旗 ミケーレ・アルボレート
5
18
3
4
Ret
Ret
3
17
4
Ret
Ret

2
5
Ret
11
Ret

24
6

ブラジルの旗 ネルソン・ピケ
3
3
Ret
Ret
4
Ret
5
5
Ret
8
4
Ret
Ret
8
Ret
3

22
7

イタリアの旗 イヴァン・カペリ
Ret
Ret
10
16
5
DNS
9
Ret
5
Ret
3
5
2
Ret
Ret
6

17
8

イギリスの旗 デレック・ワーウィック
4
9
4
5
7
Ret
Ret
6
7
Ret
5
4
4
Ret
Ret
Ret

17
9

イギリスの旗 ナイジェル・マンセル
Ret
Ret
Ret
Ret
Ret
Ret
Ret

2
Ret
Ret


Ret
2
Ret
Ret

12
10

イタリアの旗 アレッサンドロ・ナニーニ
Ret
6
Ret
7
Ret
Ret
6
3

18
Ret
DSQ
9
Ret
3
5
Ret

12
11

イタリアの旗 リカルド・パトレーゼ
Ret
13
6
Ret
Ret
Ret
Ret
8
Ret
6
Ret
7
Ret
5
6
4

8
12

アメリカ合衆国の旗 エディ・チーバー
8
7
Ret
6
Ret
Ret
11
7
10
Ret
6
3
Ret
Ret
Ret
Ret

6
13

ブラジルの旗 マウリシオ・グージェルミン
Ret
15
Ret
Ret
Ret
Ret
8
4
8
5
Ret
8
Ret
7
10
Ret

5
14

イギリスの旗 ジョナサン・パーマー
Ret
14
5
DNQ
6
5
Ret
Ret
11
Ret
12
DNQ
Ret
Ret
12
Ret

5
15

イタリアの旗 アンドレア・デ・チェザリス
Ret
Ret
Ret
Ret
9
4
10
Ret
13
Ret
Ret
Ret
Ret
Ret
Ret
8

3
16

日本の旗 中嶋悟
6
8
DNQ
Ret
11
DNQ
7
10
9
7
Ret
Ret
Ret
Ret
7
Ret

1
17

イタリアの旗 ピエルルイジ・マルティニ





6
15
15
DNQ
Ret
DNQ
Ret
Ret
Ret
13
7

1
-

フランスの旗 ヤニック・ダルマス
Ret
12
7
9
DNQ
7
13
13
19
9
Ret
Ret
Ret
11



0
-

イタリアの旗 アレックス・カフィ
DNPQ
Ret
Ret
Ret
DNPQ
8
12
11
15
Ret
8
Ret
7
10
Ret
Ret

0
-

イギリスの旗 マーティン・ブランドル










7






0
-

フランスの旗 フィリップ・ストレイフ
Ret
10
Ret
12
Ret
Ret
Ret
Ret
Ret
Ret
10
Ret
9
Ret
8
11

0
-

スペインの旗 ルイス・ペレス=サラ
Ret
11
Ret
11
13
Ret
NC
Ret
DNQ
10
DNQ
Ret
8
12
15
Ret

0
-

イタリアの旗 ガブリエル・タルキーニ
Ret
Ret
Ret
14
8
DNQ
DNPQ
DNPQ
DNPQ
13
Ret
DNQ
11
DNPQ
DNPQ
DNQ

