カネカ
カネカ大阪本社が入る中之島フェスティバルタワー | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 東証1部 4118 1949年10月31日上場 大証1部(廃止) 4118 1949年10月31日 - 2013年7月15日 名証1部 4118 |
本社所在地 | 日本 東京本社:東京都港区赤坂一丁目12番32号(アーク森ビル) |
本店所在地 | 〒530-8288 大阪府大阪市北区中之島二丁目3番18号 |
設立 | 1949年(昭和24年)9月1日 (鐘淵化学工業株式会社) |
業種 | 化学 |
法人番号 | 8120001059628 |
事業内容 | 化成品、機能性樹脂、発泡樹脂製品、食品、医薬品、医療機器、電子材料、太陽電池、合成繊維などの製造及び販売。建築工法のライセンス及び建築資材の販売。 |
代表者 | 代表取締役会長 菅原公一 代表取締役社長 角倉護 代表取締役副社長 田中稔 |
資本金 | 330億46百万円 |
発行済株式総数 | 350,000,000株 |
売上高 | 連結:5,482億2千2百万円 (2017年3月期) |
営業利益 | 連結:331億6千4百万円 (2017年3月期) |
経常利益 | 連結:274億2千6百万円 (2017年3月期) |
純資産 | 連結:3,215億5千1百万円 (2017年3月期) |
総資産 | 連結:5,929億円 (2017年3月期) |
従業員数 | 連結:9,666名 (2017年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口)5.17% (2017年3月31日現在) |
外部リンク | http://www.kaneka.co.jp/ |
株式会社 カネカ(英称:Kaneka Corporation)は、大阪府大阪市北区中之島と東京都港区赤坂に本社を置く日本の化学メーカーである。
目次
1 概要
2 沿革
2.1 1950年代まで
2.2 1960年代
2.3 1970年代
2.4 1980年代
2.5 1990年代
2.6 2000年代
2.7 2010年代
3 旧カネボウとの関係
4 事業所
5 主要製品
5.1 化成品部門[8]
5.2 機能性樹脂部門
5.3 発泡樹脂製品部門
5.4 食品部門
5.4.1 マーガリン類
5.4.2 ショートニング
5.4.3 食用油脂
5.4.4 チョコレート用油脂
5.4.5 ホイップクリーム
5.4.6 練り込みクリーム用
5.4.7 フィリング
5.4.8 冷凍生地
5.4.9 イースト
5.4.10 生地改良剤
5.4.11 香辛料
5.4.12 不凍タンパク質
5.5 ライフサイエンス部門
5.5.1 血管内治療[14]
5.5.2 検査機器
5.5.3 血液浄化[15]
5.5.4 理化学機器
5.5.5 機能性食品素材
5.5.6 医薬品原薬・中間体
5.5.7 バイオ医薬関連
5.5.8 バイオ医薬研究開発支援
5.6 エレクトロニクス部門
5.6.1 超耐熱ポリイミドフィルム
5.6.2 高精度光学フィルム
5.6.3 超高熱伝導グラファイトシート
5.6.4 複合磁性材料
5.6.5 積層断熱材
5.6.6 太陽光発電システム
5.6.7 木造住宅工法
5.7 合成繊維部門[30]
5.7.1 頭髪装飾用途(ファッションウィッグ・ドールヘアー)
5.7.2 パイル(エコファー・ぬいぐるみ等:モダアクリル繊維)
5.7.3 難燃・資材(防護服、産業資材、寝具、インテリア等)
5.7.4 新素材
5.8 新規事業開発
5.8.1 生分解性ポリマー
5.8.2 耐熱耐光透明樹脂
5.8.3 熱対策材料
5.8.4 有機EL照明パネル[32]
6 主要グループ会社
7 海外ネットワーク
8 広報活動
9 脚注・出典
9.1 注釈
9.2 出典
10 関連項目
11 外部リンク
概要
化成品、機能性樹脂、発泡樹脂、食品、ライフサイエンス、エレクトロニクス、合成繊維、医療機器事業を営む。最近では、老化の進行を抑制するとされるコエンザイムQ10のトップ原料製造メーカーとして有名。資生堂薬品・小林製薬・DHCなど各社に供給している。
社名は前身企業である鐘淵紡績(後の鐘紡を経てクラシエホールディングス、カネボウ化粧品)の創業地である東京都墨田区鐘ヶ淵にちなむ。創業から1961年までは同地の東京工場(鐘紡に売却後閉鎖)にて化粧品と医薬品を製造していた。
三井文庫の賛助会社である三井グループの企業である一方[注 1][2]、大和銀行(現・りそな銀行)が中心となって結成された企業グループ・大輪会にも加盟している[3]。
2017年度より、“素材からソリューション(Solution)へ”の変革を遂げるために、事業ドメインは4つのSolution Unitにまとめられた。
- Materials Solution Unit
- Quality of Life Solution Unit
- Health Care Solution Unit
- Nutrition Solution Unit (ここでNutritionは栄養ではなく「食」を意味する)
さらに各Solution Unitに属する事業部を、9つのSolutions Vehicleと呼称することとした。
- Vinyls and Chlor-Alkali Solutions Vehicle
(Vinyls and Chlor:ポリ塩化ビニル系樹脂等を製造していることに由来, Alkali:アルカリ性の苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を製造していることに由来)
- Performance Polymers Solutions Vehicle
- Foam & Residential Techs Solutions Vehicle
- E & I Technology Solutions Vehicle (E:Electronics, I:Information)
- PV & Energy management Solutions Vehicle (PV:Photovoltaic 太陽光発電)
- Performance Fibers Solutions Vehicle
- Medical Devices Solutions Vehicle
- Pharma & Supplemental Nutrition Solutions Vehicle
- Foods & Agris Solutions Vehicle
ここでSolutions Vehicleのen:Vehicle(英語)とは、エンジン付きの車がSolutionを提供し、成長の牽引車になることを表している。
加えて、2017年度より、
- Material Solutions Research Institute
- Health Care Solutions Research Institute
- IoT Solution 室 (IoT:Internet of Things モノのインターネット)
- 住宅Strategic Unit
などが設けられた。
沿革
1950年代まで
- 1949年(昭和24年)
- 鐘淵紡績より分離、資本金2億円で創立。塩化ビニル樹脂「カネビニール」を開発。
- 1950年(昭和25年)
- 大阪工場に「カネビニール」プラント完成、量産開始。塩ビ被覆電線を阪本工場(現:滋賀工場)で生産開始。
- 1952年(昭和27年)
- 溶液型塩化ビニル樹脂「カネビラック」を開発、大阪工場で生産開始。
- 1953年(昭和28年)
- 高砂工業所でマーガリンに加えて、ショートニングの本格生産開始。滋賀工場で軟質塩化ビニールコンパウンド「カネビニールコンパウンド」を生産開始。
- 1954年(昭和29年)
ポリ塩化ビフェニルの「カネクロール」を製造開始[4][5]
- 1957年(昭和32年)
- アクリル系合成繊維「カネカロン」を開発・高砂工業所で生産開始。
- 1958年(昭和33年)
デミング賞実施賞受賞
1960年代
- 1960年(昭和35年)
- 高砂工業所に「カネビニール」プラント完成・稼働。
- 1961年(昭和36年)
- チョコレート用油脂「ベルコ」を開発、高砂工業所で生産開始。
- 1964年(昭和39年)
- MBS樹脂「カネエースB」を開発、高砂工業所で生産開始。
- 1965年(昭和40年)
- 発泡性スチレン樹脂「カネパール」を開発、高砂工業所で生産開始。カネカロン洋かつら「フォンテーヌ」販売開始(1985年譲渡)。
- 1966年(昭和41年)
- 大阪工場で硬質塩化ビニールコンパウンド「カネビニールコンパウンド」を生産開始。耐熱ABS系樹脂「カネカMUH」を開発、高砂工業所で生産開始(2001年譲渡)。
- 1967年(昭和42年)
- 塩化ビニールペースト樹脂「カネビニールペースト」を開発、大阪工場で生産開始。
- 1968年(昭和43年)
- ヨーロッパ事務所・ニューヨーク事務所を設置。耐熱塩化ビニル樹脂「耐熱カネビニール」を開発、大阪工場で生産開始。高砂工業所にオキシ法塩化ビニルモノマープラント完成・稼働。
カネミ油症事件発生
1970年代
- 1970年(昭和45年)
- 押出発泡スチレンボード「カネライトフォーム」を開発、大阪工場で生産開始。カネカベルギー設立。
- 1971年(昭和46年)
- 鹿島工場に「カネパール」プラント完成・稼働。カネカアメリカ設立。
ポリ塩化ビフェニールの製造を中止。あわせて既流通分を回収[6]。結果、1975年(昭和50年)までに5,541 tを回収した[6]。
- 1972年(昭和47年)
- 発泡スチレンペーパー「カネファイン」(2009年譲渡)を開発、大阪工場で生産開始。難燃ABS系樹脂「エンプレックス」を開発・企業化。
- 1973年(昭和48年)
- ビーズ法発泡ポリエチレン成形品「エペラン」を開発、大阪工場で生産開始。高分子複合磁性体「カネカフラックス」を開発、滋賀工場で生産開始。カネカベルギーにMBS樹脂プラント完成・稼働。
- 1974年(昭和49年)
- 肝臓薬バルク「グルタチオン」を発酵法により開発、高砂工業所で生産開始。
- 1974年(昭和49年)〜1976年(昭和51年)
- 兵庫県高砂市高砂西港に堆積したPCB(ダイオキシン類)汚染底質を隣接企業の三菱製紙とともに浚渫し、現地周辺に盛り立てた[7] 。
- 1977年(昭和52年)
- 代謝性強心剤バルク「ユビデカレノン (CoQ10) 」を発酵法により開発、高砂工業所で生産開始。
- 1978年(昭和53年)
- 鹿島工場に「カネライトフォーム」製造設備完成・稼働。耐候性MMA系フィルム「サンデュレン」を開発、大阪工場で生産開始。
- 1979年(昭和54年)
- カネカシンガポール設立。変成シリコーンポリマー「カネカMSポリマー」を開発、高砂工業所で生産開始。カネパール畳(現:カネカケンテック)設立。
1980年代
- 1980年(昭和55年)
- 医薬中間体HPGを企業化(カネカシンガポール)。
- 1981年(昭和56年)
- 変成シリコーンポリマー「カネカMSポリマー」の分子設計と工業化で、1980年度高分子学会賞受賞。
- 1982年(昭和57年)
- プラスチックサッシ「エクセルウインド」製造設備が北海道カネカで完成・稼働(2008年譲渡)。カネカテキサス(現:カネカノースアメリカ)設立。
- 1983年(昭和58年)
- 「カネカロン」のフェイクファーが日経優秀製品賞の日経流通新聞賞を受賞。「AMMPA」(血圧降下剤中間体)を企業化。アクリルシリコン系ポリマー「ゼムラック」を開発、高砂工業所で生産開始。
- 1984年(昭和59年)
- 「カネカロン」新難燃強化繊維技術で繊維学会・技術賞受賞。アモルファスシリコン太陽電池を開発、滋賀工場で企業化。超耐熱性ポリイミドフィルム「アピカル」を開発、滋賀工場で生産開始。カネカテキサスにMBS樹脂プラント完成・稼働。
- 1985年(昭和60年)
- ビーズ法発泡ポリプロピレン「エペランPP」を開発、鹿島工場で生産開始。カネカベルギーに「エペラン」プラント完成・稼働。
- 1986年(昭和61年)
- 血液浄化システムを企業化、膜型血漿分離器「サルフラックス」とLDL(低密度リポタンパク)吸着器「リポソーバー」を生産開始。β-ヒドロキシ脂肪酸で日本発酵工学会斉藤賞を受賞。名古屋営業所設立。
- 1987年(昭和62年)
- カネカドイツ(現:カネカファーマヨーロッパ)設立。カネカロン原液着色紡糸法で繊維学会・技術賞受賞。宮城樹脂設立。
- 1989年(平成元年)
- 滋賀電子設立。アライドアピカル社(現:カネカノースアメリカ)設立。血液浄化システムの開発と工業化で1988年度高分子学会賞受賞。射出成形用改質PET樹脂「ハイパーライト」を開発、大阪工場で生産開始。
1990年代
- 1990年(平成2年)
- カネカテキサスで「エペラン」「エペランPP」生産開始。アライドアピカル社で「アピカル」生産開始。カネカ東北建材(現:カネカケンテック)設立。
- 1991年(平成3年)
全身性エリテマトーデス治療用の吸着器「セレソーブ」発売。
- 1992年(平成4年)
- 「カネカMSポリマー」の発明で全国発明表彰・発明賞を受賞。上海鐘淵化学応用技術設立。
- 1993年(平成5年)
- 九州カネカロン・兼松・東洋紡の合弁で、南通昇陽毛紡有限公司を設立。「アピカルNPI」近畿化学協会化学技術賞受賞。「プロテックス」繊維学会技術賞受賞。カネカメディックス設立。
- 1994年(平成6年)
- 標津化成(現:カネカ北海道スチロール)設立。透析アミロイド症治療用の血液浄化器「リクセル」製造承認取得。カネカファーマヨーロッパ設立、カネカエンジニアリング設立。
- 1995年(平成7年)
- 光学用透明フィルム「エルメック」を企業化。北海道カネパール設立、カネカマレーシア設立。カネカエレクテック設立、カネカクリエイティブコンサルティング設立、カネカリサーチアソシエイツ設立。
- 1996年(平成8年)
- カネカデラウエア設立、カネカプラスチックス設立。カネカエペラン設立。サンポリマー設立(2009年譲渡)。
- 1997年(平成9年)