0
-

フランスの旗 フィリップ・アリオー
Ret
17
Ret
Ret
10
Ret
Ret
14
Ret
12
9
Ret
Ret
14
9
10

0
-

スウェーデンの旗 ステファン・ヨハンソン
9
DNQ
Ret
10
Ret
Ret
DNQ
DNQ
DNQ
Ret
11
DNQ
Ret
Ret
DNQ
9

0
-

イギリスの旗 ジュリアン・ベイリー
DNQ
Ret
DNQ
DNQ
Ret
9
DNQ
16
DNQ
DNQ
DNQ
12
DNQ
DNQ
14
DNQ

0
-

イタリアの旗 ニコラ・ラリーニ
DNQ
DSQ
9
DNQ
DNQ
Ret
Ret
19
Ret
DNPQ
Ret
Ret
12
Ret
Ret
DNPQ

0
-

フランスの旗 ルネ・アルヌー
Ret
DNQ
Ret
Ret
Ret
Ret
DNQ
18
17
Ret
Ret
13
10
Ret
17
Ret

0
-

イタリアの旗 ステファノ・モデナ
Ret
NC
DSQ
DSQ
12
Ret
14
12
Ret
11
DNQ
DNQ
DNQ
13
DNQ
Ret

0
-

フランスの旗 ジャン=ルイ・シュレッサー











11





0
-

ドイツの旗 ベルント・シュナイダー
DNQ
DNQ
DNQ
Ret
DNQ
DNQ
Ret
DNQ
12
DNQ
13
Ret
DNQ
DNQ
Ret
DNQ

0
-

アルゼンチンの旗 オスカー・ララウリ
Ret
DNQ
Ret
13
Ret
Ret
Ret
DNQ
16
DNQ
DNPQ
DNPQ
DNPQ
DNQ
DNQ
Ret

0
-

イタリアの旗 ピエルカルロ・ギンザーニ
DNQ
Ret
Ret
15
14
DNQ
DSQ
DNQ
14
DNQ
Ret
Ret
DNQ
DNQ
DNQ
Ret

0
-

スペインの旗 エイドリアン・カンポス
Ret
16
DNQ
DNQ
DNQ












0
-

日本の旗 鈴木亜久里














16


0
-

フランスの旗 ピエール=アンリ・ラファネル















DNQ

0
順位
ドライバー

BRA
ブラジルの旗

SMR
サンマリノの旗

MON
モナコの旗

MEX
メキシコの旗

CAN
カナダの旗

DET
アメリカ合衆国の旗

FRA
フランスの旗

GBR
イギリスの旗

GER
ドイツの旗

HUN
ハンガリーの旗

BEL
ベルギーの旗

ITA
イタリアの旗

POR
ポルトガルの旗

ESP
スペインの旗

JPN
日本の旗

AUS
オーストラリアの旗
ポイント


























































結果
金色 勝者
銀色 2位
銅色 3位
ポイント獲得

完走
規定周回数不足(NC)
リタイア(Ret)

予選不通過(DNQ)
予備予選不通過(DNPQ)
失格(DSQ)

スタートせず(DNS)
レース中止(C)
水色
プラクティスのみ(PO)
金曜日テストドライバー(TD)
2003年以降
空欄
プラクティス出走せず(DNP)
除外 (EX)
到着せず (DNA)
撤退 (WD)



  • ドライバーズポイントは1位から順に6位まで 9-6-4-3-2-1 が与えられた[3]

  • ベスト11戦がポイントランキングに数えられた[4]。 プロストは105ポイントを獲得したが、ランキングでは87ポイントのみが有効とされた。セナの獲得ポイントは94であったが、優勝回数の差で有効ポイントは90となった。結果として総獲得ポイントが劣るセナがタイトルを獲得した。