- 九州カネライト設立。カネカマレーシアでエペラン、MBS樹脂の生産を開始。カネカハイテックマテリアルズ(現:カネカノースアメリカ)を設立し、アライドアピカルの事業を引き継ぐ。ポリイソブチレン系液状樹脂「エピオン」プラントが鹿島工場に完成。カネカファーマアメリカ設立。カネカベルギーで「MSポリマー」生産開始。
- 1998年(平成10年)
- 中国上海市に鐘化咨詢(上海)有限公司(現:カネカ上海)設立。
- 1999年(平成11年)
- カネカペーストポリマー設立。
2000年代
- 2000年(平成12年)
- ISO14001国内4工場取得完了。紋別化成設立。カネカテキサスのエペラン新工場がミシガン州に竣工。「カネライトフォーム」がISO9001を取得、関連する全部門にわたる品質保証は業界初。太陽光発電システム「カネカエーシック」の国内販売開始。研究実験棟が竣工、ライフサイエンス分野の研究部門を集約。「カネライトフォーム」が保温板3種で初めてノンフロン・ノンハロゲン発泡剤タイプの開発に成功。カネカマレーシアにて「カネカペーストポリマー」が稼動。
- 2001年(平成13年)
- カネカエペラン販売設立。
- 2002年(平成14年)
- 大阪合成有機化学研究所の株式取得。機能性食品素材<カネカ・コエンザイムQ10>発売。大面積採光型「カネカ シースルータイプ太陽電池」発売。国産初となる脳動脈瘤塞栓用コイルを発売開始。
- 2003年(平成15年)
- 蛋白繊維を開発し、青島海華繊維有限公司設立。蘇州愛培朗緩衝塑料有限公司設立。レーザーで3次元の光導波路を形成できるイミド系フィルムを開発。
- 2004年(平成16年)
- 「鐘淵化学工業株式会社」から「株式会社カネカ」に商号変更。
- 2005年(平成17年)
- 業界初、塩素含有アクリルグラフト共重合樹脂「PRICTMER」の開発に成功。
- 2006年(平成18年)
- 世界初、ポリアクリレート系反応硬化型テレケリック液状樹脂の工業化に成功。独自のナノコンポジット技術による新規射出成形用樹脂の開発に成功。独自技術によるエポキシ樹脂用新規モディファイヤーの開発に成功。
- 2007年(平成19年)
- カネカファーマベトナム、KSSベトナム竣工稼動。心臓疾患治療用のバルーンカテーテルにおいて、国内最少サイズの製品を開発。
- 2008年(平成20年)
- 国内全生産拠点で2年連続、廃棄物ゼロエミッションを達成。高エネルギー光に対する耐性と強度を持つ新たな透明樹脂「ILLUMIKA」を開発。超高熱伝導グラファイトシート「Graphinity」を開発。
- 2009年(平成21年)
- 太陽電池・薄膜研究所を設立。ケイ・エム・トランスダーム設立。
2010年代
- 2010年(平成22年)
- 電気絶縁性と熱伝導性を有した新規「絶縁熱伝導性樹脂」開発。業界初となる、ケミテックと共同でデュアル硬化タイプのUV・湿気硬化型接着剤を開発。カネカインディア設立。カネカユアヘルスケアにて健康補助食品(サプリメント)の通信販売を開始。ベルギーのバイオテクノロジー企業Eurogentec社と資本提携。有機EL照明デバイス事業を本格展開、OLED青森設立。発泡樹脂製品部門の販売会社5社を3社(羽根、カネカケンテック、カネカフォームプラスチックス)に再編。ジーンフロンティア設立。カネカイノベイティブファイバーズ設立。
- 2011年(平成23年)
- 100%植物由来バイオポリマーの生産実証設備が竣工稼働(高砂工業所)。平成22年度高分子学会賞(技術部門)を受賞。大阪大学内に「カネカ基盤技術協働研究所」を開設。カネカモディファイヤーズドイチュラント設立。台湾鐘化股份有限公司設立。カネカコリア設立。高耐熱性炭素繊維強化複合材料向け新規熱硬化型イミド樹脂を開発。第21回太陽光発電国際会議賞を受賞
- 2012年(平成24年)
- アジア統括会社として鐘化企業管理(上海)、および米州統括会社カネカアメリカズ設立。抗体医薬品精製用プロテインAクロマトグラフィー担体を発売開始。鐘化(佛山)化工有限公司設立。カネカアピカルマレーシア設立。不凍タンパク質の冷凍麺市場での販売を開始。
- 2013年(平成25年)
- カネカサウスアメリカをブラジルに設立。カネカフーズインドネシア設立。「カネカUS(ユーエス)マテリアル・リサーチ・センター」を開設。間葉系幹細胞分離デバイスの欧州での販売を開始。
- 2014年(平成26年)
- 世界最高水準の寿命約5万時間と色変化の少ない有機EL照明パネルを販売開始。流涙症治療用涙道チューブ「LACRIFLOW」を米国で販売開始。経皮的冠動脈形成術用カテーテル「IKAZUCHI Zero」を開発、販売開始。
- 2015年(平成27年)
- 国連前事務総長アナン氏が提唱した国連グローバル・コンパクトに署名。EMEA地域(欧州、中東、及び アフリカ)での事業展開を加速するために、欧州統括会社カネカヨーロッパホールディングスカンパニーを設立。テルモ株式会社と共同開発した末梢血管用PTAバルーンカテーテルを米国で販売開始。カネカMSマレーシアを設立し、「カネカMSポリマー」の生産設備を新設。神戸MI R&Dセンター内に、再生・細胞医療に特化した研究開発拠点を設置。
- 2016年(平成28年)
- セメダイン株式会社の株式を取得、連結子会社化。アフリカでの事業展開を加速するために、ガーナに駐在員事務所を開設。カネカUSイノベーションセンターを設立。
- 2017年(平成29年)
- カネカ北海道を設立
旧カネボウとの関係
1949年9月1日、鐘淵紡績株式会社の企業再建整備計画の認可に基づき、同社の非繊維事業すべてを分離して鐘淵化学工業株式会社が新しく設立された。当時から略称は「カネカ」で、そのロゴは「カネボウ」と同一のデザインを使用。当初は苛性ソーダ、搾油、食用油、酵母、食品類、製紙、和紙、エナメル電線、デンプン等きわめて多岐な事業を営んでいた。1961年まで化粧品、1971年まで石鹸・シャンプー類を製造販売していたが、化粧品・石鹸事業とも鐘紡本体に買い戻され両事業を手放す。そしてプラスチック素材および化成品、食用油・食品、酵母以外の事業・製造拠点をともに順次整理して現在に至る。
現在はカネカ・クラシエホールディングス・カネボウ化粧品の三社間に資本関係・人的関係は無い。コエンザイムQ10の供給に関しても、クラシエやカネボウ化粧品ではなく、その同業他社である資生堂グループと業務提携している。
事業所
- 大阪本社(大阪市北区)
- 東京本社(東京都港区)
- 名古屋営業所(名古屋市東区)
- 高砂工業所(兵庫県高砂市) - 主力生産拠点。塩ビモノマー・食品・医薬品など
- 大阪工場(大阪府摂津市) - 発泡樹脂製品、血液浄化システム、血管内治療機器、特殊塩化ビニル樹脂など
- 滋賀工場(滋賀県大津市) - エレクトロニクス素材
- 鹿島工場(茨城県神栖市) - 合成樹脂製品
- 研究所:高砂、大阪
- 海外:アメリカ、ベルギー、ドイツ、シンガポール、マレーシア、オーストラリア、中国、ベトナムなど
主要製品
化成品部門[8]
- 化成品(一般工業用、中和剤、水道用消毒剤、漂白剤など) - 苛性ソーダ、一般次亜塩素酸ソーダ、低食塩次亜塩素酸ソーダ、ハイパークロル®(低臭素酸、低塩素酸品)、結晶次亜塩素酸ソーダ、純塩酸、合成塩酸、副生塩酸、希硫酸、塩化ビニルモノマー
塩化ビニル樹脂(建材、電線・ケーブル、レザー・シート、産業資材、ライフライン、梱包など。カネカは日本で初めて独自技術で量産化に成功) - カネビニール®Sシリーズ(ストレートPVC)、カネビニール®KSシリーズ(高重合度PVC)- 架橋塩化ビニル樹脂(艶消し電線、ケーブル、艶消し自動車内装部品、シート、フィルム、フィルム、シートのブロッキング防止剤など) - カネカXEL®シリーズ、カネビニール®Kシリーズ、カネビニール®ペーストXシリーズ(塩ビペースト樹脂)
- 塩ビ-酢ビ系樹脂(二次成型用シート(クレジットカード)、床材、接着剤、インク、塗料、アルミフィルムのヒートシール剤、メタルコーティング剤など) - カネビニール®Mシリーズ(酢ビコポリマー)、カネビニール®HMシリーズ(高酢ビコポリマー)、カネビニール®T5シリーズ(ターポリマー)
- 塩ビペースト樹脂(壁紙、床材、カーペット、電気部品、自動車部品、各種レザーなど) - カネビニール®ペーストPSHシリーズ(高K値):顆粒品・粉砕品、カネビニール®ペーストPSMシリーズ(中K値):顆粒品・粉砕品、カネビニール®ペーストPSLシリーズ(低K値):顆粒品・粉砕品、カネビニール®ペーストPCHシリーズ(酢ビコポリマー):顆粒品・粉砕品、カネビニール®ペーストPBMシリーズ(ブレンド樹脂):粉砕品
- 塩素系アクリルグラフト共重合樹脂(メディア用フィルム、広告用ラベル、防水シート、防汚フィルムなど)- PRICTMER®GX
- 塩ビ系共重合樹脂 MR(磁気テープのバインダー)
- 塩素化PVC - 耐熱カネビニール®Hシリーズ(給湯用パイプ・継ぎ手、産業用パイプ・継ぎ手、スプリンクラー用パイプおよび継ぎ手、電力ケーブル収納用の地中埋設パイプ、フィルム・シート、フィルター、機器類、接着剤など)
- 塩ビコンパウンド(建材、電線・ケーブル、自動車部品、押出製品、射出製品など)
機能性樹脂部門
- 塩ビ強化用樹脂(塩ビ樹脂の透明性と耐衝撃性の強化) - カネエース®B[9](1972年 高分子学会賞)
- 汎用エンプラ強化用樹脂(ポリカネートなど非塩ビ系樹脂の耐衝撃性の強化) - カネエース®M
- 耐候性/耐衝撃性改良用樹脂(塩ビ樹脂の耐候性向上) - カネエース®FM
- 耐熱性改良用樹脂(塩ビ樹脂の耐熱性向上) - カネカテルアロイ®
- 塩ビ加工性改良用樹脂(塩ビ樹脂の加工性の向上) - カネエース®PA[10]
- 変成シリコーンポリマー(建築用変成シリコーン系シーリング材のベースポリマー) - カネカMSポリマー®(1980年 高分子学会賞)
- アクリルシリコン系ポリマー(塗料・コーティング材のベースポリマー) - ゼムラック®
- 粘・接着剤ベースポリマー(弾性接着剤のベースポリマー) - サイリル®
- 塩ビ系・アクリル系溶液型樹脂(塗料・コーティング材・接着剤のベースポリマー) - カネビラック®
- 末端反応型液状アクリル樹脂(接着剤・コーティング材・液状ガスケット等のベースポリマー) - KANEKA XMAP®
- テレケリックポリアクリレート(高性能シーリング材のベースポリマー) - カネカTAポリマー®
- 射出成形用エンジニアリング樹脂(電子機器、OA機器、家電・自動車部品等) - ハイパーライト®
- 耐侯性MMA系フィルム(自動車加飾フィルム、反射シート、光学フイルム等) - サンデュレン®
- イソブチレン系熱可塑性エラストマー(制振性能を活かした粘弾性ダンパー等や、ガスバリア性を活かしたシール材等) - SIBSTAR®
- エポキシ樹脂用改質材(エポキシ樹脂の強靭性・耐久性を強化) - カネエース®MX
発泡樹脂製品部門
- ビーズ法発泡ポリプロピレン(自動車用部材、緩衝梱包資材等)- エペランPP®
- ビーズ法発泡ポリエチレン(世界で初めてカネカが開発に成功したビーズ発泡法による発泡ポリエチレン) - エペランXL®(緩衝包装資材)、エペランAXL®(帯電防止グレード)
- ビーズ法発泡ポリスチレン - カネパール® FQ(貯湯タンク向け断熱)、カネパール® HS,カネパール® U,カネパール® SBB(各種緩衝材)、カネパール® AX,カネパール® MK(鋳造模型用途)、ヒートマックス® HM,ヒートマックス® HM5(耐熱・断熱グレード)、カネパール® NSG(農水産用)、カネパール® K(緩衝材向け成形ブロック)、カネパール® VF(建材向け各種成形品(自己消火性))、カネパール® HD(低発泡成形トレー)、カネパール® YD(床暖房部材)
- 押出発泡ポリスチレンボード(各種用途向けノンフロン断熱材) - カネライトフォーム®[11](ビルや工場、住宅をはじめ冷凍倉庫などの断熱材。ノンフロン・ノンハロゲン発泡剤タイプの開発に保温板3種で初めて成功。畳や襖用芯材等)
- カネライトフォーム関連製品 - カネライトインサー®(カネライトフォームに溝を切込み伸縮性をもたせた木造住宅用断熱材)、カネライトオメガ®(住宅用断熱材)、ドマライト®(防湿フィルム付き断熱材)、Kスラブ®(型枠兼用断熱材)、カネライトパネル®(断熱、結露防止用複合板)、カネライトフォーム®スーパーE-AK(冷凍冷蔵庫用)、カネライトフォーム®スーパーE-BK(屋上外断熱工法)、カネライト畳®(建材畳)、カネライトフォーム®ロードライト®(凍上防止)
- カネパール関連製品 - カネパール®ソイルブロック(発泡スチロール土木工法(盛土の代替)に使用する大型の発泡スチロール)
- 耐水型高発泡浮床緩衝材 - PSブロック®(防音・防振を必要とする浮床工法用)
食品部門
マーガリン類
- マーガリン - 汎用マーガリンの他、洋菓子用に開発された「ノヴァ®」、ベーカリー用の「ヴィオロン®」などがある。
- 圧力晶析マーガリン「パプレ®」シリーズ---深海5,000mに相当する高い圧力を利用し、油脂結晶を析出させることで、油分の多いタイプ、水分の多いタイプ等、新たな物性・機能を持たせることが可能。また健康志向を意識した原料配合のロールインマーガリンが可能になった。
- コンセブール® - バターの香りとコク味を大幅に付与した、独自開発の「香味材」を使用した新しいマーガリン。香味材の添加量をコントロールすることで、バターに近い自然な風味を得ることが可能となり、パンや菓子の焼成後もバターの味・香りが長く保持されることが特徴。
- 機能性練り込み用 - ひんやりソフト、コンソール®シリーズ、ルガトーソフト、マークス®レオ
- 練り込み用 - コンセブール®シリーズ、アラアルデンヌ®シリーズ、パルル®シリーズ、エルドフレッシュシリーズ、セベリアーノ®シリーズ、ファイアン®シリーズ、PMバームマーガリンM、ノヴァ®シリーズ
- ロールイン用 - ロールインマーガリン セベリアーノ®、RMコンセブールシリーズ、パプレ®シリーズ、ヴィオロン®エンペラーシリーズ、
- バタークリーム用 - パスポート®シリーズ
- シューパフ用 - シューエクセル®シリーズ
- スポンジ用 - クレビス®、ハイメル、NSM®、NSO、シルクアップ®
- サンド・フィリング用 - ネオマーガリンシリーズ、マーベラン®シリーズ、
- 調理用 - レストリア®シリーズ
ショートニング