1988年のコンストラクターズランキング


















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































順位
コンストラクター
車番

BRA
ブラジルの旗

SMR
サンマリノの旗

MON
モナコの旗

MEX
メキシコの旗

CAN
カナダの旗

DET
アメリカ合衆国の旗

FRA
フランスの旗

GBR
イギリスの旗

GER
ドイツの旗

HUN
ハンガリーの旗

BEL
ベルギーの旗

ITA
イタリアの旗

POR
ポルトガルの旗

ESP
スペインの旗

JPN
日本の旗

AUS
オーストラリアの旗
ポイント
1

イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ
11
1

2
1

1
2

2

1
Ret
2

2
2
Ret

1

1
2

1

199
12

DSQ

1

Ret

2

1

1
2
1

1

1

1

10
6

4

1

2
2

イタリアの旗 フェラーリ
27
5
18
3
4
Ret
Ret
3
17
4
Ret
Ret

2
5
Ret
11
Ret

65
28

2
5
2
3
Ret
Ret
4

9
3
4

Ret
1

Ret
6
4
Ret
3

イギリスの旗 ベネトン-フォード
19
Ret
6
Ret
7
Ret
Ret
6
3

18
Ret
DSQ
9
Ret
3
5
Ret

39
20
7
4
8
8
3
3
Ret
Ret
6
3
DSQ
6
3
9
3
5
4

イギリスの旗 ロータス-ホンダ
1
3
3
Ret
Ret
4
Ret
5
5
Ret
8
4
Ret
Ret
8
Ret
3

23
2
6
8
DNQ
Ret
11
DNQ
7
10
9
7
Ret
Ret
Ret
Ret
7
Ret
5

イギリスの旗 アロウズ-メガトロン
17
4
9
4
5
7
Ret
Ret
6
7
Ret
5
4
4
Ret
Ret
Ret

23
18
8
7
Ret
6
Ret
Ret
11
7
10
Ret
6
3
Ret
Ret
Ret
Ret
6

イギリスの旗 マーチ-ジャッド
15
Ret
15
Ret
Ret
Ret
Ret
8
4
8
5
Ret
8
Ret
7
10
Ret

22
16
Ret
Ret
10
16
5
DNS
9
Ret
5
Ret
3
5
2
Ret
Ret
6
7

イギリスの旗 ウィリアムズ-ジャッド
5
Ret
Ret
Ret
Ret
Ret
Ret
Ret

2
Ret
Ret
7
11
Ret
2
Ret
Ret

20
6
Ret
13
6
Ret
Ret
Ret
Ret
8
Ret
6
Ret
7
Ret
5
6
4
8

イギリスの旗 ティレル-フォード
3
Ret
14
5
DNQ
6
5
Ret
Ret
11
Ret
12
DNQ
Ret
Ret
12
Ret

5
4
DNQ
Ret
DNQ
DNQ
Ret
9
DNQ
16
DNQ
DNQ
DNQ
12
DNQ
DNQ
14
DNQ
9

ドイツの旗 リアル-フォード
22
Ret
Ret
Ret
Ret
9
4
10
Ret
13
Ret
Ret
Ret
Ret
Ret
Ret
8

3
10

イタリアの旗 ミナルディ-フォード
23
Ret
16
DNQ
DNQ
DNQ
6
15
15
DNQ
Ret
DNQ
Ret
Ret
Ret
13
7

1
24
Ret
11
Ret
11
13
Ret
NC
Ret
DNQ
10
DNQ
Ret
8
12
15
Ret
-

イギリスの旗 ローラ-フォード
29
Ret
12
7
9
DNQ
7
13
13
19
9
Ret
Ret
Ret
11
16
DNQ

0
30
Ret
17
Ret
Ret
10
Ret
Ret
14
Ret
12
9
Ret
Ret
14
9
10
-

イタリアの旗 ダラーラ-フォード
36
DNPQ
Ret
Ret
Ret
DNPQ
8
12
11
15
Ret
8
Ret
7
10
Ret
Ret

0
-

フランスの旗 AGS-フォード
14
Ret
10
Ret
12
Ret
Ret
Ret
Ret
Ret
Ret
10
Ret
9
Ret
8
11

0
-

イタリアの旗 コローニ-フォード
31
Ret
Ret
Ret
14
8
DNQ
DNPQ
DNPQ
DNPQ
13
Ret
DNQ
11
DNPQ
DNPQ
DNQ

0
-

フランスの旗 リジェ-ジャッド
25
Ret
DNQ
Ret
Ret
Ret
Ret
DNQ
18
17
Ret
Ret
13
10
Ret
17
Ret

0
26
9
DNQ
Ret
10
Ret
Ret
DNQ
DNQ
DNQ
Ret
11
DNQ
Ret
Ret
DNQ
9
-

イタリアの旗 オゼッラ-アルファロメオ
21
DNQ
DSQ
9
DNQ
DNQ
Ret
Ret
19
Ret
DNPQ
Ret
Ret
12
Ret
Ret
DNPQ

0
-

イタリアの旗 ユーロブルン-フォード
32
Ret
DNQ
Ret
13
Ret
Ret
Ret
DNQ
16
DNQ
DNPQ
DNPQ
DNPQ
DNQ
DNQ
Ret