- カネカショートニング - パンや菓子の口あたりの決め手になるショートニングは、加工性のよさ・均質性で業界で高い評価を得ている。
- オールマイティ - エバーライト®、ナチュラルショート、ライスショート、スノーライト®、エンゲージ®ショート、ノヴァショート・シルクスター®
- 練り込み用 - コンソール®ショートG、パールショートGZJ、パンショート、カネカVショート
- フライ用 - ビグネット®
- スポンジ用 - マリーパート®、Nスーパーブレンド、タフブレンド
食用油脂
- ラード - カネカ調製ラード、カネカ純製ラード
- 食用油脂 - ベルコート®N
- 調理用 - ベイハンオイル、調理炒め油脂、炒飯用油脂
- フライ用 - プライモールシリーズ
- アイスクリーム用 - ローザンアイスシリーズ
チョコレート用油脂
- ベルコ® - カカオ脂に近い化学組成を持つグリセライド組成をさらにコントロールし、夏期にもべとつかないなどの改良を加えている。
- チョコレート用 - ベルコ®シリーズ、ハイベル®SVM-LT
ホイップクリーム
- ラシェンテ® - 植物油を主原料とする新しいクリーム。高度な乳化技術と、乳本来の自然な風味を保持したまま滅菌するカネカ独自の「フレッシュAsp製法」により生クリームの自然な風味を持たせた。
- ホイップクリーム - ラシェンテ®シリーズ、シグナ®シリーズ、FX003、NACR、フレッシュホイップシリーズ
練り込みクリーム用
- フランジェ® - 自然で濃厚な乳風味を備え、牛乳や生クリームの代替に使用できる製品
- 練り込み用クリーム - フランジェ®シリーズ
- 濃縮加工乳 - ミルレックス®200
- 練り込みクリーム - サワークリーム35
フィリング
- 冷凍ホイップ済みクリーム - シャンティイ
- バタークリームタイプ - BTシリーズ、BLシリーズ、ロアンゼ®シリーズ
- フラワーペーストタイプ - エルエット®シリーズ、ELシリーズ、アルデオ®エクセレントカスター、シェフカスター®シリーズ、ビビアン®シリーズ
- アイシング用クリーム - アイシングシリーズ
- ジュレタイプ - ジュレルシリーズ
- シート状風味素材 - ファベルシリーズ
- チーズフィリング - CPAシリーズ、ラクノア®シリーズ
- チョコレート類 - ベルモード®シリーズ、カカオペーストDX
- チョコレート利用食品 - ベルフローラ®シリーズ、フレッシュチョコシリーズ
- 抹茶風味素材 - 宇治抹茶ペーストDX
- 調理フィリング - DC森の幸クリームシチュー、DFシリーズ、デリファインサルサ味、RNシリーズ
冷凍生地
- 冷凍生地 - 冷凍パイ生地、PUFF500、包餡機用パイ生地HNPN、バター調製品、冷凍メロン皮生地、冷凍タルト生地、冷凍ケーキマフィン、冷凍トッピング生地、冷凍アーモンドクリームALC3、冷凍成型アップルパイ
イースト
- パン酵母カネカイースト---パンをつくる上で、なくてはならないイースト。60年以上の歴史の中で培われた培養技術、育種技術のもと安心安全で多機能なイーストをラインナップ。
- イースト - カネカイースト、カネカインスタントドライイースト。
生地改良剤
- カネカイーストフードC、カネプラスC®、エスタイムC®、カネカドウインプルーバーEF4
香辛料
- 惣菜・デリカ商品に欠かせないスパイスや調味素材など個性あふれる素材群
不凍タンパク質
- カネカ不凍タンパク質[12]---カイワレ大根から抽出した安心・安全な不凍タンパク質。加工食品の冷凍保存においては、食品のおいしさや食感の低下を引き起こす「冷凍障害」がしばしば問題となります。カネカの不凍タンパク質を添加することで氷結晶の成長を抑制し、解凍後の品質が維持。
- ※岐阜県岐阜市のカネカ食品[13]・宮城県気仙沼市のカネカシーフーズとは無関係
ライフサイエンス部門
血管内治療[14]
- 血管内治療用カテーテル---心臓、脳、四肢などの病変部血管に細いチューブを挿入して血管内で疾患を治療するカテーテル。PTCAバルーンカテーテルなど治療法毎に多数の製品を開発。
- 脳動脈瘤治療用塞栓コイル - EDコイル
- PTCAバルーンカテーテル - IKAZUCHI®シリーズ、RAIDEN®、RYUSEI®
- 血栓吸引カテーテル - Thrombusterシリーズ
- 貫通カテーテル - 一番槍®、CRUSADE®
- PTAバルーンカテーテル - 大銀杏®II、YOROI®、SHIDEN®
- マイクロカテーテル - 一番槍®PAD
- ガイドワイヤー - TEN-NYO®、RUBY PT
- インフレーションデバイス - カネカインフレーションデバイス
検査機器
- 皮膚灌流圧測定機器 - SensiLase PAD3000
血液浄化[15]
- 血液浄化システム---血液から血漿を分難し、病因物質だけを選択的に除去して、浄化された血液を再び体内に戻すシステム。
- 吸着型血漿浄化器 - リポソーバー® LA-15、リポソーバー® LA-40S(LDL吸着器、1988年 高分子学会賞)、セレソーブ®(SLE治療用吸着器)
- 透析アミロイド症治療用血液浄化器 - リクセル® / S-15、S-25、S-35
- 膜型血漿分離器 - サルフラックス®FP
- 血漿交換療法用回路 - NK-M3R
- 血漿浄化装置 - MA-03
理化学機器
- 細胞分離デバイス - 骨髄間葉系幹細胞分離デバイス[16]
- 細胞培養機器 - 閉鎖型自動細胞培養装置[17]
機能性食品素材
- 還元型コエンザイムQ[18]---カネカQH®。世界に先駆けて還元型コエンザイムQ10のバルク及びソフトカプセルにおける安定化技術の開発に成功。健康なヒトの血液に含まれるコエンザイムQ10の90%以上が還元型であり、還元能力が低下している中高年の健康維持役立つ。
- コエンザイムQ10---カネカ・コエンザイムQ10®。独自に開発した発酵法という製法により酵母から抽出された機能性食品素材。サプリメント等を含む様々な食品の素材として、市場から広く注目を集めている。
- 甘草抽出物[19]---カネカ・グラボノイド。食品用などに幅広く使用されている甘草より抽出したポリフェノールを主成分として、カネカ独自技術で開発した機能性食品素材。中高年齢層の健康維持を狙いとし、サプリメント、ドリンク類などの幅広い食品への展開が可能。
- 乳酸菌末、乳酸菌(殺菌)末[20]---カネカ・ラブレ。京漬物の「すぐき漬け」から分離した乳酸菌です。ラブレ菌の生菌は生存力が優れており、特に腸液内での生存性が高いことが特徴。また、より製品加工のしやすい殺菌体も開発し、サプリメントへの活用の他、多様な一般食品への配合が可能。
- N-アセチルグルコサミン[21]---ヒアルログルコ®。エビやカニの殻に含まれるキチンから食品に利用されている安全性の高い酵素を用いて製造。ヒアルログルコは、体内でヒアルロン酸の合成等に活用。
医薬品原薬・中間体
- 1970年代より、バイオテクノロジーと合成テクノロジーの双方を駆使する事で、キラル化合物のような供給源に制約ある化合物を多く製造。また、医薬品原薬・中間体の供給においては、この経験と技術力が評価され、世界中の製薬会社と深い信頼関係を構築。
- 日局ユビデカレノン - ユビデカレノン「カネカ」®
- 半合成ペニシリン中間体 - HPG-KANEKA
- その他の原薬・中間体 - 医薬品原薬・中間体のサイト
バイオ医薬関連
- プロテインA担体---バイオ技術と合成技術を融合し、高い抗体吸着容量およびアルカリ耐性を実現した新たな抗体医薬精製用アフィニティー担体であるプロテインA担体を製造販売[22]
バイオ医薬研究開発支援
- バイオ医薬・診断薬の受託製造--- Eurogentec S.A.(本社:ベルギー リエージュ)[23]と資本提携し、核酸・ペプチド・タンパクなどのバイオ医薬・診断薬の受託製造。
- バイオ医薬の創薬シーズ探索---ジーンフロンティア株式会社(本社:千葉県柏市)[24]にて、カスタムモノクローナル抗体の作製サービス、バイオ技術を応用した製品の提供の他、次世代バイオ医薬の探索ツールとして、スキャフォールドライブラリーの開発
エレクトロニクス部門
超耐熱ポリイミドフィルム
- 超耐熱性の高機能性フィルム。航空機や機関車等のモーターの耐熱性絶縁材料、ビデオやカメラなどの小型化を可能にしたフレキシブルプリント配線板の基板材料として使用。
- フレキシブル銅張積層板、カバーレイフィルム、FPC用補強板、耐熱保護フィルム、航空機用電線被覆材料、モーター・発電機用電線被覆材料 - アピカル®[25]、ピクシオ®(2層銅張積層板材料)
高精度光学フィルム
- 透明で光学的等方性がある耐熱性フィルム。従来のプラスチックフィルムにない特徴を活かして、液晶表示用基板や偏向板の支持フィルムなど、ガラスに代わって使われることが期待される製品。
- 光学ディスプレイ用位相差フィルム、円偏光型3Dメガネ用位相差フィルム - エルメック®[26]。
超高熱伝導グラファイトシート
- 高分子設計技術と高温での焼成技術をベースに開発された高耐熱高結晶性グラファイトシート。銅の3倍に匹敵する熱伝導率を示し、高いフレキシブル性を有しています。モバイル電子機器をはじめ様々な用途の熱拡散・放熱に威力を発揮。
- モバイル電子機器用ヒートスプレッター - グラフィニティ®[27]
複合磁性材料
- 合成樹脂で自由な成型を可能にした高分子複合磁性材料。レーザープリンターや複写機に用いられるマグネットローラ。
- マグネットローラ - カネカフラックス®。
積層断熱材
- 宇宙用積層断熱材、超電導電線用積層断熱材、極低温容器用積層断熱材 - スーパー・インシュレーション:SI
- 又は真空多層断熱材(マルチレイヤーインシュレーション:MLI)とも呼ばれる。それらの材料販売、設計製造、
- 施工指導を受諾している。これまでに多くの宇宙プロジェクトやNEDOプロジェクトにサプライヤとして協力した実績がある。
太陽光発電システム
- 住宅用太陽光発電システム(薄膜シリコン太陽電池)---長年の研究開発により、屋根材そのものの機能を持ち合わせ、景観への一体化を実現した「瓦一体型太陽電池 VISOLA」。そして「化粧スレート瓦専用太陽電池Soltilex」。落ち着いた色調で、住まいの外観を損なうことなく、幅広い感度帯域で、太陽光をしっかり吸収。
- 一般住宅用太陽光発電システム[28] - VISOLA®(瓦一体型)、SoltileX®(化粧スレート瓦専用)、GRANSOLA®(据置型)
- 公共産業用太陽光発電システム - シースルータイプ太陽電池、GRANSOLA®(据置型)。
木造住宅工法
- 外断熱・二重通気工法---カネカの省エネ技術を結集した、快適な住宅のための木造建築システムです。日本の四季に適応した自然で健康的な住み心地を提供。
- ソーラーサーキットの家®[29]
合成繊維部門[30]
頭髪装飾用途(ファッションウィッグ・ドールヘアー)
- 人毛に似た風合いを生かしてヘアウィッグ、ドールヘアーに広く使用されている
- 頭髪装飾用途・ドールヘアー - Kanekalon®(カネカロン)
- 頭髪装飾用途 - Advantage、futura®、ULTIMA®
パイル(エコファー・ぬいぐるみ等:モダアクリル繊維)
- 獣毛に似た風合いと難燃性を併せ持つアクリル系繊維。その優れた機能で、世界市場で圧倒的なシェア。
- ファー素材、インテリア素材 - Kanecaron®(カネカロン)
- エコファー素材 - カネカロン®ラストラスファー
難燃・資材(防護服、産業資材、寝具、インテリア等)
- 素材として燃えにくい特性を生かして天然素材との組み合わせでカーテン用、防護服用素材として使用。
- 難燃素材繊維 - Kanecaron®(カネカロン)、Protex(プロテックス)
新素材
- イオン吸着体、コラーゲン繊維など、革新的な次世代繊維の開発 - Kanecaron®(カネカロン)
新規事業開発
生分解性ポリマー
- 植物油脂等のバイオマスを主原料とした生分解性ポリマーで、最終的には炭酸ガスと水に分解。優れた耐熱性、生分解性を持ち、農業・土木資材、自動車内装材、電気機器など幅広い用途への利用が期待され、二酸化炭素の排出量削減や環境保全に貢献。
- 100%植物由来で軟質性、耐熱性を有する世界初のバイオポリマー - アオニレックス®
耐熱耐光透明樹脂
- 耐熱耐光透明樹脂---有機成分と無機成分を分子レベルでハイブリッド化させ、高エネルギー光に対する耐性と強度を兼ね備えた新規ケイ素系の熱硬化性樹脂。各種センサーの封止剤、光学用接着剤、レンズなどの光学部品の材料や、次世代の光学デバイス用途などに積極的に展開。
- オプトエレクトロニクス(耐熱耐光透明樹脂) - ILLUMIKA®[31]
熱対策材料
- サーマルソリューションマテリアルズ。電気機器の高性能化・小型化・薄型化が進む中で、発生する熱をいかに効率よく拡散させて放熱させることが重要となっており、そのニーズに応えるためにたとえば絶縁熱伝導性樹脂など、当社独自の技術をベースに様々な熱対策材料の開発を進めている。
有機EL照明パネル[32]
- 白、赤、橙、青、緑、極薄、世界で初めての5色のラインアップ。極めて薄い面光源。5色から選べるカネカの有機EL照明は、デザインの可能性を広げ、多種多様な空間演出のニーズに対応する。必要な枚数を容易に設置、また交換もできる薄型モジュールもラインアップ
主要グループ会社
この節に雑多な内容が羅列されています。事項を箇条書きで列挙しただけの節は、本文として組み入れるか、または整理・除去する必要があります。(2018年7月) |
- 昭和化成工業株式会社:埼玉県羽生市、塩ビコンパウンドの製造販売、資本金62百万円(カネカ71.37%)
- 龍田化学株式会社:東京都中央区、塩化ビニール樹脂の成形加工及び販売、資本金300百万円(カネカ68.75%)
セメダイン株式会社:東京都品川区、機能性樹脂の加工及び販売、資本金30億5,037万5千円(カネカ51.00%)- カネカケンテック株式会社:東京都千代田区、建設資材等の販売、資本金30百万円
- カネカフォームプラスチックス株式会社:大阪市西区、発泡樹脂製品の販売、資本金60百万円
- カネカ北海道スチロール株式会社:北海道恵庭市、発泡樹脂製品の加工、資本金90百万円