0
33
Ret
NC
DSQ
DSQ
12
Ret
14
12
Ret
11
DNQ
DNQ
DNQ
13
DNQ
Ret
-

ドイツの旗 ザクスピード
9
DNQ
Ret
Ret
15
14
DNQ
DSQ
DNQ
14
DNQ
Ret
Ret
DNQ
DNQ
DNQ
Ret

0
10
DNQ
DNQ
DNQ
Ret
DNQ
DNQ
Ret
DNQ
12
DNQ
13
Ret
DNQ
DNQ
Ret
DNQ
順位
コンストラクター
車番

BRA
ブラジルの旗

SMR
サンマリノの旗

MON
モナコの旗

MEX
メキシコの旗

CAN
カナダの旗

DET
アメリカ合衆国の旗

FRA
フランスの旗

GBR
イギリスの旗

GER
ドイツの旗

HUN
ハンガリーの旗

BEL
ベルギーの旗

ITA
イタリアの旗

POR
ポルトガルの旗

ESP
スペインの旗

JPN
日本の旗

AUS
オーストラリアの旗
ポイント

コンストラクターズポイントは1位から順に6位まで 9-6-4-3-2-1 が与えられた。



シーズン詳細



開幕戦ブラジルGP

予選では地元のセナが、マクラーレン移籍初戦でPPを獲得、2位グリッドにはノンターボながらマンセルが入った。決勝でセナは、マンセルをオーバーヒートさせようと、故意にフォーメーション・ラップを極端にスローペースで行うが[5]、自分のマシンにシフトトラブルが発生。結果として、同様にトラブルの起きたカペリと共にピットスタートとなったセナは、25位から猛攻し2位まで追い上げたが、32周目に黒旗を提示され失格となった。その理由はメカニックが「グリーンランプ点灯後にマシンを乗り換えてはならない」という規定を忘れ、再スタート前にTカーに乗り換えさせてしまっていたことによるものだったが、本来ならその時点で失格処分を下すべきだったにもかかわらず、30周以上も走行させた末に黒旗を提示したことは物議を醸した(地元のセナを、極力長く走らせたかったとの解釈もある)。

レースは、プロストが予選3位からトップを奪い、そのまま優勝。2位にはフェラーリのベルガー、3位にはロータスに移籍したばかりのピケが入った。

第2戦サンマリノGP


第3戦モナコGP


第4戦メキシコGP


第5戦カナダGP


第6戦デトロイトGP


第7戦フランスGP


第8戦イギリスGP


第9戦西ドイツGP


第10戦ハンガリーGP


第11戦ベルギーGP


第12戦イタリアGP


第13戦ポルトガルGP


第14戦スペインGP


第15戦日本GP


1988年日本グランプリを参照

第16戦オーストラリアGP




トピック



  • 昨年まで参戦していた名門チームのブラバムが、BMWからのエンジンの提供を受けられなかったことからこの年のみ参戦を休止した。なお翌シーズンは復帰している。

  • この年デビューした有力選手はマウリシオ・グージェルミン。

  • 日本グランプリで鈴木亜久里がラルース・ローラからスポット参戦を行った。


  • 1985年シーズンからウィリアムズのスポンサーを行っていたキヤノンや、前年からマーチのスポンサーを始めた上記のレイトンハウスに加え、この年からロータスのスポンサーとなったセイコーエプソンなど、日本におけるF1ブームの始まりを受け多くの日本企業がスポンサーとなり始めた。また日本GPでは多くの弱小チームがスポットスポンサーを得た。



脚注




  1. ^ 単にこう呼ばれるが正式名称は無い。(イアン・バムゼイ 『世界のレーシングエンジン』 三重宗久訳、株式会社グランプリ出版、東京都新宿区、1990年、p.198。ISBN 4-906189-99-7。)


  2. ^ ベスト11戦がポイントランキングに数えられた。ポイントは有効ポイント、括弧内は総獲得ポイント。


  3. ^ Peter Higham, The Guinness Guide to International Motor Racing, 1995, page 6


  4. ^ Peter Higham, The Guinness Guide to International Motor Racing, 1995, page 126


  5. ^ 「1988年フジテレビF1総集編」等より。



外部リンク



  • 1988 Formula One results and images Retrieved from www.f1-facts.com on 23 November 2008






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