- カネカ東北スチロール株式会社:宮城県大崎市、発泡樹脂製品の加工、資本金30百万円
- カネカ関東スチロール株式会社:茨城県行方市、発泡樹脂製品の加工、資本金60百万円
- カネカ中部スチロール株式会社:三重県四日市市、発泡樹脂製品の加工、資本金32百万円
- カネカ西日本スチロール株式会社:佐賀県神埼市、発泡樹脂製品の加工、資本金20百万円
- 関東スチレン株式会社:栃木県小山市、発泡樹脂製品の加工販売、資本金90百万円(カネカ65.36%)
- 九州カネライト株式会社:福岡県筑後市、発泡樹脂製品の製造、資本金100百万円
- 高知スチロール株式会社:高知県香美市、発泡樹脂製品の加工販売、資本金70百万円(カネカ95.24%)
- 三和化成工業株式会社:栃木県真岡市、発泡樹脂製品の加工、資本金50百万円
- 玉井化成株式会社:北海道小樽市、発泡樹脂製品の加工販売、資本金50百万円
- 株式会社羽根:名古屋市熱田区、発泡樹脂製品の販売、資本金40百万円
- 北海道カネライト株式会社:北海道恵庭市、発泡樹脂製品の製造、資本金107百万円
- 株式会社イーピーイ:東京都荒川区、発泡樹脂製品の加工販売、資本金30百万円(カネカ33.42%)
- イビデン樹脂株式会社:岐阜県揖斐郡、発泡樹脂製品の製造販売、資本金60百万円(カネカ40%)
- イビデン樹脂株式会社:大阪市淀川区、香辛料の製造販売、資本金200百万円
- カネカ食品株式会社:東京都新宿区、食品の販売、資本金200百万円
- 株式会社カネカフード:神戸市西区、油脂加工製品の製造、資本金72百万円
- 新化食品株式会社:東京都中央区、食品の製造販売、資本金210百万円(カネカ70%)
- 太陽油脂株式会社:神奈川県横浜市、油脂加工製品の製造販売、資本金120百万円(カネカ67.85%)
- 株式会社東京カネカフード:埼玉県入間郡、油脂加工製品の製造、資本金70百万円
- 長島食品株式会社:三重県桑名市、冷凍食品の製造・加工
- 株式会社エヌ・ジェイ・エフ:大阪市北区、飼料、肥料の販売
- 株式会社大阪合成有機化学研究所:兵庫県西宮市、医薬品中間体の製造販売、資本金35百万円
- 株式会社カネカメディックス:大阪市北区、医療機器の製造販売、資本金450百万円
- 株式会社リバーセイコー:長野県岡谷市、医療機器製造、資本金3百万円
- 株式会社ケイ・エム トランスダーム:大阪府大阪市、医薬品(経皮吸収型製剤)の研究開発・製造、資本金300百万円
- ジーンフロンティア株式会社:千葉県柏市、バイオ技術を応用した製品・サービスの提供、抗体医薬開発及び次世代抗体医薬開発、資本金10百万円
- カネカユアヘルスケア株式会社:大阪市北区、健康補助食品の販売、資本金30百万円
- 株式会社バイオマスター:神奈川県横浜市、医療機関の経営、資本金10百万円
- セルポートクリニック横浜:神奈川県横浜市、高度美容外科
- 株式会社フットサポートジャパン:東京都港区、医療用フットウェア販売、資本金30百万円
- カネカソーラーテック株式会社:兵庫県豊岡市、太陽電池の製造、資本金600百万円
- カネカソーラー販売株式会社:大阪市西区、太陽電池の販売、資本金60百万円
- サンビック株式会社:東京都台東区、エレクトロニクス材料等の製造販売、資本金202百万円(カネカ50.23%)
- 株式会社ソーラーサーキットの家:神奈川県横浜市、建築工法のライセンス及び建築資材の販売、資本金80百万円(カネカ55%)
- 栃木カネカ株式会社:栃木県真岡市、電子材料の製造、資本金400百万円
- 株式会社ヴィーネックス:香川県観音寺市、エレクトロニクス部品の製造・販売等、資本金310百万円(カネカ66%)
- 滋賀電子株式会社:滋賀県大津市、電子部品の製造・加工、資本金20百万円
- 株式会社カネカ高砂サービスセンター:兵庫県高砂市、高砂工業所の周辺付帯業務全般、資本金10百万円
- OLED青森株式会社:青森県上北郡、有機EL照明デバイス製造、資本金250百万円
- 株式会社カネカ大阪サービスセンター:大阪府摂津市、大阪工場の周辺付帯業務全般、資本金10百万円
- 株式会社カネカ・クリエイティブ・コンサルティング:大阪市北区、人材派遣、人材紹介業、資本金20百万円
- 株式会社カネカテクノリサーチ:大阪市北区、材料分析・環境分析、資本金20百万円
- カネカ保険センター株式会社:大阪市西区、損害保険・生命保険代理業・旅行代理業、資本金10百万円
海外ネットワーク
アメリカ
- カネカアメリカズホールディングInc. [Kaneka Americas Holding,Inc.]:所在地:アメリカ合衆国テキサス州、米州内の経営戦略企画・立案、米州内のガバナンス強化。カネカおよび米州内現地法人の業務支援。
- カネカノースアメリカLLC [Kaneka North America LLC]:所在地:アメリカ合衆国テキサス州:塩ビ系特殊樹脂・機能性樹脂・電子材料の製造販売。機能性食品素材の製造販売。
- カネカファーマアメリカLLC [Kaneka Pharma America LLC]:所在地:1997年、カネカファーマアメリカ(株)として設立。アメリカで血液浄化システムなどの医療機器を販売。
- カネカサウスアメリカレプレゼンタティブ Ltd. [Kaneka South America Representative Ltd.]: 所在地:ブラジル サンパウロ州、カネカ関連製品の販売促進、市場調査、技術サービスの提供
ヨーロッパ
- カネカヨーロッパホールディングカンパニーN.V. [Kaneka Europe Holding Company N.V.]:所在地:本社:ベルギー ブリュッセル、2015年、欧州内の経営戦略企画・立案、欧州内のガバナンス強化、当社および欧州内現地法人の業務支援を目的に設立。
- カネカベルギーN.V. [Kaneka Belgium N.V.]:所在地:本社・工場:ベルギー ウエステルロー、事務所:ベルギー ブリュッセル、1970年、塩ビ強化用樹脂「カネエースB」の生産を目的に設立。1985年より「エペラン」の生産を開始し、現在では「エペランPP」も生産。1997年には弾性シーリング材用樹脂「MSポリマー」と弾性接着剤用樹脂「サイリル」の生産を開始。
- カネカファーマヨーロッパN.V. [Kaneka Pharma Europe N.V.]:本社:ベルギー ブリュッセル,事務所:ドイツ エシュボーン、1994年、欧州での血液浄化システムと医薬品中間体の販売をより効率的に進めるためベルギーに設立。
- カネカユーロジェンテックS.A. [Kaneka Eurogentec S.A.]:本社:ベルギー リエージュ、1985年にベルギーのリエージュ大学マーシャル教授等により設立され、バイオテクノロジーをベースとした事業分野で20年以上の経験と実績を持つ。2010年に資本提携し、連結子会社化した。主に医薬・診断薬向け及び研究試薬向けタンパク、核酸、ペプチドの製造販売。
- カネカモディファイヤーズドイチュラント GmbH [Kaneka Modifiers Deutschland GmbH]:本社・工場:ドイツ ヴェセリング 、2011年、モディファイヤー事業の欧州における業容拡大と競争力強化を目的として、Evonik社から事業を譲り受けて設立。アクリル系モディファイヤー及びアクリルゾルを製造。
アジア・オセアニア
- カネカマレーシアSdn. Bhd. [Kaneka (Malaysia) Sdn. Bhd.]:本社・工場:マレーシア パハン、事務所:マレーシア クアラルンプール、1995年、「カネエースB」等を生産するためマレーシアに設立。
- カネカエペランSdn. Bhd. [Kaneka Eperan Sdn. Bhd.]:本社・工場:マレーシア パハン、1996年、「エペラン」「エペランPP」を生産するためマレーシアに設立。
- カネカペーストポリマーSdn. Bhd. [Kaneka Paste Polymers Sdn. Bhd.]:本社・工場:マレーシア パハン、1999年、「カネビニールペースト」を生産するためマレーシアに設立。2001年1月稼働。
- カネカイノベイティブファイバーズ Sdn.Bhd. [Kaneka Innovative Fibers Sdn.Bhd.]:本社・工場:マレーシア パハン、2010年、合成繊維等を製造するために設立。
- カネカアピカルマレーシア Sdn.Bhd. [Kaneka Apical Malaysia Sdn.Bhd.]:本社・工場:マレーシア パハン2012年、電子材料を製造するために設立。
- カネカMSマレーシアSdn. Bhd. [Kaneka MS Malaysia Sdn. Bhd.]:本社・工場:マレーシア パハン、2016年、高機能性樹脂の製造及び販売をするために設立。
- カネカシンガポールCo. (Pte) Ltd. [Kaneka Singapore Co. (Pte) Ltd.]:本社・工場:シンガポール、1979年、半合成ペニシリンの中間体「HPG KANEKA」の生産を目的としてジュロン工業団地に設立。新規高付加価値の医薬品中間体を含め世界の主要な医薬品メーカに供給。
- カネカファーマベトナムCo.,Ltd. [Kaneka Pharma Vietnam Co.,Ltd.]:本社・工場:ベトナム ビンズン省、2006年、医療用カテーテルの製造、販売拠点としてビンズン省に設立。
- 鐘化企業管理(上海)有限公司 [Kaneka Asia Co.,Ltd.]:本社:中華人民共和国 上海、アジア地域内の経営戦略企画・立案・アジア地域内ガバナンス強化。カネカ及びアジア地域内現地法人の業務支援。
- 鐘化貿易(上海)有限公司 [Kaneka Trading (Shanghai) Co.,Ltd.]:本社:中華人民共和国 上海、1998年、鐘化咨詢(上海)有限公司として設立。2010年社名変更し、当社製品の輸出入及び中国国内販売、原料購入及び販売、市場調査、コンサルタント業務を行う。
- 鐘化(蘇州)緩衝材料有限公司 [Kaneka Eperan (Suzhou) Co.,Ltd.]:本社:中華人民共和国 江蘇、2003年、発泡ポリオレフィン製品の製造、販売拠点として江蘇省に設立。
- 青島海華繊維有限公司 [HiHua Fiber Co.,Ltd.]:本社:中華人民共和国 山東、2003年、蛋白繊維の製造、販売拠点として山東省に設立。
- 鐘化(佛山)高性能材料有限公司 [Kaneka (Foshan)High Performance Materials Co., Ltd.]:本社:中華人民共和国 広東、2011年、発泡ポリオレフィンビーズ等の製造、販売拠点として広東省に設立。
- カネカインディアPvt.Ltd. [Kaneka India Pvt.Ltd.]:本社:インド ニューデリー、インドにおける市場調査、販売活動。
- PT.カネカフーズインドネシア [PT.Kaneka Foods Indonesia]:本社:インドネシア カラワン、フィリング製品を中心とする加工油脂製品の製造販売
- 台湾鐘化股份有限公司:本社:台湾 台北市、台湾における市場調査及び販売支援活動
- 株式会社 カネカコリア:本社:大韓民国 ソウル特別市、韓国における市場調査、販売、事業支援活動。
- TGAペーストリーカンパニー Pty.Ltd. [TGA Pastry Company Pty. Ltd.]:本社・工場:オーストラリア ラブラドル、1986年、オーストラリア・クイーンズランド州に設立。冷凍生地等の製造販売。
広報活動
この節は広告・宣伝活動のような記述内容になっています。ウィキペディアの方針に沿った中立的な観点の記述内容に、この記事を修正してください。(2017年9月) |
CMキャッチコピーは、
カガクで
ネガイを
カナエル会社
- 子会社で、還元型コエンザイムQ10を販売しているカネカユアヘルスケア株式会社では、ウエイトリフティング選手の三宅宏実をサポートしている[33]。さらに、三宅宏実選手の所属している日本ウエイトリフティング協会をサポートしている。
脚注・出典
注釈
^ カネカが賛助会社に名を連ねている公益財団法人三井文庫の前身である財団法人三井文庫が三井グループ各社の支援を得て設立されたことから[1]、三井文庫の賛助会社は三井グループに属している。
出典
^ 三井文庫 - 三井の歴史にまつわる施設
^ 公益財団法人 三井文庫【賛助会社】
^ 大輪会(だいりんかい)とは - 泉佐野丘陵緑地公式サイト内のページ。
^ “EICネット[環境用語集:「ポリ塩化ビフェニル」”. 2018-7-6]閲覧。
^ 後に1969年には三菱モンサント化成(現三菱化学)が「アロクロール」の商品名で生産を開始しているのでカネカだけの独占製造品ではないことに注意。
- ^ ab“(兵庫県)本県におけるPCB 廃棄物処理に関する現状と計画改訂の方針案 (pdf)”. 2018年6月26日閲覧。
^ “高砂西港盛立地におけるPCB汚染土に係る報告書 (pdf)”. 高砂市 (2007年9月). 2018年6月26日閲覧。
^ 化成品部門
^ カネエース®B
^ カネエース®PA
^ カネライトフォーム®
^ カネカ不凍タンパク質
^ カネカ食品
^ 血管内治療
^ 血液浄化
^ 骨髄間葉系幹細胞分離デバイス
^ 閉鎖型自動細胞培養装置
^ 還元型コエンザイムQ10
^ 甘草抽出物
^ 乳酸菌末、乳酸菌(殺菌)末
^ N-アセチルグルコサミン
^ Kaneka KanCapA®
^ Eurogentec S.A.
^ ジーンフロンティア株式会社
^ アピカル®
^ エルメック®
^ グラフィニティ®
^ 一般住宅用太陽光発電システム
^ ソーラーサーキットの家®
^ 合成繊維部門
^ ILLUMIKA®
^ 有機EL照明パネル
^ ウエイトリフティング三宅宏実選手・義行コーチインタビュー
関連項目
フォンテーヌ - かつての出資子会社。同社が開発した合繊を使用した女性用ウィッグを販売する目的で設立される。現在はアデランスのブランド名。- カネミ油症事件
知花くらら(企業イメージキャラクター)
ダウ・コーニング - 日本法人(ダウ・コーニング・アジア)が展開していた医療機器事業を買収。
外部リンク
- 株式会社カネカ
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